2017年度 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用
(第1問)
かぜ薬に配合される成分と、その期待される作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 【成分】トラネキサム酸
【作用】くしゃみや鼻汁を抑える
b) 【成分】グリチルリチン酸二カリウム
【作用】炎症による腫れを和らげる
c) 【成分】エテンザミド
【作用】発熱を鎮め、痛みを和らげる
d) 【成分】ジフェンヒドラミン塩酸塩
【作用】咳を抑える
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(第2問)
かぜ及びかぜ薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) かぜ薬には、解熱鎮痛成分(生薬成分の場合を除く。)の鎮痛作用を補助する目的で、カフェインが配合されている場合がある。
b) かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和のほか、ウイルスの増殖抑制や排除を図るもので、総合感冒薬とも呼ばれる。
c) 医薬品の販売等に従事する専門家においては、インフルエンザの流行期に小児用かぜ薬を販売する場合、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンや生薬成分のみからなる製品の選択を提案したりする等の対応を図ることが重要である。
d) 「かぜ」は単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の慢性炎症の総称である。
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(第3問)
化学的に合成された成分を含有する解熱鎮痛薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第4問)
小児の疳及び小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 小児鎮静薬には、鎮静と中枢刺激のように相反する作用を期待する生薬成分が配合されている場合があるが、身体の状態によってそれらに対する反応が異なり、総じて効果がもたらされると考えられている。
b) 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫については、成長に伴って自然に治まるのが通常である。
c) 生後3ヶ月未満の乳児には、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない漢方処方製剤を使用した方がよい。
d) 小建中湯は、構成生薬としてカンゾウを含んでおり、乳幼児に使用される場合は体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあることに加え、比較的長期間(1ヶ月位)服用することがあるので、偽アルドステロン症に注意する必要がある。
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(第5問)
咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)として用いる漢方製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 半夏厚朴湯は構成生薬としてカンゾウを含み、炎症を和らげ、特に小児喘息や気管支 喘息に用いられる。
b) 麦門冬湯は水様痰の多い人には不向きとされる。
c) 柴朴湯は、まれに重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。
d) 麻杏甘石湯は体力中等度以下で、 痰が切れにくく、ときに強く 咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、しわがれ声に適すとされる。
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(第6問)
咳や痰が生じる仕組み及び鎮 咳去痰薬の働きに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 呼吸器官に感染を起こしたときは、気道粘膜からの粘液分泌が減る。その粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。
b) 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が末梢神経系に伝わり引き起こされる反応である。
c) 鎮咳去痰薬には、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、内用液剤、シロップ剤のほか、口腔咽喉薬の目的を兼ねたトローチ剤やドロップ剤がある。
d) 咳はむやみに抑え込むべきではないが、長く続く 咳は体力の消耗や睡眠不足をまねくなどの悪影響もある。
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(第7問)
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第8問)
口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)の配合成分及び漢方処方製剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、セチルピリジニウム塩化物やポビドンヨードが用いられる。
b) ラタニアはクラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、芳香による清涼感を目的として配合されている。
c) 喉の粘膜を刺激から保護する成分として、グリセリンが配合されている場合がある。
d) 主として喉の痛み等を鎮めることを目的とし、咳や痰に対する効果を標榜しない漢方処方製剤として、 桔梗湯、駆風解毒散、白虎加人参湯があるが、これらはいずれも構成生薬としてカンゾウを含む。
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(第9問)
以下の胃腸薬に含まれる成分のうち、胃粘膜保護・修復作用を期待して配合される成分として、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アズレンスルホン酸ナトリウム
b) トロキシピド
c) ロートエキス
d) ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)
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(第10問)
健胃薬に配合される生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) オウバクは、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、日本薬局方収載のオウバク末は止瀉薬としても用いられる。
b) ケイヒは、クスノキ科のシンナモムム・カッシアの樹皮又は周皮の一部を除いたものを基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
c) リュウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。
d) センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
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(第11問)
次没食子酸ビスマスに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ビスマスは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分である。
b) 長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。
c) 収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用も持つとされる。
d) 循環血液中に移行したビスマスは血液-胎盤関門を通過することが知られており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。
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(第12問)
瀉下薬に用いられる成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) センノシドは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。
b) 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある。
c) ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。
d) マルツエキスは、瀉下作用が強いため、乳幼児には使用できない。
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(第13問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第14問)
駆虫及び駆虫薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなり、また、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもある。
b) カイニン酸は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。
c) パモ酸ピルビニウムは、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
d) 回虫や蟯虫の感染は、その感染経路から、通常、衣食を共にする家族全員にその可能性があるため、虫卵検査を受けて感染が確認された場合には、一緒に駆虫を図ることが基本となる。
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(第15問)
心臓及び強心薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 心臓の働きは、通常、体性神経系によって無意識のうちに調整がなされている。
b) 強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、呼吸器疾患、貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常のほか、精神神経系の疾患も考えられる。
c) ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があるとされる。
d) 苓桂朮甘湯は、強心作用が期待されるセンソを含む。
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(第16問)
コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。
b) 医療機関で測定する検査値として、低密度リポタンパク質(LDL)が40mg/dL未満、高密度リポタンパク質(HDL)が150mg/dL以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。
c) ビタミンEは、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
d) リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
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(第17問)
貧血用薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第18問)
循環器用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ユビデカレノンは、別名コエンザイムQ10とも呼ばれ、心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合に使用でき、小児向けの製品も販売されている。
b) 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え性及び血色不良に用いられる。
c) へプロニカートは、代謝されてタンニン酸が遊離し、そのタンニン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
d) 三黄瀉心湯は、構成生薬としてダイオウを含み、本剤を使用している間は、瀉下薬の使用を避ける必要がある。
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(第19問)
痔及び痔疾用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 裂肛は、便秘等により硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門の粘膜に浸透して炎症を起こしやすくなった状態で、勢いよく便が通過する際に粘膜が傷つけられることで生じる。
b) 痔瘻は、 肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、 肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔」と呼ばれる。
c) 痔は、 肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。
d) 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されており、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的である。
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(第20問)
外用痔疾用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第21問)
婦人薬の漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。
体力中等度で皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿 疹・皮膚炎に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることが知られている。
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(第22問)
婦人薬として使用される 五 積散に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
( a )で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、不向きとされ、構成生薬として( b )を含む。
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(第23問)
内服アレルギー用薬に配合されている成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第24問)
鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、局所(鼻腔内)に適用されるものであるため、全身的な影響は生じない。
b) 急性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症である。
c) クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻 腔炎に対して有効である。
d) 鼻粘膜の過敏性や 痒みを抑えることを目的として、局所麻酔成分が配合されている場合がある。
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(第25問)
眼科用薬及びその配合成分並びに点眼方法に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 一般点眼薬は、目の疲れや痒み、結膜充血、緑内障による目のかすみの症状を抑える成分が配合されている。
b) ソフトコンタクトレンズを装着したまま点眼すると、防腐剤などの配合成分がレンズに吸着され、角膜に障害を引き起こす原因となるおそれがあるため、装着したままの点眼は避けることとされている製品が多い。
c) ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを強める作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを抑制することで、目の調節機能を改善する効果を示す目的として用いられる。
d) サルファ剤は、ウイルス感染による結膜炎、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。
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(第26問)
眼科用薬の配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第27問)
きず口等の殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) アクリノールは、黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)と真菌、結核菌に対する殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対しては効果がない。
b) オキシドールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
c) ヨウ素系殺菌消毒成分は、ヨウ素による酸化作用により、結核菌を含む一般細菌類、真菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
d) ヨウ素の殺菌力は酸性になると低下するため、石鹸と併用する場合には、石鹸分をよく洗い落としてから使用するべきである。
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(第28問)
痒み、腫れ、痛み等を抑える外皮用薬の配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第29問)
痒み、腫れ、痛み等を抑えるために用いられる非ステロイド性抗炎症成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第30問)
みずむし及びみずむし用薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
みずむしは( a )の一種が皮膚に寄生することによって起こる疾患である。一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、( b )が適すとされる。
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(第31問)
毛髪用薬及びその成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においては認められているが、医薬部外品においては認められていない。
b) 脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされている。
c) カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示すが、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされている。
d) 女性ホルモン成分が配合されている毛髪用薬を妊婦が使用することは避けるべきである。
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(第32問)
以下の歯や口中に用いる薬に配合される成分の作用について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
b) 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える。
c) 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える。
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(第33問)
ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、使用を避ける必要がある。
b) アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、交感神経系を興奮させる作用を減弱させるおそれがある。
c) 咀嚼剤をコーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後に使用するとニコチンの吸収が低下するため、これらの食品を摂取後しばらくは使用を避ける必要がある。
d) タバコを吸い終える前に禁煙補助剤を使用することとされている。
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(第34問)
ビタミン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ビタミンAは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
b) ビタミンEは、夜間視力を維持したり皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
c) ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
d) ビタミンDは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。
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(第35問)
ビタミン成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
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(第36問)
漢方薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤のことである。
b) 漢方薬は、使用する人の体質や症状その他の状態に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる。
c) 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できるが、合わないものが選択されたとしても、副作用を招きにくいとされている。
d) 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
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(第37問)
生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) ブシは、血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示す。
b) カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。
c) ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核であり、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
d) サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
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(第38問)
衛生害虫及び殺虫剤に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
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(第39問)
殺虫剤の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) フェノトリンは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。
b) プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。
c) フェニトロチオンは、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することにより殺虫作用を示す。
d) メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が 蛹になるのを妨げる。
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(第40問)
尿糖及び尿タンパク検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
a) 尿糖検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を採尿し、尿タンパク検査の場合、食後2~3時間を目安に採尿を行う。
b) 血糖値が正常であれば、糖分は腎臓の尿細管でほとんどが再吸収されるため、尿糖値に異常を生じる要因は、高血糖に限られる。
c) 尿道や外陰部に付着した細菌や分泌物が混入することを防ぐために、出始めの尿を採取して検査する必要がある。
d) 食事は検査結果に影響しないが、医薬品を服用している場合には、その医薬品成分が検査結果に影響を与えることがある。
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