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登録販売者試験対策合格NAVI

2015年度 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
かぜ及びかぜ薬に関連する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
かぜとよく似た症状が現れる疾患には、髄膜炎、リウマチ熱、関節リウマチ、急性肝炎などがある。
かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去することにより、咳や発熱といった諸症状の緩和を図るものである。
インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、感染力は強いが重篤化することはない。
かぜ薬の服用期間中は、酒類(アルコール)を摂取すると効果的である。
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(第2問)
かぜ薬の配合成分とその配合目的の関係が正しいものはどれか。

番号解答
【配合成分】クレマスチンフマル酸塩 【配合目的】発熱を鎮め、痛みを和らげる。
【配合成分】リゾチーム塩酸塩 【配合目的】くしゃみ、鼻汁を抑える。
【配合成分】デキストロメトルファン臭化水素酸塩 【配合目的】炎症による腫れを和らげる。
【配合成分】アセトアミノフェン 【配合目的】痰の切れを良くする。
【配合成分】プソイドエフェドリン塩酸塩 【配合目的】鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる。
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(第3問)
アスピリンに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では生じない。

b) 医療用医薬品では、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分として用いられている。

c) 15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。

d) 他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしにくく、空腹時に服用しても問題ない。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第4問)
解熱鎮痛薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 解熱鎮痛薬とは、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではなく、病気や外傷が原因で生じている発熱や痛みを緩和するために使用される医薬品(内服薬)の総称である。

b) 解熱鎮痛薬の連用により頭痛が常態化することがあるので注意を要する。

c) 多くの解熱鎮痛薬には、体内におけるプロスタグランジンの産生を促す成分が配合されている。

番号abc
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(第5問)
カフェインに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収促進作用がある。

b) 脳に軽い興奮状態を引き起こす作用がある。

c) 胃液分泌亢進作用があり、その結果、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。

番号abc
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(第6問)
眠気を促す薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。

b) ブロムワレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こす可能性がないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。

c) 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の場合、目が覚めたあとも、注意力の低下あ判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことがある。

番号abc
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(第7問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ジメンヒドリナートは、ジフェンヒドラミンテオクル酸塩の一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。

b) 不安や緊張を和らげることを目的として、アミノ安息香酸エチルのような鎮静成分が配合されている場合がある。

c) 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として、ジプロフィリンのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。

d) 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、キサンチン系成分が配合されている場合がある。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( a , d )
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(第8問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 漢方処方製剤は、生後3カ月未満の乳児に使用しても問題ない。

b) 構成生薬にカンゾウを含まない漢方処方製剤として小建中湯がある。

c) 代表的な配合生薬の1つであるレイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

番号abc
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(第9問)
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ノスカピンは、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。

b) メチルエフェドリン塩酸塩は、その作用本体であるエフェドリンがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。

c) コデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。

d) 中枢性の鎮咳作用を示す生薬成分として、ナンテンジツ(サトイモ科のカラスビシャクのコルク層を除いた塊茎を基原とする生薬)が配合されている場合もある。

番号abcd
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(第10問)
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) クレゾールスルホン酸カリウムは、口腔内及び咽頭部において局所的に殺菌消毒することを目的として用いられる。

b) メトキシフェナミン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させ、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

c) チペピジンヒベンズ酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

d) エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させることにより、痰の切れを良くすることを目的として用いられる。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第11問)
鎮咳去痰薬に係る受診勧奨等に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 咳や痰、息切れ等の症状が長期間にわたっている場合には、慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(( a ))の可能性があり、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。( b )は、咳や痰などの呼吸器症状を遅延化・( c )させ、( a )のリスク要因の一つとして招集されており、( b )に伴う症状のため鎮咳去痰薬を漫然と長期間にわたつて使用することは適当でない。

番号abc
COPD喫煙慢性化
CKD喫煙慢性化
CKD飲酒変化
COPD飲酒慢性化
CKD喫煙変化
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(第12問)
次の鎮咳去痰薬で用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含んでいないものはどれか。

番号解答
半夏厚朴湯
麦門冬湯
五虎湯
柴朴湯
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(第13問)
口腔咽喉薬又はうがい薬(含嗽薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) グリチルリチン酸二カリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。

b) アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合される。

c) ポビドンヨードが配合されたうがい薬(含嗽薬)では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。

d) クロルヘキシジングルコン酸塩は、喉の粘膜を刺激から保護する成分として用いられる。

番号abcd
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(第14問)
胃の薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸焼け、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。

b) 消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補うことにより、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品である。

c) 健胃薬は、弱った胃の働きを高めること(健胃)を目的とする医薬品である。配合される生薬成分は独特の味や香りを有し、唾液や胃液の分泌を抑えて胃の働きを活発にする作用があるとされる。

d) センブリなどの生薬成分が配合された健胃薬は、刺激が強いので、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用するとよい。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
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(第15問)
次の胃腸薬の使用にあたって注意すべき記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

1日量 9錠中
 セトラキサート塩酸塩   600mg
 ロートエキス3倍散      90mg
 沈降炭酸カルシウム   1,200mg
 水酸化マグネシウム    300mg

a) 胃腸鎮痛鎮痙薬との併用を避ける必要がある。

b) 母乳を与えている女性では、母乳が出にくくなることがある。

c) 便秘や下痢の症状が現れることがある。

番号abc
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(第16問)
浣腸薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) グリセリンが配合された浣腸薬は、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。

b) ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。

c) 炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤は、まれに重篤な副作用としてショックを生じることがある。

番号abc
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(第17問)
駆虫薬の成分に関する以下の記述について、あてはまるものはどれか。

 アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。副作用として、痙攣、倦怠感、眠気、食欲不振、下痢、便秘等が現れることがある。

番号解答
サントニン
カイニン酸
ピペラジンリン酸塩
パモ酸ピルビニウム
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(第18問)
腸の薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヒマシ油は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。

b) ビサコジルは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。

c) マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがある。

d) カルメロースナトリウムは、腸内細菌により分解されて生じるガスによって便通を促すとされている。瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

番号abcd
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(第19問)
胃の薬に配合される成分に関する以下の記述について、あてはまるものはどれか。

 胃粘膜の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して配合される。

番号解答
ユウタン
トロキシピド
プロザイム
ジメチルポリシロキサン
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(第20問)
強心薬とその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

b) リュウノウは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)があるとされる。

c) ゴオウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウアカジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

d) ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第21問)
高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ガンマ-オリザノールは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成する。

b) 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、障害におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

c) パンテチンは、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を低下させ、HDL産生を高める作用があるとされる。

d) ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第22問)
貧血用薬と鉄製剤の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 鉄欠乏性貧血とは、赤血球に含まれる色素、ヘモグロビンの生合成に必要な鉄分が不足して生じる貧血である。

b) 鉄製剤服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、コーヒー等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進される。

c) 身体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏性状態を生じやすい。

番号abc
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(第23問)
循環器用薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きにより末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。

b) 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。

c) ユビデカレノンは心筋の酸素利用効率を低下させることによって血液循環の改善効果を示すとされる。

番号abc
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(第24問)
痔及び痔の薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 痔核は、肛門に存在する細かい血管群が全体的に収縮し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に『いぼ痔』と呼ばれる。

b) 痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態である。

c) 外用痔疾用薬は、局所に適用されるものであり、全身的な影響を生じることはない。

d) 内用痔疾用薬には、肛門周囲の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して、ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル等)が配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( c , d )
( b , d )
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(第25問)
外用痔疾用薬の配合成分とその配合目的の関係が正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【配合成分】アラントイン
 【配合目的】組織修復作用

b) 【配合成分】イソプロピルメチルフェノール
 【配合目的】粘膜の保護・止血

c) 【配合成分】リドカイン
 【配合目的】局所の感染防止

d) 【配合成分】プレドニゾロン酢酸エステル
 【配合目的】肛門部の炎症や痒みの緩和

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第26問)
次の泌尿器用薬の配合成分のうち、利尿作用のほかに、傾向的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられるものはどれか。

番号解答
ブクリョウ
ウワウルシ
キササゲ
サンキライ
ソウハクヒ
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(第27問)
婦人薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 女性ホルモン成分は、妊娠中の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。

b) ジオウ(ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬)は、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

c) コウブシ(カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬)は、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。

番号abc
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(第28問)
内服アレルギー用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) カルビノキサミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。

b) メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板増加を生じることがある。

c) ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。

d) ヨウ化イソプロパミドは、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える作用を示す。

番号abcd
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(第29問)
鼻に用いる薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) フェニレフリン塩酸塩は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑える局所麻酔成分として用いられる。

b) テトラヒドロゾリン塩酸塩は、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。

c) クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しても有効である。

番号abc
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(第30問)
眼科用薬の配合成分とその配合目的の関係が正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【配合成分】ナファゾリン塩酸塩
 【配合目的】結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去する

b) 【配合成分】プラノプロフェン
 【配合目的】抗炎症作用

c) 【配合成分】スルファメトキサゾール
 【配合目的】結膜や角膜の乾燥を防ぐ

d) 【配合成分】パントテン酸カルシウム
 【配合目的】細菌感染による結膜炎などの化膿性症状の改善

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第31問)
毛髪用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
カシュウは、ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
ヒノキチオールは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)において抗コリン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
エストラジオール安息香酸エステルは、女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して配合されている場合がある。
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(第32問)
歯槽膿漏薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 歯槽膿漏薬は、歯肉炎、歯槽膿漏の諸症状の緩和を目的とする医薬品である。患部局所に適用する外用薬のみであり、内服で用いるものはない。

b) 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、イソプロピルメチルフェノールが配合されている場合がある。

c) 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。

d) コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して、セチルピリジニウム塩化物が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第33問)
口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、口内炎用薬は、これらの症状の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。

b) 口内炎は、一般用医薬品の副作用として現れることはない。

c) 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アクリノールが配合されている場合がある。

d) 口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( c , d )
( a , d )
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(第34問)
禁煙補助剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 禁煙補助剤は、ニコチン離脱症状を軽減するニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品である。

b) 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、肺からの吸収が十分なされず、吐き気などの副作用が現れやすくなる。

c) 禁煙補助剤は、通常、喫煙の量を徐々に減らしながら使用する。

d) 投与経路の異なる他のニコチン含有製剤を併用しても、ニコチンの過剰摂取とはならないため、禁煙達成を早めることができる。

番号abcd
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(第35問)
滋養強壮保健薬とその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
一般用医薬品におけるビタミンAの1日分量は、4000国際単位が上限となっている。
エルゴカルシフェロールが主薬として配合された製剤は、骨歯の発育不良、くる病の予防に用いられる。
トコフェロールが主薬として配合された製剤は、末梢血管障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ、更年期におけるのぼせ、月経不順の症状の緩和等に用いられる。
アスパラギン酸ナトリウムは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンDの吸収を助ける等の作用があるとされる。
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(第36問)
漢方の特徴・漢方薬使用における日本的な考え方に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である『証』に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要であり、漢方の病態認識には虚実、陰陽、気血水、五臓などがある。

b) 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。

c) 漢方薬は作用が穏やかで、副作用はない。

番号abc
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(第37問)
漢方処方製剤の十全大補湯に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。

b) まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることが知られている。

c) 構成生薬としてカンゾウを含まない。

番号abc
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(第38問)
漢方処方製剤の防風通聖散に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 他の瀉下薬と併用して使用される。

b) 構成生薬としてカンゾウ、マオウ、ダイオウを含む。

c) 便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要である。

番号abc
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(第39問)
消毒薬の殺菌消毒成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) トリクロルイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が強いため、プール等の大型設備の殺菌・消毒には適していない。

b) クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、ウイルスに対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、真菌類に対する殺菌消毒作用はない。

c) エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。

番号abc
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(第40問)
一般用検査薬を用いた尿糖・尿タンパク検査に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 検体に、対象とする生体物質と化学構造がよく似た物質が混在しても、擬陽性となることはない。

b) 正確な検査結果を得るためには、中間尿ではなく、出始めの尿を採取して検査することが望ましい。

c) 尿タンパクの場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、激しい運動の直後の採尿は避ける必要がある。

番号abc
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