登録販売者は、薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト。薬事法で認められた公的資格だから不況にも強い資格です。

登録販売者試験対策合格NAVI

2013年度 東京都 登録販売者試験

(第1問)
次の医薬品の販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局開設者は、その薬局において、一般用医薬品を販売する場合は、別途、店舗販売業の許可を取得する必要がある。

b) 店舗販売業者は、医療用医薬品及び一般用医薬品を取り扱うことができる。

c) 卸売販売業者は、薬局開設者及び医療機関の開設者に対して医療用医薬品を販売することができる。

番号abc
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(第2問)
次の薬局に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局は、薬剤師でなければ開設することができない。

b) 調剤を実施する薬局は、医療法の規定により、医療提供施設として位置づけられている。

c) 薬局として開設の許可を受けていないものは、病院又は診療所の調剤所を除き、医薬品を取り扱う場所において、薬局の名称を付してはならない。

番号abc
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(第3問)
次の店舗販売業者に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)は、申請者が薬事に関する法令等に違反し一定期間を経過していないときは、店舗販売業の許可を与えない事ができる。

b) 店舗販売業の許可を受けた店舗では、薬剤師が従事していれば、調剤を行うことができる。

c) 店舗販売業者は、その店舗に薬剤師がいない場合、第一類医薬品を販売することは出来ない。

番号abc
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(第4問)
次の配置販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 配置販売業者は、配置以外の方法により医薬品を販売してはならない。

b) 配置販売業者は、経年変化が起こりにくい医療用医薬品を販売等することができる。

c) 配置販売業者は、医薬品を分割販売することができる。

番号abc
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(第5問)
次の配置販売業に関する記述の正誤につてい、正しい組み合わせはどれか。

a) 配置販売業の許可は、厚生労働大臣が与える。

b) 配置従事者の身分証明書は、都道府県知事を経由して厚生労働大臣が発行する。

c) 配置販売業者又はその配置員は、医薬品の配置販売に従事しようとするときは、厚生労働省令で定める事項を、あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事に届け出なければならない。

番号abc
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(第6問)
次は、薬事法の条文の一部である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

第2条第1項
 この法律で『医薬品』とは、次に掲げる物をいう。
 一 日本薬局方に収められている物
 二 人又は動物の疾病の( a )、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品(以下『機械器具等』という。)でないもの(医薬部外品を除く。)
 三 人又は動物の身体の( b )又は機能に( c )を及ぼすことが目的とされている物であって、機械器具等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)

番号abc
診断構造作用
診断構造影響
診断状態影響
研究状態作用
研究状態影響
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(第7問)
次の薬局、店舗販売業及び配置販売業の管理者に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 登録販売者は、薬局の管理者になることができる。

b) 薬剤師又は登録販売者でなければ、配置販売業の区域管理者になることはできない。

c) 薬剤師又は登録販売者でなければ、店舗販売業の店舗管理者になることはできない。

番号abc
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(第8問)
次は、薬事法の条文の一部である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

第56条
 次の各号のいずれかに該当する医薬品は、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で製造し、輸入し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
 一 日本薬局方に収められている医薬品であって、その( a )が日本薬局方で定める基準に適合しないもの
 二 から四 (省略)
 五 その全部又は一部が( b )又は変質若しくは変敗した物質から成っている医薬品
 六 (省略)
 七 ( c )その他疾病の原因となるものにより汚染され、又は汚染されているおそれがある医薬品
 八 (省略)

番号abc
性状又は品質不潔な物質病原微生物
性状又は品質有害な物質血液
成分又は分量不潔な物質病原微生物
成分又は分量有害な物質血液
成分又は分量有害な物質病原微生物
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(第9問)
次の医薬部外品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 販売を行うには、薬局又は店舗販売業の許可が必要である。

b) 発毛を目的とするものがある。

c) 人に疾病の治療に用いることを目的とするものがある。

d) 衛生害虫類の防除を目的とするものがある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第10問)
次のうち、化粧品の効能効果の範囲として、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 口唇の荒れを防ぐ

b) ひび、しもやけ、あかぎれ、手足のあれの緩和

c) 毛髪につやを与える。

d) 傷面の殺菌・消毒

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第11問)
次の経口的に摂取される物が医薬品に該当するか否かの判断に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)を含む製品は、当該成分本質が食品添加物と認められる場合を除き、食品である旨が明記されていても、医薬品に該当する。

b) 食品である旨が明記されていても、効能効果の標榜内容によっては、医薬品と判断されることがある。

c) 丸剤という形状の製品は、食品である旨が明記されていても、その形状から、医薬品と判断される。

番号abc
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(第12問)
次の食品衛生法及び健康増進法で規定される栄養機能食品の栄養成分とその栄養機能表示との関係のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 栄養成分:ビタミンA
栄養機能表示:ビタミンAは、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

b) 栄養成分:ビタミンB6
栄養機能表示:ビタミンB6は、蛋白質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

c) 栄養成分:葉酸
栄養機能表示:葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。

d) 栄養成分:銅
栄養機能表示:銅は、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第13問)
次の一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品は、医師若しくは歯科医師の選択により使用されることが目的とされているものである。

b) 医師等の管理・指導の下で患者が自己注射や自己採血等を行う医薬品は、一般用医薬品として認められていない。

c) 用量について、医療用医薬品では、医師等が患者の状態を診て適宜増減することが認められている場合が多いが、一般用医薬品では、一般の生活者による判断の余地は少ない。

番号abc
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(第14問)
次の一般用医薬品のリスク区分(第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業者は、その店舗において一般用医薬品を陳列する場合には、第一類医薬品のみを区分して陳列すれば、第二類医薬品及び第三類医薬品はリスク区分ごとに陳列する必要はない。

b) 一般用医薬品の直接の容器又は直接の被包(内袋を含まない。)には、一般用医薬品のリスク区分を示す識別表示を記載することが義務付けられている。

c) 第三類医薬品に分類されている医薬品について、日常生活に支障を来す程度の副作用を生じるおそれがあることが明らかとなった場合には、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることもある。

番号abc
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(第15問)
次の毒薬及び劇薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 業務上毒薬を取り扱う者は、毒薬を他の物と区別して貯蔵又は陳列し、貯蔵又は陳列する場所にかぎを施さなければならない。

b) 店舗管理者が登録販売者である店舗販売業者は、劇薬を開封して、販売してはならない。

c) 毒薬又は劇薬は、18歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められる者には、交付してはならない。

d) 劇薬は、その直接の容器又は直接の被包(内袋を含まない。)に、黒地に白枠、白字をもって、その品名及び『劇』の文字が記載されていなければならない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第16問)
次は、薬事法の条文の一部である。( )内に入る字句の正しい組み合わせはどれか。

(直接の容器等の記載事項)
第50条
 医薬品は、その直接の容器又は直接の被包に、次に掲げる事項が記載されていなければならない。ただし、厚生労働省令で別段の定めをしたときは、この限りではない。
 一 ( a )の氏名又は名称及び( b )
 二 (省略)
 三 ( c )番号又は( c )記号
 四から十三 (省略)

番号abc
製造販売業者電話番号承認
製造販売業者住所製造
製造業者電話番号承認
製造業者住所製造
製造業者住所承認
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(第17問)
次は、薬事法の条文の一部である。( )内に入る字句の正しい組み合わせはどれか。

(誇大広告等)
第66条第1項
 ( a )、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の名称、( b )、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は( c )してはならない。

番号abc
何人も製造方法流布
何人も原材料発表
製造販売業者は製造方法流布
製造販売業者は原材料発表
製造販売業者は原材料流布
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(第18問)
次の薬事法上の医薬品の広告規制に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 承認されている効能効果が複数ある医薬品については、一つの効能効果を抽出し強調した広告をすることができる。

b) 漢方処方製剤の広告を作成する場合、配合されている構成生薬の個々の作用を詳しく挙げて記載しなければならない。

c) 医薬品の有効性について、使用前・使用後を示した図画・写真等を掲げることは、効能効果等の保証表現となるため禁止されている。

番号abc
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(第19問)
次の店舗販売業者に対して、都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。以下『都道府県知事等』という。)が薬事法に基づき行う監視指導等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 都道府県知事等は、薬事監視員に、店舗販売業者の店舗へ立入検査を行わせる場合、帳簿書類を検査させることは出来ない。

b) 都道府県知事等は、医薬品の販売の業務を行う体制が基準に適合しなくなった場合でも、店舗販売業者に対して、その体制の整備を命ずることは出来ない。

c) 都道府県知事等の監視指導に対し、当該店舗の薬剤師や登録販売者を含む従業員が薬事監視員の質問に対して正当な理由なく答弁しなかった場合、店舗販売業者が処罰されることがある。

d) 都道府県知事等は、薬事監視員に、不良医薬品の疑いのある物品を、試験のため必要な最小分量に限り、収去させることができる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第20問)
次の医薬品の廃業及び回収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の廃棄命令は、医薬品の製造販売業者に対して行われるものであり、店舗販売業者に対して行われることはない。

b) 不正表示医薬品は、不良医薬品と異なり、回収の対象となることはない。

c) 店舗販売業者は、自ら販売していた医薬品について、当該品の製造販売業者が行う回収に協力するよう努めなければならない。

番号abc
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(第21問)
次の医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品が人体に及ぼす作用は、複雑かつ多岐に渡り、そのすべてが解明されているわけではない。

b) 医薬品は、人の生命や健康に直接に関連するものである為、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。

c) 人体に対して使用されない医薬品の殺虫剤であれば、誤って人体がそれに曝されても、健康を害することはない。

番号abc
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(第22問)
次の一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 異物の混入や変質等があった場合、製造販売業者による製品回収の措置がなされることがある。

b) 一般用医薬品は、医療用医薬品に比べて安全性が高いので、市販後に、新たな知見等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みが設けられていない。

c) 一般の生活者においては、添付文書や製品表示に記載された内容を見ただけでは、効能効果や副作用等について誤解や認識不足を生じることがある。

番号abc
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(第23問)
次は、医薬品の副作用の定義に関する記述である。

 WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、『疾病の予防、( a )、治療の為、又は身体の( b )を正常化する為に、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( c )かつ意図しない反応』とされている。

番号abc
診断機能有害
診断構造不快
診断機能不快
検査構造有害
検査機能不快
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(第24問)
次の医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品は、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。

b) 医薬品の副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。

c) 一般用医薬品では、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じることはない。

番号abc
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(第25問)
次の医薬品のアレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アレルギーは、人体の免疫機構とは関係なく引き起こされる反応である。

b) 薬理作用が無い添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質とはならない。

c) アレルギーを引き起こす医薬品は、内服薬に限らない。

番号abc
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(第26問)
次は、アルコールの摂取が医薬品の代謝に及ぼす影響に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 アルコールは、主として( a )で代謝される為、酒類をよく摂取する者では、その代謝機能が( b )ことが多い。その結果、アセトアミノフェンを服用した場合には、薬効が( c )ことがある。

番号abc
肝臓高まっている強く出過ぎる
肝臓高まっている十分に得られなくなる
腎臓低下している強く出過ぎる
腎臓低下している十分に得られなくなる
腎臓高まっている強く出過ぎる
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(第27問)
次の一般用医薬品の有害事象に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品には、習慣性や依存性がある成分を含んでいるものはない。

b) 一般用医薬品は、購入者等の誤解や認識不足のために適正に使用されないことがある。

c) 人体に直接使用されない検査薬であっても、検査結果について正しい解釈や判断がなされなければ、医療機関を受診して適切な治療を受ける機会を失うなど、人の健康に影響を与えることがある。

番号abc
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(第28問)
次の医薬品の相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) かぜ薬と解熱鎮痛薬では、成分や作用が重複することはなく、これらの薬効群に属する医薬品の併用は問題ない。

b) いわゆる健康食品の中には、医薬品と一緒に摂取すると、医薬品の効き目や副作用を増強させるものがある。

c) 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して注意が必要である。

番号abc
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(第29問)
次は、医薬品の使用上の注意等における年齢区分に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 医薬品の使用上の注意等において、乳児という場合には、おおよその目安として、( a )未満を指し、高齢者という場合には、おおよその目安として、( b )以上を指す。

番号ab
3ヶ月60歳
3ヶ月65歳
1歳60歳
1歳65歳
1歳75歳
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(第30問)
次の乳児及び小児が医薬品を使用する場合に留意すべき事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。

b) 乳児向けの用法用量が設定されている医薬品であっても、乳児は、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい。

c) 小児は、大人に比べて吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい為、中枢神経系に影響を与える医薬品であっても副作用を起こしにくい。

番号abc
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(第31問)
次の高齢者が医薬品を使用する場合に留意すべき事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 高齢者は、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取ることが難しい場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要である。

b) 高齢者の生理機能の衰えの度合いに個人差はなく、副作用を生じるリスクの程度は年齢のみから判断できる。

c) 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。

番号abc
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(第32問)
次は、妊婦及び妊娠していると思われる女性が医薬品を使用する場合の注意事項に関する記述である。( )に入る字句として、正しいものはどれか。

 (  )主薬製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。

番号解答
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンC
ビタミンD
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(第33問)
次の医薬品を使用したときに生じるプラセボ効果に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられる。

b) プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、不都合なもの(副作用)はない。

c) プラセボ効果は、主観的な変化だけで、客観的に測定可能な変化として現れることはない。

番号abc
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(第34問)
次の医薬品の品質保持に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品を保管・陳列する場所は、清潔性が保たれるとともに、その品質が十分保持される環境となるよう留意する必要がある。

b) 医薬品に表示されている『使用期限』とは、未開封状態で適切に保管された場合に品質が保持される期限のことである。

c) 医薬品は、適切に保管・陳列されていれば、経時変化による劣化を避けることができる。

番号abc
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(第35問)
次の一般用医薬品の販売時に登録販売者が留意すべき事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 高熱や激しい腹痛がある場合などでも、まず、一般用医薬品を使用して症状の緩和を図るよう勧めることが適切である。

b) 一般用医薬品で対処可能な範囲は、乳幼児や妊婦等、医薬品を使用する人によって変わることに留意する必要がある。

c) 情報提供は必ずしも医薬品の販売に結び付けるのではなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。

番号abc
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(第36問)
次の一般用医薬品の販売時に登録販売者が行う対応に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 購入者側があらかじめ購入する医薬品を決めている場合には、購入者側の個々の状況を把握する必要はない。

b) 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。

c) 販売する医薬品がすぐに使用される状況にない場合には、販売時の必要な情報提供に加え、実際に使用する際に、改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。

番号abc
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(第37問)
次は、サリドマイドに関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 サリドマイドは、妊娠している女性が摂取した場合、( a )を通過して胎児に移行する。サリドマイドにより( b )が妨げられると、細胞分裂が正常に行われず、器官が十分に成長しないことから、四肢欠損、視聴覚等の感覚器や心肺機能の障害等の先天異常が発生する。
 ( b )を妨げる作用は、サリドマイドの光学異性体のうち、一方の( c )のみが有する。

番号abc
胎盤関門血管新生R体
胎盤関門hCGの産生R体
胎盤関門血管新生S体
血液脳関門hCGの産生S体
血液脳関門血管新生S体
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(第38問)
次は、スモン訴訟に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 スモン訴訟は、( a )として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、( b )に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。その症状としては、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に( c )等が現れる。

番号abc
解熱鎮痛薬クロイツフェルト・ヤコブ病下半身の痺れ
解熱鎮痛薬クロイツフェルト・ヤコブ病認知症に類似した症状
解熱鎮痛薬亜急性脊髄視神経症下半身の痺れ
整腸剤クロイツフェルト・ヤコブ病認知症に類似した症状
整腸剤亜急性脊髄視神経症下半身の痺れ
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(第39問)
次は、HIV訴訟に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 HIV訴訟は、( a )患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された( b )製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。( c )を被告として、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提訴された。

番号abc
貧血血液凝固因子
貧血グロブリン国及び製薬企業
血友病血液凝固因子
血友病グロブリン国及び製薬企業
血友病血液凝固因子国及び製薬企業
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(第40問)
次の薬害訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) サリドマイドによる薬害は、我が国だけで問題になった。

b) スモン訴訟は、医薬品副作用被害救済制度が創設される契機となった。

c) CJD訴訟において、和解が成立した例はない。

番号abc
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(第41問)
次の小腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小腸は、内壁粘膜に絨毛がないため、栄養分の吸収効率は低い。

b) 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。

c) 回腸は、胃から連なる薬25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があり、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。

番号abc
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(第42問)
次の膵臓に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) 膵臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆上の臓器である。

b) 膵臓は、インスリンを血液中に分泌する。

c) 膵臓は、グルカゴンを血液中に分泌する。

d) 膵液は、酸性である。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第43問)
次の肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肝臓で産生される胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。

b) 肝臓では、アルコールを一度酢酸に代謝したのち、さらに代謝してアセトアルデヒドとする。

c) 肝臓は、必須アミノ酸を合成する働きがある。

番号abc
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(第44問)
次の心臓及び血管系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
心筋は、自律神経系に支配されている。
心臓の右心室は、血液を全身へ送り出す。
動脈には、血液の逆流を防ぐ弁があるが、静脈にはない。
動脈の血管壁は、静脈よりも薄い。
血圧は、通常、上腕部の静脈で測定される。
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(第45問)
次の血液及びリンパ系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 血漿中のアルブミンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

b) 単球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができる。

c) リンパ球の流速は、血流に比べて緩やかである。

番号abc
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(第46問)
次の泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。

b) 副腎髄質では、アルドステロンが産生・分泌される。

c) 膀胱内の尿には、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。

番号abc
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(第47問)
次の目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 結膜には、光を受容する細胞(視細胞)が密集している。

b) 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見る時には厚みが増す。

c) 水晶体には血管が通っておらず、栄養分や酸素は房水によって供給される。

番号abc
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(第48問)
次の呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 鼻腔の内壁から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

b) 喉頭の後壁にある扁桃では、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。

c) 肺胞まで侵入してきた異物や細菌は、肺胞を保護している粘液にからめ取られ、線毛運動によって排出される。

番号abc
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(第49問)
次の皮膚に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の三層構造からなり、皮膚の色は皮下組織に沈着したメラニン色素によるものである。

b) 皮膚に物理的な刺激が繰り返されると角質層が肥厚して、たこやうおのめができる。

c) 汗腺の一つであるアポクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。

d) 真皮には、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第50問)
次の筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 筋組織は、結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。

b) 平滑筋は、筋繊維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので、横紋筋とも呼ばれる。

c) 平滑筋は、不随意筋であり、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。

番号abc
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(第51問)
次の末梢神経系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
肝臓では、交感神経系が優位になると、グリコーゲンが合成される。
皮膚では、交感神経系が優位になると、立毛筋が収縮する。
腸では、交感神経系が優位になると、腸の運動が亢進する。
気管支では、交感神経系が優位になると、気管支が狭窄する。
心臓では、交感神経が優位になると、心拍数が減少する。
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(第52問)
次の医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般に、消化管からの吸収は、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込む現象である。

b) 点鼻薬は、医薬品成分が鼻腔粘膜から吸収され、局所の組織に浸透するため、循環血液中に入ることはない。

c) 加齢などにより皮膚のみずみずしさが低下すると、医薬品の成分は、皮膚から浸潤・拡散しにくくなる。

番号abc
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(第53問)
次の医薬品の代謝、排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化管で吸収された医薬品の成分は、循環血流に乗って全身へ巡る前に、肝臓で酵素の働きにより代謝を受ける。

b) 循環血液中に移行した医薬品の成分は、ほとんどの場合、血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成する為、速やかに代謝される。

c) 循環血液中に移行した医薬品成分は、未変化体又はその代謝物が腎臓で濾過され、大部分は尿中に排泄される。

番号abc
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(第54問)
次の医薬品の剤型に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) シロップ剤は、服用の際に使用した容器に薬液が残りやすいので、残った薬液を水ですすいで、すすぎ液も飲むとよい。

b) 口腔内崩壊錠は、口の中で唾液によって比較的速やかに溶けるため、水なしで服用することができる。

c) 一般的に軟膏剤は、適用部位を水から遮断することができる。

番号abc
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(第55問)
次は、ショック(アナフィラキシー)に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 ショック(アナフィラキシー)は、医薬品の成分に対する( a )の過敏反応(アレルギー)である。過去にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では、起きるリスクが( b )とされている。発症すると、( c )等を生じ、適切な対応が遅れれば致命的な転帰をたどるおそれがある。

番号abc
即時型低いチアノーゼ
即時型高いチアノーゼ
即時型高い黄疸
遅延型高い黄疸
遅延型低いチアノーゼ
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(第56問)
次の皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ライエル症候群は、原因と考えられる医薬品の服用後1ヶ月以上経ってから起こることがある。

b) ライエル症候群は、全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、高熱(38℃以上)、口唇の発赤・びらん、目の充血等の症状を伴う。

c) スティーブンス・ジョンソン症候群は、発症機序の詳細が明確にされているため、発症を予測することが可能である。

番号abc
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(第57問)
次の医薬品の使用により生じる肝機能障害及び偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肝機能障害では、過剰なビリルビンが尿中に排出され、尿の色が濃くなることがある。

b) 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止せず、漫然と使用し続けた場合には、不可逆的な病変(肝不全)に至ることもある。

c) 偽アルドステロン症とは、体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われたことに伴う症状である。

番号abc
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(第58問)
次の胃腸症状に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) イレウス様症状とは、医薬品の作用により胃や十二指腸の粘膜が傷害され、組織が損傷した状態であり、胃のもたれ、食欲低下、胃痛、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。

b) 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症のリスクが高いとされる。

c) 浣腸剤や坐剤の使用による一過性の症状として、排便直後のたちくらみ等が現れることがある。

番号abc
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(第59問)
次は、排尿機能に現れる副作用に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 抗コリン作用を有する( a )を配合した医薬品を使用した場合、副交感神経系を抑制することによって、膀胱の排尿筋の収縮が( b )されることがある。
 そのため、( a )を配合した医薬品の添付文書等において、『相談すること』の項目中の、『次の症状がある人』として『( c )』と記載することとされている。

番号abc
臭化ブチルスコポラミン抑制排尿困難
臭化ブチルスコポラミン増強頻尿
臭化ブチルスコポラミン増強排尿困難
パモ酸ピルビニウム抑制排尿困難
パモ酸ピルビニウム増強頻尿
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(第60問)
次は、目に現れる副作用に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 抗コリン作用を有する( a )を配合した医薬品を使用した場合、副作用として、眼圧の( b )が誘発され、眼痛、目の充血とともに急激な視力低下を起こすことがあり、特に( c )がある場合には注意が必要である。

番号abc
塩酸エチルシステイン低下緑内障
塩酸エチルシステイン上昇白内障
塩酸エチルシステイン上昇緑内障
ヨウ化イソプロパミド上昇緑内障
ヨウ化イソプロパミド上昇低下白内障
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(第61問)
次のかぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) かぜは、原因のほとんどはウイルスの感染であるが、その他、細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。

b) かぜとよく似た症状が現れる疾患には、肺炎、急性肝炎等があるので注意が必要である。

c) 総合感冒薬は、ウイルスの増殖を抑えて体内から取り除くことにより、かぜの諸症状の緩和を図るものである。

番号abc
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(第62問)
次のかぜ薬(総合感冒薬)に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 塩酸ブロムヘキシン(ブロムヘキシン塩酸塩)は、鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげることを目的として用いられる。

b) マレイン酸カルビノキサミン(カルビノキサミンマレイン酸塩)は、抗ヒスタミン作用により、くしゃみや鼻汁分泌を抑えることを目的として用いられる。

c) 塩酸クロペラスチン(クロペラスチン塩酸塩)は、痰の切れを良くすることを目的として用いられる。

番号abc
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(第63問)
次の解熱鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法ではなく、その原因を根本的に解消することを目的としている。

b) 解熱鎮痛薬を連用することによって、かえって頭痛が常態化することがある。

c) 解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が現れないうちに予防的に使用することが適切である。

番号abc
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(第64問)
次の解熱鎮痛薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では生じない。

b) アリルイソプロピルアセチル尿素は、依存性がある成分であることに留意する必要がある。

c) イブプロフェンは、解熱・鎮痛作用の他に抗炎症作用も示す。

番号abc
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(第65問)
次の鎮痛の目的で用いられる漢方処方のうち、構成生薬としてマオウを含むものはどれか。

番号解答
薏苡仁湯(よくいにんとう)
釣藤散(ちょうとうさん)
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
疎経活血湯(そけいかっけつとう)
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
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(第66問)
次の鎮暈薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) アミノ安息香酸エチルは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として用いられる。

b) 臭化水素酸スコポラミンは、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させることを目的として用いられる。

c) ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑えることを目的として用いられる。

d) ジプロフィリンは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげることを目的として用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第67問)
次の小児の疳及び小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小児では、特段身体的な問題がなく、基本的な欲求が満たされていても、夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状が現れることがある。

b) ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、緊張や興奮を鎮め、また血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。

c) 柴胡加竜骨牡蠣湯は、構成生薬としてカンゾウを含む為、副作用として偽アルドステロン症を生じるおそれがある。

番号abc
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(第68問)
次の鎮咳去痰薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) フマル酸クレマスチン(クレマスチンフマル酸塩)は、延髄の咳嗽中枢に作用し咳を抑えることを目的として用いられる。

b) 塩酸トリメトキノール(トリメトキノール塩酸塩)は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させることを目的として用いられる。

c) リン酸ジヒドロコデイン(ジヒドロコデインリン酸塩)は、副作用として、下痢が現れることがある。

番号abc
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(第69問)
次の口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) トローチ剤やドロップ剤は、噛み砕いて飲み込んでしまうと効果は期待できない。

b) 用時水で希釈して使用するうがい薬(含嗽薬)は、濃度が高いほど高い効果が期待できる。

c) 噴射式の液剤は、薬液が確実に届くよう、息を吸いながら噴射することが望ましい。

d) うがい薬(含嗽薬)の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌効果が薄れやすい。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第70問)
香りによる健胃作用を期待して用いられる生薬(芳香性健胃生薬)として正しいものはどれか。

番号解答
チョウジ
オウバク
センブリ
ゲンチアナ
オウレン
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(第71問)
次の胃の薬に用いられる成分とその配合目的との関係のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 成分:銅クロロフィリンナトリウム
 目的:荒れた胃粘膜の修復を促す。

b) 成分:塩酸ピレンゼピン(ピレンゼピン塩酸塩)
 目的:味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促す。

c) 成分:炭酸水素ナトリウム
 目的:中和反応によって胃酸の働きを弱める。

d) 成分:テプレノン
 目的:副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑える。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第72問)
次の止瀉薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アクリノールは、収斂作用により、腸粘膜を保護し、炎症を鎮めることを目的として用いられる。

b) 塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)は、腸管の運動を低下させる作用を示すため、胃腸鎮痛鎮痙薬の併用は、避ける必要がある。

c) 塩化ベルベリン(ベルベリン塩化物)は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。

番号abc
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(第73問)
次の瀉下薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) センノシドは、腸内容物に水分が浸透しやすくすることにより、糞便を軟らかくする目的で用いられる。

b) ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらす目的で用いられる。

c) マルツエキスは、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促す目的で用いられる。

d) 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで、糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す目的で用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第74問)
次の胃腸鎮痛鎮痙薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で用いられる。

b) ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなるおそれがある。

c) 塩酸パパベリン(パパベリン塩酸塩)は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。

番号abc
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(第75問)
次の浣腸薬及び浣腸薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれあか。

a) 浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。

b) ビサコジルは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する目的で用いられる。

c) グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こしたり、腎不全を起こすおそれがある。

番号abc
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(第76問)
次の駆虫薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。

b) 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなる。

c) 駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すために併用する瀉下薬として、ヒマシ油を用いるのが良い。

番号abc
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(第77問)
次の貧血用薬(鉄製剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 月経過多、消化性出血、痔及び子宮筋腫等、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因で貧血症状が起きている場合には、これらの基礎疾患の治療が優先される。

b) 服用後30分にビタミンCを含む飲食物を摂取すると、ビタミンCと反応して鉄の吸収が悪くなることがある。

c) 服用後、便が黒くなることがある。

番号abc
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(第78問)
次の歯痛薬(外用)及び歯槽膿漏薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) カンフルは、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して用いられる。

b) カルバゾクロムは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。

c) フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。

番号abc
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(第79問)
次の痔及び痔疾用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 痔核は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿が生じた状態をいう。

b) 裂肛は、肛門の出口からやや内側の上皮に傷が生じた状態をいう。

c) 一般用医薬品の痔疾用薬では、肛門部又は直腸内に適用する外用薬のみが認められている。

番号abc
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(第80問)
次の外用痔疾用薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(別名アルクロキサ)は、組織修復成分であり、痔による肛門部の創傷の治癒を促す目的で用いられる。

b) 塩酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジン塩酸塩)は、アドレナリン作動成分であり、血管収縮作用による止血効果を目的として用いられる。

c) 塩酸ジブカイン(ジブカイン塩酸塩)は、局所麻酔成分であり、痔に伴う痛み・痒みを和らげる目的で用いられる。

番号abc
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(第81問)
次の婦人薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬にダイオウを含む為、授乳婦や妊婦又は妊娠していると思われる女性の使用に関して留意する必要があるものはどれか。

番号解答
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
温経湯(うんけいとう)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
四物湯(しもつとう)
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(第82問)
次のアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 内服のアレルギー用薬と外用のアレルギー用薬は、配合成分に同じ成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、併用しても特に問題はない。

b) 一般用医薬品のアレルギー用薬は、アレルギー症状の継続的な緩和に用いられるものであるため、長期にわたり連続して使用する必要がある。

c) 皮膚感染症の場合、一般用医薬品のアレルギー用薬によって一時的な痒み等の緩和を図ることは適当ではなく、皮膚感染症そのものに対する対処を優先する必要がある。

番号abc
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(第83問)
次の鼻炎用内服薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じる。

b) マレイン酸クロルフェニラミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる目的で用いられる。

c) ベラドンナ総アルカロイドは、抗コリン作用により、鼻汁分泌を抑える目的で用いられる。

番号abc
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(第84問)
次の鼻炎用点鼻薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 塩酸ナファゾリン(ナファゾリン塩酸塩)は、局所麻酔成分であり、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑える目的で用いられる。

b) リドカインは、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状の緩和をする目的で用いられる。

c) 塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物)は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止する目的で用いられる。

d) クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状を緩和する目的で用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第85問)
次の眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。

b) アレルギー用点眼薬は、抗菌成分が配合され、結膜炎(はやり目)ものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎(まぶたのただれ)等に用いられる。

c) 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の改善を目的としたものはない。

番号abc
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(第86問)
次の眼科用薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。

b) コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。

c) イプシロン-アミノカプロン酸は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられる。

d) スルファメトキサゾールは、眼粘膜の蛋白質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する目的で用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第87問)
次の外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 外皮用薬は、使用する際に適用する皮膚表面に汚れや皮脂が多く付着していると有効成分の浸透性が低下する為、患部を清浄にしてから使用することが重要である。

b) 外皮用薬を入浴後に使用すると、表皮の角質層が柔らかくなることから、有効成分が浸透しにくくなる。

c) エアゾール剤は、同じ部位に5秒以上連続して噴霧することが望ましい。

番号abc
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(第88問)
次は、外皮用薬に用いられる傷口等の殺菌消毒成分に関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 陽性界面活性成分である( a )は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジタ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスには効果がない。石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
 ( b )は、黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌等の化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。比較的刺激性が低く、創傷患部にしみにくい。

番号ab
オキシドールヨードチンキ
オキシドールアクリノール
塩化ベンゼトニウム(ベンゼトニウム塩化物)ヨードチンキ
塩化ベンゼトニウム(ベンゼトニウム塩化物)アクリノール
エタノールヨードチンキ
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(第89問)
次のにきび治療薬及び角質軟化薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) スルファジアジンは、細菌のDNA合成を阻害することによる抗菌作用を目的として用いられる。

b) サリチル酸は、角質成分を溶解することによる角質軟化作用を目的として用いられる。

c) 尿素は、細菌の蛋白質合成を阻害することによる抗菌作用を目的として用いられる。

d) グリセリンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることによる角質軟化作用を目的として用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第90問)
次のステロイド性抗炎症成分を有効成分とする外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) みずむし、たむし等又は化膿している患部については、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける。

b) 末梢組織(患部局所)におけるプロスタグランジンの産生を促進することにより、特に、痒みや発赤等の皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。

c) 体の一部分に生じた湿疹などの一時的な皮膚症状の緩和を目的とするものであり、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。

番号abc
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(第91問)
次の外皮用薬に用いられる非ステロイド性抗炎症成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) インドメタシンは、殺菌作用を有するため、皮膚感染症による痛みや腫れに対しても用いられる。

b) ブフェキサマクは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、日焼け、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる。

c) ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがある。

番号abc
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(第92問)
次のみずむし・たむし等の要因と基礎的なケアに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 皮膚糸状菌(白癬菌)は、スリッパやタオルなどを介して、他の保菌者やペットから感染することはない。

b) 爪に発生する白癬菌は、抗真菌成分が配合された一般用医薬品の適用範囲となっていない。

c) 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、液剤よりも軟膏又はクリームが適すとされる。

d) 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合は、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第93問)
次のみずむし・たむし用薬に用いる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 塩酸アモルフィン(アモルフィン塩酸塩)は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える目的で用いられる。

b) ウンデシレン酸は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える目的で用いられる。

c) 硝酸ミコナゾール(ミコナゾール硝酸塩)は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える目的で用いられる。

番号abc
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(第94問)
次のニコチンを有効成分とする禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤は、大量に使用することにより禁煙達成が早まる。

b) ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤は、6ヶ月以上継続的に使用することが推奨されている。

c) ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤は、炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品の摂取直後に使用すると、ニコチンの吸収が低下する。

番号abc
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(第95問)
次の滋養強壮保健薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ガンマ-オリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分でビタミンEと組み合わせて配合される場合がある。

b) 沈降炭酸カルシウムは、虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防の目的で用いられる。

c) ヘスペリジンは、軟骨組織の主成分の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する目的で用いられる。

d) グルクロノラクトンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける目的で用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第96問)
次の記述の( )内に当てはまる漢方処方製剤はどれか。

 (  )は、色白で疲れやすく、汗をかきやすい傾向のある人における、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水太り)、関節痛、むくみの症状に適すとされる。

番号解答
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
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(第97問)
次の生薬の素材(基原)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) キョウニンは、ミカン科のキハダの樹皮を用いた生薬である。

b) センキュウは、カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を用いた生薬である。

c) カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を用いた生薬である。

番号abc
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(第98問)
次の消毒薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) イソプロパノールは、粘膜刺激があるため、粘膜面や目の周り、傷がある部分への使用は避ける。

b) ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、金属腐食性があり、プラスチックやゴム製品を劣化させる。

c) クレゾール石鹸液は、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。

番号abc
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(第99問)
次の衛生害虫に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 蚊(アカイエカ、シナハマダラカ等)には、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介するものがある。

b) トコジラミは、ヒトに寄生するシラミの一種である。

c) ノミは、宿主を厳密に選択しないため、ペット等に寄生しているノミによる被害がしばしば発生している。

番号abc
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(第100問)
次は、カーバメイト系殺虫成分に関する記述である。( )内に入る字句として正しい組み合わせはどれか。

 カーバメイト系殺虫成分である( a )は、有機リン系殺虫成分と同様に( b )の阻害によって殺虫作用を示すが、( b )との結合は有機リン系殺虫成分と異なり、( c )である。

番号abc
メトプレンコリンエステラーゼ可逆的
メトプレンモノアミン酸化酵素不可逆的
プロポクスルモノアミン酸化酵素不可逆的
プロポクスルコリンエステラーゼ不可逆的
プロポクスルコリンエステラーゼ可逆的
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(第101問)
次の一般用医薬品の添付文書に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般の生活者が理解しやすいよう、平易な表現で記載されている。

b) 添付文書の記載内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、2年に1回定期的に改訂される。

c) 販売名に薬効名が含まれている場合には、薬効名の記載は省略されることがある。

番号abc
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(第102問)
次の一般用医薬品の添付文書に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 『相談すること』における副作用の記載順序は、まず一般的な副作用について発現部位別に症状が記載され、そのあとに続けて、まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状が記載されている。

b) その医薬品の薬理作用等から予想される身体への影響であって、容認される軽微なものは、『その他の注意』の項目中に『次の症状が現れることがある。』として記載される。

c) 『効能または効果』には、一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されている。なお、『適応症』として記載されている場合もある。

番号abc
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(第103問)
次の成分のうち、交感神経刺激作用により尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『次の人は服用しないこと』の項目中に、『次の症状がある人』として『前立腺肥大による排尿困難』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
ビサコジル
塩酸プソイドエフェドリン(プソイドエフェドリン塩酸塩)
オキセサゼイン
イブプロフェン
塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)
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(第104問)
次の成分のうち、妊娠期間の延長、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加のおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『次の人は服用しないこと』の項目中に、『出産予定日12週以内の妊婦』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
アスピリンアルミニウム
タンニン酸アルブミン
クレゾールスルホン酸カリウム
トラネキサム酸
合成ヒドロタルサイト
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(第105問)
次の成分のうち、眠気があらわれるおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『してはいけないこと』の項目中に、『服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと』と記載することとされているものとして、正しい組み合わせはどれか。

a) ブロムワレリル尿素

b) 塩酸セトラキサート(セトラキサート塩酸塩)

c) 塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)

d) アスピリン

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第106問)
次の成分のうち、長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症するおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『次の人は服用しないこと』の項目中に、『透析療法を受けている人』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
サザピリン
テオクル酸プロメタジン
リン酸ジヒドロコデイン
メキタジン
スクラルファート
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(第107問)
次の漢方処方製剤のうち、鬱血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、添付文書の『してはいけないこと』の項目中に『症状があるときにのみの服用にとどめ、連用しないこと』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
小柴胡湯(しょうさいことう)
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
大柴胡湯(だいさいことう)
小建中湯(しょうけんちゅうとう)
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(第108問)
次の成分のうち、腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『してはいけないこと』の項目中に、『大量に使用(服用)しないこと』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
塩酸ジサイクロミン(ジサイクロミン塩酸塩)
ケイ酸アルミン酸マグネシウム
アルジオキサ
ウルソデオキシコール酸
ピコスルファートナトリウム
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(第109問)
次は、医薬品の販売等に従事する専門家と購入者との会話である。購入者からの相談に対応する専門家の対応の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a)
 購入者:『今、妊娠中なのですが、便秘で悩んでいます。妊娠する前はヒマシ油を配合した便秘薬を使用していたのですが、使用してもよいですか。』
 専門家:『ヒマシ油を配合した便秘薬であれば妊娠中でも使用できます。』

b)
 購入者:『センソが配合された強心薬の丸剤を購入したいのですが、注意することはありますか。』
 専門家:『センソの吸収を良くするために、口中で噛み砕いてから服用してください。』

c)
 購入者:『下痢の為、次硝酸ビスマスが配合された医薬品を購入したいのですが、どのくらい服用すれば良いですか。』
 専門家:『次硝酸ビスマスが配合された止瀉薬は、1週間以上継続して服用する必要があります。』

番号abc
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(第110問)
次の成分のうち、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、それを含有する内服用の一般用医薬品の添付文書において、『次の人は服用しないこと』の項目中に、『6歳未満の小児』と記載することとされているものはどれか。

番号解答
臭化水素酸スコポラミン
アセトアミノフェン
メチルエフェドリンサッカリン塩
アミノ安息香酸エチル
ケイ酸アルミニウム
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(第111問)
次の一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 適切な保存条件の下で製造後3年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品においては、使用期限の表示について薬事法上の表示義務はない。

b) 点眼薬では、複数の使用者間で使い回されると、使用に際して約液に細菌汚染があった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用は避ける。

c) 小児の誤飲事故を避けるために、小児の手の届かないところに保管する必要がある。

番号abc
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(第112問)
次の緊急安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 厚生労働省が直接配布し、情報伝達される。

b) A4サイズの赤色地の印刷物である。

c) 一般用医薬品に関係する緊急安全性情報が発出されたことはない。

番号abc
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(第113問)
次の独立行政法人医薬品医療機器総合機構の『医薬品医療機器情報提供ホームページ』に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品等の製品回収に関する情報は、当該ホームページには掲載されない。

b) 新医薬品の承認情報は、医療用医薬品のみならず、新一般用医薬品についても掲載されている。

c) 医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、当該ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールにより配信するサービスを行っている。

番号abc
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(第114問)
薬事法第77条の4の2第2項の規定に基づき、登録販売者に義務付けられている副作用等の報告に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 報告様式へ記入するにあたり、報告書様式の記入欄すべてに記入し、空欄があってはならない。

b) 報告書は、勤務地を所管する保健所に送付する。

c) 報告者に対しては、安全性情報受領確認書が交付される。

番号abc
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(第115問)
薬事法第77条の4の2第1項の規定に基づき、医薬品の製造販売業者が、その製造販売した医薬品について行う副作用等報告のうち、15日以内に厚生労働大臣に報告することとされているものとして、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品によるものと疑われる副作用症例のうち、発生傾向が使用上の注意等から予測することができないもので、重篤(死亡を含む)な事例

b) 医薬品によるものと疑われる感染症症例のうち、使用上の注意から予測できるもので、重篤(死亡を含む。)な事例

c) 副作用・感染症により、癌その他の重大な疾病、障害若しくは死亡が発症するおそれがあることを示す研究報告

d) 承認を受けた効能若しくは効果を有しないことを示す研究報告

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第116問)
次の医薬品副作用被害救済制度に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) この制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図る為、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。

b) 救済給付業務に必要な費用のうち給付費については、医療機関から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。

c) 人の身体に直接使用されることのない殺虫剤・殺鼠剤による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。

番号abc
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(第117問)
次の医薬品副作用被害救済制度の給付の種類のうち、請求期限がないものの正しい組み合わせはどれか。

a) 遺族一時金

b) 障害年金

c) 障害児養育年金

d) 葬祭料

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第118問)
次は、医薬品PLセンターに関する記述である。( )内に入る字句として、正しい組み合わせはどれか。

 医薬品PLセンターは、( a )において、平成7年7月のPL法の施行と同時に開設された。消費者(一般用医薬品を使用する生活者のほか、医療関係者も含む)が、医薬品又は医薬部外品に関する苦情(健康被害以外の損害も含まれる)について製造販売元の企業と交渉するに当たって、( b )で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、( c )な解決に導くことを目的としてる。

番号abc
医薬品医療機器総合機構公平・中立な立場裁判によらずに迅速
医薬品医療機器総合機構消費者側の立場裁判による法的
医薬品医療機器総合機構公平・中立な立場裁判による法的
日本製薬団体連合会公平・中立な立場裁判によらずに迅速
日本製薬団体連合会消費者側の立場裁判による法的
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(第119問)
次は、一般用医薬品の安全対策に関する記述である。( )に入る字句として、正しいものはどれか。

 (  )は、鼻水、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、かぜ薬等に配合されていた。しかし、2003年8月までに、(  )が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告された。それらの多くが、用法・用量の範囲を超えた使用等によるものであったため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分への速やかな切替えにつき指示がなされた。

番号解答
アミノピリン
スルピリン
塩酸フェニルプロパノールアミン
塩酸プソイドエフェドリン
塩酸フルスルチアミン
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(第120問)
次の医薬品の適正使用及び薬物乱用防止のための啓発活動に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

a) 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用推進のため、医薬品の適正使用の啓発活動に積極的に参加、協力することが期待されている。

b) 青少年に対する医薬品の適正使用の重要性に関する啓発は、小学生・中学生よりは適切な理解力を有する高校生・大学生になってから行うことが望ましい。

c) 『6・26国際麻薬乱用撲滅デー』を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進する為、『ダメ。ゼッタイ。』普及運動が実施されている。

番号abc
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