2015年度 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用
(第1問)
かぜ及びかぜ薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。
b) かぜ薬は、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図るだけでなく、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。
c) インフルエンザ(流行性感冒)は、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、かぜと区別して扱われることはない。
d) ウイルスによるかぜは、生体に備わっている免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒する。
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(第2問)
かぜ薬に含まれる成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:セミアルカリプロティナーゼ
作用:抗炎症作用
b) 成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩
作用:去痰作用
c) 成分:クレゾールスルホン酸カリウム
作用:殺菌消毒作用
d) 成分:ジメモルファンリン酸塩
作用:鎮咳作用
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(第3問)
痔及び痔疾用薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 痔疾用薬のうち注入軟膏は、その成分が直腸粘膜で吸収されて循環血液中に入ることはない。
b) 直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、直腸粘膜にできた内痔核は自覚症状が少ない。
c) 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
d) 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある。
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(第4問)
解熱鎮痛薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。
b) ボウイは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。
c) イブプロフェンは、アスピリンに比べて胃腸への悪影響が少ないことから、一般用医薬品として、小児向けの製品もある。
d) イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分である。
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(第5問)
以下の鎮咳去痰薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含まないものを一つ選びなさい。
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(第6問)
胃の薬に配合される成分やその副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなる(徐脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。
b) ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、配合されている場合がある。
c) 銅クロロフィリンカリウムは、中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的として、配合されている場合がある。
d) コウボク(モクレン科のホオノキ、カラホオ等の樹皮を基原とする生薬)は、香りによる健胃作用を期待して、配合されている場合がある。
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(第7問)
止瀉薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第8問)
貧血用薬に配合される成分とその目的の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:葉酸
作用:赤血球の形成に働く
b) 成分:硫酸マンガン
作用:エネルギー合成を促進する
c) 成分:ビタミンB12
作用:消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ
d) 成分:硫酸コバルト
作用:鉄の代謝や輸送を促進する
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(第9問)
漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。
体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの喉の渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
また、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。
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(第10問)
循環器用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。
b) ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
c) へプロニカートは、代謝されてタンニン酸が遊離し、そのタンニン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
d) ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。
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(第11問)
強心成分と動悸、息切れ等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ゴオウは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)を期待して用いられる。
b) センソは、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では、1日用量が10mg以下となるよう用法・用量が定められている。
c) 心臓は、通常、体性神経系によって無意識のうちに調整がなされており、激しい運動をしたり、興奮したときなどの動悸や息切れは、正常な健康状態でも現れる。
d) 気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させる効果のことである。
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(第12問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:アミノ安息香酸エチル
作用:鎮静作用
b) 成分:ジプロフィリン
作用:局所麻酔作用
c) 成分:ジメンヒドリナート
作用:抗ヒスタミン作用
d) 成分:スコポラミン臭化水素酸塩
作用:抗コリン作用
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(第13問)
口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ベンゼトニウム塩化物は、抗炎症成分として、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。
b) ヨウ素は、殺菌消毒成分であり,レモン汁やお茶などに含まれるビタミンCと反応すると殺菌作用が増強される。
c) リゾチーム塩酸塩は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある。
d) クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
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(第14問)
以下の漢方処方製剤に関する記述について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。
b) 体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。
c) 体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされるが、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等の理由で、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされる。
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(第15問)
浣腸薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 浣腸薬の剤型は注入剤( 肛門から薬液を注入するもの)のみであり、坐剤となっているものはない。
b) 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
c) ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。
d) グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。
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(第16問)
胃腸に作用する薬に配合される成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:ケツメイシ
作用:整腸(便通を整える)作用
b) 成分:ゴバイシ
作用:苦味による健胃作用
c) 成分:アカメガシワ
作用:胃粘膜を保護する作用
d) 成分:ボレイ
作用:細菌感染による下痢の症状を鎮める作用
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(第17問)
ヒマシ油に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第18問)
眠気を促す薬とその成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 抑肝散は、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。
b) 生薬成分のみからなる鎮静薬であれば、長期連用しても問題ない。
c) ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳内におけるヒスタミン刺激を高めて、眠気を促す。
d) カノコソウ、チャボトケイソウは、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合されている。
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(第19問)
一般用医薬品に含まれているカフェインに関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして( a )mg、1日摂取量では( b )mgが上限とされている。
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(第20問)
泌尿器用薬とそれに配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
b) 猪苓湯は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。
c) 尿量増加(利尿)作用を期待して、カゴソウ(シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬)が配合されている場合がある。
d) 竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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(第21問)
月経及び婦人薬の適用対象となる体質・症状に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 月経周期は、種々のホルモンの複雑な相互作用によって調節されており、乳腺で産生されるホルモンと、卵巣で産生される女性ホルモンが月経周期に関与する。
b) 加齢とともに卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少していき、やがて月経が停止して、妊娠可能な期間が終了することを更年期という。
c) 血の道症とは、臓器・組織の形態的異常がなく、抑鬱や寝つきが悪くなる、神経質、集中力の低下等の精神神経症状が現れる病態のことをいう。
d) 血の道症は、流産、人工妊娠中絶、避妊手術などを原因とする異常生理によって起こる場合もある。
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(第22問)
女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り、低血圧に適すとされるが、胃腸の弱い人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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(第23問)
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に配合されている主な成分とその副作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:メキタジン
副作用:ショック(アナフィラキシー)
b) 成分:ベラドンナ総アルカロイド
副作用:偽アルドステロン症
c) 成分:プソイドエフェドリン塩酸塩
副作用:不眠、神経過敏
d) 成分:グリチルリチン酸二カリウム
副作用:散瞳、口渇
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(第24問)
以下の内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)として用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものを一つ選びなさい。
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(第25問)
鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アレルギー性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。
b) アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。
c) クロモグリク酸ナトリウムが配合された点鼻薬の使用は、医療機関において減感作療法等のアレルギーの治療を受けている人では、その治療の妨げとなるおそれがある。
d) 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及び蓄膿症などの慢性の副鼻腔炎である。
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(第26問)
点眼薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。
一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、( a )、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬に大別される。
( a )は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。一般点眼薬は、目の疲れや痒み、結膜充血等の症状を抑える成分が配合されているものである。アレルギー用点眼薬は、花粉、ハウスダスト等のアレルゲンによる目のアレルギー症状(流涙、目の痒かゆみ、結膜充血等)の緩和を目的とし、( b )や抗アレルギー成分が配合されているものである。抗菌性点眼薬は、抗菌成分が配合され、結膜炎(はやり目)やものもらい(麦粒腫)、( c )等に用いられるものである。
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(第27問)
皮膚に用いられる殺菌消毒成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アクリノールは、黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
b) オキシドールの作用は、過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化、及び発生する酸素による泡立ちによる物理的な洗浄効果であるため、作用の持続性は乏しく、また、組織への浸透性も低い。
c) ポビドンヨードは、ヨウ素による酸化作用により、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
d) マーキュロクロムは、有機クロムの一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用においてクロム中毒を生じることはない。
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(第28問)
一般用医薬品として皮膚に用いられるステロイド性抗炎症成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第29問)
表在性真菌感染症とその治療に用いる医薬品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ぜにたむしは、輪状の小さな丸い病巣が胴や四肢に発生し、発赤と鱗屑、痒みを伴う。
b) 頭部白癬は小児に多く、清浄に保てば自然治癒することが多いので、炎症が著しい場合でも医師の診療を受ける必要はない。
c) 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部に使用する医薬品の剤型は、液剤が適すとされる。
d) イミダゾール系抗真菌成分の副作用として、かぶれ、腫れ、刺激感が現れることがある。
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(第30問)
歯痛薬又は歯槽膿漏薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を鎮めるだけでなく、歯の齲蝕を修復することもある。
b) 歯槽膿漏薬には、患部局所に適用する外用薬のほか、内服で用いるものもある。
c) 歯痛薬に配合されるカミツレは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。
d) 歯槽膿漏薬に配合されるセチルピリジニウム塩化物は、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的としている。
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(第31問)
口内炎用薬及び口内炎に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第32問)
ニコチン及び禁煙補助剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) タバコの煙に含まれるニコチンは、肺胞の毛細血管から血液中に取り込まれると、すみやかに脳内に到達し、脳の情動を司る部位に働いて覚醒、リラックス効果などをもたらす。
b) 市販されている禁煙補助剤は、咀嚼剤のみである。
c) 口腔内がアルカリ性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内をアルカリ性にする食品を摂取した後しばらくは禁煙補助剤の使用を避けることとされている。
d) うつ病と診断されたことのある人では、禁煙補助剤の使用を避ける必要がある。
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(第33問)
ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)に含まれている成分と配合目的の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 成分:レチノール酢酸エステル
配合目的:目の乾燥感、夜盲症(とり目)の症状の緩和
b) 成分:トコフェロール
配合目的:骨歯の発育不良、くる病の予防
c) 成分:フルスルチアミン塩酸塩
配合目的:眼精疲労、脚気の症状の緩和
d) 成分:シアノコバラミン
配合目的:しみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の症状の緩和
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(第34問)
滋養強壮保健薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第35問)
漢方薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
b) 一般用医薬品である漢方処方製剤では、「証」という漢方の専門用語を使用することを避け、「しばり」(使用制限)として記載されている。
c) すべての漢方薬は、作用が穏やかで、副作用が少ない。
d) 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬ではなく、中薬と呼ばれ、漢方薬とは明らかに別物である。
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(第36問)
生薬成分に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。
キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示す。
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(第37問)
消毒薬の誤用・事故による中毒への応急処置に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 誤って飲み込んだ場合、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、原末や濃厚液の場合には、すぐに吐き出させる。
b) 誤って酸やアルカリが皮膚に付着した場合、水洗する前に、酸はアルカリで、アルカリは酸で中和する。
c) 誤って目に入った場合、顔を横に向けて上から水を流すか、水道水の場合には弱い流れの水で洗うなどにより、流水で十分に(15分間以上)洗眼する。
d) 誤って吸入し、意識がない場合は、新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸などをする。
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(第38問)
殺虫剤に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第39問)
尿糖・尿タンパク検査薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 尿糖検査の場合、食前2~3時間を目安に採尿を行う。
b) 尿タンパク検査の場合、激しい運動の直後の採尿は避ける必要がある。
c) 採尿に当たっては、出始めの尿ではなく、中間尿を採取して検査することが望ましい。
d) 検査薬は、長い時間尿に浸した方が、正確な検査結果を得ることができる。
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(第40問)
妊娠検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 検体としては、早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
b) 妊娠検査薬は、温度の影響を受けることがあるため、検査操作を行う場所の室温にも注意する必要がある。
c) 閉経期に入っている人は、妊娠検査薬の検査結果が陽性となることはない。
d) 妊娠の確定診断には、尿中のホルモン検査だけでなく、専門医による問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を見極める必要がある。
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