2013年度 茨城県 栃木県 群馬県 新潟県 山梨県 長野県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用
(第1問)
かぜの症状の緩和に用いられる次の漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウ及びマオウの両方を含むものはどれか。
a) 麻黄湯(まおうとう)
b) 葛根湯(かっこんとう)
c) 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
d) 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
e) 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
番号 | 解答 |
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| ( a , b , e ) |
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| ( a , c , d ) |
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| ( a , d , e ) |
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| ( b , c , d ) |
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| ( b , c , e ) |
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(第2問)
かぜ薬に含まれる成分と、その主な配合目的に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第3問)
化学的に合成された成分を含有する解熱鎮痛薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 多くの場合、体内でのプロスタグランジンの産生を亢進し、胃酸の分泌を増加させる。
b) イブプロフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられており、抗炎症作用は期待できない。
c) まれに重篤な副作用としてアスピリン喘息が知られているが、これはアスピリン特有の副作用ではない。
d) 腎臓での水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促す作用があるとされる。
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(第4問)
催眠鎮静薬に配合される成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 抗ヒスタミン成分は、まれに眠気とは正反対の作用を生じて、神経過敏や興奮などが現れることがある。
b) ブロムワレリル尿素は、胎児障害の可能性があるため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
c) 生薬成分のみからなる鎮静薬は、作用が緩和なため、複数の鎮静薬を併用することが推奨される。
d) アリルイソプロピルアセチル尿素を含有する催眠鎮静薬を服用する場合は、飲酒を避ける必要はない。
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(第5問)
眠気防止薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせははどれか。
a) カフェインには、反復して摂取すると習慣になりやすい性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」と注意喚起がなされている。
b) カフェインには、胃液の分泌を抑制する作用がある。
c) かぜ薬やアレルギー用薬を服用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を使用するのは適切でない。
d) 眠気による倦怠感を和らげる補助成分として、ビタミンDが配合される。
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(第6問)
次の解熱鎮痛成分のうち、15歳未満の小児がインフルエンザにかかっている時に使用できるものはどれか。
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(第7問)
鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 塩酸ジフェニドール(ジフェニドール塩酸塩)は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
b) ジメンヒドリナートは、専ら乗り物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
c) 臭化水素酸スコポラミンは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗り物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として配合される。
d) アミノ安息香酸エチルは、不安や緊張などを和らげることを目的として配合される。
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(第8問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品である。
b) 一般的に、小児鎮静薬は生薬成分を中心に配合されている。これは作用が穏やかで小さな子供に使用しても副作用が無いためである。
c) 主な漢方処方製剤としては、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、抑肝散(よくかんさん)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)があり、いずれも構成生薬としてカンゾウを含む。
d) レイヨウカクは、ウシ科のサイガレイヨウの若い角を用いた生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
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(第9問)
塩酸メチルエフェドリン(メチルエフェドリン塩酸塩)に関する次の記述について、正しい組み合わせはどれか。
a) マメ科のカンゾウに由来する成分で、気道粘膜からの分泌を促す作用がある。
b) 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる成分である。
c) 心臓病、高血圧、糖尿病または甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
d) 依存性がある成分であることに留意する必要がある。
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(第10問)
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) リン酸ジヒドロコデイン(ジヒドロコデインリン酸塩)は、胃腸の運動を低下させる作用があり、副作用として便秘が現れることがある。
b) 塩酸メチルシステイン(メチルシステイン塩酸塩)は、痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘り気を減少させる。
c) フマル酸クレマスチン(クレマスチンフマル酸塩)は、気道粘膜からの粘液分泌を促進する作用を示す。
d) 塩化セチルピリジニウム(セチルピリジニウム塩化物)は、口腔咽喉薬を兼ねたトローチ剤やドロップ剤に配合される場合がある。
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(第11問)
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分と基原及び作用に関する記述について、誤っているものはどれか。
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(第12問)
強心薬に配合される成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエルまたはヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。
b) ジャコウは、シカ科のジャコウジカまたはその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもので、強心作用の他、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があるとされる。
c) ゴオウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
d) ユウタンは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、鎮静作用があるとされる。
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(第13問)
高コレステロール改善薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
b) パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、HDLの分解を促し、また、LDLが形成される過程に働いて、LDLを増加させる効果を期待して用いられる。
c) リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用である。
d) ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和などを目的として用いられる。
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(第14問)
貧血用薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
b) コバルトは赤血球が出来る過程で必要不可欠なビタミンB12
の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。
c) 鉄分の吸収は、空腹時よりも食後のほうが高い。
d) 補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。
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(第15問)
次の記述に当てはまる成分はどれか。
軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し超えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品として流通することが可能となっており、そうした食品が合わせて摂取された場合、胃部不快感や吐き気、下痢等の副作用が現れやすくなる。
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(第16問)
次の漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 温経湯は(うんけいとう)は、手足がほてり、唇が乾く人における、月経不順、更年期障害、神経症等に適すとされるが、胃腸の弱い人では、不向きとされる。
b) 六君子湯(りっくんしとう)は、比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、のぼせて足冷え等を訴える人における、月経異常、更年期障害、肩こり等に適すとされるが、体の虚弱な人では不向きとされる。
c) 人参湯(にんじんとう)は、比較的体力があり、のぼせて便秘しがちな人における月経不順、高血圧の随伴症状等に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腰痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
d) 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり疲労し易く、ときに下腹部痛、めまい、動悸等を訴える人における、月経異常、更年期障害、頭重、足腰の冷え症等に適すとされるが、胃腸の弱い人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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(第17問)
抗ヒスタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 脳内におけるヒスタミンによる働きを抑えることにより眠気を促す。
b) マレイン酸トリメブチン(トリメブチンマレイン酸塩)は、抗ヒスタミン成分としてかぜ薬に配合されている。
c) 抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。
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(第18問)
アレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) アレルギー用薬は、蕁麻疹や湿疹、かぶれ及びそれらに伴う皮膚の痒みまたは鼻炎に用いられる。
b) 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものであり、長期の連用は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望ましい。
c) 蕁麻疹や鼻炎などのアレルギー症状に対する医薬品の使用は、基本的に対症療法である。
d) 鼻炎用内服薬と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複することもあるが、それらは相互に影響し合わない為、併用することができる。
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(第19問)
鼻炎用点鼻薬に用いる成分に関する記述について、正しいものはどれか。
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(第20問)
一般用検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されるものを体外診断用医薬品という。
b) 体外診断用医薬品の多くは一般用医薬品となっているが、尿糖・尿蛋白検査薬及び妊娠検査薬については、すべて医療用医薬品となっている。
c) 検体中に存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下であったり、検出反応を妨害する他の物質の影響等によって、検査結果が陰性となった場合を擬陰性という。
d) 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
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(第21問)
胃に作用する薬に含まれる成分とその主な配合目的に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 成分:炭酸水素ナトリウム
目的:消泡
b) 成分:ウルソデオキシコール酸
目的:消化
c) 成分:テプレノン
目的:健胃
d) 成分:ロートエキス
目的:胃液分泌抑制
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(第22問)
次の健胃薬に含まれる生薬成分のうち、苦味による健胃作用を期待して用いられる成分として、正しいものの組み合わせはどれか。
a) オウバク
b) ケイヒ
c) コウボク
d) ゲンチアナ
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(第23問)
止瀉薬に含まれる成分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第24問)
瀉下薬であるヒマシ油に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a) 小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
b) 加香ヒマシ油は、腸内容物の緩和な排除を目的として用いられるため、3歳未満の乳幼児に使用可能である。
c) 防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避ける必要がある。
d) 吸収された成分が乳汁中に移行しないため、母乳を与える女性でも安全に使用できる。
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(第25問)
腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬)との相互作用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第26問)
浣腸薬に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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(第27問)
駆虫薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫、蟯虫及び条虫(いわるゆサナダ虫など)である。
b) 腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばない。
c) 複数の駆虫薬を併用すると駆虫効果が高まる。
d) 空腹時に使用することとされているものが多い。
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(第28問)
外用痔疾用薬に関する以下の記述のうち、正しい組み合わせはどれか。
a) 坐剤では、成分が直腸粘膜から吸収されて全身的な影響を生じることがある。
b) 局所麻酔成分には、リドカインがある。
c) 抗炎症成分には、クロタミトンがある。
d) 組織修復成分には、アラントインがある。
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(第29問)
次のうち、皮膚症状(痒み、腫れ等)を抑えるために配合されている抗ヒスタミン成分はどれか。
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(第30問)
外皮用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) カプサイシンは、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている場合がある。
b) ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を抑制することを目的として配合される場合がある。
c) ビタミンA油は、損傷皮膚の組織の修復を促す作用を期待して配合されている場合がある。
d) 酸化亜鉛は、患部の蛋白質と結合して皮膚を形成し、皮膚を保護する作用を示す。
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(第31問)
外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として、サリチル酸が用いられる。
b) 皮膚に細菌が感染して化膿する皮膚疾患に対する抗菌成分には、バシトラシンがある。
c) 頭皮・毛根に作用する配合成分として、塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)がある。
d) クロラムフェニコールは、代表的な抗真菌成分の1つである。
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(第32問)
眼科用薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 抗菌性点眼薬は、結膜炎(はやり目)やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎(まぶたのただれ)等に用いられるものである。
b) コンタクトレンズをしたままでの点眼は、添付文書に使用可能と記載されていない限り行わないことが望ましい。
c) 医師から処方された点眼薬を使用している場合には、一般用医薬品の点眼薬を使用する前に、治療を行っている医師または処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい。
d) 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を軽く押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込み、効果的とされる。
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(第33問)
眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 点眼の際には、容器の先端を睫毛(まつげ)につけて、薬液が確実に目の中に入れるように注意しながら1滴ずつ正確に点眼する。
b) 点眼後1滴の薬液の量は、結膜嚢の容積よりも少ないため、一度に何滴も点眼すると薬液が結膜嚢内に行き渡り、効果的とされる。
c) サルファ剤には、ウイルスや真菌の感染に対する効果はない。
d) 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
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(第34問)
歯や口中に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 口腔粘膜の炎症を和らげることを目的に抗炎症成分のグリチルリチン酸二カリウムが用いられる。
b) シコンは、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して口内炎用薬に用いられる。
c) 内服で用いる歯槽膿漏薬は、同じまたは同種の成分が配合された胃腸薬等と併用した場合、作用が減弱する。
d) 外用で用いる歯槽膿漏薬には、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、カルバゾクロムが配合されている。
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(第35問)
滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) アスパラギン酸ナトリウムは、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。
b) 医薬部外品の保健薬の効能・効果の範囲は、滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給等に限定されている。
c) ビタミンC主薬製剤は、シアノコバラミンが主薬として配合された製剤である。
d) 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)は、病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血に適すとされる。
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(第36問)
漢方の基本的な考え方及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることある。
b) 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3カ月位未満の乳児には使用しないこととされている。
c) 漢方処方製剤は、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがあるが、定期的に専門家に相談する必要はない。
d) 患者の体質及び症状に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる。
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(第37問)
生薬製剤及び生薬成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 生薬製剤は、漢方処方製剤と同様に、使用する人の体質や症状その他の状態に適した配合を選択するという考え方に基づくものである。
b) 生薬製剤は、基本的に、湿気及び虫害などを避けて保存する必要がある。
c) ブクリョウは、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
d) レンギョウは、健胃、消化促進の作用を期待して用いられる。
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(第38問)
次の記述のうち、消毒薬の誤用・事故等による中毒への応急処置として適当でないものはどれか。
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(第39問)
消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が強いため、人体の消毒には用いられない。
b) エタノールは脱脂による肌荒れを起こしやすく、皮膚へ繰り返して使用する場合には適さない。
c) ジクロイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
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(第40問)
殺虫剤及び忌避剤に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 忌避剤は虫さされによる痒みや腫れ等の症状を和らげる効果がある。
b) ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
c) 燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫効果を示さない。
d) 有機リン系殺虫成分は、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)と可逆的に結合してその働きを阻害する作用をもつ。
e) ピレスロイド系殺虫成分は、比較的速やかに自然分解して残効性が低いため、家庭用殺虫剤に広く用いられている。
番号 | 解答 |
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| ( a , b , c ) |
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| ( a , c , d ) |
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| ( a , d , e ) |
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| ( b , c , e ) |
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| ( b , d , e ) |
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