登録販売者は、薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト。薬事法で認められた公的資格だから不況にも強い資格です。

登録販売者試験対策合格NAVI

2013年度 奈良県 登録販売者試験

(第1問)
医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品は、期待される有益な効果(薬効)のみをもたらすものである。

b) 検査薬は、検査結果について正しい解釈や判断がなされなければ、医療機関を受診して適切な治療を受ける機会を失うおそれがある。

c) 医薬品が人体に及ぼす作用は、複雑かつ多岐に渡るが、そのすべてについて解明されている。

d) 医薬品は、本来、人体にとって異物(外来物)である。

番号abcd
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(第2問)
次の記述は医薬品の使用上の注意に関するものである。( )に当てはまる字句として、正しいものはどれか。

 医薬品の使用上の注意等において『高齢者』という場合には、おおよその目安として(  )以上を指す。

番号解答
55歳
58歳
60歳
65歳
70歳
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(第3問)
次の記述は医薬品の使用上の注意等において、目安として用いられる年齢区分に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 乳児とは( a )、幼児とは( b )、小児とは( c )をいう。

番号abc
3歳未満6歳未満15歳未満
3歳未満5歳未満12歳未満
2歳未満7歳未満10歳未満
1歳未満7歳未満15歳未満
1歳未満6歳未満12歳未満
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(第4問)
一般用医薬品承認審査合理化等検討会中間報告書『セルフメディケーションにおける一般用医薬品のあり方について』(平成14年11月)において、一般用医薬品の役割とされている次の事項のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
健康の維持・増進
生活の質(QOL)の改善・向上
生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防
軽度な疾病に伴う症状の改善
疾病の確定診断のための検査
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(第5問)
次の記述は医薬品と妊婦に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しいものはどれか。

 (  )含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。

番号解答
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンC
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(第6問)
セルフメディケーションに関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
医療機関・薬局で交付された医療用医薬品を、一般の生活者が自己の判断で使用を中止することも、セルフメディケーションである。
セルフメディケーションの主役は、情報提供を行う一般用医薬品の販売等に従事する専門家である。
一般用医薬品の販売等に従事する専門家の行う情報提供は、必ず一般用医薬品の販売に結びつける必要がある。
高熱が続くなど症状が重い時に、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処とはいえない。
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(第7問)
サリドマイド等の薬害に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、1979年、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
妊娠している女性が摂取した場合、サリドマイドは、胎盤関門を通過して胎児に移行する。
サリドマイドは血管新生を妨げる作用もあり、胎児の四肢欠損、視聴覚等の感覚器や心肺機能の障害等の先天異常が発生した。
サリドマイド製剤については、一般用医薬品として販売された製品はなかった。
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(第8問)
次の記述はCJD訴訟に関するものである。(  )内に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 脳外科手術等に用いられた( a )乾燥硬膜を介してCJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。このCJDは、( b )の一種であるプリオンが原因とされている。

番号ab
ウシ脂質
ウシ蛋白質
ヒト脂質
ヒト蛋白質
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(第9問)
次の記述はスモン訴訟に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

スモン訴訟は、( a )として販売されていた( b )を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。

番号ab
催眠クロロホルム
鎮痛アセトアミノフェン
鎮痛アスピリン
整腸アスピリン
整腸キノホルム
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(第10問)
次の記述は医薬品の副作用に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、『疾病の( a )、( b )、( c )の為、又は身体の機能を正常化する為に、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応』とされている。

番号abc
予防発現診断
発現検査治療
予防診断治療
発現検査診断
検査診断治療
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(第11問)
医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりとは限らない。

b) 一般用医薬品では、副作用の兆候が現れたときには、基本的に使用を中止することとされている。

c) 副作用の発現は、体質や体調とは無関係である。

d) 医薬品の副作用被害は、医薬品を十分注意して使用すれば、起こりえない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第12問)
HIVに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
HIVとはヒト免疫不全ウイルスのことをいう。
HIV訴訟とは、白血病患者が、HIVが混入した血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の取組みを推進している。
HIV訴訟を契機に、血液製剤の安全確保対策の1つとして、献血時の問診の充実が図られた。
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(第13問)
医薬品の本質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の役割を十分に発揮するためには、効能・効果、用法・用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することが必要である。

b) 一般用医薬品では、そのリスク区分や承認基準が見直されることはない。

c) 医薬品は、市販後も、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっている。

d) 一般用医薬品は、一般の生活者が自ら選択し、使用するものであるため、登録販売者等による情報提供は必要としない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第14問)
次の記述は小児に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が( a )、服用した医薬品の吸収率が( b )。
 また、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達し( c )ため、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。

番号abc
短く低いやすい
短く高いにくい
長く低いにくい
長く低いやすい
長く高いやすい
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(第15問)
医薬品と食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 保健機能食品は、医薬品との相互作用を起こすことがない。

b) カフェインを含む医薬品とコーヒーを一緒に服用してもカフェインの過剰摂取となることはない。

c) 生薬成分が配合された医薬品の場合、ハーブ等の食品をあわせて摂取しても、医薬品の効き目や副作用が増強することはない。

d) 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェン等では通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。

番号abcd
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(第16問)
医薬品の品質及びプラセボ効果の関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
医薬品の品質は、一般的に直射日光の影響を受けやすいが、温度の影響は受けない。
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、すべて望ましいものである。
『使用期限』とは、開封状態であっても適切に保管された場合に品質が保持される期限である。
プラセボ効果とは、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
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(第17問)
高齢者に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
高齢者が一般用医薬品を使用する場合、基本的には、定められた用量の範囲内で使用することが望ましい。
高齢者は、生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。
高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品は効果が穏やかであるため、その使用により基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなることはない。
高齢者は、手先の衰えのため、医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすい等の傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。
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(第18問)
医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品の添付文書(製品に添付されている文書)や製品表示には、効能・効果、用法・用量、副作用等の必要な情報が記載されている。

b) 医薬品は、多くの場合、人体に取り込まれて作用し、効果を発現させる。

c) 医薬品は薬事法において、健康被害防止の観点から、異物等の混入したものの販売の禁止が規定されているが、変質については規定されていない。

番号abc
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(第19問)
アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アレルギーは、一般的にあらゆる物質によって起こり得るものであるため、医薬品の薬理作用等とは関係なく起こる可能性がある。

b) 医薬品によるアレルギーは、内服薬だけでなく外用薬でも引き起こされることがある。

c) 医薬品によるアレルギーを起こしたことがない人でも、病気に対する抵抗力が低下している状態等の場合、医薬品によるアレルギーを生じることがある。

d) アレルギーには体質的・遺伝的要素もあり、アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、医薬品を服用する際に注意が必要である。

番号abcd
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(第20問)
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病の為に使用された医薬品の作用が、その疾病に対して薬効をもたらす一方、別の疾病に対しては症状を悪化させたりすることもある。

b) 副作用の程度は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。

c) 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。

番号abc
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(第21問)
血液に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 健康な人の赤血球は、中央部がふくれた円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。

b) 血漿は90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。

c) 白血球の中では、好中球が最も少ない。

d) 血漿中のグロブリンは、その多くが免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体として役割を担う。

番号abcd
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(第22問)
膵臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 膵臓は、炭水化物、蛋白質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。

b) 膵液は、強アルカリ性である。

c) 膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を回腸へ分泌する。

d) 膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。

番号abcd
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(第23問)
肛門に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肛門周囲は、肛門括約筋で囲まれている。

b) 直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には、歯状線がある。

c) 肛門周囲は、静脈が細かい網目状に通っていて、それらの血管が鬱血すると痔の原因となる。

番号abc
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(第24問)
食道に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く。

b) 消化液の分泌腺は、1~2cm間隔に存在する。

c) 嚥下された飲食物は、重力によって胃に落ち込む。

d) 食道の上端と下端には、括約筋がある。

番号abcd
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(第25問)
胃に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 食道から送られてきた内容物の滞留時間は、炭水化物の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。

b) 食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる。

c) 胃の内壁は、粘膜で覆われて多くのひだと絨毛がある。

d) 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。

番号abcd
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(第26問)
眼球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧を生じさせている。

b) 雪眼炎は、視細胞が光を感じる反応に不可欠なビタミンAが不足したために生じる。

c) 水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。

d) 視細胞には、色を識別する細胞とわずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。

番号abcd
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(第27問)
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 骨格筋は、随意筋であり筋線維に横縞模様がある。

b) 随意筋は、自律神経系で支配されているのに対して、不随意筋は体性神経系に支配されている。

c) 心筋は、不随意筋であるが筋線維に横縞模様がある。

d) 筋組織は、その機能や形態によって、心筋、腱、骨格筋に分類される。

番号abcd
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(第28問)
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 汗腺のうち、アポクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。

b) 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるもので、メラニン色素は、皮下組織の最下層にあるメラニン産生細胞で産生される。

c) 皮膚に物理的な刺激が繰り返されると角質層が肥厚して、たこやうおのめができる。

d) 真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。

番号abcd
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(第29問)
尿路(膀胱、尿道)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 女性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺がある。

b) 尿道は、膀胱にたまった尿が体外に排泄される時に通る管である。

c) 尿は、健康な状態であっても細菌等多くの微生物を含む。

d) 高齢者は、膀胱や尿道の括約筋の働きの低下等によって、尿失禁を起こしやすくなる。

番号abcd
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(第30問)
脾臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 脾臓は、握りこぶし大のスポンジ状臓器である。

b) 脾臓の位置は、心臓の後方の右上腹部にある。

c) 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。

d) 脾臓には、リンパ球が増殖、密集する組織がない為に、血液中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫反応が行われない。

番号abcd
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(第31問)
医薬品の消化管に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃度が薄い方から濃い方へ拡散していくことによって消化管にしみこんでいく現象である。

b) 内服薬の吸収は、主として結腸と直腸でなされる。

c) 内服薬は、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。

d) 内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと少しずつ溶出するように作られているものがある。

番号abcd
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(第32問)
次の記述は自律神経系の働きに関するものである。(  )にあてはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 自律神経系は、( a )系と( b )系からなる。概ね、( a )系は体が食事や休憩等の安息状態となるよう働き、( b )系は、体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働く。
 ( a )の神経伝達物質は、( c )で、気管支に対しては、( d )に働く。

番号abcd
交感神経副交感神経アセチルコリン狭窄
副交感神経交感神経アセチルコリン狭窄
交感神経副交感神経ノルアドレナリン拡張
交感神経副交感神経アドレナリン拡張
副交感神経交感神経アドレナリン狭窄
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(第33問)
ショック(アナフィラキシー)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 発症してから進行するのに3日ほどを要する。

b) 発生頻度は低いが、以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等アレルギーを起こしたことがある人で起きるリスクが高いとされている。

c) 顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹などの症状であり、死に至るおそれはほとんどない。

番号abc
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(第34問)
中毒性表皮壊死症(TEN)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 皮膚粘膜眼症候群と関連のない病態と考えられている。

b) 発症機序は解明されており、発症を予測することが可能である。

c) 発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。

d) 症状としては、全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる。

番号abcd
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(第35問)
次の記述は偽アルドステロン症に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体から( a )が失われたことに伴う症状であって、( b )からアルドステロン分泌が( c )いないにもかかわらず生じることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。

番号abc
マグネシウム副腎髄質増えて
マグネシウム副腎皮質減って
カリウム副腎髄質減って
カリウム副腎皮質増えて
カリウム副腎皮質減って
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(第36問)
副作用として現れる胃腸症状に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化性潰瘍は、医薬品の副作用によ胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態である。

b) 消化性潰瘍は、胃もたれ、食欲低下、胸やけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。

c) イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症リスクが低いとされている。

番号abc
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(第37問)
呼吸機能に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 間質性肺炎は、悪化すると肺線維症となる場合がある。

b) 間質性肺炎は、発熱を伴わないことがある。

c) 喘息は、内服薬のみで誘発され、座薬や外用薬では誘発されない。

d) 喘息は、原因となる医薬品を使用して比較的長期間(7日程度)で、鼻水・鼻づまりが起こり、続いて咳、喘鳴、呼吸困難を生じて、しれらが次第に悪化する。

番号abcd
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(第38問)
副作用として現れる薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬疹を引き起こす医薬品は、限定されている。

b) 薬疹とは、医薬品の使用によって引き起こされる発疹・発赤等の皮膚症状のことである。

c) 薬疹は、アレルギー体質の人や、以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすい。

d) 薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起きることが多く、長期間使用してから生じることはない。

番号abcd
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(第39問)
副作用として現れる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 必ず自覚症状がみられる。

b) 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されることにより、皮膚や白目が黄色くなる現象である。

c) 主な症状としては、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気等を生じる。

d) 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診断を受けることが重要である。

番号abcd
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(第40問)
医薬品の剤型に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填などした剤型である。(白本 p.52 手引き p.43)

b) 貼付剤は、皮膚に粘着させて用いる剤型である。

c) チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして、服用する剤型で、水なしでも服用できる。

d) 錠剤(内服)は固形製剤で一定の大きさを有するため、高齢者や乳幼児等の場合は飲みにくいことがある。

番号abcd
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(第41問)
次の記述は薬事法第24条第1項の条文である。(  )に当てはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 薬局開設者又は医薬品の販売業の( a )を受けた者でなければ、業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは( b )(配置することを含む。)してはならない。

番号ab
登録分割販売
許可陳列
登録保管
許可分割販売
登録陳列
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(第42問)
医薬品の販売業に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 薬事法第25条に規定される医薬品の販売業の許可には、店舗販売業、配置販売業及び卸売販売業の3種類がある。

b) すべての医薬品の販売業者は、一般の生活者に対して一般用医薬品を販売することができる。

c) 配置販売業者は、配置以外の方法により、医薬品を販売又は授与することができない。

d) 店舗販売業の許可を受けた者が配置の方法により医薬品を販売する場合は、新たに配置販売業の許可を受ける必要はない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第43問)
薬局に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 薬局では、医薬品の調剤と併せて、店舗により医薬品の販売業を行うことが認められている。

b) 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。

c) 薬局開設者は、薬剤師でなければならない。

d) 医療法では、調剤を実施する薬局は医療提供施設として位置づけられていない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第44問)
登録販売者に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 登録販売者は、第一類医薬品を販売する店舗には勤務できない。

b) 登録販売者は、販売従事登録を行った都道府県以外の店舗販売業の店舗に勤務することができない。

c) 登録販売者は、配置販売業者が指定する区域管理者になることができる。

d) 配置員全員が登録販売者である場合は、すべての一般用医薬品を配置販売できる。

番号abcd
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(第45問)
店舗販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業者が複数の店舗を営業する場合、店舗ごとに店舗販売業の許可を受ける必要はない。

b) 薬剤師が従事している店舗では、医療用医薬品の販売ができる。

c) 店舗販売業者は、その店舗管理者の意見を尊重しなければならない。

番号abc
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(第46問)
店舗管理者に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗管理者は、厚生労働省令で定めるところにより、薬剤師又は登録販売者でなければならない。

b) 店舗管理者は、医薬品の管理等、その店舗業務につき必要な注意をしなければならないが、従事者の監督義務はない。

c) 店舗管理者が薬剤師であれば、店舗販売業の店舗で調剤を行うことができる。

d) 店舗管理者は、併せて配置販売業の区域管理者にもなることができる。

番号abcd
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(第47問)
医薬品の販売または陳列に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業者は、不特定の購入者への販売に供するため、あらかじめ医薬品を開封し、小容量に分包しておくことができる。

b) 店舗販売業者は、一般用医薬品を陳列する場合には、第一類医薬品、第二類医薬品又は第三類医薬品の区分ごとに陳列しなければならない。

c) 医薬品と食品は区別して貯蔵又は陳列する必要があるが、医薬品と医薬部外品は区別して貯蔵又は陳列する必要はない。

番号abc
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(第48問)
『一般用医薬品の適正な使用の為に必要な情報提供』に係る店舗販売業者の対応に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 第一類医薬品を販売する場合には、薬剤師に、書面を用いて情報提供させなければならない。

b) 第二類医薬品を販売する場合には、薬剤師又は登録販売者に、情報提供させるよう、努めなければならない。

c) 第一類医薬品の購入者から、説明を要しない旨の意志の表明があったときには、情報提供をしてはならない。

d) 第三類医薬品について、購入者から相談があった場合には、薬剤師又は登録販売者に、その適正な使用の為に必要な情報を提供させることは望ましいものの、特に法律上の規定は設けられていない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第49問)
医薬品の広告の取扱いに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 『天然成分を使用しているので副作用がない』といった事実に反する広告表現は、虚偽誇大な広告に該当する。

b) 薬局では、医薬品の効能・効果について、製造販売業者が取得している承認の範囲を超えて広告することができる。

c) 一般用医薬品は、医師による診断・治療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(例えば、がん、心臓病等)について、自己治療が可能であるかのような広告表現は認められない。

番号abc
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(第50問)
医薬品の広告の取扱いに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の広告に関する規定は、広告の依頼主だけでなく、テレビや新聞等、その広告に関与するすべての人が対象となる。

b) 一般用医薬品の販売広告としては、テレビや新聞等だけでなく、店舗に設置されているポスター、ステッカー、ディスプレイも含まれる。

c) 医薬関係者、公的機関が特定の医薬品を公認、推薦等している旨の広告は、事実であったとしても、原則として不適当とされている。

d) 使用前・使用後を示した図画・写真等を掲げることは、消費者に対してわかりやすい表現であり推奨される。

番号abcd
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(第51問)
食品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 健康食品とは、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品で、薬事法の規定に基づき、特定の保険の用途に資する旨の表示が許可されたものである。

b) 特定保健用食品は、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品で、医薬品と同様に薬事法で規定されている。

c) 食品衛生法において、食品とは、医薬品及び医薬部外品以外のすべての飲食物をいう。

d) 国が定める基準に従い、表示等がなされた栄養機能食品における栄養成分の機能表示に関しては、医薬品の範囲に関する基準における医薬品的な効能・効果に該当しない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第52問)
医薬品の容器・外箱等への法定表示又は添付文書に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 法定表示事項や添付文書等への記載は、邦文でなければならない。

b) 医薬品の直接の容器等への記載が義務付けられている事項として、製造販売業者等の氏名又は名称及び住所、製造番号又は製造記号、製造年月日、内容量がある。

c) 医薬品の効能・効果は、必ず外箱に記載されていなければならない。

d) すべての一般用医薬品には使用期限の表示が必要である。

番号abcd
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(第53問)
配置販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 配置販売業者は、家庭に配置している医薬品の代金について使用前であっても請求することができる。

b) 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化がおこりにくいこと等の基準に適合するもの以外の医薬品を販売してはならない。

c) 配置販売業者は、区域管理者を指定したときは、その区域管理者の意見を尊重しなければならない。

番号abc
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(第54問)
配置販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 配置員は、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受けなければならない。

b) 配置販売業者又はその配置員は、配置販売に従事したときは、配置販売に従事する区域等を30日以内に、配置販売に従事する区域の都道府県知事に届け出なければならない。

c) 配置販売業者又はその配置員は、都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受けていれば、これを携帯しなくても医薬品の配置販売に従事することができる。

d) 配置販売業の許可は、配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごとに、その都道府県知事が与える。

番号abcd
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(第55問)
毒薬及び劇薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 毒薬又は劇薬を業務上取り扱う者は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならない。

b) 店舗販売業者等が譲り受ける者から交付を受けなければならない書面の記載事項は、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び年齢である。

c) 店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、毒薬又は劇薬については、開封して、販売等してはならない。

d) 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第56問)
医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 生物由来製品は、製品の使用による感染症の発生のリスクに着目して指定されているが、現在のところ、生物由来製品として指定された一般用医薬品はない。

b) 日本薬局方に収載されている医薬品は、すべて医療用医薬品である。

c) 検査薬や殺虫剤のように、人の身体に直接使用されない医薬品もある。

d) 必要な承認を受けずに製造販売された医薬品の販売等は禁止されているが、罰則規定はない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第57問)
一般用医薬品のリスク区分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 新一般用医薬品は、承認後の一定期間、第一類医薬品に分類されるが、その間の副作用の発生や適正使用の状況等に関する情報を収集し、それらを評価した結果に基づいて、第二類医薬品又は第三類医薬品に分類されることがある。

b) 第三類医薬品は、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれのない医薬品である。

c) 第三類医薬品について、日常生活に支障を来す程度の副作用を生じるおそれがあることが明らかとなった場合には、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることがある。

d) 安全性に関する新たな知見や副作用の発生状況等を踏まえ、リスク区分は適宜見直しが図られている。

番号abcd
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(第58問)
医薬部外品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬部外品を製造販売する場合には、原則として、医薬部外品製造業の許可が必要である。

b) 医薬部外品の効能には、『口臭の防止』もある。

c) 医薬部外品を販売する場合には、医薬部外品の販売業の許可が必要である。

d) 医薬部外品は、その効能・効果が予め定められた範囲内であって、成分や用法等に照らして人体に対する作用が緩和であることを要件として、医薬品的な効能・効果を表示・標榜することが認められている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第59問)
化粧品に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 化粧品の成分本質(原材料)について、原則として、医薬品の成分を配合してはならない。

b) 一般小売店において化粧品を販売する場合には、薬事法に規定する販売業の許可は必要としない。

c) 薬用化粧品を業として製造販売する場合には、化粧品製造販売業の許可が必要である。

d) 化粧品を製造販売する場合には、通常、品目ごとの承認を得る必要がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第60問)
次の行政処分のうち、薬事法に基づき店舗販売業者に対して行われる処分として、誤っているものはどれか。

番号解答
業務体制の整備命令
店舗管理者の解雇命令
業務停止命令
廃棄・回収命令
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(第61問)
かぜの発症や症状に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) かぜの原因となるウイルスは、1種類である。

b) かぜは、通常は数日から1週間程度で自然寛解する。

c) インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜの別称で、インフルエンザとかぜの症状は同じである。

d) 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき又は悪化するようなときは、かぜではない可能性が高い。

番号abcd
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(第62問)
かぜ薬等に配合されるグリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 1日最大服用量がグリチルリチン酸として40mg以上となる製品については、高齢者、むくみのある人、心臓病、腎臓病又は高血圧の診断を受けた人であるか否かによらず、長期連用を避けることとされている。

b) グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。

c) グリチルリチン酸を含む生薬成分として、オウバクが配合されている場合がある。

d) 化学構造が非ステロイド性抗炎症成分と類似していることから、抗炎症作用を示すと考えられている。

番号abcd
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(第63問)
かぜ薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ブロメラインは、血液凝固異常(出血傾向)の症状がある人では、出血傾向を悪化させるおそれがある。

b) メチルエフェドリン塩酸塩(塩酸メチルエフェドリン)と同様の作用を示す生薬成分として、ゲンチアナが配合されている場合がある。

c) 抗コリン作用によって鼻汁分泌を抑えることを目的として、ベラドンナ総アルカロイドやヨウ化イソプロパミドが配合されている場合がある。

d) サリチルアミド、アセトアミノフェンについては、15歳未満の小児でインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第64問)
解熱鎮痛薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑える作用により、消化管粘膜の防御機能を低下させる。

b) 月経痛(生理痛)は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていることから、解熱鎮痛薬の効能・効果に含まれている。

c) まれに重篤な副作用として見られる『アスピリン喘息』は、アスピリン特有の副作用で、他の解熱鎮痛成分では生じない。

d) アセトアミノフェンは、体の各部(末梢)での痛みや炎症反応に対して、局所のプロスタグランジンの産生を抑える働きにより、それらを鎮める効果をもたらすとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第65問)
次の医薬品成分のうち、一般用医薬品に配合されているピリン系解熱鎮痛成分を1つ選びなさい。

番号解答
イソプロピルアンチピリン
サザピリン
アセトアミノフェン
イブプロフェン
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(第66問)
眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、中枢作用が強いため、慢性的な不眠症状に対して用いられる。

b) ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)は、胎児障害の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。

c) ジフェンヒドラミン塩酸塩(塩酸ジフェンヒドラミン)を含有する催眠鎮静薬を服用する場合は、飲酒を避ける必要がある。

d) アリルイソプロピルアセチル尿素は、反復して摂取しても依存を生じるおそれはない。

番号abcd
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(第67問)
眠気防止薬の主たる有効成分として配合されるカフェインに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) カフェインは、腎臓での水分の再吸収を促進するとともに、膀胱括約筋を収縮させる働きがあり、尿量の減少をもたらす。

b) 吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、胎盤関門を通過して胎児に到達することが知られている。

c) カフェインは、副作用として動悸が現れることがあるが、心臓病の診断を受けた人であっても服用を避ける必要はない。

d) カフェインは、胃液の分泌を亢進させる作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)が現れることがある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第68問)
次の記述は、鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)に関するものである。(  )にあてはまる字句として、正しい組み合わせはどれか。

 ( a )は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
 抗ヒスタミン成分である( b )と( c )は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前提における自律神経反射を抑える作用を示す。
 ( c )は、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、小児では使用を避ける必要がある。

番号abc
ジフェニドール塩酸塩(塩酸ジフェニドール)テオクル酸プロメタジンジメンヒドリナート
ジフェニドール塩酸塩(塩酸ジフェニドール)ジメンヒドリナートテオクル酸プロメタジン
ジメンヒドリナートジフェニドール塩酸塩(塩酸ジフェニドール)メクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)
ジメンヒドリナートメクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)スコポラミン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸スコポラミン)
メクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)スコポラミン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸スコポラミン)ジメンヒドリナート
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(第69問)
鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 鎮暈薬には、主として吐き気を抑えることを目的とした成分が配合されているので、つわりに伴う吐き気への対処としても使用することができる。

b) 鎮暈薬とかぜ薬との併用は、特に問題がない。

c) 鎮暈薬に配合される抗コリン成分は、眠気を促すほかに、散瞳による目のかすみや異常なまぶしさを引き起こすことがある。

d) 鎮暈薬には、3歳未満の乳幼児向けの製品はない。

番号abcd
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(第70問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ユウタンはクマ科のヒグマ又はその他の近縁動物の胆汁の乾燥物を用いた生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。

b) リュウノウはウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、鎮静作用を期待して用いられる。

c) レイヨウカクはウシ科のサイガレイヨウの若い角を用いた生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

d) ジンコウは、リンドウ科のトウリンドウ又はその他同属植物の根及び根茎を用いた生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第71問)
咳や痰が生じる仕組み及び鎮咳去痰薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、また、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称である。

b) 咳はむやみに抑え込むべきではないが、長く続く咳は体力の消耗や睡眠不足をまねく等の悪影響がある。

c) 呼吸器官に感染を起こしたときは、気道粘膜からの粘液分泌が減少する。

d) 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激により末梢神経系で引き起こされる反応である。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第72問)
鎮咳去痰薬に配合される成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ゴミシは、ユリ科のジャノヒゲまたはその同属植物の根の膨大部を用いた生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。

b) キキョウは、オオバコ科のオオバコの花期の全草を用いた生薬で、去痰作用を期待して用いられる。

c) ナンテンジツは、メギ科のナンテンの果実を用いた生薬で、知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに効果があるとされる。

d) キョウニンは、バラ科のアンズの種子を用いた生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第73問)
口腔咽喉薬や含嗽薬(うがい薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) グリセリンは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。

b) ベンゼトニウム塩化物(塩化ベンゼトニウム)は、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。

c) リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある。

d) クロルヘキシジングルコン酸塩(グルコン酸クロルヘキシジン)が配合されたうがい薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

番号abcd
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(第74問)
胃に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ゲファルナートは、胃粘液の分泌を促す、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して配合されている。

b) 合成ヒドロタルサイトは、過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して配合されている。

c) ジアスターゼは、胃粘膜の炎症を和らげることを期待して配合されている。

d) 炭酸水素ナトリウムは、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化成分として配合される場合もある。

番号abcd
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(第75問)
次の記述に当てはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

 体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすい人における、胃炎、胃腸虚弱(胃アトニー)、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる。まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることが知られている。

番号解答
人参湯(にんじんとう)
六君子湯(りっくんしとう)
五積散(ごしゃくさん)
大柴胡湯(だいさいことう)
平胃散(へいいさん)
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(第76問)
腸に作用する薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 瀉下薬の配合成分には、腸管を直接刺激するもののほか、糞便のかさや水分量を増すものもある。

b) 整腸薬の配合成分には、腸内細菌の数やバランスに影響を与えるもののほか、腸の活動を促すものもある。

c) 整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあり、それらは配合できる成分やその上限量が定められていない。

d) 止瀉薬の配合成分には、腸やその機能に直接働きかけるもののほか、腸管内の環境を整えて腸に対する悪影響を減らすことによる効果を期待するものもある。

番号abcd
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(第77問)
浣腸薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
半量を使用する用法がある場合、半量を使用した後の残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
直腸の急激な働きに刺激されて、流産・早産を誘発することがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。
便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品である。
グリセリンは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
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(第78問)
次の記述に当てはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

 体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちな人における、月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾に適するが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号解答
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
麻子仁丸(ましにんがん)
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(第79問)
駆虫薬に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) ピペラジンリン酸塩水和物(リン酸ピペラジン)は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

b) パモ酸ピルビニウムは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

c) サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

d) カイニン酸水和物(カイニン酸)は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第80問)
強心薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中の結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の収縮による血圧上昇作用があるとされている。
ジャコウは、シカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高める作用があるとされている。
ロクジョウは、シカ科のシベリアジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のみで、血行促進作用はないとされている。
センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたもので、これを配合した丸薬又は錠剤は、口中でよく噛んで服用することとされている。
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(第81問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)は、抗コリン成分と同様に胃液分泌を抑える作用を有する。

b) ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがある。

c) 抗コリン成分が副交感神経系の働きを抑える作用は、消化管に限定されない為、縮瞳、口渇、排尿困難等の副作用が現れることがある。

番号abc
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(第82問)
高コレステロール改善薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであり、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果も目的とする医薬品である。

b) ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。

c) リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を抑制する効果を期待して用いられる。

d) 血液中の低密度リポ蛋白質が多く、高密度リポ蛋白質が少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ることにより、心臓病や肥満等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。

番号abcd
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(第83問)
貧血用薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがる。

b) 鉄製剤は、鉄欠乏性貧血に対して不足している鉄分を補充し、造血機能の回復を図る医薬品である。

c) 鉄製剤は、消化器系への副作用がないので、鉄分の吸収が高い食前に服用することが望ましい。

d) 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なビタミンである。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第84問)
外用痔疾用薬に配合される成分とその作用の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 配合成分:アラントイン
 作用:組織修復

b) 配合成分:タンニン酸
 作用:収斂保護止血

c) 配合成分:グリチルリチン酸
 作用:局所麻酔

d) 配合成分:塩酸リドカイン(リドカイン塩酸塩)
 作用:抗炎症

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第85問)
婦人薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) シャクヤクは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。

b) オウレンは、胃腸症状に対する効果を期待して用いられる。

c) サンソウニンは、利尿作用を期待して用いられる。

d) センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられる。

番号abcd
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(第86問)
点眼薬に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

a) 点眼薬の容器に記載されている使用期限内であれば、開封又は未開封にかかわらず品質は保証されるものである。

b) 一般用医薬品の点眼薬の適応症には、緑内障が含まれている。

c) 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるのがよい。

d) 点眼薬は、通常、無菌的に製造されている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第87問)
点眼薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) スルファメトキサゾールは、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。

b) ナファゾリン塩酸塩(塩酸ナファゾリン)は、結膜を通っている血管を拡張させて目の充血を除去することを目的として配合されている。

c) コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(コンドロイチン硫酸ナトリウム)は、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合されている。

d) ネオスチグミンメチル硫酸塩(メチル硫酸ネオスチグミン)は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

番号abcd
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(第88問)
ヨウ素系殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
活性酸素の酸化効果により、殺菌消毒作用を示す。
細菌や真菌の蛋白質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられる。
黄色の色素で、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌、真菌、ウイルスに対しては効果がない。
酸化作用により、結核菌を含む細菌、真菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
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(第89問)
外皮用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 貼付剤やパップ剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が低下するほか、剥がれやすくもなるため十分な効果が得られない。

b) 塗り薬(軟膏剤、クリーム)は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また同じ指にとることを繰り返して使用することが望ましい。

c) 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされている。

d) 噴霧剤やエアゾール剤は、患部に十分な薬剤が浸透するように至近距離から噴霧し、連続して噴霧する時間は15秒以上とする事が望ましい。

番号abcd
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(第90問)
皮膚に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) オキシコナゾール硝酸塩(硝酸オキシコナゾール)は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。

b) インドメタシンは、喘息の副作用を引き起こす可能性がある。

c) オキシドール(過酸化水素水)は、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、結核菌、真菌などに対する殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対しては効果がない。

番号abc
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(第91問)
次の医薬品成分のうち、ステロイド性抗炎症成分として、正しいのはどれか。

番号解答
ピロキシカム
デキサメタゾン
フェルビナク
ジブカイン塩酸塩(塩酸ジブカイン)
ブフェキサマク
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(第92問)
アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アレルゲンを厳密に特定するには、一般用医薬品(一般用検査薬)により検査を行う。

b) 一般用医薬品のアレルギー用薬は、蕁麻疹や湿疹、かぶれ及びそれらに伴う皮膚の痒み又は鼻炎に用いられる。

c) 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものであり、長期の連用は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望ましい。

番号abc
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(第93問)
鼻炎用点鼻薬の配合成分とその配合目的との関係について、正しいものの組合せはどれか。

a) 成分:塩酸テトラヒドロゾリン(テトラヒドロゾリン塩酸塩)
 目的:殺菌消毒

b) 成分:セチルピリジニウム塩化物(塩化セチルピリジニウム)
 目的:局所麻酔

c) 成分:フェニレフリン塩酸塩(塩酸フェニレフリン)
 目的:アドレナリン作動

d) 成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩(マレイン酸クロルフェニラミン)
 目的:抗ヒスタミン

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第94問)
鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると、鼻づまりがひどくなりやすい。

b) 剤型は、スプレー式で鼻腔内に噴霧するものだけである。

c) スプレー式鼻炎用点鼻薬は、汚染を防ぐために容器はなるべく直接鼻に触れないようにするほか、他人と点鼻薬を共有しないようにする必要がある。

d) 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の適応症には、蓄膿症が含まれている。

番号abcd
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(第95問)
歯や口中に用いる薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか、

a) 外用の歯槽膿漏薬には、歯周組織の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合がある。

b) 内服の歯槽膿漏薬には、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあるトコフェロール(ビタミンE)が配合されている場合がある。

c) 外用の歯槽膿漏薬には、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。

d) 外用の歯痛薬には、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して、チョウジ油等の冷感刺激成分が配合されている場合がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第96問)
次の記述は、禁煙補助剤(咀嚼剤)に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用されるニコチンを有効成分とする医薬品であり、噛むことにより放出されるニコチンが( a )から吸収されて循環血液中に移行する
 禁煙補助剤は長期間に渡って使用されるべきものではなく、使用期間は( b )を目途とし、( c )を超える使用は避けることとされている。

番号abc
口腔粘膜6ヶ月1年
口腔粘膜3ヶ月6ヶ月
胃粘膜3ヶ月6ヶ月
胃粘膜6ヶ月1年
腸管粘膜3ヶ月6ヶ月
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(第97問)
ビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) レチノール酢酸エステル(酢酸レチノール)は、体内の脂質を酸化から護る作用を示し、また、メラニンの産生を抑える働きもあるとされる。

b) リボフラビン酪酸エステル(酪酸リボフラビン)は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素であり、摂取により、尿の色が黄色くなることがある。

c) エルゴカルシフェロールは、尿細管でのカルシウムの排泄を促す。

d) チアミン塩化物塩酸塩(塩酸チアミン)は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。

番号abcd
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(第98問)
漢方の基本的な考え方に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 陰病とは、実際に使用するエネルギーが多いため臓器の機能が亢進している状態をいう。

b) 陽病とは、実際に使用するエネルギーが多いため臓器の機能が低下している状態をいう。

c) 虚証とは、体内の臓器を働かせるエネルギーの貯蔵量が少ない体質(体力虚弱)をいう。

d) 実証とは、体内の臓器を働かせるエネルギーの貯蔵量が多い体質(比較的体力がある状態)をいう。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第99問)
次の漢方処方製剤のうち、カンゾウを含まないものはどれか。

番号解答
香蘇散(こうそさん)
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
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(第100問)
次の記述は、殺虫剤に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 ジクロボス、ダイアジノン、フェンチオンに代表される( a )系殺虫成分の作用は、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)と( b )に結合してその働きを阻害することによる。高濃度又は多量に曝露した場合には、神経の異常な興奮が起こり、( c )、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。

番号abc
カーバメイト不可逆的縮瞳
カーバメイト可逆的散瞳
有機リン可逆的縮瞳
有機リン不可逆的縮瞳
有機リン不可逆的散瞳
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(第101問)
一般用医薬品の添付文書に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 添付文書は開封時に一度目を通せば十分であり、保管する必要はない。

b) 『してはいけないこと』として、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。

c) 薬効名とは、その医薬品の薬効又は性質が簡潔な分かりやすい表現で示されたもので、販売名に薬効名が含まれているような場合でも、薬効名は記載しなければならない。

d) 医薬品を使用した後に、副作用と考えられる症状を生じた場合に関する記載については、まず、一般的な副作用について発現部位別に症状が記載され、その後に続けて、まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状が記載される。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第102問)
一般用医薬品の添付文書に関する記述のうち、正しいものはどれか。

番号解答
効能又は効果の欄には、一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されているが、『適応症』として記載されている場合は、服用の可否について専門家が判断しなければならない。
成分及び分量の欄には、有効成分の名称及び分量のみ記載されており、添加物として配合されている成分は記載されることはない。
用法及び用量の欄に、小児における使用に関して認められていない年齢区分(使用年齢の制限)がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載されている。
医薬品の添加物は、それ自体積極的な薬効を期待して配合されるものである。
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(第103問)
次の医薬品成分のうち、添付文書に『本剤又は牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人』は使用(服用)しないことと記載されているものはどれか。

番号解答
塩酸リドカイン(リドカイン塩酸塩)
オキセサゼイン
パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)
タンニン酸アルブミン
トラネキサム酸
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(第104問)
次の医薬品成分のうち、添付文書に『透析療法を受けている人』は使用(服用)しないことと記載されているものとして、正しいものの組み合わせはどれか。

a) メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

b) 沈降炭酸カルシウム

c) スクラルファート水和物(スクラルファート)

d) スコポラミン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸スコポラミン)

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , d )
( c , d )
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(第105問)
次の医薬品成分のうち、添付文書に『6歳未満の小児』に使用するとメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、使用(服用)しないことと記載されているものはどれか。

番号解答
イブプロフェン
アスピリン
テオクル酸プロメタジン
オキセサゼイン
アミノ安息香酸エチル
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(第106問)
次の医薬品成分のうち、添付文書に『糖尿病の診断を受けた人』は、使用(服用)する前に専門家に相談することと記載されているものはどれか。

番号解答
ロートエキス
スコポラミン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸スコポラミン)
メチルエフェドリン塩酸塩(塩酸メチルエフェドリン)
硫酸ナトリウム
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(第107問)
次の医薬品成分のうち、添付文書に『てんかんの診断を受けた人』は、使用(服用)する前に専門家に相談することと記載されているものはどれか。

番号解答
ジフェンヒドラミン塩酸塩(塩酸ジフェンヒドラミン)
ジプロフィリン
ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)
ジフェニドール塩酸塩(塩酸ジフェニドール)
クロルフェニラミンマレイン酸塩(マレイン酸クロルフェニラミン)
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(第108問)
次の記述のうち、一般用医薬品の添付文書の『相談すること』の記載対象でないものはどれか。

番号解答
医師(又は歯科医師)の治療を受けている人
薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
乗物又は機械類の運転操作をする人
高齢者
授乳中の人
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(第109問)
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品は適切な保管がなされないと化学変化や雑菌の繁殖等を生じることがあるため、錠剤、カプセル剤、散剤は冷蔵庫内での保管が適当である。

b) 乳幼児は好奇心が強く、すぐに手を出して口の中に入れることがあるため、誤飲事故が多く報告されていることから、乳幼児の手の届かないところ、又は乳幼児の目につかないところに保管することが適当である。

c) 眼科用薬では、複数の使用者間で使い回されると、万一、使用に際して薬液に細菌汚染があった場合に、別の使用者に感染するおそれがある為、他の人と共用しないことが適当である。

d) 移し替える容器が湿っていたり、汚れたりしていなければ、医薬品を他の容器に移し替えても差し支えない。

番号abcd
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(第110問)
次の記述は、薬事法第52条の条文の一部である。(  )に当てはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 医薬品は、これに添付する文書又はその( a )若しくは被包に、次の各号に掲げる事項が記載されていなければならない。ただし、厚生労働省令で別段の定めをしたときは、この限りでない。
 一 ( b )その他使用及び( c )上の必要な注意
 二~四 略

番号abc
容器用法、用量保管
容器用法、用量取扱い
容器成分、分量取扱い
外箱用法、用量取扱い
外箱成分、分量保管
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(第111問)
一般用医薬品の表示に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 使用期限は添付文書と外箱に記載しなければならない。

b) 使用期限の表示は適切な保存条件の下で製造後2年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品において法的な表示義務はない。

c) 一般用医薬品には薬事法以外の法令に基づいた表示がなされることはない。

d) 購入後、開封されてからどの程度の期間、品質が保持されるかについては、法的な表示義務はない。

番号abcd
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(第112問)
次の記述は、医薬品の安全性情報に関するものである。(  )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 薬事法第77条の3第1項の規定により、医薬品の製造販売業者等は、医薬品の( a )及び安全性に関する事項その他医薬品の( b )のために必要な情報を収集し、検討するとともに、薬局開設者、店舗販売業者、配置販売業者及びそこに従事する( c )に対して、提供するよう努めなければならないこととされている。

番号abc
有効性適正な使用薬剤師や登録販売者
有効性品質向上薬剤師や登録販売者並びに一般従事者
危険性適正な使用薬剤師や登録販売者
危険性適正な使用薬剤師や登録販売者並びに一般従事者
危険性品質向上薬剤師や登録販売者並びに一般従事者
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(第113問)
緊急安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品又は医療機器について重要かつ緊急な情報伝達が必要な場合に、その医薬品等を取り扱う医薬関係者に対して、厚生労働省から4週間以内に原則として直接配付し、情報伝達されるものである。

b) 一般用医薬品に関係する緊急安全性情報が発出されたことがある。

c) 2000年11月に塩酸フェニルプロパノールアミン含有医薬品による出血性脳卒中に関する緊急安全性情報が発出された。

番号abc
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(第114問)
独立行政法人医薬品医療機器総合機構の『医薬品医療機器情報提供ホームページ』に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医療用医薬品に限られるが、製品回収に関する情報が掲載されている。

b) 医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、本ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールにより配信するサービスを行っている。

c) 企業や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報が掲載されている。

d) 薬局又は医薬品の販売業に従事する専門家(薬剤師及び登録販売者)しか閲覧できない。

番号abcd
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(第115問)
一般用医薬品の適正使用情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 添付文書や外箱表示は、それらの記載内容が改訂された場合、実際にそれが反映された製品が流通し、購入者等の目に触れるようになるまでには一定の期間を要する。

b) 登録販売者は、購入者等に対し、科学的な根拠に基づいた正確なアドバイスを与え、セルフメディケーションを適切に支援することが期待されている。

c) 情報通信技術の発展・普及に伴って、一般の生活者においても、医薬品の有効性、安全性等に関して速やかな情報入手ができるほか、相当程度専門的な情報にも容易にアクセスできる状況となっている。

番号abc
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(第116問)
医薬品・医療機器等安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品による副作用が疑われる場合の報告期限は、医薬品の販売等に従事する専門家が事態を把握してから3ヶ月以内とされている。

b) 医薬品による副作用が疑われる場合は、報告様式の記入欄すべてに記入する必要がある。

c) 安全対策上必要があると認めるときは、医薬品の過量服用や誤用等によるものと思われる健康被害についても、報告する必要がある。

d) 医薬品との因果関係が必ずしも明確でない場合であっても、報告の対象となりえる。

番号abcd
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(第117問)
医薬品副作用被害救済制度に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図る為、国の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。

b) 健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求を受けて、医学的薬学的判断を要する事項について薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて、各種給付が行われる。

c) 救済給付業務に必要な費用のうち、事務費については、その2分の1相当額は国庫補助により賄われている。

d) 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、薬事法の規定に基づいて、製薬企業から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。

番号abcd
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(第118問)
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の副作用により一定程度の状態にある18歳以上の人の生活補償等を目的として給付されるもの(定額)

b) 生計維持者以外の人が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族に対する見舞等を目的として給付されるもの(定額)

c) 医薬品の副作用による疾病が『入院治療を必要とする程度』の場合、副作用による疾病の治療に要した費用を実費補償するもの(ただし、健康保険等による給付の額を差し引いた自己負担額分)

番号abc
障害児養育年金遺族一時金医療手当
障害年金遺族一時金医療費
障害児養育年金遺族年金医療費
障害年金遺族年金医療手当
障害年金遺族一時金医療手当
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(第119問)
次の記述は、医薬品副作用被害救済制度の救済給付の請求にあたって必要な書類に関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、( a )、要した医療費を証明する書類(領収書等)のほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の( b )の作成した( c )等が必要となる。

番号abc
患者の被害届書販売業者相談記録書
患者の被害届書製造販売業者販売証明書
患者の被害届書製造販売業者相談記録書
医師の診断書販売業者販売証明書
医師の診断書製造販売業者相談記録書
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(第120問)
次の記述は、医薬品PLセンターに関するものである。(  )に当てはまる字句として、正しいものの組み合わせはどれか。

 ( a )により開設された医薬品PLセンターは、消費者(一般用医薬品を使用する生活者のほか、医療関係者も含む)が、医薬品又は医薬部外品に関する苦情について( b )と交渉するに当たって、公平・中立な立場で申し立ての相談を受け付け、裁判に( c )解決を導くことを目的としている。

番号abc
日本製薬団体連合会厚生労働省よらない
日本製薬団体連合会製造販売元の企業よらない
公益財団法人友愛福祉財団独立行政法人医薬品医療機器総合機構よる
公益財団法人友愛福祉財団製造販売元の企業よらない
独立行政法人医薬品医療機器総合機構厚生労働省よる
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