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登録販売者試験対策合格NAVI

2017年度 茨城県 栃木県 群馬県 新潟県 山梨県 長野県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
かぜ及びかぜ薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) かぜとは、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称で、通常は数日~1週間程度で自然寛解し、予後は良好である。

b) かぜの約8割はウイルス(ライノウイルス、コロナウイルスなど)の感染が原因で、細菌の感染は原因とはならない。

c) かぜとよく似た症状が現れる疾患に、喘息、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症等がある。

d) かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではなく、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図る対症療法薬である。

番号abcd
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(第2問)
かぜ薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン作用によってくしゃみや鼻汁を抑える成分である。

b) デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、咳を抑える成分である。

c) トラネキサム酸には、凝固した血液を溶解されにくくする作用もある。

番号abc
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(第3問)
解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 腹痛を含む痙攣性の内臓痛に対し、一部の漢方処方製剤を除き、解熱鎮痛薬の効果は期待できない。

b) 解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものである。

c) 一般用医薬品の解熱鎮痛薬は、複数の有効成分が配合されている製品が多く、他の解熱鎮痛薬やかぜ薬等が併用されると、同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強く現れすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがある。

d) 解熱鎮痛薬は、頭痛に対し、症状が軽いうちに服用すると効果的であるので、予防として発症する前から積極的に使用するべきである。

番号abcd
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(第4問)
解熱鎮痛薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) アセトアミノフェンの作用には、解熱及び鎮痛をもたらす末梢作用と、抗炎症をもたらす中枢作用がある。

b) イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。

c) イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、潰瘍性大腸炎やクローン氏病の既往歴がある人では、それらの疾患の再発を招くおそれがある。

番号abc
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(第5問)
眠気を促す薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的に続く睡眠障害の緩和に適している。

b) ブロモバレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こす可能性がないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。

c) 抑肝散は体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。

d) 神経の興奮・緊張緩和を期待して配合される生薬成分のサンソウニンは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする。

番号abcd
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(第6問)
カフェインに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。
作用は弱いながら、反復摂取により依存を形成する。
腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収促進作用があり、尿量の減少をもたらす。
胃液分泌亢進作用があり、その結果、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。
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(第7問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれる成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a) 眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは、抗コリン成分を含む乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。

b) ジフェニドール塩酸塩は、抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示し、海外では制吐薬やめまいの治療薬として使われてきた。

c) 抗コリン成分の主な副作用として、縮瞳がある。

d) スコポラミン臭化水素酸塩は、抗ヒスタミン成分と比べて作用時間が長い。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第8問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 小児の疳は、乾という意味もあるとも言われ、痩せて血が少ないことから生じると考えられており、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。

b) 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談する等の対応が必要である。

c) ゴオウは、ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が沈着した部分を採取したものを基原とする生薬で、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。

d) 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。

番号abcd
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(第9問)
鎮咳去痰薬に含まれる成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a) コデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。

b) ジヒドロコデインリン酸塩には、胃腸の運動を低下させる作用があり、副作用として便秘が現れることがある。

c) メチルエフェドリン塩酸塩は、副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

d) マオウの中枢神経系に対する作用は、同じ気管支拡張成分であるメトキシフェナミン塩酸塩に比べ弱く、依存性の心配はない。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第10問)
循環器用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

b) ユビデカレノンは、肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。

c) ルチンは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。

番号abc
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(第11問)
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。

b) トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、噛み砕いてから飲み込んで使用する。

c) 炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、クロルヘキシジン塩酸塩が配合されている場合がある。

番号abc
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(第12問)
強心薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 1日用量中センソ5mg を超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。

b) キキョウやボタンピは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)を期待して用いられる。

c) ロクジョウは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。

d) ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

番号abcd
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(第13問)
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。

b) 口腔咽喉薬は、口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であるため、全身的な影響はない。

c) トラネキサム酸は、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮める目的として用いられる。

d) ヨウ素系殺菌消毒成分が配合されたものでは、まれにショック(アナフィラキシー)、アナフィラキシー様症状のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。

番号abcd
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(第14問)
血中コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される医薬品である。

b) コレステロールの産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。

c) リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを腎臓から末梢組織へ運ぶリポタンパク質である。

d) 医療機関で測定する検査値として、HDLが140 mg/dL 以上、低密度リポタンパク質(LDL)が40 mg/dL 未満、中性脂肪が150 mg/dL 以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。

番号abcd
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(第15問)
貧血と貧血用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 鉄分の摂取不足が生じた場合、直ちにヘモグロビン量が減少し、貧血の症状が現れる。

b) 鉄製剤を服用すると、便が黒くなることがある。

c) 骨髄での造血機能を高める目的で、貧血用薬に硫酸コバルトが配合されている場合がある。

d) ビタミンC(アスコルビン酸等)は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。

番号abcd
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(第16問)
婦人薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 女性ホルモン成分を長期連用することにより血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もあるため、定期的な検診を受けるなどの対応が必要である。

b) 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、サフラン、コウブシが配合されている場合がある。

c) 利尿作用を期待して、カノコソウが配合されている場合がある。

d) 胃腸症状に対する効果を期待して、オウレン、ソウジュツが配合されている場合がある。

番号abcd
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(第17問)
アレルギーの症状及び内服アレルギー用薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識したヒスタミンによって、肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である免疫グロブリンが遊離する。

b) ジフェンヒドラミン塩酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用により、蕁麻疹や鼻炎等に用いられる。

c) 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸が配合されている場合がある。

番号abc
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(第18問)
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

 体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、皮膚の痒みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号解答
茵蔯蒿湯
十味敗毒湯
消風散
当帰飲子
荊芥連翹湯
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(第19問)
鼻に用いる薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬を過度に使用すると、鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。

b) くしゃみや鼻汁等の症状の緩和を目的として、ケトチフェン等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。

c) クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しても有効である。

d) 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、リドカイン、リドカイン塩酸塩等の局所麻酔成分が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第20問)
一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 検査に用いる検体は、尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液など採取に際して侵襲(採血や穿刺等)のないものである。

b) 検体中に存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下であったり、検出反応を妨害する他の物質の影響等によって、検査結果が陰性となった場合を擬陰性という。

c) 尿糖・尿タンパク検査薬の結果により、直ちに疾患の有無や種類を判断することができる。

d) 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。

番号abcd
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(第21問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) ジサイクロミン塩酸塩は、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることで、胃痛、腹痛を鎮める。

b) 乾燥水酸化アルミニウムゲルは、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている。

c) 酸化マグネシウムは中和反応によって胃酸の働きを弱めることを目的として配合されている。

番号abc
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(第22問)
制酸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 腎臓病の診断を受けた人では、ナトリウム、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなるため、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師等に相談すべきである。

b) ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなるおそれがある。

c) ソファルコンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。

番号abc
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(第23問)
瀉下薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) プランタゴ・オバタ種皮は、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。

b) センノシドは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。

c) ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)には、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる。

番号abc
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(第24問)
止瀉薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 次没食子酸ビスマスは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護することを目的として用いられる。

b) ロペラミド塩酸塩は、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象でない。

c) 木クレオソートは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。

番号abc
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(第25問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。

b) 抗コリン成分であるパパベリン塩酸塩は、副作用として、自律神経系を介して眼圧を上昇させる作用を示す。

c) オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

番号abc
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(第26問)
浣腸薬(注入剤)及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 注入する薬液は十分冷やしておくと、不快感を生じることが少ない。

b) 半量を使用するような場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。

c) グリセリンは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

d) 薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

番号abcd
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(第27問)
駆虫薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵には駆虫作用は及ばない。

b) 複数の駆虫薬を併用することで駆虫効果が高まる。

c) ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を妨げて回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

d) パモ酸ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

番号abcd
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(第28問)
外用痔疾用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 外用痔疾用薬は局所に適用されるものであるが、坐剤及び注入軟膏では、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある。

b) 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、デカリニウム塩化物のような組織修復成分が用いられる。

c) 粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として、タンニン酸が配合されている場合がある。

d) 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、アラントインのような殺菌消毒成分が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第29問)
内用痔疾用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 肛門周囲の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して、ビタミンDが配合されている場合がある。

b) カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされている。

c) 乙字湯、芎帰膠艾湯のいずれも、構成生薬としてカンゾウを含む。

番号abc
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(第30問)
眼科用薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
点眼の際に容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れると、雑菌が薬液に混入して汚染を生じる原因となるため、触れないように注意しながら点眼する。
一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。
点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて薬液を結膜嚢内に行き渡らせるが、その際、目頭は押さえない方が効果的とされる。
一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはなく、配合されている成分によっては、緑内障の悪化につながるおそれがある。
コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。
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(第31問)
点眼薬に含まれる次の成分のうち、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して含まれるものはどれか。

番号解答
イプシロン-アミノカプロン酸
ヒドロキシプロピルメチルセルロース
スルファメトキサゾール
パントテン酸カルシウム
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(第32問)
皮膚に用いる薬に含まれる次の抗炎症成分のうち、非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)であるものの正しい組合せはどれか。

a) デキサメタゾン

b) ジクロフェナクナトリウム

c) プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

d) ピロキシカム

e) ヒドロコルチゾン

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , e )
( d , e )
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(第33問)
抗真菌薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏又はクリームが適すとされる。

b) ぜにたむしやいんきんたむしで患部が広範囲に及ぶ場合は、自己治療の範囲を超えており、内服抗真菌薬による全身的な治療が必要な場合もあるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

c) ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。

d) テルビナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。

番号abcd
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(第34問)
口内炎と口内炎用薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染、医薬品の副作用として生じる場合もある。

b) 口内炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解するが、一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

c) 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アクリノールが配合されている場合がある。

番号abc
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(第35問)
禁煙補助剤及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むことで、唾液を多く分泌させながら使用することが望ましい。

b) 咀嚼剤は、口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が増加するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避けることとされている。

c) ニコチンは、交感神経系を興奮させる作用を示す。

番号abc
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(第36問)
滋養強壮保健薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) ガンマ-オリザノールは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。

b) アスパラギン酸ナトリウムは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。

c) システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあるとされる。

d) グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合がある。

番号abcd
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(第37問)
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。

b) 漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。

c) 用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。

d) 大柴胡湯は、構成生薬としてダイオウを含む。

番号abcd
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(第38問)
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

 体力中等度以下で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、食欲不振、吐きけなどを伴うものの神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に適するとされる。

番号解答
安中散
六君子湯
平胃散
大黄甘草湯
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(第39問)
消毒薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) クレゾール石鹸液は、一般細菌類、真菌類及びウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。

b) サラシ粉は、一般細菌類に対して殺菌消毒作用を示し、専ら人体の消毒に用いられる。

c) 消毒薬を誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、手元に何もないときはまず水を飲ませる。

d) 消毒薬が誤って目に入った場合の応急処置として、まずは、酸であればアルカリで、アルカリであれば酸で中和することが適切である。

番号abcd
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(第40問)
殺虫剤・忌避剤及び衛生害虫に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a) 殺虫剤・忌避剤は人体に対する作用が緩和なため、医薬品として扱われることはなく、すべて医薬部外品として扱われる。

b) ハエ蛆症とは、人の体内や皮膚などに幼虫(ウジ)が潜り込み、組織や体液や消化器官内の消化物を食べて直接的な健康被害を与える症状のことである。

c) シラミの防除には、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。

d) ツメダニ類等の屋内塵性ダニに対して殺虫剤を散布する場合は、エアゾール、粉剤の使用は避け、水で希釈する薬剤を用いることが望ましい。

番号abcd
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