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登録販売者試験対策合格NAVI

2012年度 福井県 滋賀県 京都府 兵庫県 和歌山県 登録販売者試験
午前 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
かぜ薬(総合感冒薬)に配合される成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 解熱作用を期待して、フマル酸クレマスチン(クレマスチンフマル酸塩)が配合される場合がある。

b) 塩酸エチルシステイン(エチルシステイン塩酸塩)は、鎮咳作用を目的として配合される場合がある。

c) ブロメラインは、蛋白質分解酵素で、体内で産生される炎症物質を分解する作用を示す。

d) 塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)は、鶏卵の卵白から抽出した蛋白質であるため、鶏卵アレルギーがある人では、使用を避ける必要がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第2問)
かぜ薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 漢方処方製剤として、小青竜湯(しょうせいりゅとう)、桂枝湯(けいしとう)、香蘇散(こうそさん)などがある。

b) 通常、複数の有効成分が配合されているため、他のかぜ薬等の併用により副作用が起こりやすくなるおそれがある。

c) かぜ薬に配合されることがあるイブプロフェンによる重篤な副作用として、無菌性髄膜炎がある。

d) かぜ薬の使用は、発熱や頭痛・関節痛、くしゃみ、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、咽頭痛、咳、痰等の症状を緩和する対症療法である。

番号abcd
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(第3問)
解熱鎮痛成分に関する記述について、正しいものはどれか。

番号解答
アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりにくい。
アセトアミノフェンは、解熱、鎮痛、抗炎症作用が期待できる。
一般用医薬品では、解熱鎮痛成分としてイブプロフェンを含有する小児向けの内服薬はない。
ピリン系の解熱鎮痛成分として、アスピリンやサザピリンがある。
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(第4問)
解熱鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)による胃腸障害を低減させることを目的として、水酸化アルミニウムゲル等の制酸成分が配合されている場合がある。

b) 鎮静作用がある生薬成分として、カノコソウが配合されている場合がある。

c) 発熱によって消耗されやすいビタミンの補給を目的として、メトカルバモールが配合されている場合がある。

d) 鎮痛作用を高める効果を期待して、無水カフェインが配合されている場合がある。

番号abcd
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(第5問)
眠気を促す薬とその成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ブロムワレリル尿素は、胎児障害の可能性があるため、妊婦は使用を避けることが望ましい。

b) 生薬成分のみからなる鎮静薬であれば、複数の鎮静薬の併用や、長期連用をしてもよい。

c) 寝つきが悪いときの対処として、塩酸ジフェンヒドラミンを含有する催眠鎮静薬とアルコール摂取の併用が推奨される。

d) 不眠に関して、基本的に、一般用医薬品を使用して対処することが可能であるのは、特段の基礎疾患のない人で、ストレスや疲労等による一時的な不眠、寝つきが悪い場合である。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第6問)
カフェインに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 胃液の分泌を抑制する作用がある。

b) 腎臓での水分の再吸収を抑制する。

c) 尿量の増加(利尿)をもたらす。

d) 心筋を興奮させる作用がある。

番号abcd
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(第7問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)とその成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 鎮暈薬には、吐き気を抑えることを目的とした成分も配合されているので、つわりに伴う吐き気に対しても使用が推奨される。

b) 塩酸ジフェニドール(ジフェニドール塩酸塩)は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

c) 抗ヒスタミン成分として、ジメンヒドリナートが配合されている場合がある。

d) 脳への抑制作用により、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、ジプロフィリンが配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第8問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。

b) 主に鎮静作用を目的として、カンゾウが配合されている場合がある。

c) 生後3ヶ月未満の乳児に使用しても問題はない。

d) 小児の疳を適応症とする漢方処方製剤として、小建中湯(しょうけんちゅうとう)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第9問)
リン酸コデイン(コデインリン酸塩)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 脊髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑える。

b) 麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取により倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。

c) 妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。

d) 胃腸の運動を亢進させるため、副作用として下痢が現れることがある。

番号abcd
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(第10問)
カンゾウに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) グリチルリチン酸が含まれており、抗炎症作用が期待される。

b) 大量に摂取すると偽アルドステロン症を起こすおそれがある。

c) カンゾウは、かぜ薬や鎮咳去痰薬以外の医薬品にも配合されることがある。

d) 甘草湯(かんぞうとう)は、構成生薬がカンゾウのみからなる漢方処方製剤で、激しい咳や咽喉痛の緩解に用いられる。

番号abcd
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(第11問)
含嗽薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 口腔内または咽頭部の粘膜に局所的に作用して、それらの部位の炎症による痛み、腫れ等の症状の緩和を主たる目的としている。

b) 用時に水で希釈または溶解して使用するものが多い。

c) 含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。

d) グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)は、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第12問)
胃に作用する薬の配合成分とその主な作用に関する次の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
オウバクは、健胃作用を期待して用いられる。
スクラルファートは、胃粘膜保護・修復作用を期待して用いられる。
ジアスターゼは、消化作用を期待して用いられる。
塩酸ピレンゼピン(ピレンゼピン塩酸塩)は、消泡作用を期待して用いられる。
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(第13問)
胃腸に作用する薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 健胃薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする。

b) 消化薬は、炭水化物、脂質、蛋白質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。

c) 塩酸セトラキサート(セトラキサート塩酸塩)は、消化管の内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として用いられる。

d) 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、ロートエキスが配合されている場合がある。

番号abcd
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(第14問)
ヒマシ油に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヒマシ油は、ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬である。

b) 日本薬局方収載のヒマシ油は、弱い瀉下作用を示すため、3歳未満の乳幼児に用いられる。

c) 防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒に対して効果的である。

d) 吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがある。

番号abcd
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(第15問)
腸に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の使用中に原因が明確でない下痢や便秘を生じた場合は、直ちに止瀉薬や瀉下薬によって症状を抑える必要がある。

b) 腸内細菌による分解を受けて作用する成分が配合された瀉下薬に、生菌成分が配合された整腸薬が併用された場合、瀉下作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがある。

c) 瀉下薬については、複数の瀉下薬を併用すると、激しい腹痛を伴う下痢や下痢に伴う脱水症状等を生じるおそれがある。

d) 一般用医薬品では、生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。

番号abcd
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(第16問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
ロートエキスの副作用として、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等が現れることがある。
塩酸パパベリン(パパベリン塩酸塩)は、自律神経系を介した作用により、眼圧を上昇させる。
アミノ安息香酸エチルは、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して配合される。
オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もある。
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(第17問)
浣腸薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 繰り返し使用すると直腸の感受性が高くなり、効果が増強される。

b) 一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。

c) グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。

d) グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。

番号abcd
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(第18問)
駆虫薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫、条虫及び吸虫である。

b) 腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫には駆虫作用が及ばない。

c) 複数の駆虫薬を併用すると駆虫効果が高まる。

d) 一度駆虫し、再度駆虫を必要とする場合には、1カ月以上間隔を置いてから使用することとされている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第19問)
心臓に作用する薬に配合される成分に関する記述について、正しいものはど れか。

番号解答
ゴオウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされている。
リュウノウは、フタバガキ科のリュウノウジュの樹幹の空隙に析出する精油の結晶を用いた生薬で、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされている。
センソが配合された内服固形製剤は、口中で吸収されることにより作用を示すため、噛みながら服用することとされている。
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(第20問)
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)に関する記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
めまい、ふらつきがあり、又は動悸があり、尿量が減少する人における、神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛に適すとされる。
強心作用が期待される生薬が含まれている。
構成生薬としてカンゾウを含む。
比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。
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(第21問)
高コレステロール改善薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。

b) 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされている。

c) ビタミンEは、過酸化脂質の生成を抑える作用があるとされている。

d) リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合は、使用を中止し、医療機関を受診するよう促すべきである。

番号abcd
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(第22問)
貧血用薬(鉄製剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 鉄欠乏性貧血に対して不足している鉄分を補充し、造血機能の回復を図る医薬品である。

b) 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。

c) ビタミンCを含む飲食物を一緒に摂取すると、ビタミンCと鉄が反応して鉄の吸収が悪くなる。

d) 貧血用薬を服用すると便が黒くなることがある。

番号abcd
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(第23問)
貧血用薬(鉄製剤)とその代表的な配合成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 銅は、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。

b) コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、硫酸コバルトが配合されている場合がある。

c) 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。

d) ビタミンAは、ヘモグロビン産生や赤血球の形成に働くビタミン成分として、配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第24問)
ユビデカレノンに関する記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
肝臓や心臓などの臓器に多く存在する。
摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンCとともに働く。
コエンザイムQ10 ともよばれる。
心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。
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(第25問)
外用痔疾用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の伝達を可逆的に遮断する作用を示す。

b) ビタミンEは、出血を助長するおそれがあり、外用痔疾用薬には配合してはいけないことになっている。

c) 血管収縮作用による止血効果を期待して、塩酸テトラヒドロゾリン(テトラヒドロゾリン塩酸塩)が配合されていることがある。

d) ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第26問)
内用痔疾用薬の配合成分とその主な作用について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 配合成分:オウゴン
 主な作用:抗炎症作用

b) 配合成分:カイカク
 主な作用:血行促進作用

c) 配合成分:セイヨウトチノミ
 主な作用:止血作用

d) 配合成分:ブロメライン
 主な作用:抗炎症作用

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第27問)
次の婦人薬に用いられる生薬成分のうち、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられるものについて、正しいものの組み合わせはどれか。

a) オウレン

b) ブクリョウ

c) センキュウ

d) トウキ

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第28問)
アレルギー用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 塩酸ジフェンヒドラミン(ジフェンヒドラミン塩酸塩)は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。

b) シンイは、モクレン科のコブシ等の根茎を用いた生薬で、発汗、解熱、鎮痛等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。

c) 鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナ総アルカロイド等の抗コリン成分が配合されている場合がある。

d) 塩酸ピリドキシンは、アドレナリン作動成分として配合され、副作用として、めまいや頭痛、排尿困難が現れることがある。

番号abcd
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(第29問)
鼻に用いる薬とその成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対する効果を期待して、クロモグリク酸ナトリウムが配合されている場合がある。

b) 剤型はスプレー式で鼻腔内に噴霧するものが多いが、小児向けの商品には液剤を綿棒で塗布するタイプもある。

c) 鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として、塩化セチルピリジニウム(セチルピリジニウム塩化物)のような殺菌消毒成分が配合されている場合がある。

d) 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、塩酸フェニレフリン(フェニレフリン塩酸塩)のような局所麻酔成分が配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第30問)
眼科用薬に配合されている成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
メチル硫酸ネオスチグミン(ネオスチグミンメチル硫酸塩)は、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎等の化膿性の症状の改善を目的として用いられる。
硝酸ナファゾリン(ナファゾリン硝酸塩)は、目の充血を除去することを目的として用いられる。
イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して用いられる。
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(第31問)
眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 抗菌性点眼薬は、目の洗浄、眼病予防に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。

b) 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。

c) 点眼薬は、結膜嚢(結膜で覆われた眼瞼(まぶた)の内側と眼球の間の空間)に適用するものであるため、通常、無菌的に製造されている。

d) 洗眼薬は、結膜炎(はやり目)やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎(まぶたのただれ)等に用いられる。

番号abcd
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(第32問)
口内炎及び口内炎用薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。

b) 口内炎の再発を繰り返す場合は、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診することが望ましい。

c) シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を用いた生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。

d) 塩酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジン塩酸塩)は、口腔粘膜の炎症を和らげることを期待して配合される。

番号abcd
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(第33問)
きず口等の殺菌消毒成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アクリノールは、真菌、結核菌、ウイルスに対して効果がある。

b) マーキュロクロムは、皮膚浸透性が高く、通常の使用においても水銀中毒を生じることがある。

c) ポビドンヨードは、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。

d) オキシドールの殺菌作用は、持続性に乏しく、また組織への浸透性も低い。

番号abcd
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(第34問)
歯槽膿漏薬の配合成分とその主な作用について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 配合成分:チモール
 主な作用:殺菌消毒作用

b) 配合成分:フィトナジオン(ビタミンK1)
 主な作用:止血作用

c) 配合成分:アラントイン
 主な作用:鎮痛作用

d) 配合成分:カルバゾクロム
 主な作用:組織修復作用

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第35問)
ニコチンを含む禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が上昇するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した場合は、しばらくは使用を避けることとされている。

b) ニコチン置換療法とは、初期には喫煙をしながら禁煙補助剤を使用し、その後、徐々に喫煙を減らしていく方法である。

c) 非喫煙者では、一般にニコチンに対する耐性がないため、吐き気、めまい、腹痛などの症状が現れやすく、誤って使用されることのないよう留意される必要がある。

d) 口内炎や喉の痛み、腫れの症状がある場合に使用すると、口内・喉の刺激感等の症状が現れやすくなる。

番号abcd
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(第36問)
滋養強壮保健薬に配合されるビタミン成分のうち、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助けるものはどれか。

番号解答
ビタミンA
ビタミンB6
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
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(第37問)
滋養強壮保健薬に用いられる成分とその主な作用について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 成分:システイン
 主な作用:しみ、そばかす、日焼けなどによる色素沈着の症状の緩和

b) 成分:塩酸チアミン
 主な作用:目の乾燥感、夜盲症(とり目)の症状の緩和

c) 成分:アスパラギン酸ナトリウム
 主な作用:肝臓機能の改善

d) 成分:コンドロイチン硫酸ナトリウム
 主な作用:関節痛、筋肉痛等の改善

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第38問)
消毒薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、人体の消毒には用いられない。

b) クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対し比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

c) ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

d) イソプロパノールは、微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示し、ウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも高い。

番号abcd
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(第39問)
殺虫剤に用いる殺虫成分とその分類について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 殺虫成分:ジクロボス
 分類:有機リン系

b) 殺虫成分:オルトジクロロベンゼン
 分類:カーバメイト系

c) 殺虫成分:プロポクスル
 分類:有機塩素系

d) 殺虫成分:ペルメトリン
 分類:ピレスロイド系

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第40問)
一般用医薬品の妊娠検査薬の記述について、正しいものはどれか。

番号解答
薬局においてのみ取り扱うことが認められた製品である。
尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。
一般的には、月経予定日を過ぎて3日以内の検査が推奨されている。
検体としては、尿中hCGが検出されやすい就寝前の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
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