登録販売者は、薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト。薬事法で認められた公的資格だから不況にも強い資格です。

登録販売者試験対策合格NAVI

2018年度 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 登録販売者試験

(第1問)
医薬品に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
医薬品は、知見の積み重ねによって、有効性、安全性等に関する情報が集積されていく。
医薬品には、人体に取り込まれて作用し、効果を発現させるものはない。
医薬品が人体に及ぼす作用は複雑、かつ、多岐にわたり、そのすべては解明されていない。
人体に対して使用されない医薬品がある。
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(第2問)
いわゆる健康食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 特定保健用食品については、「特定の保健機能の表示」、例えばキシリトールを含む食品に対して「虫歯の原因になりにくい食品です」などの表示が許可されている。

b) いわゆる健康食品には、カプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状のものはない。

c) 医薬品を扱う者は、いわゆる健康食品が法的にも、また安全性や効果を担保する科学的データの面でも医薬品とは異なるものであることを認識し、消費者に指導・説明を行わなくてはならない。

d) いわゆる健康食品は、健康増進や維持の助けとなることを目的としているため、健康被害を生じることはない。

番号abcd
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(第3問)
医薬品のリスク評価に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。

b) 少量の投与であれば医薬品を長期投与しても慢性的な毒性が発現することはない。

c) 薬効-薬理試験、一般薬理作用試験、単回投与毒性試験、反復投与毒性試験、生殖・発生毒性試験、遺伝毒性試験、がん原性試験などが厳格に実施されている。

d) ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準として、国際的にGood Laboratory Practice(GLP)が制定されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第4問)
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の副作用には、アレルギー(過敏反応)によるものがある。

b) 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、その疾病に対して薬効をもたらす一方、別の疾病に対しては症状を悪化させることがある。

c) 副作用には日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものが含まれ、眠気や口渇等は含まれない。

d) 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要である。

番号abcd
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(第5問)
アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アレルギーは、一般的にあらゆる物質によって起こり得るものである。

b) 外用薬では、アレルギーは引き起こされない。

c) 医薬品の使用においては、鶏卵や牛乳等に対するアレルギーがある人への配慮は必要ない。

d) 体の各部位に生じる炎症であるアレルギー症状として、流涙や眼の痒み等の結膜炎症状、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹、かぶれ等の皮膚症状等が見られる。

番号abcd
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(第6問)
医薬品の販売に従事する登録販売者が購入者に行った対応に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品を継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう伝えた。

b) 医薬品の必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる購入者に対し事情を尋ねた上で、販売を差し控えた。

c) 誤解や認識不足による不適正な使用や、それに起因する有害事象の発生の防止を図るため、購入者の理解力や医薬品を使用する状況等に即して説明した。

d) 医薬品を使用する前に添付文書や製品表示を必ず読むよう伝えた。

番号abcd
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(第7問)
相互作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 酒類(アルコール)が医薬品の吸収や代謝に影響を与えることはない。

b) 相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。

c) ハーブ等として流通している食品が、医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

d) 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用されるので、医薬品同士の相互作用に関しては特に注意する必要はない。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第8問)
医薬品の副作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、( a )、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に( b )用いられる量で発現する医薬品の有害( c )意図しない反応」とされている。

番号abc
診断通常かつ
検査通常より多くかつ
検査通常より多く又は
診断通常より多くかつ
診断通常又は
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(第9問)
小児が医薬品を使用する際に留意すべき事項に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 小児は大人と比べて、身体の大きさに対して腸が( a )、服用した医薬品の吸収率が相対的に( b )。また、血液脳関門が未発達であるため、( c )に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。

番号abc
短く低い中枢神経系
長く高い中枢神経系
短く高い末梢神経系
長く低い中枢神経系
長く高い末梢神経系
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(第10問)
小児における医薬品の使用にあたって重要な事項に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
一般に乳幼児は、容態が変化した場合に自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品を使用した後は、保護者等が乳幼児の状態をよく観察する。
家庭内において、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につく場所に医薬品を置かない。
乳児がカプセル剤を服用する際はそのまま飲み下すことが難しいので、通常、カプセルを外して中身を飲ませる。
乳児は、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診療を受けることが困難な場合)にとどめるのが望ましい。
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(第11問)
高齢者における医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として70歳以上を「高齢者」としている。

b) 複数の医薬品が長期間にわたって使用される場合には、副作用を生じるリスクが低い。

c) 喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。

d) 手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第12問)
医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品の有効性や安全性に影響を与えることがある。

b) 過去に医療機関で治療を受けていた(今は治療を受けていない)かどうかについては、一般用医薬品の使用にあたって考慮する必要はない。

c) 母体が医薬品を使用した場合に、血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことも多い。

d) 母乳を与える女性(授乳婦)が使用した医薬品の成分が、乳汁中に移行することはない。

番号abcd
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(第13問)
医薬品の使用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )には、同じ字句が入る。

 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることを( a )という。( a )は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。( a )によってもたらされる反応や変化は( b )、それを目的として医薬品が( c )。

番号abc
プラセボ効果不確実であり使用されるべきではない
副作用不確実であるが使用されるべきである
相互作用確実であり使用されるべきである
副作用確実であるが使用されるべきではない
プラセボ効果不確実であるが使用されるべきである
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(第14問)
医薬品の保管及び品質保持に関する記述について、正しいものはいくつあるか。

a) 適切な保管・陳列がなされなければ、医薬品の効き目が低下したり、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることがある。

b) 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。

c) 表示されている「使用期限」は、開封前、開封後を問わずに品質が保持される期限である。

d) 医薬品は、高温、多湿、直射日光等の下に置かれることのないよう留意する必要がある。

番号解答
1つ
2つ
3つ
4つ
正しいものはない
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(第15問)
一般用医薬品の販売に従事する専門家の対応に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
激しい腹痛(症状が重い)の訴えに対し、整腸剤で様子を見るよう伝えた。
体調の不調や軽度の症状等に一般用医薬品を使用して対処している場合に、一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられなくても使用を継続するよう伝えた。
必ず医薬品の販売に結びつくよう情報提供した。
単に専門用語を分かりやすい平易な表現で説明するだけでなく、説明した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているか、などの実情を把握しながら情報提供した。
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(第16問)
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 購入者が健康への高い関心を有する生活者として参加意識を持って、医薬品を使用する状況等について自らの意志で伝えてもらえるよう促していくことが重要である。

b) 購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要である。

c) 医薬品の販売に従事する専門家が、可能な限り、購入者側の個々の状況の把握に努めることが重要である。

d) 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しがたい場合は、添付文書を読むよう伝えるのみで支障ない。

番号abcd
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(第17問)
医薬品医療機器等法第4条第5項第4号で規定される一般用医薬品の定義について、( )の中に入れるべき字句はどれか。

 医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、( )その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く。)をいう。

番号解答
医師
薬剤師
登録販売者
製造業者
製造販売業者
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(第18問)
HIV訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) HIV訴訟の和解を踏まえ、製薬企業に対し、従来の副作用報告に加えて感染症報告が義務づけられた。

b) HIV訴訟の和解を踏まえ、血液製剤の安全確保対策として、検査や献血時の問診の充実が図られた。

c) HIV訴訟の和解を踏まえ、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者に対する恒久対策として、エイズ治療研究開発センター及び拠点病院が整備された。

d) 1996年3月に大阪地裁・東京地裁での和解が成立した後、医薬品の安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていくことを銘記した「誓いの碑」が建立された。

番号abcd
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(第19問)
サリドマイドに関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) サリドマイド訴訟は、催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、視聴覚等の感覚器や心肺機能の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。

b) 1961年11月、西ドイツのレンツ博士がサリドマイド製剤の催奇形性について警告を発し、日本でも翌月から回収が行われた。

c) 血管新生を妨げる作用は、サリドマイドの光学異性体のうち、一方の異性体(S体)のみが有する作用であり、もう一方の異性体(R体)にはないため、R体のサリドマイドを分離して製剤化すれば催奇形性を避けることができる。

d) サリドマイドによる薬害事件により、WHO加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識された。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第20問)
薬害に関する記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)は、ウイルスで汚染されたヒト乾燥硬膜の原料が、化学的処理が行われないまま脳外科手術で移植に用いられたことにより発生した。
生物由来の医薬品等によるヒト免疫不全ウイルス(HIV)やCJDの感染被害が多発したことにかんがみ、生物由来の医薬品等による被害の救済制度が創設された。
一般用医薬品の販売等に従事する者は、薬害事件の歴史を十分に理解し、医薬品の副作用等による健康被害の拡大防止に関して、医薬品の情報提供、副作用報告等を通じて、その責務の一端を担っていることを肝に銘じておく必要がある。
スモンの症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。
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(第21問)
かぜに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 「かぜ」(感冒)は単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といわれている。

b) 非感染性であるアレルギーや冷気、乾燥は、かぜの要因にはあたらない。

c) かぜの原因となるウイルスは、20種類程度といわれており、それぞれ活動に適した環境があるため、季節や時期などによって原因となるウイルスの種類は異なる。

d) インフルエンザ(流行性感冒)は、感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第22問)
かぜ薬の配合成分とその作用との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 【成分】ジフェンヒドラミン塩酸塩
【作用】抗ヒスタミン作用

b) 【成分】セネガ
【作用】抗コリン作用

c) 【成分】コデインリン酸塩
【作用】去痰作用

d) 【成分】グリチルリチン酸
【作用】抗炎症作用

番号abcd
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(第23問)
痛みや発熱が起こる仕組み及び解熱鎮痛薬の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) プロスタグランジンはホルモンに似た働きをする物質で、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている。

b) プロスタグランジンには、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢)に作用して、体温を通常よりも高く維持するように調節する働きがある。

c) 解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すことができる医薬品(内服薬)の総称である。

d) 月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンは関わっていないため、月経痛(生理痛)には、解熱鎮痛薬の効能・効果が期待できない。

番号abcd
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(第24問)
解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) サリチルアミドは、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対して使用しても問題はない。

b) アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。

c) イソプロピルアンチピリンは、ピリン系解熱鎮痛成分として用いられている。

d) シャクヤクは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第25問)
眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象ではないとされる。

b) ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こさない成分として知られており、妊婦又は妊娠していると思われる女性に使用される。

c) 加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。

d) 生薬成分のみからなる鎮静薬や漢方処方製剤の場合は、飲酒を避けることとはなっていないが、アルコールが睡眠の質を低下させ、医薬品の効果を妨げることがある。

番号abcd
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(第26問)
めまい(眩暈)及び鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
乗物の運転操作をするときは、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。
乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されているが、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは適当でない。
6歳未満では、自律神経系が未発達であるため、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。そのため、一般用医薬品として、6歳未満を対象とした乗物酔い防止薬は販売されていない。
乗物酔いに伴う一時的な症状としてでなく、日常においてめまいが度々生じる場合には、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要である。
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(第27問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多いが、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることはない。

b) ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。

c) 小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤の1つとして、呉茱萸湯がある。

d) カンゾウは、主として健胃作用を期待して用いられる。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第28問)
鎮咳去痰薬に配合される代表的な成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ノスカピンは、モルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。

b) デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

c) ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。

d) トラネキサム酸は、気道の炎症を和らげることを目的として、配合される場合がある。

番号abcd
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(第29問)
次の鎮咳去痰薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬にカンゾウを含んでいないものはどれか。

番号解答
柴朴湯
神秘湯
五虎湯
半夏厚朴湯
麦門冬湯
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(第30問)
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に用いられる配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用されても、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性はない。

b) 摂取されたヨウ素の一部が乳汁中に移行することが知られているため、母乳を与える女性では、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合されたものの使用に留意される必要がある。

c) ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。

d) ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンCと反応すると殺菌作用が増強される。

番号abcd
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(第31問)
胃腸に作用する薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐きけ等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。

b) 味覚や嗅覚に対する刺激作用による健胃成分として、乾燥酵母やカルニチン塩化物が配合されている場合がある。

c) スクラルファートはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

d) 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えるロートエキスやピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第32問)
瀉下薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすとされる。
ピコスルファートナトリウムは、小腸で分解されて、小腸への刺激作用を示す。
カルメロースナトリウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくする。
マルツエキスは、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされる。
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(第33問)
胃腸鎮痛鎮痙薬の使用及び医療機関への受診勧奨に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 腎臓や尿路の病気が疑われる血尿を伴う側腹部の痛みは、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる症状である。

b) 原因不明の腹痛が30分以上続く場合は、医師の診療を受けるまでの当座の対処として、安易に胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することは好ましくない。

c) 下痢に伴う腹痛については、基本的に下痢への対処が優先され、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる症状でない。

d) 小児では、内臓に異常がないにもかかわらず、へその周りに激しい痛み(ときに吐きけを伴う)が繰り返し現れることがあり(反復性臍疝痛)、数時間以内に自然寛解する場合が多いが、長時間頻回に腹痛を訴えるような場合には、医療機関に連れて行くなどの対応が必要である。

番号abcd
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(第34問)
浣腸薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品であり、剤形には、注入剤(肛門から薬液を注入するもの)のほか、坐剤となっているものもある。
注入する薬液は人肌程度に温めておくと、不快感を生じることが少ない。
浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して、ビサコジルが用いられる。
肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに、グリセリンが配合された浣腸薬が使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
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(第35問)
駆虫薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。

b) 駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため、瀉下薬であるヒマシ油が併用される。

c) サントニンは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

d) パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。また、赤~赤褐色の成分で、尿や糞便が赤く着色することがある。

番号abcd
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(第36問)
強心薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬である。

b) センソは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬である。

c) ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬である。

d) ロクジョウは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬である。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第37問)
コレステロールに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) コレステロールは、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質であり、コレステロールの産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。

b) コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。

c) 血液中のリポタンパク質のうち、低密度リポタンパク質(LDL)が少なく、高密度リポタンパク質(HDL)が多いと、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。

d) 脂質異常症とは、低密度リポタンパク質(LDL)が140㎎/dL以上、高密度リポタンパク質(HDL)が40㎎/dL未満、中性脂肪が150㎎/dL以上のすべてを満たす状態をいう。

番号abcd
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(第38問)
貧血用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ目的で、葉酸が配合されている場合がある。
エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。
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(第39問)
痔の薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。

b) 外用痔疾用薬のうち坐剤は、成分が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入ることはない。

c) リドカインが配合された注入軟膏は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の伝達を不可逆的に遮断する作用を示すが、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。

d) ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第40問)
外用痔疾用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
アミノ安息香酸エチルは、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として配合される。
メチルエフェドリン塩酸塩は、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されるが、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
クロタミトンは、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として配合される。
タンニン酸は、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として配合される。
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(第41問)
次の記述は、泌尿器用薬として用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。

 体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、痒み、夜尿症、しびれに適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号解答
猪苓湯
茵蔯蒿湯
当帰飲子
麻子仁丸
六味丸
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(第42問)
婦人薬の適用対象となる体質・症状と婦人薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 血の道症とは、臓器・組織の形態的異常がなく、抑鬱や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態であり、更年期(閉経周辺期)に限って現れる。

b) 婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状(血行不順、自律神経系の働きの乱れ、生理機能障害等の全身的な不快症状)の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。

c) 妊娠中の女性ホルモンの補充を目的として、女性ホルモン成分の使用が推奨されている。

d) 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もあるため、継続して使用する場合には、医療機関を受診するよう促すべきである。

番号abcd
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(第43問)
構成生薬としてダイオウを含有する医薬品については、妊婦又は妊娠していると思われる女性、授乳婦における使用に関して留意する必要がある。1~5で示される婦人薬のうち、構成生薬としてダイオウを含有する医薬品にあたるものはどれか。

番号解答
温経湯
桂枝茯苓丸
柴胡桂枝乾姜湯
桃核承気湯
加味逍遙散
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(第44問)
アレルギー(過敏反応)及びアレルギー用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れる場合は、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。

b) メチルエフェドリン塩酸塩は、血管収縮作用により痒みを鎮める効果を期待して、アレルギー用薬に用いられることがある。

c) ケイガイは、モクレン科のタムシバ等の蕾を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待してアレルギー用薬に用いられることがある。

d) プソイドエフェドリン塩酸塩は依存性のない成分であり、長期連用が推奨される。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第45問)
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用前に鼻をよくかんでおく必要がある。

b) ベンゼトニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合される局所麻酔成分である。

c) クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性ではない鼻炎や副鼻腔炎に対して有効である。

d) ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が収縮しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。

番号abcd
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(第46問)
点眼薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
点眼の際に容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れると、雑菌が薬液に混入して汚染を生じる原因となるため、触れないように注意しながら1滴ずつ正確に点眼する。
点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢の容積よりも少ないため、副作用を抑えて、より高い効果を得るには、薬液が結膜嚢内に行き渡るよう一度に数滴点眼することが効果的とされる。
点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。その際、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。
1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない点眼薬では、ソフトコンタクトレンズ装着時に使用できるものがある。
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(第47問)
眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)が配合されている場合がある。

b) ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されている場合がある。

c) 結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として、テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合されている場合がある。

d) 眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待して、硫酸亜鉛水和物が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第48問)
きず口等の殺菌消毒薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) アクリノールは、比較的刺激性が高く、創傷患部にしみやすい。

b) オキシドール(過酸化水素水)は、組織への浸透性は高いが、刺激性がない。

c) ヨードチンキは、化膿している部位に使用された場合、かえって症状を悪化させるおそれがある。

d) エタノール(消毒用エタノール)は、皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされる。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第49問)
外皮用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヒドロコルチゾンは、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示すが、副作用として、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染(みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状)や持続的な刺激感が現れることがある。

b) デキサメタゾンは、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)に共通する化学構造を持たない非ステロイド性抗炎症成分である。

c) きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、あせも、虫さされ等による皮膚の痒みを和らげることを目的として、ポリエチレンスルホン酸ナトリウム等の局所麻酔成分が配合されている場合がある。

d) 損傷皮膚の組織の修復を促す作用を期待して、アラントインが配合されている場合がある。

番号abcd
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(第50問)
毛髪用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a) ヒノキチオールは、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

b) カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)において抗コリン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。

c) チクセツニンジンは、ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

d) クロトリマゾールは、女性ホルモン成分の一種であり、脱毛抑制効果を期待して用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第51問)
歯痛・歯槽膿漏薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) フェノールは、歯痛薬(外用)に配合されている場合があるが、粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必要である。

b) ジブカイン塩酸塩は、歯の齲蝕(むし歯)により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として、歯痛薬(外用)に用いられる。

c) セチルピリジニウム塩化物は、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、歯槽膿漏薬に配合されている場合がある。

d) 歯槽膿漏薬は、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いる歯槽膿漏薬もあるが、内服薬と外用薬を併せて用いることは避けなければならない。

番号abcd
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(第52問)
口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の副作用として口内炎を生じることはない。

b) 口内炎の再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

c) 口内炎用薬は、口腔内に適用されるため、ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合であっても、長期連用を避ける必要はない。

d) 口内炎用薬には、患部からの細菌感染を防止することを目的として、クロルヘキシジン塩酸塩等の殺菌消毒成分が配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第53問)
ニコチン及びニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 咀嚼剤は、大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがある。

b) 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、禁煙することが推奨されるので、禁煙補助剤を積極的に使用することが望ましい。

c) インスリン製剤を使用している人は、ニコチンがインスリンの血糖降下作用に拮抗して、効果を妨げるおそれがあるため、禁煙補助剤を使用する前に、治療を行っている医師又は処方薬を調剤した薬剤師に相談するなどの対応が必要である。

d) 禁煙補助剤に配合されるニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を減弱させるおそれがある。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第54問)
滋養強壮保健薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、肝臓機能を改善する働きがあるとされる。

b) グルクロノラクトンは、軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。

c) へスぺリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされる。

d) ガンマ-オリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分であるため、同様の作用を有するビタミンEと組み合わせて配合することは避けることとされる。

番号abcd
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(第55問)
滋養強壮保健薬のうち、ビタミン主薬製剤の配合成分とその配合目的との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 【成分】エルゴカルシフェロール
【目的】くる病の予防

b) 【成分】リボフラビン酪酸エステル
【目的】目の充血、目の痒みの症状の緩和

c) 【成分】ビスチアミン硝酸塩
【目的】月経不順の症状の緩和

d) 【成分】アスコルビン酸ナトリウム
【目的】脚気の症状の緩和

番号abcd
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(第56問)
一般用医薬品として使用される漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
漢方処方製剤を使用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待でき、合わない漢方処方が選択されたとしても、副作用を招きにくいとされる。
漢方処方製剤の使用においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがある。
漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものがあり、同じ生薬を含む漢方処方製剤を併用した方が効果が高く、副作用の恐れもない。
漢方処方製剤には、医療用医薬品と相互作用を示すものはない。
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(第57問)
感染症の防止及び消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 滅菌は生存する微生物の数を減らすために行われる処置であり、また殺菌・消毒は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。

b) クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。

c) トリクロルイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

d) 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み及び効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度、時間、消毒対象物の汚染度、微生物の種類や状態などによって異なる。

番号abcd
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(第58問)
衛生害虫と殺虫剤・忌避剤及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
シラミの防除には、医薬品による方法以外に、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法もある。
忌避剤は人体に直接使用され、蚊、ツツガムシ、ノミ等が人体に取り付いて吸血したり、病原細菌等を媒介するのを防止することに加え、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果もある。
ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児については、顔面への使用を避け、1日の使用限度(1日2回)を守って使用する必要がある。
プロポクスルに代表されるカーバメイト系殺虫成分は、神経細胞に直接作用して神経伝達物質を阻害することにより殺虫作用を示す。
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(第59問)
一般用検査薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されるものを体外診断用医薬品という。

b) 尿タンパクを検査する場合、激しい運動の直後の採尿は避ける必要がある。

c) 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。

d) 生体から採取された検体には予期しない妨害物質や化学構造がよく似た物質が混在することがあり、いかなる検査薬においても擬陰性・擬陽性を完全に排除することは困難である。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第60問)
妊娠検査薬に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 一般的な妊娠検査薬は、( a )が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。検体としては、尿中( b )が検出されやすい( c )に採取した尿が向いている。

番号abc
月経予定日ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)早朝(起床直後)
排卵予定日エストラジオール就寝前
月経予定日エストラジオール就寝前
月経予定日ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)就寝前
排卵予定日ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)早朝(起床直後)
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(第61問)
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。

b) 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することは機械的消化である。

c) 小腸は栄養分の吸収に重要な器官であり、内壁の表面積を大きくする構造を持つ。

d) 消化管は食道から始まり、肛門まで続く管である。

番号abcd
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(第62問)
肝臓、胆嚢及び胆汁に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
肝臓は、ビタミンAやD等の脂溶性ビタミンの貯蔵臓器であり、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
胆汁酸やホルモン等の生合成の出発物質となるコレステロール、フィブリノゲン等の血液凝固因子、アルブミン等、生命維持に必須な役割を果たす種々の生体物質は、胆嚢において産生される。
胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、腸管内に排出されると、腸管内に生息する常在細菌(腸内細菌)によって代謝されて、糞便を茶褐色にする色素となる。
胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割がある。
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(第63問)
大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 大腸は、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、肛門からなる管状の臓器である。

b) 大腸では、水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われる。

c) 糞便は、通常、直腸に滞留している。

d) 大腸の腸内細菌による発酵で、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素等のガスが生成される。

番号abcd
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(第64問)
呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 喉頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。

b) 扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。

c) 鼻腔で分泌される鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

d) 肺では、肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第65問)
循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって腎臓に入る。

b) 動脈にかかる圧力は比較的低いため、血管壁は静脈よりも薄い。

c) 血液の粘稠性は、主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない。

d) 血管系は心臓を中心とする閉じた管(閉鎖循環系)であるのに対して、リンパ系は末端がリンパ毛細管となって組織の中に開いている開放循環系である。

番号abcd
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(第66問)
血球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 赤血球は、アメーバ状の細胞で、血液全体の約80%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。

b) 好中球は、白血球の約5%と少ないが、強い食作用を持つ。

c) 単球は、白血球の約60%を占め、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができない。

d) リンパ球は、リンパ液中に分布しており、血液中には分布していない。

番号abcd
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(第67問)
泌尿器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体という。
尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。
腎臓には内分泌腺としての機能はない。
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(第68問)
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 雪眼炎(雪目ともいう)は、紫外線を含む光に長時間曝され、角膜の上皮に損傷を生じた状態である。

b) 涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。

c) 涙液には角膜や結膜を感染から防御する働きがある。

d) 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。

番号abcd
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(第69問)
耳に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
中耳は、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。
内耳は、蝸牛と前庭の2つの部分からなり、蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。
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(第70問)
外皮系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものであるが、毛の色は、メラニン色素と関係がない。
メラニン色素は、皮下組織にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
真皮には、毛細血管が通っているが、知覚神経は通っていない。
角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア機能を担っている。
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(第71問)
骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 骨の基本構造は、骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の四組織からなる。

b) 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。

c) 骨には、カルシウムやリン等の無機質を蓄える機能はない。

d) 関節周囲を包む膜(関節膜)の外側には靭帯があって骨を連結し、関節部を補強している。

番号abcd
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(第72問)
骨格筋に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

 骨格筋は収縮力が強く、( a )であるが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられている( b )が減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、( b )の代謝に伴って生成する( c )が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。

番号abc
随意筋アミノ酸乳酸
不随意筋アミノ酸酢酸
不随意筋グリコーゲン乳酸
不随意筋グリコーゲン酢酸
随意筋グリコーゲン乳酸
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(第73問)
中枢神経系及び末梢神経系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にノルアドレナリンが伝達物質として放出される。
末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働く体性神経系に分類される。
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(第74問)
薬の代謝及び排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 全身循環に移行する医薬品の有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなる。これを肝初回通過効果(first-pass effect)という。

b) 小腸などの消化管粘膜には代謝活性がない。

c) 腎機能が低下した人では、正常の人よりも医薬品の有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくいため、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。

d) 医薬品の有効成分の多くは、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成することによって、薬物代謝酵素による代謝を受けやすくなる。

番号abcd
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(第75問)
消化管吸収に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 特殊な製剤を除く内服薬のほとんどは、( a )で有効成分が溶出するものが大部分であり、有効成分は主に( b )で吸収される。一般に、消化管からの吸収は、濃度が高い方から低い方へ( c )に拡散していく現象である。

番号abc
食道受動的
小腸受動的
小腸能動的
小腸小腸受動的
小腸大腸能動的
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(第76問)
医薬品の使用方法等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 錠剤(内服)を服用するときに、水が少なかったり、水なしで服用したりすると、錠剤が喉や食道に張り付いてしまうことがあり、薬効が現れないのみならず、喉や食道の粘膜を傷めるおそれがある。

b) 顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものがあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。

c) 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくく、適用部位に直接的な刺激感を与えない。

d) カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分としており、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。

番号abcd
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(第77問)
全身的に現れる症状に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で、最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる。
ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
偽アルドステロン症は、体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われることによって生じる病態である。
黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
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(第78問)
消化性潰瘍及びイレウス様症状(腸閉塞様症状)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化性潰瘍は、大腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。

b) 消化性潰瘍では、必ず自覚症状があり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。

c) イレウス様症状(腸閉塞様症状)が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈することがあるが、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行することはない。

d) 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状(腸閉塞様症状)の発症リスクが高い。

番号abcd
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(第79問)
間質性肺炎に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。

b) 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。

c) 間質性肺炎は、原因となる医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多く、必ず発熱を伴う。

d) 間質性肺炎が悪化しても、肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)となることはない。

番号abcd
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(第80問)
医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
医薬品が原因となる接触皮膚炎は、その医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化することが特徴である。
医薬品が原因となる光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性がある。また、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である。
薬疹は、医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。
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(第81問)
医薬品医療機器等法第1条の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

第一条 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び( a )(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( b )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び( a )の( c )の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。

番号abc
再生医療等製品指定薬物研究開発
特定保健用食品指定薬物製造販売
再生医療等製品指定薬物製造販売
再生医療等製品毒物及び劇物研究開発
特定保健用食品毒物及び劇物製造販売
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(第82問)
医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品では、医師の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(例えば、がん、心臓病等)に対する効能効果は認められていない。

b) 一般用医薬品では、劇薬に指定されているものはあるが、毒薬に指定されているものはない。

c) 要指導医薬品は、一般用医薬品へ分類が変更されることはない。

d) 一般用医薬品の使用方法において、注射等の侵襲性の高い方法は用いられていない。

番号abcd
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(第83問)
一般用医薬品のリスク区分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
一般用医薬品は、購入者がそのリスクの程度について判別しやすいよう、各製品の外部の容器又は被包に、当該医薬品が分類されたリスク区分ごとに定められた事項を記載することが義務づけられている。
第1類医薬品には、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生じるおそれがある医薬品のうち、その使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するものが含まれる。
第2類医薬品は、その副作用等により、日常生活に支障を来す程度ではないが身体の変調・不調が起こるおそれがある保健衛生上のリスクが比較的低い一般用医薬品である。
厚生労働大臣は、第1類医薬品又は第2類医薬品の指定に資するよう医薬品に関する情報の収集に努めるとともに、必要に応じてこれらの指定を変更しなければならない。
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(第84問)
医薬品医療機器等法の規定に基づき、一般用医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載されていなければならない事項として、正しいものはいくつあるか。

a) 効能・効果

b) 製造年月日

c) 指定第2類医薬品にあっては、枠の中に「2」の数字

d) 配置販売品目にあっては、「配置専用」の文字

番号解答
1つ
2つ
3つ
4つ
正しいものはない
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(第85問)
医薬部外品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 直接の容器又は直接の被包には、「医薬部外品」の文字の表示が義務付けられている。

b) あせも、ただれ等の防止のために使用される物(医薬品及び機械器具等でないものに限る。)であって、人体に対する作用が緩和なものは医薬部外品に該当する。

c) 医薬部外品のうち、衛生害虫類(ねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物)の防除のため使用される製品群は、一般の生活者が購入時に容易に判別することができ、また、実際に製品を使用する際に必要な注意が促されるよう、各製品の容器や包装等に識別表示がなされている。

d) 医薬部外品を販売する場合には、医薬部外品販売業の許可が必要である。

番号abcd
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(第86問)
栄養機能食品における栄養成分の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。

b) ビオチンは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。

c) ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。

d) マグネシウムは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。

番号abcd
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(第87問)
医薬品の販売業の許可に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品医療機器等法第25条に規定される医薬品の販売業の許可には、店舗販売業の許可、配置販売業の許可及び卸売販売業の許可の3種類がある。

b) 医薬品の販売業の許可は、3年ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。

c) 一般の生活者に対して、卸売販売業者が医薬品を直接販売することは認められていない。

d) 医薬品の販売業の許可を受ければ、販売のために医薬品をあらかじめ小分けすることができる。

番号abcd
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(第88問)
薬局に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 第2類医薬品又は第3類医薬品の販売に関しては、薬剤師のほかに、登録販売者が購入者への情報提供や相談対応を行える。

b) 都道府県知事(その所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)は、調剤や医薬品の販売等を行うために必要な構造設備(薬局等構造設備規則)が備えられていないときには、薬局の開設の許可を与えないことができる。

c) 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。

d) 薬局開設者が薬剤師でないときは、その薬局で薬事に関する実務に従事する薬剤師のうちから管理者を指定して、その薬局を実地に管理させなければならない。

番号abcd
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(第89問)
店舗販売業に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業の許可を受けた店舗では、薬剤師が従事していても、薬局医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品以外の医薬品)の販売は認められていない。

b) 店舗販売業者は、その店舗において登録販売者として3年以上業務に従事した者に、第1類医薬品を販売させることができる。

c) 第1類医薬品を販売する店舗において、店舗管理者は必ず薬剤師でなければならない。

d) 店舗管理者は、その店舗の所在地の都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)の許可を受けた場合を除き、その店舗以外の場所で業として店舗の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第90問)
配置販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 配置販売業者が、店舗による販売又は授与の方法で医薬品を販売等する場合には、別途、薬局の開設又は店舗販売業の許可を受ける必要がある。

b) 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。

c) 配置員は、医薬品の配置販売に従事したときは、30日以内に、配置販売業者の氏名及び住所、配置販売に従事する者の氏名及び住所並びに区域及びその期間を、配置販売に従事する区域の都道府県知事に届け出なければならない。

d) 配置販売業では、特定の購入者の求めに応じて医薬品の直接の容器又は直接の被包を開封して分割販売することができる。

番号abcd
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(第91問)
医薬品の販売方法に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局開設者は、一般の生活者に要指導医薬品を販売する場合、その薬局において医薬品の販売に従事する薬剤師に、対面により、医薬品医療機器等法施行規則で定める事項を記載した書面等を用いて、必要な情報を提供させ、必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。

b) 第3類医薬品を販売したときは、医薬品を購入した者の連絡先を書面等に記載し、保存するよう努める必要がある。

c) 指定第2類医薬品を購入しようとする者から相談があった場合には、薬剤師又は登録販売者が情報の提供を行った後に、販売する必要がある。

d) 第1類医薬品を販売した場合、医薬品の購入者が情報提供の内容を理解したことの確認の結果等を書面等に記載し、2年間保存しなければならない。

番号abcd
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(第92問)
医薬品の陳列方法等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局開設者は、医薬品を他の物と区別して貯蔵し、又は陳列しなければならない。

b) 店舗販売業者は、医薬品の貯蔵設備を設ける区域に立ち入ることができる者を特定しなければならない。

c) 配置販売業者は、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品を区分ごとに配置しなくてもよい。

d) 店舗販売業者は、一般用医薬品を販売しない時間であっても、第3類医薬品を通常陳列し、又は交付する場所を閉鎖する必要はない。

番号abcd
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(第93問)
店舗販売業者は、医薬品医療機器等法第29条の3に基づき、当該店舗を利用するために必要な情報を、当該店舗の見やすい場所に掲示しなければならない。1~5で示される情報のうち、店舗販売業者が掲示しなければならない店舗の管理及び運営に関する事項として誤っているものはどれか。

番号解答
店舗の管理者の氏名
店舗に勤務する者の名札等による区別に関する説明
店舗に勤務する薬剤師の薬剤師名簿の登録番号又は登録販売者の登録販売者名簿の登録番号
相談時及び緊急時の電話番号その他連絡先
取り扱う要指導医薬品及び一般用医薬品の区分
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(第94問)
医薬品の特定販売に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業者が、その店舗において、その店舗以外の場所にいる者に対して一般用医薬品を販売又は授与することは、特定販売に該当する。

b) 店舗販売業者は、その店舗に貯蔵又は陳列していない医薬品も特定販売することができる。

c) インターネットを利用して広告をするときは、ホームページに、特定販売を行う薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬を除く。)又は一般用医薬品の使用期限を見やすく表示する必要がある。

d) 特定販売であれば、一般用医薬品を購入しようとする者が対面による情報提供を希望しても、店舗販売業者は、その店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、対面によらずメールにて情報提供を行わせることができる。

番号abcd
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(第95問)
医薬品医療機器等法施行規則第15条第1項及び第2項の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

第十五条 薬局開設者は、薬剤師、登録販売者又は一般従事者(その薬局において実務に従事する薬剤師又は登録販売者以外の者をいう。第十五条の八第一項において同じ。)であることが容易に判別できるようその薬局に勤務する従事者に名札を付けさせることその他必要な措置を講じなければならない。
2 薬局開設者は、過去( a )のうち薬局、店舗販売業又は配置販売業において一般従事者(その薬局、店舗又は区域において実務に従事する薬剤師又は登録販売者以外の者をいう。)として薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に実務に従事した期間及び登録販売者として業務(店舗管理者又は区域管理者としての業務を含む。)に従事した期間が( b )して( c )に満たない登録販売者が付ける前項の名札については、その旨が容易に判別できるよう必要な表記をしなければならない。

番号abc
五年間通算二年
五年間通算一年
五年間連続二年
三年間通算二年
三年間連続一年
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(第96問)
次の1~5のうち、化粧品の効能・効果として、表示・標榜することが認められていないものはどれか。

番号解答
日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
毛髪にウェーブをもたせ、保つ。
口唇の荒れを防ぐ。
フケ、カユミがとれる。
乾燥による小ジワを目立たなくする。
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(第97問)
医薬品の広告に関する記述について、正しいものはいくつあるか。

a) (1)顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であること、(2)特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていること、(3)一般人が認知できる状態であることのいずれの要件も満たす場合は、広告に該当すると判断される。

b) 医薬品の効能・効果について、医師がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告してはならない。

c) 医薬品の効能・効果が事実であれば、承認前であっても広告を行うことができる。

d) 誇大広告等を禁止する医薬品医療機器等法上の規定は、広告等の依頼主だけでなく、その広告に関与するすべての人が対象となる。

番号解答
1つ
2つ
3つ
4つ
正しいものはない
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(第98問)
医薬品等適正広告基準に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品等適正広告基準においては、購入者等に対して、医薬品について事実に反する認識を得させるおそれがある広告のほか、過度の消費や乱用を助長するおそれのある広告についても不適正なものとされている。

b) 一般用医薬品の効能・効果として、同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能・効果をそのまま標榜すれば、承認されている内容を正確に反映した広告といえる。

c) 漢方処方製剤の効能・効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当である。

d) 食品又は化粧品について、医薬品的な効能・効果があるように見せかけ、一般の生活者に誤認を与えるおそれがある場合には、不適正な広告とみなされることがあるが、医薬品について、食品的又は化粧品的な用法が強調されているような場合には、不適正な広告とみなされることはない。

番号abcd
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(第99問)
医薬品の適正な販売方法に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の販売に合わせキャラクターグッズを提供して販売することは、医薬品の過度の消費や乱用を助長するおそれがあるとして、不当景品類及び不当表示防止法の限度内であっても、認められていない。

b) 薬局及び店舗販売業において、許可を受けた薬局又は店舗以外の場所に医薬品を貯蔵又は陳列し、そこを拠点として販売に供するような場合は、医薬品医療機器等法の規定に違反するものとして取締りの対象となる。

c) 配置販売業において、医薬品を先用後利によらず、現金売りにより販売することは認められていない。

d) 販売側の都合や在庫処分を目的とし、購入者の利便性を考慮しない医薬品の組み合わせ販売であっても、医薬品の外部の容器又は被包に記載された医薬品医療機器等法に基づく記載事項が、使用される容器の外から明瞭に見えるようになっていれば問題ないとされている。

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第100問)
医薬品医療機器等法に基づく行政庁の監視指導及び処分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
都道府県知事(薬局又は店舗販売業にあっては、その薬局又は店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。以下「都道府県知事等」という。)は、薬事監視員に、その薬局開設者又は医薬品の販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入らせ、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等の疑いのある物品を全て収去させなければならない。
厚生労働大臣は、医薬品による保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、薬局開設者又は医薬品の販売業者に対して、医薬品の販売又は授与を一時停止することを命ずることができる。
都道府県知事等は、薬局開設者又は医薬品の販売業者に対して、一般用医薬品の販売等を行うための業務の体制が基準(薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令)に適合しなくなった場合において、その業務の体制の整備を命ずることができる。
都道府県知事等は、必要があると認めるときは、薬事監視員に、その薬局開設者又は医薬品の販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入り、従業員その他の関係者に質問させることができるが、従業員その他の関係者は、正当な理由なく答弁しなかったり、虚偽の答弁を行った場合には、50万円以下の罰金に処せられることがある。
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(第101問)
一般用医薬品の添付文書に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 添付文書は、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように、保管される必要がある。

b) 販売名に薬効名が含まれているような場合(例えば、「○○○胃腸薬」など)であっても、添付文書において薬効名の記載は省略できない。

c) 通常の医薬品では、承認を受けた販売名が記載されている。

d) 小児に使用させる場合の注意等、用法・用量に関連する使用上の注意事項がある場合は、「用法及び用量」の項目に続けて、これと区別して記載されている。

番号abcd
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(第102問)
次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に、「次の診断を受けた人」として「糖尿病」と記載されていないものはどれか。

番号解答
メチルエフェドリン塩酸塩
トリメトキノール塩酸塩
メトキシフェナミン塩酸塩
フェニレフリン塩酸塩
ジフェニドール塩酸塩
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(第103問)
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 家庭における誤飲事故等を避けるため、医薬品は食品と区別して保管されることが重要である。

b) 医薬品を旅行や勤め先等へ携行するために別の容器へ移し替えると、中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまい、誤用の原因となるおそれがある。

c) シロップ剤は、室温との急な温度差で変質するおそれがあるため、冷蔵庫内で保管をしてはならない。

d) 点眼薬は、開封後長期間保存すると変質するおそれがあるため、家族間で共用し、できる限り早目に使い切ることが重要である。

番号abcd
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(第104問)
一般用医薬品の製品表示に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) すべての一般用医薬品は、医薬品医療機器等法の規定により、使用期限の表示が義務づけられている。

b) 配置販売される医薬品は、医薬品医療機器等法の規定により、配置期限の表示が義務づけられている。

c) 消防法に基づく危険物である消毒用アルコールには、同法に基づく注意事項が記載されている。

d) エアゾール製品には、高圧ガス保安法(昭和26年法律第204号)に基づく注意事項が記載されている。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第105問)
一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」として「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等と記載されている。

b) 「してはいけないこと」の項目には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。

c) 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息等が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は使用しないこととして記載されている。

d) 小児に使用される医薬品においては、「服用前後は飲酒しないこと」など、小児では通常当てはまらない内容は記載しなくてもよい。

番号abcd
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(第106問)
人体に直接使用しない検査薬等を除く一般用医薬品の添付文書に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
医薬品の添付文書の内容は必要に応じて随時改訂されており、重要な内容が変更された場合は、改訂年月を記載するとともに改訂された箇所を明示することとされている。
医薬品の添加物は、それ自体積極的な薬効を期待して配合されているものではないため、添付文書に成分名が記載されることはない。
誤りやすい使用方法の指摘がある場合は、用法及び用量の項目に続けて、これと区別して記載される。
効能又は効果に関連する注意事項がある場合は、効能又は効果の項目に続けて、これと区別して記載される。
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(第107問)
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目における「連用に関する注意」及びその理由に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 解熱鎮痛薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」と記載されている。

b) 浣腸薬は、感受性の低下(いわゆる”慣れ”)が生じて、習慣的に使用される傾向があるため、「連用しないこと」と記載されている。

c) 外用痔疾用薬は、アルミニウム脳症を生じるおそれがあるため、「長期連用しないこと」と記載されている。

d) 駆虫薬は、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため、「1週間以上継続して服用しないこと」と記載されている。

番号abcd
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(第108問)
一般用医薬品の添付文書の記載事項として、正しいものはいくつあるか。

a) 保管及び取扱い上の注意

b) 製品の特徴

c) 消費者相談窓口

d) 製造販売業者の名称及び所在地

番号解答
1つ
2つ
3つ
4つ
正しいものはない
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(第109問)
医薬品副作用被害救済制度に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用によって一定程度以上の健康被害が生じた場合に、医療費等の諸給付を行うものである。
要指導医薬品又は一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類(領収書等)などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要である。
無承認無許可医薬品(いわゆる健康食品として販売されたもののほか、個人輸入により入手された医薬品を含む。)の使用による健康被害は救済制度の対象となる。
要指導医薬品や一般用医薬品の中には、救済制度の対象とはならないものがある。
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(第110問)
次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されているものの正しい組み合わせはどれか。

a) ジフェンヒドラミン塩酸塩

b) センノシド

c) ロートエキス

d) アミノ安息香酸エチル

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第111問)
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 障害児養育年金は、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳未満の人を養育する人に対して給付される。

b) 遺族年金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付される。

c) 葬祭料は、医薬品の副作用により死亡した人の葬祭を行うことに伴う出費に着目して給付される。

d) 遺族一時金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族に対する見舞等を目的として給付される。

番号abcd
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(第112問)
次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に「次の診断を受けた人」として「心臓病」と記載されているものはどれか。

番号解答
ヨウ化カリウム
酸化マグネシウム
硫酸ナトリウム
水酸化アルミニウムゲル
スクラルファート
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(第113問)
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 1967年3月より、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。

b) 1978年8月より、約3000のモニター薬局で把握した副作用事例等について、定期的に報告が行われるようになった。

c) 2002年7月に薬事法が改正され、医師や薬剤師等の医薬関係者による副作用等の報告が義務化された。

d) 2006年6月の薬事法改正による登録販売者制度の導入に伴い、登録販売者が本制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられた。

番号abcd
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(第114問)
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に記載される症状と医薬品の主な成分・薬効群との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【症状】高熱
【主な成分】かぜ薬

b) 【症状】むくみ
【主な成分】ピペラジンリン酸塩水和物

c) 【症状】下痢
【主な成分】グリチルリチン酸二カリウム

d) 【症状】吐き気・嘔吐
【主な成分】ビサコジル

番号解答
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( a , d )
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(第115問)
一般用医薬品の主な安全対策に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

 小柴胡湯による( a )については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、小柴胡湯と( b )との併用例による( a )が報告されたことから、1994年1月、( b )との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も( c )が小柴胡湯を使用して( a )が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して緊急安全性情報の配布が指示された。

番号abc
胃・十二指腸潰瘍インターフェロン製剤高齢者
胃・十二指腸潰瘍インターフェロン製剤高血圧症患者
間質性肺炎インターフェロン製剤慢性肝炎患者
間質性肺炎モノアミン酸化酵素阻害剤高齢者
糖尿病モノアミン酸化酵素阻害剤慢性肝炎患者
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(第116問)
次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に「長期連用しないこと」と記載されているものの正しい組み合わせはどれか。

a) センノシド

b) タンニン酸アルブミン

c) インドメタシン

d) スクラルファート

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第117問)
一般用医薬品の主な安全対策に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 日本では2003年8月までに、塩酸フェニルプロパノールアミンが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている( a )患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、( b )の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( c )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。

番号abc
糖尿病使用上の注意ジヒドロコデインリン酸塩
糖尿病使用上の注意プソイドエフェドリン塩酸塩
高血圧症効能又は効果プソイドエフェドリン塩酸塩
糖尿病効能又は効果ジヒドロコデインリン酸塩
高血圧症使用上の注意プソイドエフェドリン塩酸塩
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(第118問)
一般用医薬品の製品表示に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
1回服用量中0.05mL のアルコールを含有する内服液剤(滋養強壮を目的とするもの)については、アルコールを含有する旨及びその分量の記載が必要である。
包装中に封入されている医薬品(内袋を含む)だけが取り出され、添付文書が読まれないことのないように、「使用にあたって添付文書をよく読むこと」と記載されている。
法定表示事項のほかにも、医薬品の製品表示として、購入者等における適切な医薬品の選択、適正な使用に資する様々な情報が記載されている。
症状、体質、年齢等からみて、副作用による危険性が高い場合若しくは医師又は歯科医師の治療を受けている人であって、一般使用者の判断のみで使用することが不適当な場合については、専門家への相談勧奨に関する事項が記載されている。
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(第119問)
製造物責任法(平成6年法律第85号)に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

 平成6年、製造物責任法が、国会において成立するに当たり、「裁判によらない迅速、公平な被害救済システムの有効性に鑑み、裁判外の( a )体制を充実強化すること」が衆参両院で附帯決議され、各業界に対して裁判によらない( a )機関の設立が求められた。これを受けて、( b )において、平成7年に( c )が開設された。

番号abc
紛争処理独立行政法人医薬品医療機器総合機構医薬品PLセンター
苦情処理公益財団法人友愛福祉財団消費生活センター
紛争処理独立行政法人医薬品医療機器総合機構消費生活センター
紛争処理日本製薬団体連合会医薬品PLセンター
苦情処理日本製薬団体連合会医薬品PLセンター
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(第120問)
医薬品製造販売業者が、医薬品医療機器等法第68条の10第1項の規定により、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、その副作用等を知った日から15日以内に厚生労働大臣へ報告することが義務づけられている事例のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
医薬品によるものと疑われる副作用症例のうち、使用上の注意から予測できる非重篤な国内事例
医薬品によるものと疑われる副作用症例のうち、使用上の注意から予測できない重篤(死亡を除く)な国内事例
医薬品によるものと疑われる感染症症例のうち、使用上の注意から予測できる重篤(死亡を含む)な国内事例
医薬品によるものと疑われる感染症症例のうち、使用上の注意から予測できない非重篤な国内事例
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