登録販売者は、薬剤師に次ぐ薬のスペシャリスト。薬事法で認められた公的資格だから不況にも強い資格です。

登録販売者試験対策合格NAVI

2011年度 大阪府 登録販売者試験

(第1問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品が人格に及ぼす作用は複雑かつ多岐に渡るが、一般用医薬品については、そのすべてが解明されている。

b) 医薬品は、科学的な根拠に基づく適切な理解や判断によって適正な使用が図られる必要がある。

c) 医薬品は、効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することにより、その役割を十分に発揮するものである。

番号abc
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(第2問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品は、医療機関で治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階に使用されるものである。

b) 一般用医薬品は、異物が混入していても健康被害が発生していなければ製造販売業者による製品回収の措置はなされない。

c) 購入者が一般用医薬品を適切に選択し、適正に使用するためには、薬剤師や登録販売者が専門用語をわかりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行うことが必要である。

番号abc
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(第3問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。

b) 医薬品は、期待される有益な効果のみをもたらす。

c) 我が国では、医薬品の副作用を『許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においても、その許可医薬品により人に発現する有害な反応』と定義している。

番号abc
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(第4問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の中には、卵白を原材料として作られているものもあるため、卵白に対してアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。

b) アレルギー症状は、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹の皮膚症状に限定される。

c) 薬理作用のない成分でアレルギーは起こらない。

番号abc
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(第5問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アレルギーは外用薬では引き起こされない。

b) 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、思わぬアレルギーを生じることがある。

c) アレルギーには遺伝的な要素はないので、近い親族にアレルギー体質の人がいても特に注意する必要はない。

番号abc
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(第6問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の副作用には、眠気や口渇等の比較的よくみられるものは含まれない。

b) 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。

c) 副作用は、血液や内臓機能への影響のように、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。

番号abc
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(第7問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品は、早く効き目が現れるようにするため、個人の判断で定められた用量を超えて服用することが認められている。

b) 一般用医薬品を使用して一時的に症状を緩和するだけの対処を漫然と続けているような場合には、適切な治療の機会を失うこともある。

c) 一般用医薬品の不適正な使用には、使用する人の誤解や認識不足に起因するものがある。

番号abc
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(第8問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがある。

b) 一般用医薬品による薬物依存からは、容易に離脱することができる。

c) 薬剤師や登録販売者は、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には、慎重に対処する必要がある。

番号abc
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(第9問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 複数の医薬品を併用した場合、又は特定の食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱することを相互作用という。

b) 相互作用には、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。

c) 相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。

番号abc
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(第10問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) かぜ薬とアレルギー用薬では、成分や作用が重複することはないので、併用してもよい。

b) 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多いため、相互作用に特に注意する必要がある。

c) 薬剤師や登録販売者においては、一般用医薬品の購入者に対し、医療機関を受診する際に、使用している一般用医薬品の添付文書を持参して見せるよう説明がなされるべきである。

番号abc
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(第11問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から早く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。

b) 副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状にあった成分のみが配合された医薬品を選択することが望ましい。

c) 食品には、医薬品成分と同じ物質を含むものがあるため、同じ成分を含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となることがある。

番号abc
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(第12問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。

b) 小児は大人と比べて循環血液中の医薬品の成分が脳に達しにくいため、中枢神経系に影響を与える医薬品であっても副作用を起こしにくい。

c) 医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため小児に対して使用しないことなどの注意を促しているものがある。

番号abc
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(第13問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の使用上の注意等において、『高齢者』という場合には、おおよその目安として60歳以上を指している。

b) 高齢者に、一般用医薬品を定められた用量より少なく使用しても、十分な効果が得られなくなるだけで、必ずしもリスクの軽減にはつながらない。

c) 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすくなる。

番号abc
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(第14問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 妊婦が一般用医薬品を使用しても、胎盤関門によって、その成分が胎児に移行しないことが確認されている。

b) 便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。

c) 医薬品の成分が乳汁中に移行することはないので、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することはない。

番号abc
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(第15問)
次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、必ず、客観的な測定可能な変化として現れる。

b) プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待等が関与して生じると考えられている。

c) 通常、医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。

d) プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいものだけで不都合なものは含まれない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第16問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品は、適切な保管・陳列がなされなければ、効き目が低下したり、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることがある。

b) 医薬品は、高温や多湿によって品質の変化を起こしやすいものが多いが、光(紫外線)による劣化はない。

c) 医薬品は、剤型や包装形態にかかわらず、開封して使用を開始した後も、表示されている『使用期限』まで品質が保証される。

番号abc
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(第17問)
次の一般用医薬品の役割に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

番号解答
衛生害虫の防除
健康の維持・増進
健康状態の自己検査
生活の質(QOL)の改善・向上
妊娠の確定診断
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(第18問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、医療機関を受診して医師の診察を受けることが望ましい。

b) 薬剤師や登録販売者は、購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合でも必要な情報提供を行えるよう、コミュニケーション技術を身につけることが望ましい。

c) すぐに医薬品を使用する状況にない場合は、購入者等に対して、実際に使用すつ際に、改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。

番号abc
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(第19問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) サリドマイド訴訟は、妊娠している女性がサリドマイド製剤を使用したことにより、出生時に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。

b) サリドマイドは貧血用薬として承認された。

c) CJD訴訟は、ヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。

番号abc
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(第20問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) スモン訴訟は、鎮痛剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。

b) スモンはその症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。

c) キノホルム製剤には、一般用医薬品として販売されていた製品はない。

番号abc
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(第21問)
かぜ薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) コデインリン酸塩水和物(リン酸コデイン)は去痰作用を目的として配合されている。

b) リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)は、鶏卵アレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

c) グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。

番号abc
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(第22問)
次の記述に当てはまる漢方処方製剤を下の1~5から一つ選べ。

 かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い具合に適するとされるが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

番号解答
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
桂枝湯(けいしとう)
小柴胡湯(しょうさいことう)
麻黄湯(まおうとう)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
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(第23問)
かぜ薬に含まれている成分とその配合目的に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 配合成分:トラネキサム酸
 配合目的:炎症の発生を抑え、腫れを和らげる

b) 配合成分:エテンザミド
 配合目的:脳に軽い興奮状態を引き起こし、倦怠感を抑える

c) 配合成分:マレイン酸クロルフェニラミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)
 配合目的:痰の中の粘性蛋白質に作用して、痰の切れを良くする

d) 配合成分:ヒベンズ酸チペピジン
 配合目的:中枢神経系に作用し、咳を抑える

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第24問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) アスピリンは、体内でのプロスタグランジンの産生を抑える成分である。

b) サリチル酸系解熱鎮痛成分には、アスピリン、エテンザミド、イソプロピルアンチピリンがある。

c) 鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤のうち、薏苡仁湯(よくいにんとう)は、関節痛、筋肉痛に適するとされる。

番号abc
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(第25問)
アセトアミノフェンに関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられている。

b) 強い抗炎症作用が期待できる。

c) 他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は比較的少ないとされ、空腹時に服用できる製品がある。

番号abc
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(第26問)
ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 脳の興奮を抑え、痛み等の感覚を鈍くする作用を示す。

b) ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)が配合された医薬品を使用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。

c) 反復して摂取しても依存を生じることはない。

番号abc
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(第27問)
カフェインに関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 尿量の増加(利尿)をもたらす作用がある。

b) 胃液の分泌を抑える作用がある。

c) コーヒーやお茶などの食品として摂取されていることから、医薬品でも長期間連続して服用しても問題ないとされている。

d) 循環血液中に移行したカフェインの一部は、胎盤関門を通過して胎児に到達することが知られている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第28問)
鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) スコポラミン臭化水素酸水和物(臭化水素酸スコポラミン)は、眠気を促すほかに、目のかすみや散瞳による異常なまぶしさを引き起こすことがある。

b) ジフェニドール塩酸塩(塩酸ジフェニドール)は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流改善作用を示す。

c) 塩酸メクリジン(メクリジン塩酸塩)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。

番号abc
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(第29問)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品である。

b) 古くから伝統的に用いられているため、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用はない。

c) 漢方処方製剤として、抑肝散がある。

番号abc
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(第30問)
次の漢方処方製剤のうち、咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられ、構成生薬としてカンゾウを含まない製剤はどれか。

番号解答
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
柴朴湯(さいぼくとう)
神秘湯(しんぴとう)
五虎湯(ごことう)
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
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(第31問)
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に用いられる次のa~dの成分のうち、殺菌消毒作用を目的として配合されるものの正しい組み合わせはどれか。

a) 塩化デカリニウム(デカリニウム塩化物)

b) アズレンスルホン酸ナトリウム

c) クロルヘキシジングルコン酸(グルコン酸クロルヘキシジン)

d) グリセリン

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第32問)
健胃薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) センブリが配合された散財は、オブラートで包み服用するのがよい。

b) ユウタンは、健胃作用を期待して用いられるほか、消化成分として配合される場合もある。

c) 香りによる健胃作用を期待して用いられる生薬として、コウボクや乾燥酵母がある。

番号abc
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(第33問)
胃の薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 胃粘膜保護・修復成分として、テプレノンやセトラキサート塩酸塩(塩酸セトラキサート)が配合される場合がある。

b) ピレンゼピン塩酸塩水和物(塩酸ピレンゼピン)は、アセチルコリンの働きを促進することにより、過剰な胃液の分泌を抑える作用を示す。

c) 消化管内容物中に発生した気泡の分離を抑制することを目的として、ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)が配合されている場合がある。

番号abc
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(第34問)
止瀉成分として配合されるものは、次の中からどれか。

番号解答
塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)
ヒマシ油
酸化マグネシウム
ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
マルツエキス
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(第35問)
胃腸鎮痛鎮痙薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ロートエキスは、吸収された成分が母乳中に移行することはないので、授乳期でも安心して使用できる。

b) パパベリン塩酸塩(塩酸パパベリン)は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。

c) ブチルスコポラミン臭化物(臭化ブチルスコポラミン)は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。

番号abc
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(第36問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 浣腸薬は、繰り返し使用すると直腸の感受性低下が生じて効果が弱くなるため、連用しないこととされている。

b) 痔出血の症状がある人には、グリセリンが配合された浣腸薬を使用することが望ましい。

c) サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

番号abc
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(第37問)
次のa~cの(  )にはいる字句の正しい組み合わせはどれか。

 強心薬は、疲労やストレス等による( a )の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的として用いられる。
 その代表的な配合成分として、シナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めた( b )や、シベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた( c )などがある。

番号abc
軽度センソジャコウ
軽度ゴオウジャコウ
軽度センソロクジョウ
重度ゴオウレイヨウカク
重度センソロクジョウ
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(第38問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 低密度リポ蛋白質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質である。

b) 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

c) 血中コレステロール以上に伴う末梢血行障害(手足の冷え、しびれ)の緩和を目的として、ビタミンE(酢酸トコフェロール)が用いられる。

番号abc
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(第39問)
貧血用薬(鉄製剤)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 鉄製剤は服用すると便が黒くなることがある。

b) 鉄製剤の服用前後30分にグレープフルーツを摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。

c) 骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている。

番号abc
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(第40問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。

b) ルチンは、高血圧症等の患者における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

c) ヘプロニカートは、末梢の血液循環を改善する作用を示す。

番号abc
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(第41問)
外用痔疾用薬に配合される成分とその作用の関係が正しいものの組み合わせはどれか。

a) 配合成分:アミノ安息香酸エチル
   作用:抗炎症作用

b) 配合成分:グリチルリチン酸
   作用:局所麻酔作用

c) 配合成分:酸化亜鉛
   作用:収斂保護止血作用

d) 配合成分:アラントイン
   作用:組織修復作用

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , d )
( c , d )
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(第42問)
泌尿器用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ウワウルシ(ツツジ科のクマコケモモの葉)は、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。

b) カゴソウは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎である。

c) 猪苓湯(ちょれいとう)は、尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感がある人に適するとされる。

番号abc
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(第43問)
婦人薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 女性ホルモン成分は、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。

b) 女性ホルモン成分は妊娠中に摂取しても問題はない。

c) 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる。

番号abc
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(第44問)
アレルギー用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 抗ヒスタミン成分は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。

b) グリチルリチン酸二カリウムは、抗ヒスタミン成分である。

c) ジフェンヒドラミン塩酸塩(塩酸ジフェンヒドラミン)を含む医薬品については、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。

番号abc
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(第45問)
鼻に用いる薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ナファゾリン塩酸塩(塩酸ナファゾリン)が配合された点鼻薬は、過度に使用されると二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。

b) 点鼻薬は、局所に適用されるもので、全身的な影響を生じることはない。

c) クロモグリク酸ナトリウムは、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的とした局所麻酔成分である。

番号abc
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(第46問)
眼科用薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) エフェドリン塩酸塩(塩酸エフェドリン)は、緑内障と診断された人では、眼圧の低下をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。

b) ビタミンB12は、目の調節機能を助ける効果を期待して用いられる。

c) ネオスチグミンメチル硫酸塩(メチル硫酸ネオスチグミン)はコリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、目の調節機能を改善する効果を期待して用いられる。

d) スルファメトキサゾール等のサルファ剤は、ウイルスや真菌の感染に対する効果が期待できる。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第47問)
皮膚に用いる薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヨウ素の殺菌力は、アルカリ性になることで増強する。

b) ブフェキサマクは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、日焼け、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる非ステロイド性抗炎症成分である。

c) サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。

番号abc
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(第48問)
抗炎症成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) ヒドロコルチゾンは、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示す。

b) ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すとされる。

c) インドメタシンは、ステロイド性抗炎症成分である。

番号abc
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(第49問)
皮膚に用いる薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)は、末梢組織(適用局所)においてアドレナリンに類似した作用を示すことによる発毛効果を期待して用いられる。

b) 一般的にじゅくじゅくと湿潤しているみずむしの患部には、液剤より軟膏又はクリームが適する。

c) ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。

番号abc
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(第50問)
歯槽膿漏に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 歯肉炎は重症化すると、炎症が歯周組織全体に広がり、歯周炎(歯槽膿漏)となることがある。

b) カルバゾクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して配合されている場合がある。

c) カミツレは、抗炎症、抗菌などの作用を期待して配合されている場合がある。

番号abc
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(第51問)
口内炎用薬に配合される成分として、次の中から誤っているもはどれか。

番号解答
塩化セチルピリジニウム(セチルピリジニウム塩化物)
クロルヘキシジン塩酸塩(塩酸クロルヘキシジン)
フェノトリン
アズレンスルホン酸ナトリウム
グリチルリチン酸
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(第52問)
禁煙補助剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 禁煙補助剤は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らしていくニコチン置換療法に使用される。

b) 咀嚼剤(そしゃくざい)は、コーヒーや炭酸飲料などの口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避けることとされている。

c) 咀嚼剤(そしゃくざい)は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、そのニコチンが口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。

番号abc
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(第53問)
ビタミン成分に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ビオチンは、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素として、医薬品に配合されている場合がある。

b) ビタミンB6は、蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。

c) ビタミンB12は、白血球の形成を助けるために重要な栄養素である。

d) ビタミンDは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。

番号解答
( a , b )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第54問)
滋養強壮保健薬に用いられる成分に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) ヘスぺリジンはビタミン様物質のひとつで、ビタミンAの吸収を助ける等の作用があるとされている。

b) コンドロイチン硫酸ナトリウムは、関節痛、筋肉痛等の改善を促す作用を期待してビタミンB1等と組み合わせて配合されている場合がある。

c) アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す働きを期待して用いられる。

d) システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあるとされる。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第55問)
次の記述に該当する生薬で、正しいのはどれか。

 イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を用いた生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。
 また、ビタミンB2主薬製剤やビタミンB6主薬製剤、瀉下薬等の補助成分として配合されている場合もある。

番号解答
ニンジン
ヨクイニン
ゴオウ
トウキ
センキュウ
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(第56問)
次の記述に当てはまる漢方処方製剤で、正しいものはどれか。

 下肢の痙攣性疼痛(いわゆる『足がつる』症状やこむらがえり)、急な腹痛や胃痙攣の痛み等のような、急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛に適するとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用を避けることとされている。

番号解答
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
葛根湯(かっこんとう)
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
安中散(あんちゅうさん)
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(第57問)
消毒薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 殺菌・消毒とは、物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。

b) クレゾール石鹸液は、結核菌に対する殺菌消毒作用がある。

c) エタノールは、粘膜刺激性があり、傷がある部分への使用は避けることとされている。

d) クロルヘキシジングルコン酸塩(グルコン酸クロルヘキシジン)は、ウイルスに対する殺菌消毒作用がある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第58問)
殺虫剤に関する次のa~cの(  )にはいる字句の正しい組み合わせはどれか。

 プロポクスルは( a )系殺虫成分で、コリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示すが、( b )系殺虫成分と異なり、コリンエステラーゼとの結合は( c )である。

番号abc
カーバメイトピレスロイド可逆的
有機リンカーバメイト不可逆的
有機リンカーバメイト可逆的
カーバメイト有機リン不可逆的
カーバメイト有機リン可逆的
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(第59問)
尿糖・尿蛋白検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 採尿の仕方として、出始めの尿を採取することが望ましい。

b) 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。

c) 医薬品の中には、検査結果に影響を与える成分を含むものがある。

番号abc
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(第60問)
妊娠検査薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 妊娠が成立すると、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され始め、やがて尿中にhCGが検出されるようになる。

b) 胃癌や卵巣癌等の場合、妊娠していなくてもヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され、検査結果が陽性となることがある。

c) 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。

番号abc
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(第61問)
消化管に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化管とは、口腔から肛門まで続く長い管で、口腔から咽頭、食道、胃、肝臓、小腸、大腸、肛門へと続く。

b) 化学的消化とは、消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することである。

c) 唾液は、プチアリン(唾液アミラーゼ)を含み、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する。

番号abc
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(第62問)
大腸に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生している。

b) 大腸液(大腸の粘膜から分泌される粘液は)は、主に腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を分解する。

c) S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。

番号abc
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(第63問)
呼吸器系に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。

b) 鼻汁にはリパーゼが多く含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

c) 肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。

d) 肺は自らの筋組織により、膨らんだり縮んだりしている。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第64問)
次のa~cの記述は血液に含まれる成分について述べた者である。該当するものの正しい組み合わせはどれか。

a) 体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う蛋白質。

b) 中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。

c) 白血球の約1/3を占め、細菌やウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する細胞。

番号abc
アルブミン血小板リンパ球
グロブリン血小板単球
グロブリン赤血球単球
グロブリン赤血球リンパ球
アルブミン血小板単球
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(第65問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 血管は、血管壁が収縮すると太くなり、弛緩すると細くなる。

b) 四股を通る静脈では、静脈弁が発達して血液の逆流を防いでいる。

c) 毛細血管では、酸素と栄養分が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に二酸化炭素や老廃物が組織から血液中へ取り込まれる。

番号abc
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(第66問)
次の1~5の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
腎臓は空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
腎小体では、尿素などの血液中の老廃物が濾過されるほか、血球や蛋白質以外の血漿成分も濾過される。
尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分は再吸収されるが、水分や電解質は再吸収されない。
腎臓は、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
副腎皮質では、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があるアルドステロンが産生分泌される。
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(第67問)
目に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 透明な角膜や水晶体には血管が通っており、血液によって栄養分や酸素が供給される。

b) 水晶体は、その周りを取り囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。

c) 目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であるが、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなる。

d) 涙液は、リゾチーム、免疫グロブリンを含み、角膜や結膜を感染から防御する働きがある。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第68問)
耳に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃(ほこり)や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか))となる。

b) 蝸牛(かぎゅう)は渦巻き形をした器官で、内部は血液で満たされている。

c) 乗り物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているとき反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。

番号abc
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(第69問)
外皮系に関する次の1~5の記述について、誤っているのはどれか。

番号解答
爪や毛の角質は皮膚の一部が変化してできたもので、皮膚に強度を与えて体を保護している。
汗腺は汗を分泌し、その蒸発時の気化熱を利用して体温を上げる機能がある。
皮膚には、体の水分が体外に蒸発しないよう保持し、又は、逆に水分が体内に浸透しないよう遮断する機能がある。
ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それらの微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
角質層は、細胞膜が丈夫な線維性の蛋白質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。
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(第70問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 成長が停止した後も一生を通じて破壊(吸収)と修復(形成)が繰り返されることで骨の新陳代謝が行われる。

b) 骨格筋は不随意筋であり、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。

c) 骨組織を構成する無機質は石灰質からなる。

番号abc
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(第71問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 脳の血管は末梢組織に比べて物質の透過に関する選択性が低いので、血液中から脳の組織へ移行できる物質の種類は多い。

b) 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。

c) 体性神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。

番号abc
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(第72問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 循環血液中に移行した医薬品の有効成分は、血流によって体内各部の器官や組織へ運ばれて作用する。

b) 全身作用を目的とする医薬品は、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度推移が、有効域(治療濃度域ともいう。)となるよう使用料や使用間隔が定められている。

c) 一度に多量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上で薬効は頭打ちになり、むしろ有害な作用(毒性)が現れやすくなる。

番号abc
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(第73問)
薬の代謝、排泄に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肝臓の機能が低下した人では、正常な人に比べて循環血液中に医薬品の成分がより多く到達することとなり、効き目が強すぎたり、副作用を生じやすくなることがある。

b) 循環血液中に移行した医薬品成分は、未変化体またはその代謝物が膵臓で濾過され、大部分は尿中に排泄される。

c) 消化管で吸収された医薬品の成分は、消化管の毛細血管から血液中に移行する。

番号abc
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(第74問)
医薬品の剤型に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) トローチは、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤型であり、水なしでも服用できる。

b) シロップ剤は、小児等にも服用しやすくするため、白糖等の糖類を混ぜた液状の内用剤である。

c) 軟膏剤は、有効成分が適用部位に止まりやすいことが特長で、一般的に適用部位を水から遮断する場合に用いることが多い外用剤である。

番号abc
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(第75問)
医薬品の使用によるショック(アナフィラキシー)に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品の成分に対する遅延型の過敏反応(アレルギー)である。

b) 以前に、その医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では、起きるリスクが高いとされている。

c) 発症すると急速に症状が進行してチアノーゼや呼吸困難等を生じ、適切な対応が遅れれば致命的な転帰をたどるおそれがある。

番号abc
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(第76問)
医薬品の副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 肝機能障害は、自覚症状がみられないことが多く、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明する場合もある。

b) 医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、病気等に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を生じることがある。

c) 偽アルドステロン症とは、体内にカリウムと水が貯留し、体からナトリウムが失われたことに伴う症状である。

番号abc
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(第77問)
胃腸症状に現れる副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状がある。

b) 一般用医薬品では、安全性が高いため長期連用しても消化性潰瘍を生じることはない。

c) 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して、イレウス様症状(腸閉塞様症状)が現れることがある。

番号abc
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(第78問)
呼吸機能に現れる副作用に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 間質性肺炎は、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなってしまう状態)となる場合がある。

b) 間質性肺炎の症状は、かぜ、気管支炎等の症状との区別が容易である。

c) 喘息は、内服薬だけでなく外用薬でも誘発されることがある。

d) 医薬品の副作用による喘息は、重症化することはない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第79問)
医薬品による副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 副交感神経系を抑制する作用のある成分が配合された医薬品の使用によって、尿意があるのに尿が全くでなくなったり(尿閉)、下腹が膨れて激しい痛みを起こしたりすることがある。

b) 排尿困難や尿閉といった症状は、前立腺肥大等の基礎疾患がない場合にも現れ、男性に限らず女性においても報告されている。

c) 眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている房水が排出されにくくなると、眼圧が高くなって視覚障害を生じる。

番号abc
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(第80問)
次のa~cの(  )にはいる字句の正しい組み合わせはどれか。

 医薬品の使用が原因の発疹・発赤等の皮膚症状を薬疹といい、重篤な症状への移行を防止するため、まずは( a )必要がある。また、特に目や口腔粘膜の異常が見られる場合や( b )を伴う場合には、( c )、中毒性表皮壊死症(TEN)等の重症型薬疹へ急速に進行することがある。

番号abc
原因と思われる医薬品の使用を中止する発熱スティーブンス・ジョンソン症候群
別の医薬品を用いる対症療法を行う下痢シェーグレン症候群
原因と思われる医薬品の使用を中止する発熱シェーグレン症候群
別の医薬品を用いる対症療法を行う発熱スティーブンス・ジョンソン症候群
原因と思われる医薬品の使用を中止する下痢シェーグレン症候群
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(第81問)
次の記述は、薬事法第24条第1項の規定の一部である。(  )に入る字句の正しい組み合わせはどれか。

 薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬品を( a )し、授与し、又は( a )若しくは授与の目的で( b )し、若しくは( c )(配置することを含む。)してはならない。

番号abc
譲受陳列貯蔵
譲受貯蔵陳列
販売陳列貯蔵
販売貯蔵展示
販売貯蔵陳列
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(第82問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 医薬品の販売業の許可は、薬局の開設、店舗販売業、卸売販売業の三種類に分けられている。

b) 店舗販売業の許可を受けた店舗では、店舗管理者が薬剤師であれば調剤を行うことができる。

c) 配置販売業者は、医薬品を開封して分割販売することは禁止されている。

d) 卸売販売業者は、業として一般の生活者に対して直接、医薬品を販売し、又は授与することは認められていない。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( b , c )
( b , d )
( c , d )
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(第83問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次の1~5の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ医薬品の配置販売に従事してはならない。
配置販売業者が、購入者の居宅に常備薬として用いられる製品をひと揃い収めた『配置箱』を予め預けておくことは、薬事法上陳列に該当しない。
配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準に適合するもの以外の医薬品を販売してはならない。
配置販売業者は、第一類医薬品、第二類医薬品又は第三類医薬品の区分ごとに陳列しなければならない。
配置販売業者が、店舗による販売又は授与の方法で医薬品を販売しようとする場合には、別途、薬局の開設又は店舗販売業の許可を受ける必要がある。
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(第84問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 店舗販売業者は、不特定の購入者への販売に供するため、あらかじめ医薬品を開封し分包等をしておくことが認められる。

b) 店舗販売業者は、一般用医薬品以外の医薬品の販売は認められていない。

c) 店舗販売業の店舗には、『薬局』の名称を付してもよい。

番号abc
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(第85問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局は、調剤の業務を行う場所とされているため、一般用医薬品を販売することができない。

b) 薬局の開設者は、薬剤師でなくてもよい。

c) 薬局の管理者は、薬剤師でなければならない。

番号abc
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(第86問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、医薬品に該当しないものはどれか。

番号解答
人工角膜
人工涙液
消化管X線造影剤
日本薬局方ニンジン
インフルエンザウイルスキット
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(第87問)
『医薬品の範囲に関する基準』に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 食品として販売されている製品であっても、効能効果又は用法用量の標榜等に照らし、医薬品とみなされる場合には無承認無許可医薬品として取締りの対象となる。

b) 専ら医薬品として使用される生薬を配合した健康茶は、食品として販売できない。

c) 錠剤、丸剤、カプセル剤の形状については、食品である旨が明記されていても全て無承認無許可医薬品と判断される。

番号abc
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(第88問)
次の1~5の記述について、誤っているものはどれか。

番号解答
特定保健用食品とは、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品で、健康増進法の規定に基づき、特定の保健の用途に資する旨の表示が許可されたものである。
いわゆる健康食品は、栄養補助食品と呼ばれることもあり、また、薬事法や食品衛生法等における取扱いは、保健機能食品以外の一般食品と変わるところはない。
保健機能食品とは、特定保健用食品と栄養機能食品を総称したものである。
特別用途食品とは、健康増進法の規定に基づき『特別の用途に適する旨の表示』の許可を受けた食品であり、原則として、一般の生活者が医薬品としての目的を有する者であるとの誤った認識を生じるおそれがないものとされている。
栄養機能食品の栄養成分の機能表示に関しては、厚生労働大臣の許可を要する。
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(第89問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、医薬部外品に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 業として、製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要である。

b) 業として、販売する場合には、販売業の許可は不要である。

c) 業として、製造販売する場合には、品目ごとの承認は不要である。

番号abc
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(第90問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、化粧品に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 販売する場合には、医薬品と区別して貯蔵又は陳列することが求められている。

b) 医薬品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められていない。

c) いかなる場合も、医薬品の成分を配合してはならないこととされている。

d) 口中清涼剤(吐き気等の防止を目的とする内用剤)は化粧品である。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( b , d )
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(第91問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品は、効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであるため、注射等の侵襲性の高い使用方法は用いられていない。

b) 一般用医薬品は、医師等の診察によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(がん等)に対する効能効果は認められていない。

c) 人体に直接使用されない検査薬においては、検体の採取に身体への直接のリスクを伴うもの(例えば、血液を検体とする検査薬)は、一般用医薬品として認められていない。

番号abc
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(第92問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次の1~5の記述について、正しいものはどれか。

番号解答
劇薬を貯蔵する場所には、かぎを施さなければならない。
劇薬は、赤地に白枠をもって、当該品の品名及び『劇』の文字が白字で記載されていなければならない。
劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められる者には交付してはならない。
登録販売者が店舗管理者である店舗販売業者は、劇薬を開封して販売することができる。
劇薬を一般の生活者に対して販売する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び本籍地が記入され、署名又は記名押印された書類の交付を受けなければならない。
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(第93問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 生物由来製品とは、人その他の生物(植物を除く)に由来するものを原料又は材料として製造された製品のうち、厚生労働大臣が指定するものをいう。

b) 現在の科学的知見において、感染症の発生リスクの蓋然性が極めて低いものは、生物由来製品の指定の対象とならない。

c) 現在のところ、生物由来製品として指定された一般用医薬品、医薬部外品、化粧品はない。

番号abc
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(第94問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 一般用医薬品のリスク区分は、配合されている成分又はその使用目的等に着目して分類されており、医薬品製造販売業者が定めたものである。

b) 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の医療用医薬品及び一般用医薬品であり、保健衛生上のリスクが比較的低い。

c) 一般用医薬品のうち、既存の一般用医薬品と有効成分、分量、用法用量、効能効果等が明らかに異なるもの(新一般用医薬品)は、その承認を受けてから定められた期間は、第一類医薬品に分類される。

番号abc
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(第95問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局開設者は、その薬局において第一類医薬品を販売する場合には、登録販売者に、書面を用いてその適正な使用のために必要な情報を提供させなければならない。

b) 店舗販売業者は、その店舗において第二類医薬品を販売する場合には、薬剤師又は登録販売者に、その適正な使用のために必要な情報を提供させるよう努めなければならない。

c) 店舗販売業者は、第三類医薬品を購入した者から相談があった場合には、薬剤師又は登録販売者に、その医薬品の適正な使用のために必要な情報を提供させなければならない。

番号abc
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(第96問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 法の規定に基づく医薬品の直接の容器等への記載が、外部の容器又は被包を透かして容易に見ることができないときには、外部の容器又は被包にも同様の事項が記載されていなければならない。

b) 法に基づく医薬品の添付文書等への記載については、特に明瞭に記載され、かつ邦文でされていなければならない。

c) 医薬品に添付する文書への記載禁止事項の規定は、製造販売業者等において作成され、出荷時に医薬品に添付される文書だけでなく、店舗販売業者等が販売に際して添付させる文書も対象となっている。

番号abc
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(第97問)
薬事法第50条の規定に基づく直接の容器等への記載事項に該当するものの正しい組み合わせはどれか。

a) 製造番号又は製造記号

b) 効能又は効果

c) 日本薬局方に収載されている医薬品以外の医薬品における有効成分の名称及びその分量

d) 一般用医薬品のリスク区分を示す識別表示

e) 用法、用量

番号解答
( a , b , c )
( a , c , d )
( a , d , e )
( b , c , d )
( b ,d , e )
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(第98問)
薬事法及び医薬品等適正広告基準の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 承認前の医薬品等の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告は禁止されている。

b) 何人も、医薬品等の広告において、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告してはならない。

c) 薬局開設者や医薬品販売業者が作成するポスターやステッカー等のPOP広告は、『医薬品等適正広告基準』の対象外である。

番号abc
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(第99問)
薬事法及び医薬品等適正広告基準の規定に照らし、次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 在庫処分等の販売側の都合で複数の医薬品をあらかじめ組み合わせて販売することは、不適正な販売方法とされている。

b) 一般用医薬品について、医薬関係者が公認、推薦している旨の広告は、事実である限り不適切な広告とされない。

c) 医薬品を懸賞や景品として授与することは、サンプル品を提供するような場合を除き、原則として認められていない。

番号abc
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(第100問)
薬事法及びこれに基づく法令の規定に照らし、都道府県知事(店舗販売業にあっては、その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長)が命じることができる処分等に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 薬局開設者が禁錮以上の刑に処された場合、その許可を取り消し、又は期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。

b) 店舗販売業者に対して、薬事法の規定を遵守しているかどうかを確かめるために、必要な報告をさせることができる。

c) 配置販売業において、一般用医薬品の販売等を行うための業務体制が基準に適合しなくなった場合、区域管理者に対し、その業務体制の整備を命ずることができる。

番号abc
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(第101問)
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品は、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて、医薬品としての機能を発揮する。

b) 薬剤師や登録販売者は、購入者等の状況に応じて、一般用医薬品の添付文書や製品表示に記載されている内容から、積極的な情報提供が必要と思われる事項に焦点を絞り、効果的かつ効率的に説明することが重要である。

c) 一般用医薬品を使用した人が医療機関を受診する際に、その添付文書を持参し、医師や薬剤師に見せて相談する必要はない。

番号abc
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(第102問)
一般用医薬品の添付文書に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 開封時に一度目を通せば十分であり、保管の必要はない。

b) 重要な内容が変更された場合には、改訂箇所を明示すればよく、改訂年月を記載する必要はない。

c) 使用上の注意は、枠囲い又はゴシック体にするなど他の記載事項と比べて目立つように記載されている。

番号abc
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(第103問)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 使用上の注意は、全て読んでもらう必要があるため、適正使用のために重要と考えられる項目が後段に記載される。

b) 『してはいけないこと』の欄には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。

c) 副作用と考えられる症状が生じた場合の適切な対応については、『相談すること』の項目に記載されている。

番号abc
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(第104問)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、『次の人は使用(服用)しないこと』とされている1~5の組み合わせについて、誤っているものはどれか。



番号解答
インドメタシン・・・ぜんそくを起こしたことがある人
イブプロフェン・・・15歳未満の小児
アスピリン・・・出産予定日12週以内の妊婦
塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)・・・本剤又は牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人
カフェイン・・・心臓病の診断を受けた人
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(第105問)
メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、一般用医薬品の添付文書の『してはいけないこと』の欄に、『6歳未満の小児は使用(服用)しないこと』と記載されている成分は、次の1~5のうちどれか。

番号解答
ビフィズス菌
マレイン酸クロルフェニラミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)
カルシウム
アセトアミノフェン
アミノ安息香酸エチル
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(第106問)
眠気を起こすおそれがあるため、一般用医薬品の添付文書の『してはいけないこと』の欄に、『服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと』と記載されている成分は、次の1~5のうちどれか。

番号解答
塩酸ロペラミド(ロペラミド塩酸塩)
ピコスルファートナトリウム
炭酸水素ナトリウム
アミノエチルスルホン酸(タウリン)
スクラルファート水和物
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(第107問)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「専門家に『相談すること』 」とされている次の1~5の医薬品成分と注意しなければならない理由との組み合わせで、誤っているものはどれか。

番号解答
アスピリン・・・胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人では、その症状を悪化させる
ロートエキス・・・緑内障の診断を行けた人では、その症状を悪化させる
塩酸メチルエフェドリン(メチルエフェドリン塩酸塩)・・・高血圧の診断を受けた人ではその症状を悪化させる
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)・・・腹痛、激しい腹痛を伴う下痢が現れやすくなる
小柴胡湯 ・・・インターフェロン製剤を受けている人が使用すると、潰瘍性大腸炎を起こしやすくなる
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(第108問)
一般用医薬品の一般的な保管及び取扱い方法に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 誤用の原因となったり品質が変わるおそれがあるため、医薬品を他の容器に入れ替えないこと。

b) 眼科用薬は、長期間の保存に適さないので、家族で共用し、できる限り早期に使い切ること。

c) 散剤は、雑菌の増殖等を生じることがあるため、必ず冷蔵庫内に保管すること。

d) 医薬品は、小児の手の届かないところ、かつ、目のつかないところに保管すること。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第109問)
一般用医薬品の添付文書に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 『用法及び用量』の項目には、年齢区分、1回用量、1日の使用回数等について一般の生活者に分かりやすく、表形式で示されるなど工夫して記載される。

b) 『効能または効果』の項目には、一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されている。

c) 妊娠検査薬では、専門家による購入者等への情報提供の参考として、検出感度も併せて記載されている。

番号abc
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(第110問)
一般用医薬品の製品表示に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品によっては、『用法、用量その他使用及び取扱い上必要な注意』等の記載を添付文書ではなく、外箱等に行っている物がある。

b) 点眼薬に類似した容器に収められた外用液剤では、その容器本体に、赤枠・赤字で『目に入れない』旨の文字が目立つように記載されている。

c) 1回服用量中アルコール0.05mLを含有する内服液剤(滋養強壮を目的とするもの)については、アルコールを含有する旨及びその分量が記載されていなければならない。

番号abc
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(第111問)
『緊急安全性情報』に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) A4サイズの黄色地の印刷物で、ドクターレターとも呼ばれる。

b) 一般用医薬品では発出されたことはない。

c) (独)医薬品医療機器総合機構の『医薬品医療機器情報提供ホームページ』に掲載されている。

番号abc
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(第112問)
『医薬品・医療機器等安全性情報』に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医療用医薬品や医家向け医療機器の重要な副作用や不具合等に関する情報が掲載されており、一般用医薬品の情報は含まれない。

b) 医薬品の安全性に関する解説記事や、使用上の注意の改訂内容、主な対象品目、参考文献等が掲載されている。

c) 厚生労働省のホームページ及び(独)医薬品医療機器総合機構の『医薬品医療機器情報提供ホームページ』へ掲載されるとともに、医学・薬学関係の専門誌等にも転載される。

番号abc
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(第113問)
(独)医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品・医療機器の安全性に関する情報が発出されたときに掲載される。

b) 配信登録は、医療機関や学術団体の関係者に限られている。

c) 医薬品等の製品回収に関する情報が掲載されている。

番号abc
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(第114問)
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬関係者は、医薬品の副作用等によるものと疑われる健康被害の発生を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣に報告しなければならないとされている。

b) 登録販売者は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられていない。

c) 登録販売者は、医薬品若しくは医療機器の製造販売業者等が行う情報収集に協力するよう努めなければならない。

番号abc
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(第115問)
薬事法第77条の4の2第1項(副作用等の報告)の規定に基づき、製造販売をした医薬品について、その製造販売業者が厚生労働大臣に報告する義務がないものは、次の1~5のうちどれか。

番号解答
使用上の注意から予測できなかった医薬品によるものと疑われる副作用症例が発生した場合。
使用上の注意から予測できなかった医薬品によるものと疑われる感染症症例が発生した場合。
承認を受けた効能若しくは効果を有しないことを示す研究報告が出された場合。
承認を受けていない効能若しくは効果を示す研究報告が出された場合。
外国で保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するための措置が取られた場合。
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(第116問)
薬事法第77条の4の2第2項の規定に基づく医薬品の副作用等報告に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 医薬品と副作用の因果関係が明確でない場合は、報告の対象となりえない。

b) 定められた報告様式の記入欄は、全て記入して報告する必要がある。

c) 報告期限は特に定められていないが、報告の必要性を認めた場合においては、適宜速やかに報告書を厚生労働大臣に送付することとされている。

番号abc
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(第117問)
医薬品副作用被害救済制度に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 副作用による疾病のため入院治療が必要と認められる場合で、やむを得ず自宅療養を行った場合には、救済給付の対象とならない。

b) 救済給付業務に必要な費用は、国庫補助により全額賄われている。

c) 給付請求は、健康被害を受けた本人が行う他、家族でも行うことができる。

番号abc
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(第118問)
医薬品副作用被害救済制度における次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

a) 障害年金とは、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳以上の人の生活補償等を目的として給付されるものをいう。

b) 医療手当とは、医薬品の副作用による疾病の治療に要した費用を実費補償するものをいう。

c) 葬祭料は定額給付である。

d) 遺族一時金とは、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付されるものをいう。

番号解答
( a , b )
( a , c )
( a , d )
( b , c )
( c , d )
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(第119問)
医薬品副作用被害救済制度における次の1~5の記述について、救済給付の支給対象となり得るもので、正しいのはどれか。

番号解答
製薬企業に損害賠償責任がある製品不良による重篤な健康被害。
一般用医薬品の殺虫剤による健康被害。
個人輸入により入手された医薬品による重篤な健康被害。
一般用医薬品のかぜ薬を適正に使用したにもかかわらず発生した重篤な健康被害。
医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度の健康被害。
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(第120問)
一般用医薬品の安全対策に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a) 1965年、通常用量でも副作用を生じやすいことが確認されたため、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬の回収が要請された。

b) 2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が、計26例報告されたため、厚生労働省は、同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示することとした。

c) 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)を含有する一般用医薬品は、米国で脳出血等の副作用が報告されたが日本では報告されていないため、注意喚起の上現在も広く販売されている。

番号abc
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