登録販売者は、薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト。薬事法で認められた公的資格だから不況にも強い資格です。

登録販売者試験対策合格NAVI

2012年度 大阪府 登録販売者試験

(第1問)
医薬品の本質に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品は、人の生命や健康に密接に関連するものであるため、人体に及ぼす作用がすべて 解消されたものだけが医薬品として承認される。

b) 一般用医薬品は、医療用医薬品に比べ相対的に保健衛生上のリスクが低いと考えられる。

c) 一般の生活者が一般用医薬品の添付文書や製品表示に記載された内容をみただけでは、 効能、効果や副作用について誤解や認識不足を生じることもある。

番号abc
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(第2問)
医薬品の安全性に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般用医薬品の添付文書は、発売当初から10年単位でまとめて改訂されることとなっている。

b) 登録販売者は、常に医薬品の有効性、安全性等に関する新しい情報の把握に努める必要がある。

c) 薬事法では、健康被害発生の可能性の有無にかかわらず、医薬品に異物の混入、 変質があってはならない旨を定めている。

番号abc
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(第3問)
医薬品の副作用の定義に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき 字句の正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。なお、同じ記号の(  )内には同じ字句が入る。

 WHO(世界保健機構)の定義によれば、医薬品の副作用とは、『疾病の予防、診断、治療のため、 又は身体の機能を( a )するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( b )かつ意図しない反応」』とされている。我が国では、『( c )が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその( c ) により人に発現する( b )な反応』(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第4条第6項)を、 医薬品の副作用と定義している。

番号abc
正常化重篤許可医薬品
正常化重篤一般用医薬品
正常化有害許可医薬品
強化重篤一般用医薬品
強化有害許可医薬品
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(第4問)
医薬品の副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られるためには、 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することが重要である。

b) 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、その疾病に対して 薬効をもたらす一方、別の疾病に対しては症状を悪化させたり、治療を妨げたりすることがある。

c) 医薬品の副作用は、薬理作用によるものをいい、アレルギー(過敏反応)によるものは含まない。

番号abc
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(第5問)
次のa~dは、登録販売者と購入者の会話である。購入者からの相談に対する 登録販売者の説明について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a)
購入者:
『乗り物酔いの薬が欲しい。早く効いて欲しいから、1回1錠って書いてあるけど、 1回に3錠飲んでもいいよね。』
登録販売者:
『多く飲めば早く効くという訳ではありません。用量を超えて服用すると副作用等が出る可能性があり、 危険です。必ず、用法・用量は守って服用して下さい。』

b)
購入者:
『病院でもらった薬を飲んでたけど改善しない。替りにもっとよく効く薬をちょうだい。』
登録販売者:
『薬を変更するなどの自己判断はしないでください。診療を行った医師に確認を取って、 指示を仰いでください。』

c)
購入者:
『乳児が熱を出した。今は家で待っている。この解熱鎮痛剤を大人の用量の半分の量にして 飲ませればいいよね。』
登録販売者:
『乳児でしたら、半分の量にして飲ませれば良いです。早く服用させて、たくさん睡眠をとらせるように してください。』

d)
購入者:
『医薬品って小さい字で書いてあるけど、これは殺虫剤だよね。特に体に悪影響はないよね。』
登録販売者:
『殺虫剤ですので、効果があるのは虫だけです。人体にかかっても影響はありませんので、 どのように使ってもらっても構いません。』

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第6問)
他の医薬品との相互作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から 一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品の相互作用とは、複数の医薬品を併用したときに、医薬品の作用が増強する場合であって、 作用が減弱する場合には相互作用とは言わない。

b) 複数の疾病を有する人であっても、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用されるので、 医薬品同士の相互作用に関して注意しなくてよい。

c) 一般用医薬品において、かぜ薬と鎮咳去痰薬では、成分や作用が重複することが多く、 通常、併用は避けることとされている。

番号abc
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(第7問)
医薬品の使用上の注意等における年齢区分に関する次の記述の(  )に、 あてはまる字句として、正しいものを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 医薬品の使用上の注意等において、小児という場合には、おおよその目安として、 (  )未満をいう。

番号解答
7歳
10歳
12歳
15歳
18歳
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(第8問)
医薬品の使用上の注意等における年齢区分に関する次の記述の(  )に、 あてはまる字句として、正しいものを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 医薬品の使用上の注意等において、高齢者という場合には、おおよその目安として、 (  )以上をいう。

番号解答
60歳
65歳
70歳
75歳
80歳
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(第9問)
高齢者が医薬品を使用する場合の注意事項に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、 内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。

b) 肝臓や腎臓の機能が低下している場合には、代謝や排泄が遅くなり、 医薬品の副作用が現れにくくなる。

c) 医薬品の取り違いや飲み忘れを防止するため、家族や周囲の人(介護関係者等) の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となる。

番号abc
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(第10問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 胎盤には、胎児の血液と母胎の血液とが混ざらない仕組み(胎盤関門)があるため 母体が医薬品を使用しても胎児には移行しないことが知られている。

b) ビタミンA含有製剤は、妊婦前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると 胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。

c) 医薬品の成分が乳汁中に移行することはないので、母乳を介して乳児が医薬品の成分を 摂取することはない。

番号abc
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(第11問)
医薬品を使用したときに感じる『プラセボ効果』に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをいう。

b) プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果) ばかりでなく不都合なもの(副作用)もある。

c) プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として確実に現れる。

番号abc
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(第12問)
医薬品の品質に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品は、高温、多湿、直射日光等の下に置かれることのないように保管・陳列に 留意しなければならない。

b) 医薬品は、適切な保管・陳列がなされていれば、経時変化による品質の劣化はない。

c) 一般用医薬品は、購入後すぐに使用されるとは限らないため、外箱等に記載されている 使用期限から十分な余裕を持って販売等がなされるべきである。

番号abc
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(第13問)
一般用医薬品に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 一般用医薬品は、薬事法上『医薬品のうち、その効果及び効果において人体に対する作用が( a ) ものであって、薬剤師その他の( b )から提供された情報に基づく需要者の( c )により 使用されることが目的とされているもの』(第25条第1項)と定義されているように、 主として軽医療の分野で使用されるものである。

番号abc
明らかな登録販売者選択
明らかな医療関係者希望
明らかな登録販売者希望
著しくない医療関係者選択
著しくない登録販売者希望
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(第14問)
セルフメディケーションに関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 専門家による適切なアドバイスの下、身近にある一般用医薬品を利用する考え方をいう。

b) 一般用医薬品の使用は、医療機関での治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階、 あるいは日常において、生活者が自らの疾病の診断、治療若しくは予防又は生活の質(QOL)の改善・向上を 図ることを目的としている。

c) 乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は限られてくる。

番号abc
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(第15問)
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) すぐに医薬品を使用する状況にない場合は、購入者等に対して、実際に使用する際に、 改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。

b) 一般用医薬品の購入者は、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択していることも 少なくないため、登録販売者は、購入者が適切な医薬品を選択して、適正に使用するよう、 働きかけていくことが重要である。

c) 必ずしも情報提供を受けた購入者当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、 販売時のコミュニケーションを考える必要がある。

番号abc
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(第16問)
登録販売者が購入者から確認しておきたい基本的なポイントに関する次のa~cの 記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) その医薬品を使用する人として、小児や高齢者や、妊婦等が想定されるか。

b) その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験が有るか。

c) その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある 他の医薬品や食品を摂取していないか。

番号abc
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(第17問)
サリドマイドに関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) サリドマイド訴訟は、妊娠している女性がサリドマイド製剤を使用したことにより、 出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。

b) サリドマイドの副作用として、血管新生を妨げる作用がある。

c) 日本では、サリドマイド製剤の副作用について海外で警告が発せられてから販売停止及び 回収措置が行われるまでの対応の遅さが問題視された。

番号abc
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(第18問)
スモンに関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) スモンはその症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、 ときに視覚障害から失明に至ることもある。

b) スモンの原因とされているキノホルム製剤は、1960年に全世界で販売が停止された。

c) スモン訴訟を契機の一つとして、日本では1979年、医薬品の副作用による 健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品等安全性情報報告制度が創設された。

番号abc
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(第19問)
HIV訴訟に関する次の1~5の記述について、誤っているものを1つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
HIV訴訟は、血友病患者が、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された 血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
国及び製薬企業を被告として提訴されたが、1996年3月に大阪地裁と東京地裁で和解が成立した。
HIV訴訟の和解を踏まえ、製薬企業に対し、医薬品の副作用報告が初めて義務付けられた。
HIV訴訟を契機に、国は、エイズ治療研究開発センター及び拠点病院の整備を行った。
HIV訴訟を契機に、血液製剤の安全確保対策の一つとして献血時の問診の充実が図られた。
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(第20問)
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) CJDは、細菌でもウィルスでもない蛋白質の一種であるプリオンが原因とされている。

b) CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れる。

c) プリオン不活化のための化学的処理が十分行われないまま流通した製品を、 心臓外科手術で移植された患者に発生した。

番号abc
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(第21問)
かぜ薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) かぜ薬は、ウィルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものである。

b) かぜであるからといって必ずしもかぜ薬が選択されるのが最適ではなく、発熱など症状が はっきりしている場合には、解熱鎮痛薬などを選択することが望ましい。

c) エミテンザミドが配合されたかぜ薬は、インフルエンザ又は水痘(水疱瘡)にかかっている 15歳未満の小児への使用を避ける必要がある。

d) かぜ薬との相乗効果を期待して、かぜ薬の服用期間中に、酒類(アルコール)の 摂取を行なうことが望ましい。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第22問)
かぜ薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から 一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ケイ酸アルミニウムは、発熱や痛みを和らげることを目的として用いられる。

b) ジヒドロコデインリン酸塩(リン酸ジヒドロコデイン)は、中枢神経系に作用して 咳を抑えることを目的として用いられる。

c) デキストロメトルファン臭化水素酸塩(臭化水素酸デキストロメトルファン)は、 去痰作用を目的として用いられる。

番号abc
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(第23問)
解熱鎮痛薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アスピリンはライ症候群の発生との関連性が示唆されていることから、一般用医薬品では、 小児に対してはいかなる場合も使用しないこと。

b) サザピリンはピリン系解熱鎮痛成分であり、ピリン疹と呼ばれるアレルギー症状を もたらすことがある。

c) 解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)による胃腸障害を低減させることを目的として、 酸化マグネシウムが配合されている場合がある。

番号abc
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(第24問)
次のa~dの記述について、正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 『アスピリン喘息』は、アスピリン特有の副作用であり、アスピリン以外の 解熱鎮痛成分では生じない。

b) 化学的に合成された解熱鎮痛成分に共通して、まれに重篤な副作用として ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死症、喘息を生じることがある。

c) 末梢でのプロスタグランジンの産生抑制は、腎機能に障害があると、 その症状を悪化させるおそれがある。

d) プロスタグランジンには、胃酸の分泌を調節する働きはない。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第25問)
眠気を促す薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)は脳の興奮を抑え、痛み等を感じる感覚を 鈍くする作用を示す。

b) ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)を含む催眠鎮静薬は、胎児障害の可能性 がないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。

c) 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の場合、目が覚めたあとも、注意力の低下や 判断力の低下等を起こすことがある。

番号abc
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(第26問)
カフェインに関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 脳に軽い抑制状態を引き起こす作用を示す。

b) 作用は弱いものの、反復して摂取すると習慣になりやすい性質がある。

c) 胎盤関門を通過して胎児に到達すると、胎児の心拍数を増加させる可能性がある。

番号abc
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(第27問)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次のa~dの記述について、 正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 塩酸メクリジン(メクリジン塩酸塩)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。

b) スコポラミン臭化水素酸塩水和物(臭化水素酸スコポラミン)は、抗ヒスタミン成分 と比べて作用の持続時間は長い。

c) アミノ安息香酸エチルは、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として、 配合されている場合がある。

d) ジプロフィリンなどのキサンチン系成分は、脳の働きを抑制し、平衡感覚の混乱による めまいを軽減させることを目的として、配合されている場合がある。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第28問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) レイヨウカクは、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

b) 抑肝散(よくかんさん)は、小児の疳を適応症とする漢方処方製剤である。

c) 小建中湯(しょうけんちゅうとう)は、体質虚弱で疲労しやすく、血色がすぐれない人における、 腹痛、動悸、手足のほてり、冷え、頻尿及び多尿などのいずれかを伴う、小児虚弱体質、 夜泣きなどに適するとされている。

番号abc
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(第29問)
鎮咳去痰薬に配合される成分とその作用の関係が正しいものの組合せを 下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 成分:コデインリン酸塩水和物(リン酸コデイン)
 作用:抗炎症作用

b) 成分:リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)
 作用:鎮咳作用

c) 成分:メチルエフェドリン塩酸塩(塩酸メチルエフェドリン)
 作用:気管支拡張作用

d) 成分:カルボシステイン
 作用:去痰作用

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第30問)
口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 口腔咽喉薬は、口腔内又は咽頭部の粘膜に局所的に作用して、それらの部位の炎症 による痛み、腫れ等の症状の緩和を主たる目的とする。

b) アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、炎症を生じた粘膜組織の 修復を促す作用を期待して配合される場合がある。

c) ポビドンヨードなどのヨウ素系殺菌消毒成分が配合されたものでは、まれにショック (アナフィラキシー)を生じることがある。

番号abc
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(第31問)
胃の薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する 中和作用が低下することが考えられる。

b) 消化薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、 吐き気等の症状を緩和することを目的とする。

c) アルジオキサ(アラントインと水酸化アルミニウムの複合体)は、胃粘液の分泌を促す、 胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す作用を期待して配合されている場合がある。

番号abc
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(第32問)
胃の薬に配合される成分に関する次のa~dの記述について、正しいものの組合せを 下の表の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、中和反応によって胃酸の働きを弱める。

b) センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を用いた生薬で、苦味による 健胃作用を期待して用いられる。

c) ケイヒは、クスノキ科のシナニッケイ又はその他同族植物の樹皮及び周皮の一部を除いたものを 用いた生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。

d) リパーゼは、アセチルコリンの働きを抑え、過剰な胃液の分泌を抑える。

番号解答
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第33問)
腸の薬に配合される成分に関する次のa~dの記述について、正しいものの組合せを 下の表の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ケツメイシ(マメ科エビスグサの種子)やゲンノショウコ(フクロソウ科ゲンノショウコの全草)は、 整腸作用を期待して配合されている場合がある。

b) 次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分については、1週間以上継続して使用しないことと されている。

c) タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、牛乳に含まれる蛋白質(カゼイン)から 精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

d) ヒマシ油は、誤飲した防虫剤(ナフタレンを含む)をすみやかに体外に排除させる時に用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , d )
( c , d )
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(第34問)
瀉下成分として配合されるものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に 記入しなさい。

番号解答
塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)
センノシド
次没食子酸ビスマス
ベルベリン塩化物水和物(塩化ベルベリン)
オウバク
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(第35問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい 組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。なお、同じ記号の(  )内には同じ字句が入る。

 急な胃腸の痛みは、主として胃腸の過剰な動き(痙攣)によって生じる。消化管の運動は( a )神経系 の刺激によって亢進し、また、( a )神経系は胃液分泌の亢進にも働く。そのため、( b )等の成分が、 ( a )神経の伝達物質である( c )と受容体の反応を妨げることで、胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪) を鎮めること(鎮痛鎮痙)のほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。

番号abc
副交感ブチルスコポラミン臭化物(臭化ブチルスコポラミン)アドレナリン
交感パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)アドレナリン
副交感パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)アドレナリン
交感パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)アセチルコリン
副交感ブチルスコポラミン臭化物(臭化ブチルスコポラミン)アセチルコリン
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(第36問)
浣腸薬の使用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 注入剤の薬液は冷やしてから使用すると、不快感を生じることが少ない。

b) 一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、 妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。

c) グリセリンが配合された浣腸薬は、排便時に血圧低下が生じないので、体力の衰えている 高齢者や心臓に基礎疾患がある人に使用することが望ましい。

番号abc
ヒント表示 解説表示
(第37問)
次のa~dの記述について、正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 動悸とは、心臓の拍動が弱く若しくは遅くなり、又は脈が乱れ、それが不快に感じられることをいう。

b) 気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させる効果のことである。

c) センソは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、 末梢血管の拡張による血圧下降、興奮を鎮める等の作用があるとされる。

d) ジャコウは、シカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を 乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の 作用があるとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , d )
( c , d )
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(第38問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 高密度リポ蛋白質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポ蛋白質であり、 低密度リポ蛋白質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質である。

b) 高コレステロール改善薬の使用は、食事療法、運動療法の補助的な位置づけである。

c) 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする 医薬品ではない。

番号abc
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(第39問)
貧血用薬(鉄製剤)に関する次のa~dの記述について、正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 不足した鉄分を補充することを目的として、フマル酸第一鉄、溶性ピロリンサン第二鉄、可溶性含糖酸化鉄が配合されている場合がある。

b) 補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている 場合がある。

c) 服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が良くなる。

d) 貧血の症状がみられる以前から予防的に使用することが望ましい。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
ヒント表示 解説表示
(第40問)
鎮咳去痰薬に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組合せを 下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

・ ノスカピンは、( a )鎮咳成分とも呼ばれる。
・ ジプロフィリンは、気管支の( b )に直接作用して、気管支を拡張させる。
・ グアイフェネシンは、気道粘膜からの分泌を( c )し、痰の切れを良くする。

番号abc
非麻薬性平滑筋促進
麻薬性骨格筋促進
非麻薬性骨格筋抑制
麻薬性平滑筋抑制
非麻薬性平滑筋抑制
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(第41問)
次の外用痔疾用薬に 含まれている成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、その番号を 解答用紙に記入しなさい。

a) ヒドロコルチゾン酢酸エステル(酢酸ヒドロコルチゾン)は、肛門周囲の末梢血管の血行を改善する作用を期待して配合される。

b) 塩酸テトラヒドロゾリン(テトラヒドロゾリン塩酸塩)は、炎症や痒みを緩和する作用を期待して配合される。

c) アラントインは、組織修復作用を期待して配合される。

d) クロルヘキシジン塩酸塩(塩酸クロルヘキシジン)は、局所の感染を防止する作用を期待して配合される。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第42問)
泌尿器用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) カゴソウは、シソ科のウツボグサの花穂であり、利尿作用が期待される。

b) 猪苓湯(ちょれいとう)は、尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感がある人に適するとされる。

c) ウワウルシ(ツツジ科のクマコケモモの葉)は、経口的に摂取した後、尿中に排泄される 分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。

番号abc
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(第43問)
婦人薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 女性ホルモン成分は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが考えられ、 母乳を与える女性では使用を避けることが望ましいとされている。

b) トウキ(セリ科のトウキ又は近縁植物の根)は、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を 緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

c) 加味逍遥散(かみしょうようさん)は、まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることが知られている。

番号abc
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(第44問)
アレルギー用薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)として、 メキタジンが配合される場合がある。

b) プソイドエフェドリン塩酸塩(塩酸プソイドエフェドリン)は、他のアドレナリン作動成分 に比べて中枢神経系に対する作用が弱いため、副作用として不眠や神経過敏が現れることはない。

c) ベラドンナは、その根茎や根に、副交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを 豊富に含む。

番号abc
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(第45問)
鼻炎用点鼻薬に配合される成分とその作用の関係に関する記述について、正しいものの組合せを 下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ナファゾリン塩酸塩(塩酸ナファゾリン)は、抗ヒスタミン作用を期待して用いられる。

b) クロモグリク酸ナトリウムは、抗アレルギー作用を期待して用いられる。

c) ベンゼトニウム塩化物(塩化ベンゼトニウム)は、抗コリン作用を期待して用いられる。

d) リドカインは、局所麻酔作用を期待して用いられる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , d )
( c , d )
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(第46問)
眼科用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 点眼の際には、容器の先端を眼瞼(まぶた)につけて、薬液が確実に目の中に入るように 注意しながら1滴ずつ正確に点眼することとされている。

b) イプシロン-アミノカプロン酸は、その抗菌作用による防腐効果を期待して、 点眼薬の添加物(防腐剤)として配合されている。

c) 硫酸亜鉛は、眼粘膜の蛋白質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を 期待して用いられる。

番号abc
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(第47問)
皮膚に用いる薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アクリノール水和物(アクリノール)は、結核菌やウイルスに対して優れた殺菌消毒作用を示す。

b) イオウは、角質軟化作用を示し、併せて抗菌、抗真菌作用も期待され、にきび用薬に 配合されている場合がある。

c) 塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)は、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果 を期待して用いられる。

番号abc
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(第48問)
外皮用薬に用いられる次のa~dの成分のうち、非ステロイド性抗炎症成分に該当するものの 正しい組合せを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) クロタミトン

b) デキサメタゾン

c) フェルビナク

d) ピロキシカム

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第49問)
みずむし・たむし用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 塩酸アモロルフィンは、皮膚糸状菌のDNA合成を阻害することにより、その増殖を抑える。

b) ミコナゾール硝酸塩(硝酸ミコナゾール)は、イミダゾール系の抗真菌薬と呼ばれ、 副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがある。

c) 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、まずは抗真菌成分が配合された 医薬品を使用すべきである。

番号abc
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(第50問)
歯痛薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 塩化セチルピリジニウムは、齲蝕(むし歯)を生じた部分における最近の繁殖を抑えることを 目的として用いられる殺菌消毒成分である。

b) フェノールは齲蝕(むし歯)により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して 痛みを鎮めることを目的として用いられる局所麻酔成分である。

c) サンシシはアカネ科のクチナシの果実を用いた生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。

番号abc
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(第51問)
口内炎に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、患部からの細菌感染を防止する ことを目的として配合される。

b) シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を用いた生薬で、組織修復促進作用や抗菌作用を期待して 口内炎用薬に用いられる。

c) 口内炎の再発を繰り返す場合、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、 医療機関を受診することが望ましい。

番号abc
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(第52問)
禁煙補助剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 喫煙を完全に止めたうえ使用することとされている。

b) 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛み、唾液を多く分泌させながら使用することが 望ましいとされている。

c) ニコチン離脱症状を軽減しながら、徐々にその使用量を減らしていく必要があるため、 使用期間は6ヶ月以上を目安とし、長期間に渡って使用することが望ましい。

番号abc
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(第53問)
ビタミン成分に関する次のa~cの記述の正誤について、 正しいものの組合せを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ビタミンA主薬製剤は、レチノール酢酸エステル(酢酸レチノール)、パンテノール、 肝油等が主薬として配合された製剤である。

b) ビタミンD主薬製剤は、骨歯の発育不良、くる病の予防、また妊娠・授乳期、発育期、老年期の ビタミンDの補給に用いられる。

c) ビタミンB1は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

d) ビタミンB2の摂取により、尿が黄色くなることがある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第54問)
滋養強壮保護薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アスパラギン酸ナトリウムは、軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び 修復する働きがあるとされる。

b) グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や 疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合がある。

c) 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)は、病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血に適する とされるが、胃腸の弱い人では、不向きとされる。

番号abc
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(第55問)
漢方処方製剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 患者の証(体質及び症状)及び陰陽五行説は、漢方の考え方として重要である。

b) 用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3か月未満 の乳児には使用しないこととされている。

c) 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、にきびに適するとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の 副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号abc
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(第56問)
次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 キンポウゲ科のハナトリカブトの塊根であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。 血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示すが、プロスタグランジンの産生を抑えない ことから、胃腸障害の副作用は示さない。

番号解答
ボウフウ
ブクリョウ
サンザシ
ブシ
レンギョウ
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(第57問)
消毒薬に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組合せを 下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 ( a )などの塩酸系殺菌消毒成分は、強い( b )により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。 また、( c )の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する必要がある。

番号abc
エタノール酸化力酸性
エタノール還元力アルカリ性
サラシ粉酸化力酸性
サラシ粉還元力中性
サラシ粉酸化力アルカリ性
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(第58問)
殺虫剤・忌避剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) フェニトロチオンはピレスロイド系殺虫成分である。

b) メトキサジアゾンは不可逆的にコリンエステラーゼと結合することにより殺虫作用を示す。

c) ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児への使用を 避けることとされている。

番号abc
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(第59問)
尿糖・尿蛋白検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 尿蛋白を検査する場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、 激しい運動の直後は避ける必要がある。

b) 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で弱酸性~中性に傾くと、 正確な検査結果が得られなくなることがある。

c) 尿糖・尿蛋白検査薬は、尿中の糖や蛋白質の有無を調べるものであり、その結果をもって 直ちに疾患の有無や種類を判断することはできない。

番号abc
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(第60問)
妊娠検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものである。

b) 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、 検査操作を行う場所の室温が極端に高い又は低い場合には、正確な検査結果が得られないことがある。

c) 検体としては、早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、 かえって正確な結果が得られないこともある。

番号abc
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(第61問)
消化器系に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から 一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 唾液によって口腔内はpHを酸性に保つことにより、歯の齲蝕を防いでいる。

b) 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く管状の器官で、消化液の分泌腺はない。

c) 小腸は管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。

番号abc
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(第62問)
消化酵素に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを 下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ペプシンは胃酸によって、蛋白質を消化する酵素であるペプシノーゲンと なり、胃酸とともに胃液として働く。

b) トリプシンは、胃で半消化された蛋白質(ペプトン)をさらに細かく消化する酵素である。

c) マルターゼやラクターゼは、炭水化物を単糖類まで分解する。

番号abc
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(第63問)
次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。

b) 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、再吸収されずに排泄される。

c) 肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。

d) 肝臓は、必須アミノ酸を生合成することができる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第64問)
呼吸器系に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から 一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

b) 咽頭は、発声器としての役割もあり、咽頭上部にある声帯で吸気を振動させて声が発せられる。

c) 肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を肺の間質という。

番号abc
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(第65問)
循環器系に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から 一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 循環器系とは、体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の 組織へ送り、老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系で、心臓、血管系、血液、膵臓、リンパ系からなる。

b) 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。

c) 血液が血管中を流れる方向は一定しており、心臓から拍出された血液を送る血管を 動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。

番号abc
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(第66問)
血液に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や 老廃物を排泄器官へ運ぶ。

b) 単球は、白血球の約60%を占めており、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。

c) ヘモグロビンは、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ。

番号abc
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(第67問)
次の1~5の記述について、正しいものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、尿管、動脈、 静脈、リンパ管等がつながっている。
尿道とは、左右の腎臓と膀胱をつなぐ管である。
腎臓には、血液中の老廃物を濾過する機能はあるが、ホルモンを分泌する機能はない。
食品から摂取されたビタミンEは、腎臓で活性型ビタミンEに転換されて、 骨の形成や維持の作用を発揮する。
副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、髄質のみからなる。
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(第68問)
目に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) ビタミンCが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

b) 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を 見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。

c) 涙腺は上眼瞼の裏側のにある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。

d) 眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第69問)
耳に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、 その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 内耳は、聴覚器官である前庭と、平衡器官である蝸牛の2つの部分からなる。

b) 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。

c) 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。

番号abc
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(第70問)
筋組織に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせ を下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 骨格筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる( a )であるが疲労しやすく、 長時間の動作は難しい。また、心筋は( b )であり、筋線維に横縞模様(横紋)( c )。

番号abc
随意筋不随意筋ない
随意筋随意筋ない
随意筋不随意筋ある
不随意筋随意筋ない
不随意筋不随意筋ある
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(第71問)
脳や神経系に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを 下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 脳には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位がある。

b) 延髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを延髄反射と呼ぶ。

c) 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。

d) すべての交感神経線維の末端では、アドレナリンとノルアドレナリンが伝達物質として放出される。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第72問)
薬の吸収に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 内服薬は、消化管の内容物やほかの医薬品の作用によって吸収量や吸収速度の影響を受けやすく、また、消化管の粘膜に障害を起こすものもあるため、食事と服用の時期の関係について、 各医薬品の用法に定められている。

b) 坐剤は、肛門から挿入すると直腸内で溶け、有効成分が循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が緩やかに現れる。

c) 医薬品の成分が皮膚から浸透して作用する場合、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度などによって影響を受ける。

番号abc
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(第73問)
薬の代謝、排泄に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 肝臓の機能が低下した状態にある人では、正常な人に比べて、循環血液中に医薬品の成分がより多く到達することになり、効き目が強すぎたり、副作用を生じやすくなる。

b) 循環血液中に移行した医薬品の成分は、未変化体又はその代謝物が腎臓で濾過され、大部分は尿中に排泄される。

c) 消化管で吸収された医薬品の成分は、循環血流に乗って全身へ巡る前に、脾臓を通過する際に酵素の働きにより代謝を受けることになる。

番号abc
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(第74問)
医薬品の剤型に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤型で、水なしでも服用できる。

b) 軟膏剤とクリーム剤を比べると、一般的に、適用部位を水から遮断した場合にはクリーム剤を用いることが多い。

c) カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンはブタなどの蛋白質であるため、アレルギーを持つ人では使用を避けるなどの注意が必要である。

番号abc
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(第75問)
医薬品の使用によるショック(アナフィラキシー)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品の成分に対する即時型の過敏反応(アレルギー)である。

b) 発症してから進行が非常に速い(2時間以内)ことが特徴である。

c) 以前にその医薬品の使用による蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことのある人では起きるリスクは低いとされている。

番号abc
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(第76問)
医薬品の使用によって引き起こされる中毒性表皮壊死症(TEN)に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
全身が広範囲にわたって赤くなる。
38℃以上の高熱、口唇の発赤・びらん等の症状を伴う病態である。
最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれる。
現状では、発症機序の詳細は明確にされておらず、発症を予測することは困難である。
目の充血、まぶたの腫れ等の症状は、皮膚等の粘膜の変化とほぼ同時又は先に現れ、両目に急性結膜炎が起こるとTENの前兆である可能性がある。
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(第77問)
偽アルドステロン症に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われたことに伴う症状である。

b) 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。

c) 複数の医薬品の飲み合わせや、食品との相互作用で起こることがある。

番号abc
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(第78問)
精神神経系に現れる副作用に関する次のa~cの記述について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を記入しなさい。

a) 医薬品の作用によって中枢神経系が刺激され、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。

b) 血液循環に関対する医薬品の影響により、頭痛やめまいを生じることがある。

c) 無菌性髄膜炎は、ウイルスが原因で発症するため、医薬品の副作用としては生じない。

番号abc
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(第79問)
呼吸機能に現れる副作用である間質性肺炎に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
発熱は、必ずしも伴わない。
悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなってしまう状態)となる場合がある。
かぜ、気管支炎等の症状と区別することが容易である。
息切れは、初期には運動時又は坂道や階段を上がるときに起きるが、進行すると歩行だけでも息切れを感じるようになる。
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(第80問)
皮膚に現れる副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入になさい。

a) 光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。

b) 外用薬による光線過敏症は、医薬品が触れた部分に生じるもので、全身に広がることはない。

c) 医薬品の使用によって引き起こされる、発疹・発赤等の皮膚症状を薬疹という。

番号abc
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(第81問)
薬事法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 薬局では、薬剤師不在時には登録販売者が第一類医薬品の情報提供や相談対応を行うことが出来る。

b) 店舗販売業の許可は、店舗ごとに、その店舗の所在地の都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)が与える。

c) 配置販売業の許可は、配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごとに、その都道府県知事が与える。

番号abc
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(第82問)
薬事法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 薬局では、医薬品の調剤と併せて医薬品の販売を行うことができる。

b) 店舗販売業の許可を受けた店舗では、薬剤師が従事していれば一般用医薬品以外の医薬品を販売することができる。

c) 配置販売に従事する薬剤師は、すべての一般用医薬品を配置販売することができる。

番号abc
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(第83問)
薬事法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 薬局の管理者は、薬剤師でなければならない。

b) 店舗販売業の店舗管理者は、登録販売者でなければならない。

c) 配置販売業の区域管理者は、登録販売者でなければならない。

番号abc
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(第84問)
薬事法及び医療法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品の販売業の許可の種類は、薬局の開設、店舗販売業、配置販売業の三種類である。

b) 調剤を実施する薬局は、医療法では医療提供施設と位置つけられている。

c) 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。

番号abc
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(第85問)
配置販売業に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 購入者の求めに応じて医薬品を開封して、その医薬品を分割販売することができる。

b) 配置販売に従事しようとするときは、その氏名、配置販売に従事しようとする区域その他厚生労働省令で定める事項を、あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事に届け出なければならない。

c) 配置販売業者又はその配置員は、医薬品販売業許可証を携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。

番号abc
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(第86問)
薬事法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものはない。

b) 人の身体に直接使用されない検査薬や殺虫剤も、医薬品に該当する場合がある。

c) 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)は、医薬品である。

番号abc
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(第87問)
『医薬品の範囲に関する基準』に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 外形上、食品として販売されている製品であっても、その成分本質(原材料)、標榜された効能効果等に照らして医薬品とみなされることがある。

b) 製品の容器に医薬品的な効能効果を記載した場合は、医薬品とみなされることがあるが、パンフレット等の広告宣伝物に記載しただけでは医薬品とみなされることはない。

c) 錠剤、カプセル剤の形状の物は、すべて医薬品とみなされる。

番号abc
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(第88問)
食品に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

・ 食品とは、医薬品及び( a )以外のすべての飲食物をいう。

・ 食品のうち( b )と栄養機能食品を総称して『保健機能食品』という。

・ 『保健機能食品』は食生活を通じた( c )を目的として摂取されるものである。

番号abc
医薬部外品特定保健用食品健康の保持増進
化粧品特別用途食品健康の保持増進
医薬部外品特定保健用食品疾病の治療
化粧品特別用途食品疾病の治療
医薬部外品特別用途食品健康の保持増進
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(第89問)
化粧品に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般の生活者に対して販売する場合には、販売業の許可が必要である。

b) 人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌をを変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的 とされている物で、人体に対する作用が緩和なものである。

c) 人の身体を美化し、魅力を増す目的に限定して医薬品的な効能効果を表示・標榜することが認められている。

d) 薬局や医薬品の販売業において、化粧品を販売する場合には、医薬品と区別して貯蔵又は陳列しなければならない。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第90問)
医薬部外品の効能効果に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、発熱等のかぜの諸症状の緩和

b) いびきの一時的な抑制・軽減

c) 一時的な睡眠障害の緩和

d) あせも、ただれの緩和・防止

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第91問)
薬事法第36条の3第1項第2号に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

第二類医薬品 
その副作用等により日常生活に支障を来す程度の( a )が生ずるおそれがある医薬品(( b )医薬品を除く。)であって( c )が指定するもの

番号abc
健康被害第一類都道府県知事
薬物依存第一類都道府県知事
健康被害第一類厚生労働大臣
薬物依存第一類及び第三類都道府県知事
健康被害第一類及び第三類厚生労働大臣
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(第92問)
一般用医薬品に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般用医薬品の効能効果の表現は、一般の生活者が判断できる症状(例えば、胃痛、胸やけ、むかつき、もたれ等)で示されている。

b) 人体に直接使用されない検査薬のうち、検体の採取に身体への直接のリスクを伴うもの(例えば、血液を検体とする検査薬)は、一般用医薬品として認められていない。

c) 一般用医薬品は、年齢に応じて服用量が定められ、それを使用する一般の生活者による判断の余地は少ない。

番号abc
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(第93問)
劇薬の表示に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 劇性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する医薬品(以下『劇薬』という。)は、その直接の容器又は直接の被包に、( a )に( b )、( c )をもって、その品名及び『劇』の文字が記載されていなければならない。

番号abc
白地黒枠黒字
白地赤枠赤字
赤地白枠白字
黒地白枠白字
黒地赤枠赤字
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(第94問)
劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際に、劇薬の譲受人から交付を受けなければならない書類の記載項目として誤っているものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
品名、数量、譲渡年月日
製造番号又は製造記号
譲受人の氏名及び住所
譲受人の職業
使用の目的
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(第95問)
一般用医薬品に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般用医薬品を陳列する場合、第一類医薬品及び第二類医薬品は、それぞれ区分して陳列しなければならないが、第三類医薬品はその必要はない。

b) 第三類医薬品は、日常生活に支障を来す程度の副作用を生じるおそれがあることが明らかとなった場合には、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることがある。

c) 一般用医薬品は、その直接の容器又は直接の被包に、製造販売業者等の氏名又は名称及び住所を記載することが義務づけられている。

番号abc
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(第96問)
薬事法に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 法の規定に基づく医薬品の直接の容器等への記載が、外部の容器又は被包を透かして容易に見ることができないときには、外部の容器又は被包にも同様の事項が記載されていなければならない。

b) 法に基づく医薬品の添付文書等への記載については、必ずしも邦文でなくてもよい。

c) 医薬品に添付する文書への記載禁止事項の規定は、製造販売業者等において作成され、出荷時に医薬品に添付される文書だけでなく、店舗販売業者等が販売に際して添付させる文書も対象となっている。

番号abc
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(第97問)
薬事法第36条の6第2項に関する次の記述について、a~cの(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

 薬局開設者又は店舗販売業者は、その薬局又は店舗において( a )医薬品を販売し、又は授与する場合には、厚生労働省令で定めるところにより、医薬品の販売又は授与に従事する( b )をして、その適正な使用のために必要な情報を( c )なければならない。

番号abc
第二類薬剤師又は登録販売者提供させるよう努め
第二類薬剤師提供させるよう努め
第一類薬剤師提供させ
第一類薬剤師又は登録販売者提供させ
第一類薬剤師又は登録販売者提供させるよう努め
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(第98問)
薬事法及び『医薬品等適正広告基準』に関するする次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 薬剤師と登録販売者は、承認前の医薬品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して広告することができる。

b) 一般用医薬品の販売広告には、マスメディアを通じて行われるもののほか、店舗において販売促進のために用いられるチラシも含まれる。

c) 一般用医薬品において、医薬関係者が公認、推薦している旨の広告は、事実である限り不適当とはならない。

番号abc
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(第99問)
薬事法及び『医薬品等適正広告基準』に関するする次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 複数の効能効果が承認されている医薬品では、その一部の効能効果を抽出して広告してもよいとされている。

b) 在庫処分等の販売側の都合で複数の医薬品をあらかじめ組み合わせて販売してもよいとされている。

c) 漢方処方製剤の効能効果について、配合されている個々の生薬成分の作用を挙げて説明することは不適当である。

番号abc
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(第100問)
薬事法の規定に基づいて、都道府県知事(店舗販売業にあっては、その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長)が命じることができる処分等に関するする次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 店舗販売業者に対して、薬事法の規定を遵守しているかどうかを確かめるために、必要があると認めるときは、必要な報告をさせることができる。

b) 区域管理者に薬事に関する法令に違反する行為があったときは、配置販売業者に対して、区域管理者の変更を命ずることができる。

c) 薬局の構造設備によって不良医薬品を生じるおそれがある場合に、薬局開設者にその構造設備の改善を命じることができる。

番号abc
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(第101問)
一般用医薬品の添付文書に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 一般用医薬品の添付文書や製品表示に記載されている適正使用情報は、医薬品の販売者など専門家向けのため、一般の生活者には理解できない難解な表現で記載されているものが多い。

b) 一般用医薬品を使用している人が医療機関を受診する際にも、その添付文書を持参し、医師や薬剤師に見せて相談がなされることが重要である。

c) 添付文書は、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。

番号abc
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(第102問)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 使用上の注意は、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。

b) 『相談すること』の欄には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が 起こりやすくなる事項について記載されている。

c) 『次の人は使用(服用)しないこと』の欄には、アレルギーの既往歴や基礎疾患等 からみて重篤な副作用を生じる危険性が特に高いため、使用を避けるべき人について、生活者から自らの 判断で認識できるよう記載することとされている。

番号abc
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(第103問)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意に関する、下表のa~dの組み合わせについて、正しいものを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 成分:インドメタシン
 『次の人は使用しないこと』:ぜんそくを起こしたことがある人
 理由:喘息発作を誘発するおそれがあるため

b) 成分:アセトアミノフェン
 『次の人は使用しないこと』:15歳未満の小児
 理由:外国において、ライ症候群との関連性が示唆されているため

c) 成分:アスピリン
 『次の人は使用しないこと』:日常的に不眠の人
 理由:慢性的な不眠症に用いる医薬品でないため。

d) 成分:オキセサゼイン
 『次の人は使用しないこと』:妊婦
 理由:妊娠中における安全性は確立されていないため

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第104問)
長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、一般用医薬品の添付文書の『次の人は使用(服用)しないこと』の欄に、『次の診断を受けた人』と して『透析療法を受けている人』と記載されている成分を次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
スクラルファート水和物(スクラルファート)
トラネキサム酸
イブプロフェン
トコフェロール
アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)
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(第105問)
肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病を悪化させるおそれがあるため、一般用医薬品の添付文書の『次の人は使用(服用)しないこと』の欄に、『次の診断を受けた人』と して『糖尿病』と記載されている成分を次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

番号解答
フェルビナク
プソイドエフェドリン塩酸塩(塩酸プソイドエフェドリン)
ヒマシ油
カフェイン水和物(カフェイン)
アミノ安息香酸エチル
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(第106問)
次のa~cは、登録販売者と購入者の会話である。購入者からの相談に対する登録販売者の説明の正誤について、正しい組合せを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a)
購入者:
『眠気防止薬を服用していますが、とてもよく効くので毎日使い続けてもよいですか。』
登録販売者:
『問題ありません。長時間使い続けても構いません。』

b)
購入者:
『15歳未満の小児用の解熱鎮痛薬を探しています。服用を避けたほうがよい成分があれば教えてください。』
登録販売者:
『一般用医薬品の解熱鎮痛薬であれば、特に服用を避けるべき成分はありません。安心して服用してください。』

c)
購入者:
『足をねんざしたので、外用鎮痛消炎薬を貼付したいのですが、その部分に傷口があります。傷口の上から直接貼付してもよろしいですか。』
登録販売者:
『皮膚刺激成分により、強い刺激や痛みを生じるおそれがあるので、傷口の上から直接貼付することはやめてください。』

番号abc
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(第107問)
一般用医薬品の添付文書の『してはいけないこと』の項目に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) クロルフェニラミンマレイン酸塩(マレイン酸クロルフェニラミン)を主な成分とする医薬品の添付文書には、服用後眠気を生じるおそれがあるため、『服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと』と記載されている。

b) 鼻炎用点鼻薬の添付文書には、二次充血、鼻づまり等を生じるおそれがあるため、『長期連用 しないこと』と記載されている。

c) かぜ薬の添付文書には、酒類(アルコール)との相互作用により肝機能障害や胃腸障害が引き起こされることが懸念されるため、『服用時は飲酒しないこと』と記載されている。

番号abc
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(第108問)
一般用医薬品の保管及び取扱いの注意に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 誤用の原因となったり品質が変わるおそれがあるため、医薬品を他の容器に入れ替えないこと。

b) カプセル剤は、変質しやすいため、冷蔵庫内に保管されるのが望ましい。

c) 医薬品は、小児の手の届かないところ、かつ、目のつかないところに保管する必要がある。

番号abc
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(第109問)
一般用医薬品に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品によっては、『用法、用量その他使用及び取扱い上必要な注意』等の記載を添付文書でなく、外箱等に行っている場合がある。

b) 表示された『使用期限』は、開封の有無にかかわらず品質を保証した期限である。

c) 眼科用薬では、複数の使用者間で使い回されると、万一、使用に際して薬液に細菌汚染が あった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用しないこととされている。

番号abc
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(第110問)
『緊急安全性情報』に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) A4サイズの赤色地の印刷物である。

b) 厚生労働省が作成し、医薬関係者に対して直接配布する。

c) 医薬品又は医療機器について重要かつ緊急な情報伝達が必要な場合(予期せぬ重大 な副作用等)に発出される。

番号abc
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(第111問)
(独)の医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 新医薬品(新一般用医薬品を含む)等の承認情報が掲載されている。

b) 医薬品、医療機器、医薬部外品、化粧品の製品回収に関する情報が掲載されている。

c) (独)医薬品医療機器総合機構では、医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに、当該ホームページへの掲載と同時に、その情報を電子メールにより配信するサービスを行っている。

番号abc
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(第112問)
登録販売者に対して薬事法で義務づけられている医薬品の副作用等の報告の対象に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品との因果関係が必ずしも明確でない場合であっても報告の対象となりえる。

b) 報告すべき医薬品の副作用は、使用上の注意に記載されているものだけでよい。

c) 健康被害を生じた本人から直接状況を把握できない場合は、報告の対象とはならない。

番号abc
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(第113問)
登録販売者に対して薬事法で義務づけられている医薬品の副作用等の報告に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 定められた報告様式の記入欄は、すべて記入して報告する必要がある。

b) 報告の期限は特に定められていないが、保健衛生上の危害の発生又は拡大防止の観点から、報告の必要性を認めた場合においては、適宜速やかに報告書を厚生労働省に送付することとされている。

c) 報告書の送付は、FAXや電子的な手段は認められておらず、郵送に限られている。

番号abc
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(第114問)
医薬品副作用被害救済制度に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図るため、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。

b) 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、製薬企業から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。

c) 給付請求は、健康被害を受けた本人のみが行うことができる。

番号abc
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(第115問)
医薬品副作用被害救済制度の給付の種類に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 医療手当は、請求の期限が定められていない。

b) 障害年金とは、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳以上の人の生活補償等を目的として給付されるものをいう。

c) 遺族年金とは、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付されるものをいう。

番号abc
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(第116問)
医薬品副作用被害救済制度の救済給付の支給対象に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合の健康被害については救済制度の対象から除外されている。

b) 一般用医薬品の一般用検査薬による健康被害は、救済給付の対象となる。

c) 個人輸入により入手された医薬品の使用による健康被害は、救済給付の対象となる。

番号abc
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(第117問)
医薬品の副作用等による健康被害の救済に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 2004年4月1日以降に生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず、それを介して生じた感染等による健康被害については、生物由来製品感染等被害救済制度により救済が図られる。

b) 医薬品PLセンターは、医薬品副作用被害救済制度の対象となるケースに限って、製造販売元の企業との交渉の仲介や調整・あっせんを行っている。

c) 医薬品副作用被害救済制度の救済給付の請求にあたって必要な書類として、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者の作成した販売証明書等が必要となる。

番号abc
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(第118問)
一般用医薬品の安全対策に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) アンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用(ショック)で複数の死亡例が発生し、1965年、厚生省(当時)は関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬の回収を要請した。

b) 小柴胡湯は、インターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。

c) 2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が複数報告され、厚生労働省は、同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示した。

番号abc
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(第119問)
医薬品の適正使用のための啓発活動に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a) 毎年10月17日~23日の1週間を『薬と健康の週間』として、保健衛生の維持向上に貢献することを目的として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。

b) 医薬品の適正使用のための啓発活動は、国や自治体、関係団体等による事業のため、登録販売者は参加することはできない。

c) 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚せい剤、大麻等)によるものであり、一般用医薬品によっては生じない。

d) 青少年では、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがある

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第120問)
一般用医薬品の添付文書に用いられる標識的マークの正しいものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

※ 現在、弊社のシステムエラーにより、標識的マークを添付できなくなっておりますので、文字にて代用しております。ご迷惑をおかけしますが、ご了承お願い申し上げます

番号解答
机に人のマーク:してはいけないこと
△の中に!のマーク:相談すること
机に人のマーク:使用上の注意
〇に☓のマーク:してはいけないこと
△の中に!のマーク:してはいけないこと
ヒント表示 解説表示