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登録販売者試験対策合格NAVI

2015年度 北海道 青森県 岩手県 宮城県 山形県 秋田県 福島県 登録販売者試験
午前 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
かぜ(感冒)の発症や症状に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) かぜの症状は、通常、数日~1週間程度で自然寛解する。

b) かぜの約8割は細菌の感染が原因であり、その種類は200種類を超えるといわれている。

c) インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜの別称で、インフルエンザとかぜの症状は同じである。

d) 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第2問)
かぜ薬に配合される医薬品の成分とその主な作用の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【医薬品成分】ブロムヘキシン塩酸塩
 【主な作用】解熱鎮痛

b) 【医薬品成分】コデインリン酸塩
 【主な作用】去痰

c) 【医薬品成分】クレマスチンフマル酸塩
 【主な作用】抗ヒスタミン

d) 【医薬品成分】トラネキサム酸
 【主な作用】抗炎症

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第3問)
カフェインに関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき数字の正しい組み合わせはどれか。

 カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果があり、眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして( a )mg、1日摂取量は、( b )mgが上限とされている。

番号ab
0.20.5
25
2050
200500
20005000
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(第4問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 古くから伝統的に用いられているものは、作用が穏やかで小児に使っても副作用の心配はない。

b) 小児の疳を適応症とする主な漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯がある。

c) ゴオウ、ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。

d) レイヨウカクは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

番号abcd
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(第5問)
次の鎮咳去痰薬で用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含んでいないものはどれか。

番号解答
柴朴湯(さいぼくとう)
神秘湯(しんぴとう)
五虎湯(ごことう)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
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(第6問)
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。

b) 含嗽薬は、濃度が濃いほど効果が得られやすい。

c) 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。

d) 含嗽薬の使用後、すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が増強される。

番号abcd
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(第7問)
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心(吐きけ)、不快感の副作用が現れることがある。

b) レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると殺菌作用が増強される。

c) 口腔内に使用されても甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性はない。

d) ポピドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第8問)
胃の薬の配合成分等に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えるロートエキスやピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。

b) スクラルファートなどのアルミニウムを含む成分については、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。

c) セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる。

d) 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が高まることが考えられるため、炭酸飲料等での服用が適当である。

番号abcd
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(第9問)
胃に作用する成分とその主な作用との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【成分】センブリ
 【主な作用】苦味による健胃作用

b) 【成分】炭酸水素ナトリウム(重曹)
 【主な作用】中和反応により胃酸の働きを弱める

c) 【成分】リパーゼ
 【主な作用】胃粘液の分泌や荒れた胃粘膜の修復を促す作用

d) 【成分】スクラルファート
 【主な作用】胆汁の分泌を促す作用

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第10問)
止瀉成分に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられる。

b) ビスマスを含む成分は、収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用もあるとされる。

c) タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

d) 木クレオソートは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第11問)
ヒマシ油に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小腸でリパーゼの働きによって生じるヒマシ油の分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。

b) 激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人への使用は避ける。

c) 主に誤食・誤飲等による中毒の場合など、腸管内の物質をすみやかに体外に排除させなければならない場合に用いられる。

d) 防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒にも用いられる。

番号abcd
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(第12問)
駆虫薬に関する以下の記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。

b) 複数の駆虫薬を併用することにより駆虫効果が高まる。

c) カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

d) サントニンは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第13問)
強心薬に配合される生薬とその由来との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 【生薬成分】ゴオウ
 【由来】シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬

b) 【生薬成分】ロクジョウ
 【由来】ウシ科のウシの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬

c) 【生薬成分】ジャコウ
 【由来】シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬

d) 【生薬成分】センソ
 【由来】ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第14問)
苓桂朮甘湯に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

 体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ等に適すとされている。
 ( a )作用が期待される生薬は含まれず、主に( b )作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。
 構成生薬は( c )を含む。

番号abc
鎮静利尿センナ
強心利尿ダイオウ
強心利尿カンゾウ
利尿強心ダイオウ
利尿強心カンゾウ
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(第15問)
コレステロールに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。

b) 水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。

c) 血液中のリポタンパク質のうち、低密度リポタンパク質(LDL)が少なく、高密度リポタンパク質(HDL)が多くなると、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。

d) 高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へ運ぶリポタンパク質である。

番号abcd
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(第16問)
高コレステロール改善薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

b) パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を低下させる作用があるとされる。

c) ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。

d) リボフラビンの摂取によって尿が黄色になることがあるが、これは副作用による異常であることから、直ちに使用を中止する。

番号abcd
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(第17問)
貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 服用すると便が黒くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではない。

b) 鉄分の吸収は、満腹時より空腹時のほうが高いとされている。

c) 服用の前後30分に緑茶やコーヒー等の飲食物を摂取すると、飲食物に含まれているタンニン酸によって、鉄の吸収が良くなる。

d) 特段の基礎疾患等がなく鉄分の欠乏を生じる主な要因としては、食事の偏り(鉄分の摂取不足)が考えられ、貧血用薬(鉄製剤)の使用による対処と併せて、食生活の改善が図られることが重要である。

番号abcd
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(第18問)
循環器用薬及び循環器用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
七物降下湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
ヘプロニカートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用がある。
コウカは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。
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(第19問)
鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 桂枝加朮附湯は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。

b) 芍薬甘草湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされる。

c) 薏苡仁湯は、体力中等度なものの関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされる。

d) 疎経活血湯は、体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第20問)
眠気を促す薬に関する以下の記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられる。

b) 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。

c) ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。

d) 酸棗仁湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされる。

番号abcd
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(第21問)
痔疾用薬に配合される成分及び製剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、タンニン酸のような組織修復成分が用いられる。

b) 血管収縮作用による止血効果を期待して、アドレナリン作動成分であるメチルエフェドリン塩酸塩が配合されていることがある。

c) 粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として、アラントインが配合されている場合がある。

d) 乙字湯は、体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第22問)
第1欄の記述は、漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。

第1欄
 体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号解答
桂枝茯苓丸
四物湯
当帰飲子
牛車腎気丸
小青竜湯
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(第23問)
女性に現れる症状と婦人薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。

b) 月経の約10~3日前に現れ、月経終了と共に消失する頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、抑鬱などの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。

c) 女性ホルモン成分は、その摂取による胎児の先天性異常の発生は報告されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性でも使用できる。

d) 女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もある。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第24問)
アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)は、一時的な症状の緩和に用いられるが、5~6日間使用して症状の改善がみられない場合は、長期連用する必要がある。

b) 皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れる場合は、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。

c) アレルギー症状が現れる前から、予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)を使用することが望ましい。

d) 一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎等による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはない。

番号abcd
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(第25問)
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。

b) 抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。

c) ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑えることによって、くしゃみを抑えることを目的としている。

d) 鼻の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては消風散等があり、皮膚の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては葛根湯加川芎辛夷等がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第26問)
鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用する前に鼻をよくかんでおく必要がある。

b) ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまりがひどくなりやすい。

c) クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対して有効である。

d) 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎の他、蓄膿症などの慢性のものも対象となっている。

番号abcd
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(第27問)
眼科用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
点眼の際に容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れないように注意しながら1滴ずつ正確に点眼する。
点眼後は、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。
コンタクトレンズ装着液については、配合成分としてあらかじめ定められた範囲内の成分のみを含む等の基準に当てはまる製品については、医薬部外品として認められている。
一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものもあり、目のかすみが緑内障による症状であった場合には効果が期待できる。
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(第28問)
眼科用薬に配合される成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを活性化する作用を示し、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

b) 緑内障と診断された人に、ナファゾリン塩酸塩が配合されている点眼薬を使用すると、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。

c) リゾチーム塩酸塩については、点眼薬の配合成分として使用された場合であっても、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重大な副作用を生じることがある。

d) スルファメトキサゾールは、すべての細菌に対して効果があるが、ウイルスや真菌の感染に対する効果はない。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第29問)
皮膚に用いる薬に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
スプレー剤及びエアゾール剤は、至近距離から噴霧することが望ましい。
スプレー剤及びエアゾール剤は、強い刺激を生じるおそれがあるため、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避けることとされている。
外皮用薬は、表皮の角質層が固いほうが有効成分が浸透しやすくなることから、入浴前に用いるのが効果的とされる。
貼付剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態でも、十分な効果が得ら れる。
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(第30問)
殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
アクリノールは、一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示す。
オキシドール(過酸化水素水)は、一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示す。
クロルヘキシジングルコン酸塩は、結核菌やウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
ヨウ素は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
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(第31問)
歯槽膿漏薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 内服薬は、抗炎症成分、ビタミン成分等が配合されたもので、外用薬と併せて用いると効果的である。

b) 外用薬には、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、セチルピリジニウム塩化物等の殺菌消毒成分が配合されている場合がある。

c) 内服薬には、歯周組織の炎症を和らげることを目的として、リゾチーム塩酸塩が用いられる場合がある。

d) コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンEが配合されている場合がある。

番号abcd
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(第32問)
口内炎及び口内炎用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
口内炎の発生の仕組みは必ずしも解明されていないが、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされる。
口腔内に適用されるため、ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合には、長期連用を避ける必要がある。
医薬品の副作用として口内炎が生じることはない。
口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。
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(第33問)
禁煙補助剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を有するので、鎮咳去痰薬などアドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。

b) 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避ける必要がある。

c) 禁煙補助剤を使用中又は使用直後の喫煙は、血中のニコチン濃度が急激に高まるおそれがあるため、避ける必要がある。

d) 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、摂取されたニコチンにより胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第34問)
滋養強壮保健薬に含まれるビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

b) ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。

c) ビタミンEは、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。

d) ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。

番号abcd
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(第35問)
漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
漢方処方製剤の使用により、間質性肺炎のような重篤な副作用を起こすことはない。
漢方処方製剤の用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しない。
患者の「証」(体質及び症状)に合わない漢方処方製剤が選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる。
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(第36問)
感染症の防止と消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 感染症は、病原性のある細菌、寄生虫やウイルスなどが体に侵入することによって起こる望ましくない反応である。

b) 滅菌は、生存する微生物の数を減らすために行われる処置である。

c) 消毒薬によっては、殺菌消毒効果が十分得られない微生物が存在し、さらに、生息条件が整えば、消毒薬の溶液中で生存、増殖する微生物もいる。

d) 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み及び効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度、時間、消毒対象物の汚染度、微生物の種類や状態などによって異なる。

番号abcd
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(第37問)
衛生害虫の種類と防除等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 市販されている医薬品によるシラミの駆除方法として、有機塩素系殺虫成分(DDT等)がある。

b) ゴキブリの燻蒸処理を行う場合は、その卵に医薬品の成分が浸透し、殺虫効果を示すため、一度の燻蒸処理で十分な効果が得られる。

c) ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。

d) ツツガムシは、野外に生息し、目視での確認が困難であるため、ツツガムシが生息する可能性がある場所に立ち入る際には、専ら忌避剤による対応が図られる。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第38問)
第1欄の記述は衛生害虫の防除法の主な用法に関するものである。第1欄の記述に該当する剤型として正しいものは第2欄のどれか。

第1欄
 空間噴射の殺虫剤のうち、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。霧状にして放出するものは、煙状にするものに比べて、噴射された粒子が微小であるため短時間で部屋の隅々まで行き渡るというメリットがある。
 処理が完了するまでの間、部屋を締め切って退出する必要がある。処理後は換気を十分に行い、ダニ等の死骸を取り除くために掃除機をかけることも重要である。

番号解答
スプレー剤
燻蒸剤
毒餌剤
蒸散剤
粉剤・粒剤
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(第39問)
尿糖・尿タンパク検査に関する記述について、正しい組み合わせはどれか。

a) 尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿等のように高血糖を伴わない場合もある。

b) 尿タンパク検査の場合、食後2~3時間を目安に採尿を行う。

c) 正確な尿糖の検査のためには、出始めの尿ではなく中間尿を採取することが望ましい。

d) 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で弱酸性~中性に傾くと、尿糖・尿タンパクの正確な検査結果が得られなくなることがある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第40問)
妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般的な妊娠検査薬の使用は、月経予定日が過ぎて概ね1週間目以降の検査が推奨されている。

b) ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響は受けない。

c) 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。

d) 妊娠検査薬は、妊娠の早期判定のためhCGの有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに妊娠を判断することができる。

番号abcd
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