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登録販売者試験対策合格NAVI

2013年度 奈良県 登録販売者試験
午前 2章 人体の働きと医薬品

(第1問)
血液に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 健康な人の赤血球は、中央部がふくれた円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。

b) 血漿は90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。

c) 白血球の中では、好中球が最も少ない。

d) 血漿中のグロブリンは、その多くが免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体として役割を担う。

番号abcd
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(第2問)
膵臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 膵臓は、炭水化物、蛋白質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。

b) 膵液は、強アルカリ性である。

c) 膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を回腸へ分泌する。

d) 膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。

番号abcd
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(第3問)
肛門に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肛門周囲は、肛門括約筋で囲まれている。

b) 直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には、歯状線がある。

c) 肛門周囲は、静脈が細かい網目状に通っていて、それらの血管が鬱血すると痔の原因となる。

番号abc
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(第4問)
食道に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く。

b) 消化液の分泌腺は、1~2cm間隔に存在する。

c) 嚥下された飲食物は、重力によって胃に落ち込む。

d) 食道の上端と下端には、括約筋がある。

番号abcd
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(第5問)
胃に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 食道から送られてきた内容物の滞留時間は、炭水化物の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。

b) 食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる。

c) 胃の内壁は、粘膜で覆われて多くのひだと絨毛がある。

d) 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。

番号abcd
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(第6問)
眼球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧を生じさせている。

b) 雪眼炎は、視細胞が光を感じる反応に不可欠なビタミンAが不足したために生じる。

c) 水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。

d) 視細胞には、色を識別する細胞とわずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。

番号abcd
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(第7問)
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 骨格筋は、随意筋であり筋線維に横縞模様がある。

b) 随意筋は、自律神経系で支配されているのに対して、不随意筋は体性神経系に支配されている。

c) 心筋は、不随意筋であるが筋線維に横縞模様がある。

d) 筋組織は、その機能や形態によって、心筋、腱、骨格筋に分類される。

番号abcd
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(第8問)
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 汗腺のうち、アポクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。

b) 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるもので、メラニン色素は、皮下組織の最下層にあるメラニン産生細胞で産生される。

c) 皮膚に物理的な刺激が繰り返されると角質層が肥厚して、たこやうおのめができる。

d) 真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。

番号abcd
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(第9問)
尿路(膀胱、尿道)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 女性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺がある。

b) 尿道は、膀胱にたまった尿が体外に排泄される時に通る管である。

c) 尿は、健康な状態であっても細菌等多くの微生物を含む。

d) 高齢者は、膀胱や尿道の括約筋の働きの低下等によって、尿失禁を起こしやすくなる。

番号abcd
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(第10問)
脾臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 脾臓は、握りこぶし大のスポンジ状臓器である。

b) 脾臓の位置は、心臓の後方の右上腹部にある。

c) 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。

d) 脾臓には、リンパ球が増殖、密集する組織がない為に、血液中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫反応が行われない。

番号abcd
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(第11問)
医薬品の消化管に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃度が薄い方から濃い方へ拡散していくことによって消化管にしみこんでいく現象である。

b) 内服薬の吸収は、主として結腸と直腸でなされる。

c) 内服薬は、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。

d) 内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと少しずつ溶出するように作られているものがある。

番号abcd
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(第12問)
次の記述は自律神経系の働きに関するものである。(  )にあてはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 自律神経系は、( a )系と( b )系からなる。概ね、( a )系は体が食事や休憩等の安息状態となるよう働き、( b )系は、体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働く。
 ( a )の神経伝達物質は、( c )で、気管支に対しては、( d )に働く。

番号abcd
交感神経副交感神経アセチルコリン狭窄
副交感神経交感神経アセチルコリン狭窄
交感神経副交感神経ノルアドレナリン拡張
交感神経副交感神経アドレナリン拡張
副交感神経交感神経アドレナリン狭窄
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(第13問)
ショック(アナフィラキシー)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 発症してから進行するのに3日ほどを要する。

b) 発生頻度は低いが、以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等アレルギーを起こしたことがある人で起きるリスクが高いとされている。

c) 顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹などの症状であり、死に至るおそれはほとんどない。

番号abc
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(第14問)
中毒性表皮壊死症(TEN)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 皮膚粘膜眼症候群と関連のない病態と考えられている。

b) 発症機序は解明されており、発症を予測することが可能である。

c) 発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。

d) 症状としては、全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる。

番号abcd
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(第15問)
次の記述は偽アルドステロン症に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体から( a )が失われたことに伴う症状であって、( b )からアルドステロン分泌が( c )いないにもかかわらず生じることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。

番号abc
マグネシウム副腎髄質増えて
マグネシウム副腎皮質減って
カリウム副腎髄質減って
カリウム副腎皮質増えて
カリウム副腎皮質減って
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(第16問)
副作用として現れる胃腸症状に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化性潰瘍は、医薬品の副作用によ胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態である。

b) 消化性潰瘍は、胃もたれ、食欲低下、胸やけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。

c) イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症リスクが低いとされている。

番号abc
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(第17問)
呼吸機能に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 間質性肺炎は、悪化すると肺線維症となる場合がある。

b) 間質性肺炎は、発熱を伴わないことがある。

c) 喘息は、内服薬のみで誘発され、座薬や外用薬では誘発されない。

d) 喘息は、原因となる医薬品を使用して比較的長期間(7日程度)で、鼻水・鼻づまりが起こり、続いて咳、喘鳴、呼吸困難を生じて、しれらが次第に悪化する。

番号abcd
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(第18問)
副作用として現れる薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬疹を引き起こす医薬品は、限定されている。

b) 薬疹とは、医薬品の使用によって引き起こされる発疹・発赤等の皮膚症状のことである。

c) 薬疹は、アレルギー体質の人や、以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすい。

d) 薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起きることが多く、長期間使用してから生じることはない。

番号abcd
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(第19問)
副作用として現れる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 必ず自覚症状がみられる。

b) 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されることにより、皮膚や白目が黄色くなる現象である。

c) 主な症状としては、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気等を生じる。

d) 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診断を受けることが重要である。

番号abcd
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(第20問)
医薬品の剤型に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填などした剤型である。(白本 p.52 手引き p.43)

b) 貼付剤は、皮膚に粘着させて用いる剤型である。

c) チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして、服用する剤型で、水なしでも服用できる。

d) 錠剤(内服)は固形製剤で一定の大きさを有するため、高齢者や乳幼児等の場合は飲みにくいことがある。

番号abcd
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