2011年度 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 登録販売者試験
午前 3章 主な医薬品とその作用
(第1問)
かぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものである。
b) サリチルアミドを含むかぜ薬は、インフルエンザ又は水痘(水疱瘡)にかかっている15歳未満の小児への使用を避ける必要がある。
c) かぜ薬の副作用として、喘息や間質性肺炎が起こることはない。
d) かぜ薬の服用期間中は、酒類の摂取を控える必要がある。
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(第2問)
解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) アスピリンは医療用医薬品では、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられている。
b) アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分に比べて、胃腸障害が起こりやすいとされている。
c) イブプロフェンは、体内でのプロスタグランジンの産生を抑える作用により、消化管粘膜の防御機能を低下させる。
d) シャクヤクは、鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる。
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(第3問)
ビタミン成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) ビタミンCは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
b) ビタミンEは、下垂体や副腎系に作用してホルモン分泌の調節に関与するとされている。
c) ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
d) ビタミンB1は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
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(第4問)
以下の健胃薬に含まれる生薬成分のうち、香りによる健胃作用を期待して用いられる成分はどれか。
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(第5問)
以下の記述に当てはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。
比較的体力があり、のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらする傾向のある人における、鼻出血、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸の症状に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされる。
鼻出血、二日酔いに用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、5~6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談することが望ましい。
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(第6問)
妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
b) 検体としては、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
c) 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。
d) 妊娠検査薬は、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない。
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(第7問)
以下の殺菌消毒薬に配合される成分のうち、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す成分として、正しいものはどれか。
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(第8問)
アレルギー用薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
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(第9問)
以下の記述に当てはまる漢方処方製剤で、最も適切なものはどれか。
疲れやすく、四股が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある人における、下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみの症状に適すとされるが、胃腸の弱い人、下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢の副作用が現れるおそれがあるため使用を避ける必要があり、また、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、のぼせ、動悸等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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(第10問)
強心薬に配合されている成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕いて服用するほうがよい。
b) ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用がある。
c) リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
d) シンジュは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用を期待して用いられる。
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(第11問)
鎮咳去痰薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) リン酸コデイン(コデインリン酸塩)は、依存性がある成分であり、長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがある。
b) 塩酸メチルエフェドリン(メチルエフェドリン塩酸塩)は、気道粘膜からの粘液分泌を促進する作用を示す。
c) 塩化セチルピリジニウム(セチルピリジニウム塩化物)等の殺菌消毒成分が配合されているトローチ剤やドロップ剤は、噛み砕いて飲み込むほうが、より殺菌消毒作用が期待できる。
d) キョウニンは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が、延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。
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(第12問)
次の口腔咽喉薬に含まれる成分のうち、咽頭部の炎症を和らげることを目的として通常用いられるものはどれか。
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(第13問)
痔疾用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 血管収縮作用による止血効果を期待して、タンニン酸が用いられる。
b) リドカインが配合された坐剤及び注入軟膏は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。
c) 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、メントールが配合されている。
d) 一般用医薬品の痔疾用薬には、肛門部又は直腸内に適用する外用薬と内服して使用する内用薬がある。
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(第14問)
次の鎮暈薬成分のうち、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗り物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として配合されているものはどれか。
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(第15問)
高コレステロール改善薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第16問)
かぜ薬成分とその主な作用の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 配合成分:トラネキサム酸
作用:体内での炎症物質の産生を抑えることで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる
b) 配合成分:塩酸エチルシステイン(エチルシステイン塩酸塩)
作用:鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を広げる
c) 配合成分:塩酸ブロムヘキシン(ブロムヘキシン塩酸塩)
作用:鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげる
d) 配合成分:セミアルカリプロティナーゼ
作用:蛋白質分解酵素で、体内で産生される炎症物質(起炎症ポロペプタイド)を分解する
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(第17問)
次の胃の薬に配合される成分のうち、胃粘膜の炎症を和らげることを目的として用いられるものはどれか。
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(第18問)
ステロイド性抗炎症成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第19問)
禁煙補助剤の咀嚼剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) ゆっくりと断続的に噛むこととされている。
b) 顎(あご)の関節に障害がある人は、使用を避ける必要がある。
c) 非喫煙者では、一般にニコチンに対する耐性がないため、吐き気、めまい、腹痛などの症状が現れやすく、誤って使用されることのないよう留意される必要がある。
d) 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、使用を避ける必要がある。
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(第20問)
眼科用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
b) 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳の後、埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分の他、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。
c) 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものもある。
d) 点眼薬を一定期間使用して症状の改善がみられない場合であっても、使用を継続する必要がある。
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(第21問)
次の解熱鎮痛成分のうち、サリチル酸系の解熱鎮痛成分であるものの組み合わせで正しいのはどれか。
a) サリチルアミド
b) イソプロピルアンチピリン
c) サザピリン
d) イブプロフェン
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(第22問)
鎮咳去痰薬も配合される生薬成分に関する次の組み合わせについて、誤っているのはどれか。
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(第23問)
次の皮膚に使用される成分のうち、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的に用いられるものとして、誤っているのはどれか。
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(第24問)
鎮咳去痰薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 塩酸トリメトキノール(トリメトキノール塩酸塩)は、交感神経を刺激して気管支を拡張させ、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮める。
b) 鎮咳成分である臭化水素酸デキストロメトルファン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩)は、延髄の咳嗽中枢に作用する。
c) グアイフェネシンは、気道の炎症を和らげる抗炎症成分である。
d) カンゾウは、大量に摂取すると、偽アルドステロン症を起こすおそれがあるため、注意が必要である。
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(第25問)
胃腸に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 制酸薬は、胃液の分泌低下による症状の緩和を目的とする。
b) 制酸作用成分と健胃作用成分は、同時に配合されることはない。
c) 下痢を起こした場合、止瀉薬を常に使用すべきである。
d) 刺激性瀉下成分を主体とする瀉下薬は、常用を避ける必要がある。
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(第26問)
尿糖・尿蛋白検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) 尿糖の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
b) 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
c) 出始めの尿を採取して検査がなされることが望ましい。
d) 尿糖・尿蛋白検査薬は、尿中の糖や蛋白質の有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに疾患の有無や種類を判断することはできない。
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(第27問)
次の漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものはどれか。
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(第28問)
瀉下薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示す。
b) ヒマシ油は、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒に効果的である。
c) センナが配合された瀉下薬は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することで乳児に下痢を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。
d) 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより糞便中の水分量を増し、排便を促す。
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(第29問)
傷口等の殺菌消毒成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a) アクリノールは、比較的刺激性が強く、創傷患部にしみやすい。
b) エタノールは、皮膚刺激性が弱いため、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することが推奨される。
c) 塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物)は、石鹸との混合により殺菌消毒作用が低下する。
d) マーキュロクロムは、ヨードチンキと混合すると殺菌作用が低下する。
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(第30問)
殺虫剤及び忌避剤に関する記述のうち、正しいものはどれか。
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(第31問)
皮膚に用いる薬に関する成分と作用の組み合わせについて、次の中から正しいものはどれか
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(第32問)
解熱鎮痛薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 発熱について、発疹や痒みなどの皮膚症状を伴っている場合や、発熱が1週間以上続いているような場合には、自己判断で一般用医薬品である解熱鎮痛薬を用いて安易に熱を下げることで、かえって発熱の原因である病気をこじらせるおそれがある。
b) 通常、38℃以下の発熱であっても、ひきつけや著しい体力消耗のおそれがあることから平熱になるまで解熱鎮痛薬を使用する必要がある。
c) 月経痛(生理痛)については、年月の経過に伴って次第に増悪していくような場合には、子宮内膜症等の病気の可能性があり、一般用医薬品である解熱鎮痛薬によって自己治療を図るのでなく、医療機関を受診することが望ましい。
d) 解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が現れないうちに予防的に使用することが望まれる。
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(第33問)
毛髪用薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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(第34問)
女性ホルモンの一種であるエストラジオールに関する次の記述の( )の中に入れるべき字句はどれか。
エストラジオールの長期連用により、( )を生じるおそれがあるため、定期的な健診を受けることが望ましい。
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(第35問)
胃腸に作用する薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 健胃薬や整腸薬には医薬部外品として製造販売されている製品はない。
b) 健胃薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う吐き気等の症状を緩和することを目的とする。
c) 消化薬は、炭水化物、脂質、蛋白質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。
d) 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、ロートエキスが配合されている。
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(第36問)
次の医薬品成分のうち、ステロイド性抗炎症成分として、正しいのはどれか。
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(第37問)
殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) エタノールは、一般細菌類、真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌には作用を示さない。
b) オキシドールは、過酸化水素水を成分とし、発生する水素の還元作用によって殺菌効果を示す。
c) ポビドンヨードは、ヨウ素に対し、アレルギー既往歴のある患者には使用を避ける必要がある。
d) イソプロピルメチルフェノールは、細菌や真菌類の蛋白質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いる。
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(第38問)
点眼薬の使用方法に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a) 結膜嚢の容積は約50μLであるのに対し、1滴の薬液の量は約30μLであることから、効果を得るためには一度に数滴点眼する必要がある。
b) 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じ、目頭を軽く押さえると薬液が鼻腔内に流れ込むのを防ぐことができ、効果的である。
c) コンタクトレンズを装着したままでの点眼は、添付文書に使用可能と記載されていない限り行わないことが望ましい。
d) 眼科用薬には、副作用として、目の充血や痒み、腫れが現れることがあるが、全身性の副作用が現れることはない。
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(第39問)
胃や腸に作用する薬に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
制酸成分である炭酸水素ナトリウムは、酸度の高い食品である( a )等での服用は適当ではない。
胃粘膜保護・修復成分である( b )はアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。また、( c )については、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。肝臓病の診断を受けた人は、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談することが望ましい。
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(第40問)
催眠鎮静薬の配合成分として用いられるブロムワレリル尿素に関する記述のうち、正しいものはどれか。
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