2012年度 奈良県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用
(第1問)
総合感冒薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) トラネキサム酸は、体内での炎症物質の産出を抑えることで炎症の発生を抑え、腫れを和らげると考えられている。
b) ブロムヘキシン塩酸塩(塩酸ブロムヘキシン)は、気道粘膜からの分泌を促進する作用を示し、痰の切れを良くする目的で配合される。
c) リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)は、胃酸を中和し、胃腸障害を減弱させる。
d) ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)は、強壮作用を目的として配合されるが、反復して摂取すると依存を生じるおそれがある。
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(第2問)
次の記述は、かぜの症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関するものである。( )にあてはまる製剤の正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
( a )は、かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされる。
( b )は、くしゃみや鼻汁・鼻閉(鼻づまり)等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされる。
( c )は、かぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で、疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適すとされる。
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(第3問)
痛みや発熱が起こる仕組みや解熱鎮痛薬の働きに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 痛みや発熱は、体内で産生されるプロスタグランジンの働きによって生じる。
b) 発熱は、細菌やウイルス等の感染に対する生体の防御機能の一つとして引き起こされる症状である。
c) 漢方処方製剤を除く解熱鎮痛薬は、痙攣性の内臓痛についても効果が期待できる。
d) 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものである。
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(第4問)
解熱鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) エテンザミドは、アセトアミノフェンと比べて、痛みの伝わりを抑える働きが優位であるとされている。
b) アセトアミノフェンは、解熱鎮痛作用、抗炎症作用が強い。
c) アスピリンは、医療用医薬品の分野では血栓予防薬の成分としても用いられている。
d) サルチル酸系解熱鎮痛薬成分は、ライ症候群の発症との関連性が示唆されている。
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(第5問)
次の記述は、アリルイソプロピルアセチル尿素に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい
アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を( a )、痛み等を感じる感覚を( b )する作用を示す。
かぜ薬や解熱鎮痛薬などに( c )として配合されることが多い。
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(第6問)
次の人体へのカフェイン水和物(カフェイン)の作用として、誤っているものを1つ選びなさい。
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(第7問)
抗ヒスタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、排尿困難や便秘等の副作用が現れることがある。
b) 乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分は、脊髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
c) 抗ヒスタミン成分は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える。
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(第8問)
次の生薬のうち、小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に配合される代表的な生薬として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) ジャコウ
b) ジンコウ
c) マオウ
d) ナンテンジツ
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(第9問)
次の記述は、気管支拡張成分に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
トリメトキノール塩酸塩水和物(塩酸トリメトキノール)、メトキシフェナミン塩酸塩(塩酸メトキシフェナミン)等の( a )作動成分は、( b )神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にする。
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(第10問)
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) ノスカピン塩酸塩水和物(塩酸ノスカピン)は、気道粘膜からの分泌を促進することにより痰の切れを良くする。
b) キョウニンは、バラ科のキキョウの種子を用いた生薬で、主に気道の炎症を和らげる。
c) ジヒドロコデインリン酸塩(リン酸ジヒドロコデイン)は、モルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
d) カンゾウは、グリチルリチン酸を含む生薬であり、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの分泌を促す等の作用も期待される。
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(第11問)
鎮咳成分として鎮咳去痰薬に配合されないものを1つ選びなさい。
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(第12問)
口腔咽喉薬や含嗽薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 含嗽薬は、口腔及び咽頭の殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去等を目的として用いる外用液剤である。
b) 口腔咽喉薬は、口腔又は咽頭の粘膜に局所的に作用して、それらの部位の炎症による痛み、腫れ等の症状の緩和を目的とするもので、口腔及び咽頭の殺菌・消毒を目的とするものはない。
c) ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
d) 口腔咽喉薬及び含嗽薬は、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血液中に入り、全身的な影響を生じることがある。
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(第13問)
次の健胃薬に含まれる生薬のうち、香りによる健胃作用を期待して配合されるものを1つ選びなさい。
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(第14問)
次の記述は、胃腸に作用する薬に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
制酸成分である炭酸水素ナトリウムは、酸度の高い食品である( a )等での服用は適当でない。
胃粘膜保護・修復成分である( b )はアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人は使用を避ける必要がある。
また、同じ胃粘膜保護・修復成分である( c )は、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。
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(第15問)
胃腸に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 消化薬は、弱った胃の働きを高めることを目的とする医薬品である。
b) 健胃薬、消化薬、整腸薬又はそれらの目的を併せ持つものには、医薬部外品として製造販売されている製品もある。
c) 制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。
d) 健胃薬は、炭水化物、脂質、蛋白質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品である。
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(第16問)
腸に作用する薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) ヒマシ油は、瀉下薬として比較的作用が穏やかなため、主として乳幼児の便秘に用いられる。
b) タンニン酸アルブミンは、卵に含まれるカゼインに由来するため、鶏卵アレルギーの人には使用を避ける必要がある。
c) 次硝酸ビスマスは、腸粘膜の蛋白質と結合して不溶性の膜を形成し、収斂作用により、腸粘膜を保護し、炎症を鎮める。
d) 生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。
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(第17問)
瀉下薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) ジオクチルソジウムスルホサクシネートは、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増やして柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる。
b) センナが配合された瀉下薬は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することで乳児に下痢を生じるおそれがあるため、授乳中の女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。
c) 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより糞便中の水分量を増し、排便を促す。
d) ピコスルファートナトリウム水和物(ピコスルファートナトリウム)は、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示す。
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(第18問)
浣腸薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。
b) グリセリンは、腸管への刺激が緩やかな成分であるため、便秘時以外であっても、直腸内容物の排除を目的として用いることは適当とされている。
c) ソルビトールは、浸透圧の差によって、腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果がある。
d) 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して酸素ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
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(第19問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、妊娠中や小児における安全性が確立されている。
b) 排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人では、ロートエキスの使用により、症状の悪化を招くおそれがある。
c) パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)は、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。
d) メチルベナクチジウム臭化物(臭化メチルベナクチジウム)は、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して配合される。
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(第20問)
次の一般用医薬品の駆虫薬に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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(第21問)
動悸、息切れ、気つけに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 心臓の働きが増強して体の各部への酸素の供給が過剰になると、呼吸運動を抑えて取り込む空気の量を減らすことでそれを除こうとして、息切れが起こる。
b) 気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に対して、意識をはっきりとさせる効果や活力を回復させる効果のことである。
c) 動悸とは、心臓の拍動が弱く若しくは遅くなり、又は脈拍が乱れ、それが不快に感じられることをいう。
d) 女性は、貧血や更年期に生じるホルモンバランスの乱れなどによって動悸や息切れが起こることがある。
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(第22問)
次の記述は、血中コレステロールに関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。ただし、同じ記号の( )内には、それぞれ同じ字句が入る。
コレステロールは細胞の構成成分であるとともに、( a )の産生に重要な物質でもある。
低密度リポ蛋白質(LDL)は、コレステロールを( b )から( c )へと運ぶリポ蛋白質であり、高密度リポ蛋白質(HDL)は、コレステロールを( c )から( b )へと運ぶリポ蛋白質である。
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(第23問)
次の医薬品成分のうち、貧血用薬の有効成分として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) フマル酸第一鉄
b) 硫酸コバルト
c) 硫酸マグネシウム水和物(硫酸マグネシウム)
d) タンニン酸ベルベリン
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(第24問)
ユビデカレノンに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 一般用医薬品のユビデカレノンは、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
b) 摂取された栄養素からエネルギーが産生される際に、ビタミンCとともに働く。
c) エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分であり、別名コエンザイムQ10とも呼ばれる。
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(第25問)
次の記述は、生薬に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものを1つ選びなさい。
泌尿器用薬に用いられる、( )は、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、残尿感や排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
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(第26問)
婦人薬に配合される女性ホルモン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 膣粘膜又は外陰部に適用された女性ホルモン成分は、適用部位から吸収されるが、循環血液中に移行することはない。
b) 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳がんや脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。
c) 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。
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(第27問)
次の眼科用薬に配合される医薬品成分のうち、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善 する目的で配合されるものを1つ選びなさい。
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(第28問)
アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) ジフェンヒドラミンは乳汁に移行しないため、この成分を含む製品は授乳中の女性でも使用することができる。
b) ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合される。
c) クレマスチンフマル酸塩(フマル酸クレマスチン)は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
d) ベラドンナ総アルカロイドは、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合される。
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(第29問)
眼科用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 点眼薬を一定期間使用して症状の改善がみられない場合であっても、使用を継続する必要がある。
b) 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。
c) 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものもある。
d) 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
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(第30問)
鼻炎用点鼻薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 鼻炎用点鼻薬には、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれのある成分も配合されていることから長期連用は避けることとされており、3日位使用しても症状の改善がみられない場合には、医療機関を受診することが望ましい。
b) クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞から遊離されたヒスタミンの働きを抑え、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として配合されている。
c) 塩酸テトラヒドロゾリン(テトラヒドロゾリン塩酸塩)は、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
d) 蓄膿症は、一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の適用対象となっていない。
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(第31問)
殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) イソプロピルメチルフェノールは、細菌や真菌類の蛋白質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられる。
b) ポビドンヨードは、ヨウ素に対してアレルギー既往歴のある患者には使用を避ける必要がある。
c) オキシドールは、過酸化水素を成分とし、発生する水素の還元作用によって殺菌消毒効果を示す。
d) エタノールは、一般細菌類、真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌には作用を示さない。
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(第32問)
次の皮膚に使用される成分のうち、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられないものを1つ選びなさい。
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(第33問)
次の一般用医薬品のステロイド性抗炎症成分に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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(第34問)
次の記述は、外皮用薬に配合される抗菌成分に関するものである。記述と成分の正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 細菌の蛋白質合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
b) 細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
c) 細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
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(第35問)
毛髪用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) カシュウは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
b) カルプロニウム塩化物(塩化カルプロニウム)は、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされる。
c) 『壮年性脱毛症』、『円形脱毛症』の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬部外品に分類される毛髪用薬で認められる。
d) 男性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、エストラジオール安息香酸エステル(安息香酸エストラジオール)が配合されている場合がある。
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(第36問)
口内炎及び口内炎用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。
b) 口内炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解するが、一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診することが望ましい。
c) 口内炎は、一般用医薬品の副作用として現れることはない。
d) クロルヘキシジン塩酸塩(塩酸クロルヘキシジン)は、口腔粘膜の炎症を和らげることを目的として用いられる。
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(第37問)
次の禁煙補助剤に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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(第38問)
滋養強壮保健薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a) 脂溶性ビタミンは、過剰摂取により過剰症を生じるおそれがある。
b) ビタミンの補給を目的とした医薬部外品は、神経痛、しみ、そばかすの症状についての効能・効果も認められている。
c) 薬用酒は、血行を促進させる作用があることから、手術や出産の直後等で出血しやすい人では使用を避ける必要がある。
d) カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、ジオウ、ロクジョウは、医薬部外品に配合することができる。
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(第39問)
漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a) 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヵ月位)継続して服用されることがある。
b) 漢方処方製剤の使用により、肝機能障害のような重篤な副作用を起こすことはない。
c) 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヵ月未満の乳児には使用しないこととされている。
d) 漢方処方製剤は、漢方の考え方に沿うように、生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものである。
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(第40問)
次の記述は、漢方処方製剤について述べたものである。該当する漢方処方製剤として 最も適するものを1つ選びなさい。
体力中程度以下で、疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある人における、下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、痒み、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみの症状に適すとされる。
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