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登録販売者試験対策合格NAVI

2016年度 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 登録販売者試験
午前 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
解熱鎮痛薬に配合される次の成分のうち、一般用医薬品において、15歳未満の小児に対して、いかなる場合も使用してはならないものの正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) サザピリン

b) イソプロピルアンチピリン

c) イブプロフェン

d) アセトアミノフェン

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第2問)
グリチルリチン酸に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

番号解答
グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
どのような人が対象であっても、1日最大服用量がグリチルリチン酸として20mg以上となる製品は、長期連用を避けることとされている。
医薬品では、グリチルリチン酸としての1日摂取量が400mgを超えないよう用量が定められている。
グリチルリチン酸を含む生薬成分として、マオウが配合されている医薬品がある。
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(第3問)
かぜ薬に配合される成分に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
L-カルボシステインは、中枢作用によって鎮咳をもたらす。
アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は、くしゃみや鼻汁を抑えることを目的に配合されている。
リボフラビンは、かぜの時に消耗しやすいビタミンの補給を目的に配合されている。
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(第4問)
次のうち、去痰作用を期待して鎮咳去痰薬に配合される生薬成分として、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
ゴオウ
シャゼンソウ
オウヒ
セキサン
オンジ
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(第5問)
眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) ブロモバレリル尿素等の鎮静成分を大量摂取したときの応急処置等は、高度な専門的判断を必要とする。

b) 生薬成分のみからなる鎮静薬については、飲酒を避けることとはなっておらず、アルコールによって医薬品の効果が妨げられることはない。

c) 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的に不眠症状がある人を対象とするものである。

d) 神経の興奮・緊張緩和を期待して、ホップが配合されている医薬品がある。

番号abcd
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(第6問)
胃の薬に関して、その薬を使用する前に、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべき病気と配合成分の組合せとして誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
【病気】腎臓病【配合成分】アルジオキサ
【病気】腎臓病【配合成分】スクラルファート
【病気】肝臓病【配合成分】ソファルコン
【病気】緑内障【配合成分】セトラキサート塩酸塩
【病気】緑内障【配合成分】ピレンゼピン塩酸塩
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(第7問)
カフェインに関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) カフェインの眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制があり、利尿をもたらす。

b) 安全使用の観点から、カフェインの留意すべき作用として、胃液の分泌を抑える作用がある。

c) 乳児は肝臓が未発達なため、カフェインの代謝には、より多くの時間を要する。

d) 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量は600mgが上限とされている。

番号解答
( a , b )
( b , d )
( a , c )
( c , d )
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(第8問)
ヨードチンキに関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。なお、2つの( c )内には同じ字句が入ります。

 ヨウ素及びヨウ化( a )を( b )に溶解させたもので、( c )液と混ぜると不溶性沈殿を生じて殺菌作用が低下するため、( c )液と同時に使用しないこととされている。

番号abc
ナトリウムフェノールマーキュロクロム
カリウムエタノールレゾルシン
カルシウムエタノールレゾルシン
カリウムエタノールマーキュロクロム
カルシウムフェノールレゾルシン
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(第9問)
みずむし薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) クロトリマゾールは、イミダゾール系抗真菌成分である。

b) 一般的に、皮膚が厚く角質化している部分には、軟膏が適している。

c) ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。

d) 湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用すると、かえって湿疹の悪化を招くことがある。

番号abcd
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(第10問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、抗ヒスタミン成分である。

b) ピリドキシン塩酸塩は、消耗したビタミンB12の補給を目的に配合されている。

c) アミノ安息香酸エチルが配合されているので、6歳未満への使用は避ける必要がある。

d) 無水カフェインは、めまいを軽減させることを目的に配合されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第11問)
下表の成分を含む胃腸薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

1日服用量中
 トリメブチンマレイン酸塩(TM) 300mg
 ビオヂアスターゼ2000 120mg
 リパーゼAP6 45mg
 カンゾウ末 150mg
 ロートエキス 30mg
 炭酸水素ナトリウム 300mg
 沈降炭酸カルシウム 600mg

番号解答
カンゾウは、一般食品等にも広く用いられており、摂取量が継続して多くならないよう注意を促すことが重要である。
ロートエキスは、抗コリン作用を示すアルカロイドを豊富に含む生薬成分である。
沈降炭酸カルシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされる。
この胃腸薬は、炭酸飲料での服用は適当でない。
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(第12問)
ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 食あたりによる下痢の症状に用いられる。

b) 一般用医薬品では、15歳未満の小児には適用がない。

c) 胃腸鎮痛鎮痙薬と併用すると効果的である。

d) 2~3日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。

番号abcd
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(第13問)
肌の角質化、かさつき等を改善する成分を含む外皮用薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
いぼに用いる角質軟化薬は、医薬品としてのみ認められている。
角質軟化薬には、いぼの原因となるウイルスに対する抑制作用はない。
皮膚の乾燥を改善することを目的として、ヘパリン類似物質が用いられることがある。
サリチル酸は、皮膚の角質層を形成するケラチンを変質させることにより角質軟化作用を示す。
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(第14問)
駆虫薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と条虫(いわゆるサナダ虫など)である。

b) 虫卵検査を受けて回虫の感染が確認された場合には、衣食を共にする家族全員の駆虫を図ることが基本となる。

c) 駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなる。

d) 駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため、瀉下薬としてヒマシ油を併用することが効果的である。

番号abcd
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(第15問)
コレステロールと高コレステロール改善成分に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) コレステロールは、胆汁酸等の生理活性物質の産生に重要な物質である。

b) コレステロールの産生は、主として脾臓で行われる。

c) パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

d) ソイステロールには、腸管におけるコレステロールの吸収を促す働きがあるとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第16問)
循環器用薬に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされている。

b) コウカは、ニコチン酸の働きによって末梢の血液循環の改善効果を示すとされている。

c) コエンザイムQ10を含有する一般用医薬品については、15歳未満の小児向けの製品はない。

d) ヘプロニカートは、ビタミンCと組み合わせて用いられる場合が多い。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第17問)
貧血用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 銅はヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。

b) コバルトはビタミンB6の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で配合されている。

c) ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ目的で配合されている。

d) 鉄製剤を服用して便が黒くなった場合は、直ちに使用を中止する必要がある。

番号abcd
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(第18問)
婦人薬に関して、次の漢方処方製剤のうち、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることが知られているものの正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 温清飲

b) 温経湯

c) 加味逍遙散

d) 四物湯

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第19問)
下表の成分を含む痔の薬(注入軟膏)に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

1個(2g)中
 プレドニゾロン酢酸エステル 1mg
 リドカイン 60mg
 アラントイン 20mg
 トコフェロール酢酸エステル 50mg

a) 上表のプレドニゾロン酢酸エステルの含有量であれば、長期連用を避ける必要はない。

b) この薬は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。

c) アラントインは、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して配合されている。

d) トコフェロール酢酸エステルは、肛門周囲の末梢血管を収縮させることによる止血効果を期待して配合されている。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( a , d )
( c , d )
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(第20問)
消毒薬の誤用・事故等による中毒への一般的な家庭における応急処置に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
誤って飲み込んだ場合、多量の牛乳などを飲ませる。
誤って目に入った場合、顔を横に向けて上から水を流して、流水で十分に洗眼する。
誤って皮膚に付着した場合、流水をかけながら着衣を取り、中和剤を用いて流水で皮膚を十分に水洗する。
誤って吸入した場合、意識がないときは、新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸などをする。
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(第21問)
内服アレルギー用薬に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。なお、2つの( a )内には同じ字句が入ります。

 鼻炎用内服薬は、( a )の働きを抑える作用を示す抗( a )成分を主体に、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる( b )作動成分及び鼻汁分泌やくしゃみを抑える抗( c )成分等を組み合わせて配合される。

番号abc
コリンヒスタミンアドレナリン
ヒスタミンアドレナリンコリン
アドレナリンコリンヒスタミン
コリンアドレナリンヒスタミン
ヒスタミンコリンアドレナリン
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(第22問)
かぜ薬に配合される次の成分のうち、依存性のあるものの正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) クロペラスチン塩酸塩

b) デキストロメトルファン臭化水素酸塩

c) ジヒドロコデインリン酸塩

d) メチルエフェドリン塩酸塩

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第23問)
下表の成分を含む鼻炎用点鼻薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

100mL中
 クロモグリク酸ナトリウム 1,000mg
 クロルフェニラミンマレイン酸塩 250mg
 ナファゾリン塩酸塩 25mg

a) 過度に使用すると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまりがひどくなりやすい。

b) クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示す。

c) ナファゾリン塩酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。

d) 副作用として、鼻出血や頭痛が現れることがある。

番号abcd
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(第24問)
点眼薬に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 点眼薬1滴の薬液の量は約20μLのため、一度に数滴点眼するほうが効果が増す。

b) 点眼後は、数秒間、まぶたを閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるが、その際、目頭を押さえてはいけない。

c) コンタクトレンズをしたままの点眼は、添付文書に使用可能と記載されていない限り行うべきでない。

d) 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第25問)
眼科用薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
アセチルコリンは、水晶体の周りを囲んでいる毛様体に作用して、目の調節機能に関与している。
テトラヒドロゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去する作用を期待して配合されている。
水溶性アズレンは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合されている。
スルファメトキサゾールは、真菌の感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を期待して配合されている。
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(第26問)
ステロイド性抗炎症成分を含む外皮用薬に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 末梢組織の免疫機能を亢進させることにより、感染による炎症を鎮めることを目的として用いられる。

b) 広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。

c) ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL中0.025mgを超えて含有する製品の長期連用は避ける必要がある。

d) 当該成分として、ヒドロコルチゾン、フェルビナクなどがある。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第27問)
一般的な創傷への対応に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
出血しているときは、創傷部に清潔なガーゼ等を当てて5分間程度は圧迫を続け、止血する。
水洗が不十分で創傷面の内部に汚れが残っていても、創傷表面を乾燥させるタイプの医薬品を使用すると、創傷面の内部で雑菌が増殖せず化膿しない。
熱傷の場合は、できるだけ早く、水道水などで熱傷部を冷やすことが重要である。
創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させることがある。
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(第28問)
皮膚に用いる薬のうち、痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
クロルフェニラミンマレイン酸塩の副作用として、患部の腫れが現れることがある。
カンフルは、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促す効果を期待して配合される。
ノニル酸ワニリルアミドを主薬とする貼付剤は、入浴1時間前には剥がすべきである。
ナファゾリン塩酸塩は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合される。
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(第29問)
非ステロイド性抗炎症成分を含む外皮用薬に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) インドメタシンを含む貼付剤については、連続して1週間以上の使用は禁忌とされる。

b) インドメタシン含量1%の貼付剤では、15歳未満の小児向けの製品はない。

c) イブプロフェンピコノールは、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。

d) ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間は、塗布部をラップフィルムで覆うことが適当である。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第30問)
歯槽膿漏薬の配合成分と配合目的の関係について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 【配合成分】クロルヘキシジングルコン酸塩
 【配合目的】歯周組織の炎症を和らげる

b) 【配合成分】グリチルリチン酸二カリウム
 【配合目的】歯肉溝での細菌の繁殖を抑える

c) 【配合成分】カルバゾクロム
 【配合目的】炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える

d) 【配合成分】銅クロロフィリンナトリウム
 【配合目的】炎症を起こした歯周組織の修復を促す

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第31問)
禁煙補助剤に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
咀嚼剤は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。
非喫煙者が使用しても、吐き気やめまい等の症状が現れることはない。
コーヒーを摂取した後しばらくは、使用を避けることとされている。
アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
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(第32問)
滋養強壮保健薬の配合成分と配合目的の関係について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 【配合成分】ヘスペリジン
 【配合目的】ビタミンCの吸収を助ける

b) 【配合成分】グルクロノラクトン
 【配合目的】肝血流を促進する

c) 【配合成分】アミノエチルスルホン酸(タウリン)
 【配合目的】乳酸の分解を促す

d) 【配合成分】システイン
 【配合目的】軟骨成分を形成及び修復する

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第33問)
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。

b) 防風通聖散は、構成生薬として、カンゾウ、マオウ、ダイオウを含む。

c) 大柴胡湯は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの肥満症に適し、胃腸が弱く下痢しやすい人でも使用できる。

d) 用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後6か月未満の乳児には使用しないこととされている。

番号abcd
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(第34問)
鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) ハンゲは、中枢神経系に作用して咳を抑える生薬成分である。

b) ノスカピンは、交感神経系を刺激して気管支を拡げる成分である。

c) ジメモルファンリン酸塩は、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。

d) デキストロメトルファンフェノールフタリン塩は、主にトローチ剤に配合される。

番号abcd
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(第35問)
生薬成分と薬用部位の関係について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 【生薬成分】サイコ
 【薬用部位】菌核

b) 【生薬成分】サイシン
 【薬用部位】根及び根茎

c) 【生薬成分】モクツウ
 【薬用部位】蔓性の茎

d) 【生薬成分】ブクリョウ
 【薬用部位】果実

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第36問)
殺虫成分と成分分類の関係について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 【殺虫成分】フェンチオン
 【成分分類】ピレスロイド系殺虫成分

b) 【殺虫成分】フェノトリン
 【成分分類】有機リン系殺虫成分

c) 【殺虫成分】プロポクスル
 【成分分類】カーバメイト系殺虫成分

d) 【殺虫成分】ピリプロキシフェン
 【成分分類】昆虫成長阻害成分

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第37問)
妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから6週目前後の尿中のhCG濃度を検出感度としている。

b) 尿中のhCGの検出反応は、温度の影響を受けない。

c) 検体としては、尿中のhCGが検出されやすい起床直後の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。

d) 糖尿病の場合、擬陽性を示すことがある。

番号abcd
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(第38問)
かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

番号解答
半夏厚朴湯は、構成生薬としてカンゾウを含む。
葛根湯は、構成生薬としてマオウを含む。
体の虚弱な人は、麻黄湯の使用を避ける必要がある。
インターフェロン製剤で治療を受けている人は、小柴胡湯の使用を避ける必要がある。
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(第39問)
強心薬に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) 心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分が主体として配合される。

b) 1日用量中センソ2mgを超えて含有する医薬品は、劇薬に指定されている。

c) シンジュは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。

d) 一般に、5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の疾患も考えられる。

番号解答
( a , b )
( b , c )
( c , d )
( a , d )
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(第40問)
浣腸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a) グリセリンは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。

b) グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。

c) 炭酸水素ナトリウムは、直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

d) 炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤では、まれに重篤な副作用としてショックを生じることがある。

番号abcd
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