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登録販売者試験対策合格NAVI

2017年度 大阪府 登録販売者試験
午前 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) かぜは単一の疾患ではなく、医学的には、かぜ症候群といい、通常は数日~1週間程度で自然寛解する。

b) インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、感染力は強いが重症化することはない。

c) 総合感冒薬は、ウイルスの増殖を抑えて体内から取り除くことにより、かぜの諸症状の緩和を図るものである。

番号abc
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(第2問)
かぜの症状の緩和に用いられる次の漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウ及びマオウの両方を含むものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
半夏厚朴湯
小青竜湯
麦門冬湯
桂枝湯
小柴胡湯
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(第3問)
一般用医薬品の解熱鎮痛薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法ではなく、その原因を根本的に解消することを目的としている。

b) かぜ薬と併用すると、同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強く現れすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがある。

c) 頭痛の症状が現れないうちに予防的に使用することが適切である。

d) 多くの解熱鎮痛薬には、体内におけるプロスタグランジンの産生を抑える成分が配合されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第4問)
解熱鎮痛成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アスピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。

b) アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。

c) イブプロフェンは、消化管粘膜の防御機能を高めるため、消化管に広く炎症を生じる疾患の既往歴がある人への使用に適している。

番号abc
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(第5問)
眠気を促す薬に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
ブロモバレリル尿素が配合された医薬品を使用した後は、乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要がある。
妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の適用対象ではない。
小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがあり、特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。
抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害の緩和に用いられるだけでなく、慢性的に不眠症状がある人も対象としている。
桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適するとされる。
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(第6問)
カフェインに関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。

b) カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、 通常の成人と比べ、乳児では非常に長い。

c) 安全使用の観点から留意すべき作用に、胃液の分泌を抑える作用がある。

番号abc
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(第7問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ジフェニドール塩酸塩は、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されている。

b) スコポラミン臭化水素酸塩は、肝臓で徐々に代謝されるため、抗ヒスタミン成分と比べて作用持続時間が長い。

c) 乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、鎮静成分が配合されている場合がある。

番号abc
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(第8問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 配合される生薬成分は、いずれも古くから伝統的に用いられており、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用が無い。

b) 漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散、小建中湯等がある。

c) ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。

番号abc
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(第9問)
鎮咳去痰薬に配合される成分とその主な作用・目的に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 【成分】コデインリン酸塩
 【作用】痰の切れを良くする

b) 【成分】クロルフェニラミンマレイン酸塩
 【作用】ヒスタミンの働きを抑える

c) 【成分】メチルエフェドリン塩酸塩
 【作用】気管支を拡張させる

d) 【成分】メチルシステイン塩酸塩
 【作用】中枢神経系に作用して咳を抑える

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第10問)
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) マオウは、交感神経系への刺激作用によって、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

b) ナンテンジツは、知覚神経・末梢運動神経に作用して咳せき止めに効果があるとされる。

c) セネガは、糖尿病の検査値に影響を生じることがあり、1日最大配合量がセネガ原生薬として1.2g以上を含有する製品では、使用上の注意において成分及び分量に関連する注意として記載されている。

番号abc
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(第11問)
口腔咽喉薬・含嗽薬及びそれらに配合される成分に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合される。
噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。
含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調整した濃度が濃いほど高い効果が得られやすい。
トローチ剤は、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用されることが重要である。
含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。
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(第12問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない。

b) センブリが配合された健胃薬は、刺激が強いので、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用するとよい。

c) 消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品である。

番号abc
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(第13問)
胃腸薬に含まれる成分のうち、胃粘膜保護・修復作用を期待して配合される成分として、次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ピレンゼピン塩酸塩水和物

b) ロートエキス

c) アルジオキサ

d) スクラルファート

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第14問)
瀉下薬及びそれに配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

b) 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。

c) ビサコジルが配合された内服薬では、胃内で分解されて効果が低下したり、胃粘膜に無用な刺激をもたらすのを避けるため、腸内で溶けるように錠剤がコーティング等されている製品(腸溶性製剤)が多い。

番号abc
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(第15問)
胃腸鎮痛鎮痙薬及びそれに配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 抗コリン作用を有する成分を含有する医薬品どうしが併用された場合、抗コリン作用が増強され、排尿困難、目のかすみや異常な眩しさ、眠気、口渇、下痢等の副作用が現れやすくなる。

b) パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。

c) ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。

番号abc
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(第16問)
浣腸薬及びそれに配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

b) 坐剤で使用される炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

c) 半量等を使用した注入剤は、残量を冷所で保存すれば、感染の恐れもなく、再利用することができる。

番号abc
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(第17問)
次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めた生薬で、微量で強い強心作用を示す。皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、この成分が配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

番号解答
センソ
ジャコウ
ゴオウ
ロクジョウ
リュウノウ
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(第18問)
高コレステロール改善薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

b) ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

c) パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。

番号abc
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(第19問)
貧血及び貧血用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般的な症状として、疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱、皮膚や粘膜の蒼白(青白くなること)、下半身のむくみ等が現れる。

b) 鉄分の摂取不足を生じても、ただちに貧血の症状は現れないが、持続的に鉄が欠乏すると、ヘモグロビンが減少して貧血症状が現れる。

c) 鉄製剤を服用すると、便が白くなることがある。

番号abc
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(第20問)
循環器用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされている。

b) 日本薬局方収載のコウカは、ニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされている。

c) 三黄瀉心湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状等に適するとされる。

番号abc
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(第21問)
痔及び痔疾用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 痔の対処には、痔を生じた要因となっている生活習慣の改善を図ることは重要ではなく、痔疾用薬の使用のみでよい。

b) 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。

c) 直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、直腸粘膜にできた内痔核は自覚症状が少ない。

番号abc
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(第22問)
外用痔疾用薬に含まれている成分とその配合目的・作用に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 【配合成分】プレドニゾロン酢酸エステル
 【配合目的】炎症や痒みを和らげる

b) 【配合成分】リドカイン
 【配合目的】局所の感染の防止

c) 【配合成分】アラントイン
 【配合目的】血管収縮作用による止血

d) 【配合成分】ビタミンE酢酸エステル
 【配合目的】末梢血管の血行を改善

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , d )
( c , d )
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(第23問)
次のa~cの( )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 ( a )は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適するとされる。
 ( b )は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適するとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
 ( c )は、体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少または多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、痒み、夜尿症、しびれに適するとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号abc
六味丸猪苓湯竜胆瀉肝湯
猪苓湯竜胆瀉肝湯六味丸
竜胆瀉肝湯猪苓湯六味丸
六味丸竜胆瀉肝湯猪苓湯
猪苓湯六味丸竜胆瀉肝湯
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(第24問)
婦人薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 内服で用いられる婦人薬には、複数の生薬成分が配合されている場合が多いが、比較的作用が穏やかであり、他の生薬成分を含有する医薬品(鎮静薬、胃腸薬、内用痔疾用薬等)が併用された場合でも副作用が起こることはない。

b) エストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。

c) 女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる温清飲や四物湯はいずれもカンゾウを含まない漢方処方製剤である。

番号abc
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(第25問)
内服アレルギー用薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) フェニレフリン塩酸塩は、副交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって充血や腫れを和らげることを目的としている。

b) ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。

c) トラネキサム酸は、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的としている。

番号abc
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(第26問)
内服アレルギー用薬に配合される成分について、抗ヒスタミン成分ではないものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
アゼラスチン
ケトチフェン
メキタジン
クレマスチンフマル酸塩
グリチルリチン酸
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(第27問)
鼻炎用点鼻薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。

b) クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。

c) 点鼻薬は、局所(鼻腔内)に適用されるもので、全身的な影響を生じることはない。

番号abc
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(第28問)
点眼薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 結膜嚢に適用するものであるため、通常、無菌的に製造されている。

b) ソフトコンタクトレンズは、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物等)などの配合成分がレンズに吸着されて、角膜に障害を引き起こすおそれがあるため、装着したままの点眼は避けることとされている製品が多い。

c) 点眼の際には、薬液が確実に目の中に入るように注意しながら容器の先端を睫毛(まつげ)につけ、1滴ずつ点眼する。

d) 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を開けて、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込み効果的とされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第29問)
皮膚に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。

b) ヨウ素の殺菌力は、アルカリ性になることで増強する。

c) ヨードチンキは、皮膚刺激性が強く、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避ける必要がある。

番号abc
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(第30問)
皮膚に用いられるステロイド性抗炎症成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎の緩和を目的とするものであり、体の一部分に生じた湿疹・皮膚炎等の一時的な皮膚症状には使用しない。

b) 末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すので、水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部の症状を悪化させる恐れがあり、使用を避ける必要がある。

c) ステロイド性抗炎症成分の一つとして、インドメタシンがある。

番号abc
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(第31問)
みずむし・たむし用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 湿疹とみずむし等の初期症状は類似していることが多く、湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用すると、かえって湿疹の悪化を招くことがある。

b) ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。

c) シクロピロクスオラミンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。

番号abc
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(第32問)
口内炎及び口内炎用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) セチルピリジニウム塩化物は、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合される。

b) 口内炎や舌炎が長期間にわたって症状が長引いている場合には、口腔粘膜に生じた腫瘍である可能性もある。

c) シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。

番号abc
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(第33問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤は、妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

b) 医薬品の販売等に従事する専門家においては、禁煙補助剤の使用により禁煙達成が困難なほどの重度の依存を生じている場合には、ニコチン依存症の治療を行う禁煙外来の受診を勧めることも考慮に入れるべきである。

c) 禁煙補助剤(咀嚼剤)の有効成分であるニコチンは、コーヒーや炭酸飲料などの食品を摂取すると口腔内が酸性になるため、吸収が促進される。

番号abc
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(第34問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ビタミンB1主薬製剤は、チアミン塩化物塩酸塩やフルスルチアミン塩酸塩等が主薬として配合され、筋肉痛・関節痛(腰痛、肩こり、五十肩など)の症状の緩和等に用いられている。

b) ビタミンD主薬製剤は、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム又はアスコルビン酸カルシウムが主薬として配合され、しみ、そばかす、日焼け等による色素沈着の症状の緩和に用いられる。

c) ビタミンB12は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素であり、貧血用薬等に配合されている。

番号abc
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(第35問)
漢方処方製剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 防風通聖散は、構成生薬としてダイオウを含む。

b) 清上防風湯は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきびに適するとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

c) 黄連解毒湯は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適するとされる。

番号abc
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(第36問)
次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。

番号解答
サイコ
ブシ
カッコン
ボウフウ
レンギョウ
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(第37問)
消毒薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロルイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

b) クレゾール石鹸液は、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

c) エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。

番号abc
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(第38問)
次のa~cの( )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 有機リン系殺虫成分の殺虫作用は、( a )を分解する酵素と( b )に結合してその働きを阻害することによる。これらの殺虫成分は、ほ乳類や鳥類では速やかに分解されて排泄せつされるため毒性は比較的低い。ただし、高濃度又は多量にばく露した場合(特に、誤って飲み込んでしまった場合)には、神経の異常な興奮が起こり、( c )、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。

番号abc
アセチルコリン可逆的縮瞳
アセチルコリン不可逆的縮瞳
アセチルコリン不可逆的散瞳
アドレナリン不可逆的縮瞳
アドレナリン可逆的散瞳
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(第39問)
尿糖・尿タンパク検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿を採取して検査することが望ましい。

b) 尿糖・尿タンパク同時検査の場合、早朝尿(起床直後の尿)を検体とするが、尿糖が検出された場合には、食後(2~3時間)の尿について改めて検査して判断する必要がある。

c) 尿糖値に異常が生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もある。

番号abc
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(第40問)
妊娠検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものである。

b) 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響を受けない。

c) 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。

番号abc
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