2013年度 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 登録販売者試験
午後 2章 人体の働きと医薬品
(第1問)
消化管に関する記述について、（ ）に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
消化管は、（ a ）から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約（ b ）ある。飲食物はそのままの形で栄養分として利用できず、消化管で吸収される形に（ c ）する必要がある。
また、消化には、（ d ）などの消化腺から分泌される消化液による化学的消化と咀嚼や消化管の運動による機械的消化がある。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第2問)
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 口腔内は、唾液によってpHをほぼ中性に保つことにより、歯の齲蝕を防いでいる。
b) 食道には、消化液の分泌腺があり、プチアリンを分泌している。
c) 胃内は、pHを中性に保つことにより、内容物の腐敗や発酵を防いでいる。
d) 大腸では、水分や電解質の吸収が行われるが、消化はほとんど行われない。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第3問)
消化酵素に関する記述の正誤について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) トリプシンは、半消化されたデンプンをさらに細かくする。
b) エレプシンは、半消化された蛋白質をアミノ酸まで分解する。
c) リパーゼは、蛋白質を分解する。
d) アミロプシンは、デンプンを分解する。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第4問)
膵臓に関する記述について、誤っているものはどれか。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第5問)
胆嚢、肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、内容物が回腸まで達すると収縮して、回腸にある胆管の開口部から腸管内に胆汁を送り込む。
b) 肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
c) 肝臓は、脂溶性ビタミンを貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
d) 肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第6問)
小腸、大腸に関する記述について、正しい組み合わせはどれか。
a) 小腸の内壁粘膜には絨毛があるが、大腸の内壁粘膜には絨毛はない。
b) 小腸は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸などからなる管状の臓器である。
c) 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維を発酵分解する。
d) 大腸の腸内細菌は、血液凝固に必要なビタミンAを産生している。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第7問)
循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分（右心房、右心室）に入り、そこから全身に送り出される。
b) 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。
c) 血液の循環によって、体内で発生した温熱が体表、肺、四肢の末端等に分配され、全身の温度をある程度均等に保つ。
d) 静脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、皮膚の上から透けて見える。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第8問)
血液に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 血漿中のアルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分と複合体を形成して、それらの代謝や排泄を受けにくくする。
b) 血漿中のグロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
c) 単球は、白血球の約60％を占めている。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
d) 好中球は、白血球の約5％と少ないが、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージと呼ばれる。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第9問)
泌尿器系に関する記述について、誤っているものはどれか。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第10問)
目に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) ビタミンB群が不足すると夜間視力の低下（夜盲症）を生じる。
b) 眼瞼は、内出血や裂傷を生じやすく、むくみ等、全身的な体調不良（薬の副作用を含む）の症状が現れやすい部位である。
c) 結膜の充血では、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分がピンク味を帯びる。
d) 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第11問)
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
b) メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると、メラニン産生細胞が活性化されてメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する。
c) 皮下組織は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性の蛋白質からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。また、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。
d) 汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の二種類がある。汗は、アポクリン腺から分泌され、体温調節の為の発汗は全身の皮膚に生じる。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第12問)
骨格筋に関する記述について、（ ）に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
骨格筋は、（ a ）とも呼ばれ、収縮力が強く、自分の意識通りに動かすことができる随意筋であるが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられている（ b ）が減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、（ b ）の代謝に伴って生成する（ c ）が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第13問)
中枢神経系に関する記述について、誤っているものはどれか。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第14問)
末梢神経系において副交感神経系が活発になった場合の次の効果器と反応との関係について、正しいものはどれか。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第15問)
薬の代謝及び排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 肝臓の機能が低下した状態にある人では、正常な人よりも循環血液中に到達する医薬品の成分量が少なくなり、効き目が弱くなる。
b) 腎臓の機能が低下した状態にある人では、正常の人よりも医薬品の成分が循環血液中に存在する時間が短くなり、効き目が弱くなる。
c) 循環血液中に移行した医薬品成分は、ほとんどの場合、血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成し、複合体を形成している分子には酵素が作用しない為、徐々に代謝される。
d) 循環血液中に移行した医薬品成分は、多くの場合、糞便中に混じって排出される。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第16問)
カプセル剤に関する次の記述について、（ ）の中に入れるべき字句で正しいものはどれか。
カプセル剤の原材料として広く用いられている（ a ）は、（ b ）などの（ c ）であるため、アレルギーを持つ人では使用を避けるなどの注意が必要である。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第17問)
全身的に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) アナフィラキシーは、顔や上半身の紅潮・熱感などの症状が突如現れ、急速に症状が進行してチアノーゼや呼吸困難等を生じ、適切な対応が遅れれば致命的な転帰をたどるおそれがある。ただし、以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では、耐性ができるので、発症リスクは低くなる。
b) スティーブンス・ジョンソン症候群は、高熱（38℃以上）を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が、比較的短期間に全身の皮膚、口、目の粘膜に現れる病態で、現状では発症機序の詳細は明確にされておらず、関連があるとされる医薬品の種類も多いため、発症を予測することは困難である。
c) ライエル症候群は、全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10％以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、高熱、口唇の発赤・びらん、目の充血等の症状を伴う病態で、現状では発症機序の詳細は明確にされておらず、発症を予測することは困難である。
d) 偽アルドステロン症は、体内にナトリウムと水が貯留し、体からカルシウムが失われたことに伴う症状で、進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難等を生じる。体が小柄な人や高齢者において生じやすいとされ、原因となる医薬品を長期にわたって服用してから、初めて発症する場合もある。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第18問)
無菌性髄膜炎に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 無菌性髄膜炎は、細菌や真菌が原因で起きる場合が多いが、医薬品の副作用としても生じることがある。
b) 全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で、発症するリスクが高いとされる。
c) 多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った頭痛、発熱、吐き気・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。
d) 過去に発症した人は、免疫ができるので、医薬品の使用により再発症はしない。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第19問)
呼吸機能に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
ヒント表示 解説表示 解答確認
(第20問)
胃腸症状に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 消化性潰瘍は、一般用医薬品では、医薬品の長期連用のほか、併用すべきでない医薬品やアルコールとの併用等の不適正な使用が原因で起こる場合が多い。
b) 消化性潰瘍では、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなるなどの症状を生じる。
c) 医薬品の副作用によるイレウス様症状の発症のリスクは、便秘傾向のある人は低いとされている。
d) 医薬品の副作用によるイレウス様症状では、激しい下痢により水分や電解質が失われ、全身状態の衰弱が急激に進むおそれがある。
ヒント表示 解説表示 解答確認
登録販売者試験対策合格NAVI
