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登録販売者試験対策合格NAVI

2013年度 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 登録販売者試験
午後 3章 主な医薬品とその作用

(第1問)
胃の薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
健胃薬に配合される生薬成分は独特の味や香りを有し、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする作用があるとされる。
制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。
胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤としては、安中散、人参湯(理中丸)、平胃散、六君子湯があるが、これらはいずれも構成生薬としてカンゾウを含む。
ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、塩酸セトラキサートは、胆汁の分泌の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。
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(第2問)
かぜ薬に配合される成分とその副作用に関する以下の組み合わせについて、正しい組み合わせはどれか。

a) 成分:塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)
 副作用:間質性肺炎

b) 成分:ブロメライン
 副作用:出血傾向悪化

c) 成分:カフェイン
 副作用:メトヘモグロビン血症

d) 成分:アスピリン
 副作用:胃腸障害

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第3問)
強心薬に配合される成分とその作用に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 成分:ジャコウ
 作用:呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高める

b) 成分:リュウノウ
 作用:鎮静

c) 成分:ロクジョウ
 作用:強壮。血行促進

d) 成分:ゴオウ
 作用:末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める

番号abcd
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(第4問)
ポビドンヨードが配合された含嗽薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
ポビドンヨードは、炎症を和らげる目的で配合されている。
甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
まれにショック(アナフィラキシー)、アナフィラキシー様症状のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。
銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
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(第5問)
腸の薬に配合される成分とその作用に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 成分:塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)
 作用:瀉下

b) 成分:ヒマシ油
 作用:整腸

c) 成分:タンニン酸アルブミン
 作用:瀉下

d) 成分:アクリノール
 作用:止瀉

番号abcd
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(第6問)
かぜの症状の緩和に用いられる漢方処方製剤とその適用の関係について、正しい組み合わせはどれか。

a) 漢方処方製剤:麻黄湯(まおうとう)
 適用:かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合に適すとされるが、体の虚弱な人は使用を避ける必要がある。

b) 漢方処方製剤:葛根湯(かっこんとう)
 適用:くしゃみや鼻汁・鼻閉(鼻づまり)等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされるが、体の虚弱な人では不向きとされる。

c) 漢方処方製剤:小柴胡湯(しょうさいことう)
 適用:かぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で、疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適すとされるが、体の虚弱な人には不向きとされる。

d) 漢方処方製剤:小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
 適用:胃腸虚弱で神経質の人におけるかぜのひき始めに適するとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第7問)
ユビデカレノンに関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
肝臓や心臓などの臓器に多く存在する。
エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける。
別名ルチンとも呼ばれる。
副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐き気、下痢、発疹・痒みが現れることがある。
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(第8問)
リン酸コデイン(コデインリン酸塩)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 痰の切れを良くする成分である。

b) 長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。

c) 副作用として便秘が現れることがある。

d) 妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。

番号abcd
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(第9問)
外用痔疾用薬に関する以下の記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) 痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として、局所麻酔成分のアラントインが用いられる場合がある。

b) 痔に伴う痒みを和らげることを目的として、抗ヒスタミン成分のアミノ安息香酸エチルが配合されている場合がある。

c) 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ステロイド性抗炎症成分の酢酸ヒドロコルチゾンが配合されている場合がある。

d) 局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、冷感刺激を生じさせるカンフルが配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第10問)
以下の胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分のうち、抗コリン成分の組み合わせはどれか。

a) 塩酸オキシフェンサイクリミン(オキシフェンサイクリミン塩酸塩)

b) 塩酸パパベリン(パパベリン塩酸塩)

c) オキセサゼイン

d) 臭化メチルベナクチジウム

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第11問)
強心薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。

b) 一般に、強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因、例えば、呼吸器疾患、貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常等のほか、精神神経系の疾患も考えられる。

c) 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、急進作用が期待される生薬は含まれず、主に尿量増加(利尿)作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。

d) センソは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、微量で強い強心作用を示す。

番号abcd
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(第12問)
貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 硫酸コバルトは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態(ヘム鉄)に保つことを目的に配合される。

b) 主な副作用として、悪心(吐き気)、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢等の胃腸障害が知られている。

c) マンガンは、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、硫酸マンガンは、エネルギー合成を促進する目的で配合される。

d) 鉄製剤を服用すると便が赤くなることがある。

番号abcd
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(第13問)
以下の成分とその作用の関係について、正しい組み合わせはどれか。

a) 成分:塩酸ブロムヘキシン(ブロムヘキシン塩酸塩)
 作用:抗炎症作用

b) 成分:トラネキサム酸
 作用:殺菌消毒作用

c) 成分:カルボシステイン
 作用:去痰作用

d) 成分:塩酸メトキシフェナミン(メトキシフェナミン塩酸塩)
 作用:気管支拡張作用

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第14問)
胃の薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 制酸成分を主体とする胃腸薬は、炭酸飲料等の酸度の高い食品と一緒に服用してもその作用に影響はない。

b) ウルソデオキシコール酸は、胎児毒性の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。

c) 塩酸ピレンゼピンは、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すが、消化管以外では一般的な抗コリン作用のため、排尿困難、動悸、目のかすみの副作用を生じることがある。

d) 胃粘膜保護・修復成分であるアルジオキサ、スクラルファートは、ナトリウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第15問)
漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものはどれか。

 大便が硬くて便秘傾向がある人における、痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘の症状に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、悪心・嘔吐、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。通常、構成生薬としてダイオウを含む。まれに重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎を生じることが知られている。

番号解答
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
牛舎腎気丸(ごしゃじんきがん)
六味丸(ろくみがん)
乙字湯(おつじとう)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
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(第16問)
解熱鎮痛薬に関する以下の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
解熱鎮痛薬は、痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものではなく、発熱や痛みを鎮めるため使用される医薬品(内服薬)の総称である。
イソプロピルアンチピリンは、解熱や鎮痛の作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いとされ、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの伝わりを抑える働きが優位であるとされている。
アセトアミノフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられているが、抗炎症作用も期待できる。
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(第17問)
鎮暈薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 塩酸ジフェニドール(ジフェニドール塩酸塩)は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用の他、内耳への血流を改善する作用を示す。

b) 塩酸メクリジン(メクリジン塩酸塩)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが速く持続時間が短い。

c) アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合は、不安や緊張などの心理的な要因による乗物酔いへの影響を和らげることを目的としている。

d) 臭化水素酸スコポラミン(スコポラミン臭化水素酸塩)は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン成分である。

番号abcd
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(第18問)
腸の薬に関する以下の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、それらは人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められている。
ピコスルファートナトリウムは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらす。
センナ及びセンノシドが配合された瀉下薬については、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けることが望ましい。
酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。
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(第19問)
高コレステロール改善薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) リノール酸は、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑えることを主な目的として配合される。

b) パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがある。

c) ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用がある。

d) 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

番号abcd
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(第20問)
かぜ薬に配合される医薬品成分の注意点に関する以下の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
塩酸プソイドエフェドリン(プソイドエフェドリン塩酸塩)は、不眠や神経過敏が現れることがある。
イブプロフェンは、胃・十二指腸潰瘍の既往歴のある人では再発を招くおそれがある。
ビタミンB2は、尿が黄色くなることがある。
フマル酸クレマスチン(クレマスチンフマル酸塩)は、排尿困難の症状がある人では症状の悪化を招くおそれがある。
ノスカピンは、依存性がある。
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(第21問)
婦人薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、女性ホルモン成分の使用を避ける必要がある。

b) 強壮作用を期待して、モクツウが配合されている場合がある。

c) ジオウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられる。

d) 血行を促進する作用を目的として、ビタミンB6が配合されている場合がある。

番号abcd
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(第22問)
以下の女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる主な漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものはどれか。

番号解答
温清飲(うんせいいん)
加味逍遥散(かみしょうようさん)
五積散(ごしゃくさん)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
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(第23問)
内服のアレルギー用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
ジフェンヒドラミンを含む成分については、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
メキタジンについては、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
アレルギー症状を予防するために、症状が現れる前から一般用医薬品のアレルギー用薬を使用することは適当でない。
蕁麻疹や鼻炎等のアレルギー症状に対する医薬品は、基本的に根本的な治療を目的として使用される。
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(第24問)
漢方に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 陰病とは、実際に使用するエネルギーが少ないため臓器の機能が低下している状態であり、陽病とは、実際に使用するエネルギーが多いため臓器の機能が亢進している状態をいう。

b) 漢方薬は、生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものであり、その性質からみて、処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。

c) 漢方処方製剤は、用法用量において適齢年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。

d) 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。

番号abcd
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(第25問)
皮膚に用いる薬の成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
ヨウ素の殺菌力は酸性になると低下するため、石鹸等と併用する場合には、石鹸分をよく洗い落としてから使用することが望ましい。
塩酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジン塩酸塩)は、一般細菌類、真菌類、結核菌に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
デキサメタゾンは、分子内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を持たない非ステロイド性抗炎症成分である。
塩酸ブテナフィン(ブテナフィン塩酸塩)は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
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(第26問)
毛髪用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされているため、女性ホルモン成分の一種である安息香酸エストラジオールが配合されている場合がある。
カシュウは、ウコギ科の生薬で、血行促進、抗炎症等の作用を期待して用いられる。
塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
ヒノキチオールは、ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
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(第27問)
目の調節機能を改善する配合成分に関する以下の記述について、正しいものはどれか。

 コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

番号解答
塩酸エフェドリン(エフェドリン塩酸塩)
硝酸ナファゾリン(ナファゾリン塩酸塩)
マレイン酸クロルフェニラミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)
メチル硫酸ネオスチグミン(ネオスチグミンメチル硫酸塩)
アズレンスルホン酸ナトリウム
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(第28問)
漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものはどれか。

 色白で疲れやすく、汗をかきやすい傾向のある人における、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみの症状に適すとされる。構成生薬としてカンゾウを含む。
 まれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎が起こることが知られている。

番号解答
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
大柴胡湯(だいさいことう)
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(第29問)
眼科用薬や目の症状に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 人工涙液は、目の洗浄、眼病予防に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分の他、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。

b) コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されていない限り行わないことが望ましい。

c) 視力の異常、目(眼球、眼瞼等)の外観の変化、目の感覚の変化等の症状が現れた時、目以外の病気による可能性もあるが、脳が原因であることはない。

d) 眼科用薬に共通する主な副作用のうち、全身性の副作用として、皮膚に発疹、発赤、痒みが現れることがある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第30問)
次の漢方処方製剤のうち、アレルギー症状に用いられるものとして誤っているものはどれか。

番号解答
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
消風散(しょうふうさん)
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
十味敗毒湯(じゅうみばいどくとう)
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(第31問)
次の皮膚に用いられる医薬品成分のうち、抗菌作用を有するものとして正しいものはどれか、

番号解答
マレイン酸クロルフェニラミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)
ニコチン酸ベンジル
塩酸イソチペンジル(イソチペンジル塩酸塩)
ジフェニルイミダゾール
クロラムフェニコール
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(第32問)
殺菌消毒作用を示すものとその説明の関係について、正しい組み合わせはどれか。

a) 成分:クレゾール石鹸液
 説明:結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。

b) 成分:トリクロルイソシアヌル酸
 説明:有機塩素系殺菌消毒成分で、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

c) 成分:エタノール
 説明:結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

d) 成分:サラシ粉
 説明:強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強い為、通常人体の消毒には用いられない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第33問)
歯痛及び歯槽膿漏薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、グルコン酸クロルヘキシジンが配合されている場合がある。

b) 塩酸ジブカイン(ジブカイン塩酸塩)は、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。

c) 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働きがある塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)が配合されている場合がある。

d) グリチルリチン酸二カリウムは、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用の他、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して配合されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第34問)
尿糖検査薬、尿蛋白検査薬及び泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
尿糖の検査の場合、原則として食前(1~2時間)の尿を検体とする。
泌尿器系の機能が正常に働いていて、また、血糖値が正常であれば、糖分や蛋白質は腎臓の尿細管においてほとんどが排出される。
尿蛋白の検査の場合、原則として食後(1~2時間)の尿を検体とする。
通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で尿が中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
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(第35問)
禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 禁煙補助剤(咀嚼剤)は、1度に2個以上の使用は避ける必要がある。

b) 禁煙補助剤(咀嚼剤)は、菓子のガムのように噛むことにより唾液が多く分泌され、ニコチンを唾液と共に飲み込んで使用することが、副作用の軽減につながる。

c) ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。

d) 脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患がある人(3ヶ月以内の心筋梗塞発作がある人、重い狭心症や不整脈と診断された人)では、循環器系に重大な悪影響を及ぼすおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第36問)
妊娠検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。

b) 検体としては、尿中hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が検出されやすい就寝直前の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。

c) 高濃度の蛋白尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陽性を示すことがある。

d) 尿中のhCGの検出反応は、検出感度が安定しており、温度の影響を受けることはない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第37問)
外用薬として用いられる口内炎用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を用いた生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴うことのある口内炎、舌炎の緩和を目的として口腔内局所に適用される。
患部からの細菌感染を防止することを目的として、アズレンスルホン酸ナトリウムが配合されている場合がある。
口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くことが望ましい。
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(第38問)
次の殺虫剤に含まれる成分に関する記述について、正しいものはどれか。

番号解答
ピリプロキシフェンは、有機リン系殺虫成分である。
プロポクスルは、オキサジアゾール系殺虫成分である。
ジフルベンズロンは、有機塩素系殺虫成分である。
メトキサジアゾンは、カーバメイト系殺虫成分である。
フェノトリンは、ピレスロイド系殺虫成分である。
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(第39問)
滋養強壮保健薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) アスパラギン酸ナトリウムは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分である。

b) ビタミンD主薬製剤は、トコフェロール又はコハク酸トコフェロールが主薬として配合された製剤で、骨歯の発育不良、くる病の予防、また、妊娠・授乳期、発育期、老年期のビタミンDの補給に用いられる。

c) 皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素として、ナイアシン(ニコチン酸等)、ビタミンB5(パントテン酸カルシウム等)、ビオチンが配合されている場合がある。

d) 滋養強壮保健薬は、多く摂取したからといって適用となっている症状の改善が早まるものではなく、また、滋養強壮の効果が高まるものでもない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第40問)
鼻炎用点鼻薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の適切な組み合わせはどれか。

 鼻炎用点鼻薬は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を( a )させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的としており、( b )等の( c )成分が主体となっている。

番号abc
拡張塩酸ジフェニルピラリンアドレナリン作動
拡張塩酸フェニレフリン抗ヒスタミン
収縮塩酸ジフェニルピラリンアドレナリン作動
収縮塩酸ジフェニルピラリン抗ヒスタミン
収縮塩酸フェニレフリンアドレナリン作動
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