2016年度 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 登録販売者試験(第1問)医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする生命関連製品であり、その有用性が認められたものである。 b) 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑、かつ、多岐に渡るが、そのすべてが解明されている。 c) 医薬品は、製造販売業者による製品回収の措置がなされることがあるので、医薬品の販売を行う者は、製造販売業者等からの情報に日頃から留意しておくことが重要である。 d) 医薬品は、市販前にその有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっているため、市販後に承認基準の見直しが行われることはない。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第2問)医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。 b) 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等の副作用の発生を把握した場合、一般用医薬品の情報提供を適切に行っていれば、副作用の状況にかかわらず、医療機関を受診するよう勧奨する必要はない。 c) 副作用の重篤化を回避するためには、医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することが重要となる。 d) 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、直ちに明確な自覚症状として現れないこともある。番号abcd1正正正正2正誤正正3正誤誤誤4誤正正誤5誤正誤正ヒント表示 解説表示(第3問)一般用医薬品の販売に従事する専門家の対応に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 大柄で体格の良い10歳児が、小児用の解熱鎮痛薬を希望したが、体格から大人と同等と判断して成人用の解熱鎮痛薬を使用するよう説明した。 b) 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品成分の代謝や排泄に時間がかかり、副作用がより強く出る場合があると説明した。 c) 小児における用量の設定がない総合感冒薬を、7歳児に服用させるため、成人における用量の半分を服用するように説明した。 d) 乳幼児が薬を誤って目に入れてしまった場合は、応急処置等について関係機関の専門家に相談し、又は様子がおかしいようであれば医療機関へ連れて行くなどの対応をするよう説明した。番号abcd1正正正正2正正誤誤3誤正誤正4誤誤正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第4問)健康食品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 健康補助食品(いわゆるサプリメント)の中には、カプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状で発売されているものがある。 b) 機能性表示食品には、疾病に罹患している者の健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨を表示することができる。 c) 健康食品は、安全性や効果を担保する科学的データの面では医薬品と同じだが、法的には異なるものである。 d) 健康食品は、一般的に健康増進や維持の助けとなる食品を指すものである。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第5問)医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 動物実験では50%致死量(LD50)を求めることが可能であるので、薬物の有効性の指標として用いられる。 b) 治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「無作用量」となり、「最小致死量」を経て、「致死量」に至る。 c) 医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、単回投与毒性試験や反復投与毒性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。 d) ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準として、国際的にGood Laboratory Practice(GLP)が制定されている。番号abcd1正正正正2正正正誤3正誤誤正4誤正誤誤5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第6問)以下のうち、医薬品と食品との関係について、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)として流通可能なものもある。2酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。3外用薬や注射薬は、食品によってそれらの作用に影響を受けることはない。4ビタミン剤は、同じ成分を含む食品と一緒に服用すると過剰摂取となることがある。ヒント表示 解説表示(第7問)高齢者に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 高齢者の基礎体力や生理機能の衰えの度合いに個人差はあるが、副作用を生じるリスクの程度は年齢のみから判断できる。 b) 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。 c) 高齢者では、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向があり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力を含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。 d) 高齢者は医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。番号abcd1正正正誤2正誤正正3正誤誤正4誤正正正5誤誤誤誤ヒント表示 解説表示(第8問)妊婦、妊娠していると思われる女性又は授乳婦に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 医薬品の種類によっては、授乳婦の体内に吸収された医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られているが、通常の使用の範囲では具体的な乳幼児への悪影響は判明していないものがある。 b) 多くの一般用医薬品においては、妊婦が使用した場合における胎児への安全性に関する評価は容易とされている。 c) 母乳を介して乳幼児に好ましくない影響が及ぶことが知られている医薬品については、授乳期間中の使用を避けるなど、医薬品の販売等に従事する専門家から購入者に対して、積極的な情報提供がなされる必要がある。 d) 妊娠の有無やその可能性については、購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、一般用医薬品の販売等において専門家が情報提供を行う際には、十分配慮する必要がある。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第9問)クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)訴訟に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。 脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介して、細菌でもウイルスでもない( a )の一種であるプリオンが原因とされるCJDに罹患したことに対する損害賠償訴訟であり、( b )を被告として、地裁で提訴され、2002年に和解が成立した。 本訴訟の和解に際して、生物由来製品の安全対策強化、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による生物由来製品による( c )制度の創設等がなされた。番号abc1脂質国及び医療機関医薬品副作用被害救済2脂質国、輸入販売業者及び製造業者感染等被害救済3脂質国及び医療機関感染等被害救済4タンパク質国、輸入販売業者及び製造業者感染等被害救済5タンパク質国及び医療機関医薬品副作用被害救済ヒント表示 解説表示(第10問)サリドマイドに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) サリドマイドは催眠鎮静成分として承認され、その鎮静作用を目的として、胃腸薬にも配合された。 b) サリドマイドの血管新生を妨げる作用は、サリドマイドの光学異性体であるR体及びS体の両方の異性体が有する作用である。 c) 妊娠している女性が摂取した場合、サリドマイドは血液‐胎盤関門を通過して胎児に移行する。 d) サリドマイド製剤は、西ドイツでは催奇形性について警告が発せられ、製品が回収されるに至ったが、日本では西ドイツ企業から警告が発せられていたにもかかわらず、出荷停止等の対応が遅かったことが問題視されていた。番号abcd1正正誤誤2正誤正正3正誤誤正4誤正誤正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第11問)HIV訴訟に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) HIV訴訟を契機として、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設がなされた。 b) HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告として、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提訴され、未だ和解に至っていない。 c) HIV訴訟とは、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造されたアルブミン製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。 d) 国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤誤正4誤正誤正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第12問)医薬品の使用上の注意において「乳児」、「幼児」、「小児」という場合の、年齢区分(おおよその目安)に関する以下の組み合わせについて、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1【乳児】2歳未満2【幼児】4歳未満3【幼児】7歳未満4【小児】12歳未満5【小児】18歳未満ヒント表示 解説表示(第13問)医薬品のプラセボ効果に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に( a )によらない作用を生じることをプラセボ効果という。 プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による( b )な結果への期待や、条件付けによる生体反応、時間経過による( c )な変化等が関与して生じると考えられている。番号abc1薬理作用楽観的自然発生的2薬理作用楽観的人為的3薬理作用悲観的人為的4生理作用楽観的自然発生的5生理作用悲観的自然発生的ヒント表示 解説表示(第14問)医薬品の品質に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 一般用医薬品は、購入された後、すぐに使用されるとは限らないため、容器、外部の容器又は被包に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることが重要である。 b) 医薬品は、高い水準で均一な品質の保証がされていなければならず、配合されている成分は、高温や多湿、光等によって品質の劣化を起こさないものが使用されている。 c) 医薬品医療機器等法において、品質が承認基準に適合しない医薬品、その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品の販売は、禁止されている。 d) 医薬品は、適切な保管・陳列がなされた場合、経時変化による品質の劣化を起こすことはない。番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第15問)一般用医薬品の定義に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句を下から一つ選びなさい。 一般用医薬品は、医薬品医療機器等法において「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、( )から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く)。」と定義されている。番号解答1登録販売者2医師若しくは歯科医師3薬剤師その他の医薬関係者4医師5医療従事者ヒント表示 解説表示(第16問)アレルギーに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) アレルギーは過剰に組織に刺激を与える場合も多く、引き起こされた炎症自体が過度に苦痛を与えることがある。 b) アレルギー症状の例として、蕁麻疹や湿疹、かぶれのほか、流涙や血管性浮腫がある。 c) アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る添加物としては、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)が知られている。 d) アレルギーには遺伝的な要素もあり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、医薬品の使用の際は注意が必要である。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第17問)セルフメディケーションに関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1医療機関や薬局で交付された医療用医薬品を、自己の判断で使用を中止することは、セルフメディケーションである。2セルフメディケーションの主役は、一般用医薬品の販売に従事する専門家である。3一般用医薬品の販売に従事する専門家においては、購入者に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションの一環として、必ず一般用医薬品の販売に結びつける必要がある。4高熱が続くなど症状が重いときに、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処とはいえない。ヒント表示 解説表示(第18問)医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。 b) 相互作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品が選択されることが望ましい。 c) 医薬品の相互作用は、薬理作用をもたらす部位においてのみ起こるとされている。 d) 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいる(配合される)ことが多く、他の医薬品と併用すると副作用を招く危険性が増すことがある。番号abcd1正正正正2正正誤正3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第19問)登録販売者による一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 一般の生活者のセルフメディケーションに対して、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本となる。 b) 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合は、コミュニケーションを図る必要はない。 c) 購入者が自分自身や家族の健康に対する責任感を持ち、適切な医薬品を選択して、適正に使用するよう、登録販売者が働きかけていくことは重要である。 d) 購入者側の状況を把握するには、会話しやすい雰囲気づくりに努め、購入者に自らの意志で、医薬品を使用する状況等について伝えてもらえるよう促していくことが重要である。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第20問)以下の成分のうち、亜急性脊髄視神経症(スモン)の原因となったものとして、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1乾燥水酸化アルミニウムゲル2ソファルコン3キノホルム4サントニン5ジプロフィリンヒント表示 解説表示(第21問)人体の構造に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1消化器系とは、飲食物を消化して生命を維持していくため必要な栄養分として吸収し、その残滓を体外に排出する器官系である。2血管系は開放循環系であるのに対して、リンパ系は閉鎖循環系である。3中枢神経系は脳と脊髄から構成される。4骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。ヒント表示 解説表示(第22問)消化器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 胃の粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸(胃酸)のほか、ペプシノーゲンなどを分泌している。 b) 食物の胃内の滞留時間は、脂質分の多い食品の場合には比較的短く、炭水化物主体の食品の場合には比較的長い。 c) 胆嚢は、膵臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。 d) 脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第23問)呼吸器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 肺は、胸部の左右両側に1対あり、肺自体が自力で拡張・収縮して呼吸運動が行われている。 b) 肺では、肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。 c) 咽頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。 d) 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支という。番号abcd1正正正正2正誤誤誤3誤正正誤4誤誤正正5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第24問)循環器系に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1心臓の内部は4つの空洞に分かれており、心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を拍出する。2血小板は、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞である。3赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。4脂質(中性脂肪、コレステロール等)は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成して血漿中に分散しており、血液の粘稠性は、主として血中脂質量により決まる。ヒント表示 解説表示(第25問)泌尿器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 腎小体は、糸球体とその外側を包み込む袋状のボウマン嚢から成る。 b) 腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。 c) 膀胱の出口にある排尿筋が緩むと、同時に膀胱壁の膀胱括約筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。 d) 女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。番号abcd1正正誤正2正誤正誤3正誤誤正4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第26問)目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 透明な角膜や水晶体には血管が通っており、その血管から直接的に栄養分や酸素が供給される。 b) 眼球は、黒目の部分のみ透明な角膜が覆っており、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っている。 c) 結膜とは、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目の部分)とを結ぶように覆って組織を保護している薄い透明な膜である。 d) 視細胞には、わずかな光でも敏感に反応する細胞があるが、光を感じる反応にはビタミンKが不可欠であるため、ビタミンKが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第27問)鼻及び耳に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。 b) 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。 c) 中耳にある鼓室の内部では、互いに連結した微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、音を内耳へ伝導する。 d) 内耳にある前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する半規管と、体の回転や傾きを感知する耳石器官に分けられる。番号abcd1正正正誤2正正誤正3正誤正正4誤誤正正5誤誤誤誤ヒント表示 解説表示(第28問)外皮系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 表皮にある角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア機能を担っている。 b) 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。 c) メラニン色素は、皮下組織の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。 d) 真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第29問)以下のうち、骨の機能として、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1臓器の保護機能2体躯の運動機能3グリコーゲンの貯蔵機能4造血機能5身体の支持機能ヒント表示 解説表示(第30問)筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋か平滑筋のいずれかに分類される。 b) 骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。 c) 意識的にコントロールできない筋組織を不随意筋といい、骨格筋がこれに該当する。 d) 筋組織は神経からの指令によって収縮するが、随意筋は体性神経系で支配されるのに対して、不随意筋は自律神経系に支配されている。番号abcd1正正正誤2正誤誤正3正誤誤誤4誤正誤正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第31問)副交感神経系が活発になったときの効果器とその反応の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【効果器】心臓 【反応】心拍数増加 b) 【効果器】気管、気管支 【反応】収縮 c) 【効果器】胃 【反応】胃液分泌亢進 d) 【効果器】膀胱 【反応】排尿抑制 番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第32問)医薬品に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、腸溶性製剤のような特殊なものを除き、胃で有効成分が溶出するものが大部分を占める。2鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやすく、全身性の副作用を生じることがある。3皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものであっても、アレルギー性の副作用は、適用部位以外にも現れることがある。4膨潤性下剤は、有効成分が消化管内で作用するものであり、その場合に現れる作用は全身作用である。ヒント表示 解説表示(第33問)薬の剤形の特徴に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1錠剤のように固形状に固めず、小さな粒状にしたものを顆粒剤といい、錠剤を飲み込むことが困難な人にとっては錠剤よりも服用しやすい。2口腔内崩壊錠は、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。3チュアブル錠は、水なしでも服用できる。4軟膏剤は、一般的には、患部が乾燥していたり患部を水で洗い流したい場合に用いることが多い。ヒント表示 解説表示(第34問)ショック(アナフィラキシー)及びアナフィラキシー様症状に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。 b) ショック(アナフィラキシー)は、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。 c) ショック(アナフィラキシー)は、一旦発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、致命的な転帰をたどることがある。 d) アナフィラキシー様症状という呼称は、初めて使用した医薬品で起きる場合を含み、その原因がアレルギーかどうかはっきりしない場合に用いられる。番号abcd1正正誤正2正誤正誤3誤正正誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第35問)中毒性表皮壊死融解症に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態である。 b) 症例の多くが、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)の進展型とみられる。 c) 発症しても死に至るほどの重篤な皮膚症状ではないため、致命的な転帰をたどることはない。 d) 原因医薬品の使用開始後1 ヶ月以上経ってから発症することがほとんどである。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第36問)医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。2軽度の肝障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。3原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。4黄疸とは、ヘモグロビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白目が黄色くなる病態である。ヒント表示 解説表示(第37問)医薬品の使用により呼吸器系に現れる副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。 b) 間質性肺炎は、必ず高熱を伴う。 c) 喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。 d) 喘息は、内服薬のほか坐薬や外用薬でも誘発されることがある。番号abcd1正正正誤2正正誤正3正誤正正4誤誤正正5誤誤誤誤ヒント表示 解説表示(第38問)医薬品の副作用として生じる接触皮膚炎及び光線過敏症に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 接触皮膚炎は、化学物質や金属等に皮膚が反応して起こる、強い痒みを伴う発疹・発赤、腫れ、刺激感、水疱・ただれ等の激しい炎症症状である。 b) 接触皮膚炎の発症部位は、医薬品の接触部位に限定されない。 c) 光線過敏症の症状は、貼付剤の場合、原因となる貼付剤を剥がせば発症することはない。 d) 接触皮膚炎は、通常は1週間程度で症状は治り、再びその医薬品に触れても再発しない。番号abcd1正正正誤2正誤誤正3正誤誤誤4誤正誤正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第39問)薬疹に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることがある。2医薬品の使用後1~2日で起きることが多い。3あらゆる医薬品で起きる可能性がある。4医薬品を使用した後に現れた発疹・発赤等の痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。ヒント表示 解説表示(第40問)医薬品の使用により循環器系に現れる副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。2医薬品を適正に使用すれば、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてりを生じることはない。3不整脈の種類によっては失神(意識消失)を起こすこともある。4不整脈は、代謝機能の低下によってその発症リスクが高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。ヒント表示 解説表示(第41問)一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、定期的に改訂がなされている。2重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載するとともに改訂された箇所を明示することとされている。3添付文書の販売名の上部に、添付文書の必読及び保管に関することが記載されている。4一般用医薬品を使用した人が医療機関を受診する際、その添付文書を持参し、医師や薬剤師に見せて相談がなされることが重要である。ヒント表示 解説表示(第42問)一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 「服用前後は飲酒しないこと」等の小児では通常当てはまらない内容は、小児に使用される医薬品の添付文書に、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項として記載されていない。 b) 使用上の注意は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。 c) 「してはいけないこと」には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。 d) 副作用については、まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状が記載され、そのあとに続けて、一般的な副作用について発現部位別に症状が記載されている。番号abcd1正正正正2正誤正誤3誤正正誤4誤正誤誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第43問)一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1用法及び用量については、年齢区分、1回用量、1日の使用回数等について一般の生活者に分かりやすく、表形式で示されるなど工夫して記載されている。2小児における使用に関して認められていない年齢区分がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載されている。3効能又は効果に関連する注意事項がある場合は、効能又は効果の項目に続けて、これと区別して記載されている。4有効成分が不明な場合は、成分及び分量の項目について記載の必要がない。ヒント表示 解説表示(第44問)一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1誤用の原因になったり、適切な品質を保持できなくなったりするおそれがあるため、他の容器に入れ替えない。2家庭内では、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につくところに保管しない。3点眼薬は、複数の使用者間で使い回されると、万一、使用に際して薬液に細菌汚染があった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用しない。4錠剤や散剤は変質を避けるため、冷蔵庫内に保管することが望ましい。ヒント表示 解説表示(第45問)製品表示に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 1回服用量中0.1mLを超えるアルコールを含有する内服液剤(滋養強壮を目的とするもの)については、アルコールを含有する旨及びその分量が記載されている。 b) 添付文書に記載されている使用上の注意「してはいけないこと」の項において、副作用や事故等が起きる危険性を回避するために記載されている内容については、外部の容器又は被包に記載されている。 c) 使用期限の表示については、適切な保存条件の下で製造後2年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品において法的な表示義務はない。 d) 表示された「使用期限」は、開封、未開封に関わらず、品質が保持される期限である。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤誤正4誤正誤正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第46問)以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。 ( ア )は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品について緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に、厚生労働省からの命令、指示、製造販売業者の自主決定等に基づいて作成される、A4サイズの( イ )地の印刷物である。番号ab1緊急安全性情報黄色2安全性速報黄色3緊急安全性情報赤色4安全性速報赤色5緊急安全性情報青色ヒント表示 解説表示(第47問)医薬品の安全性情報及び適正使用情報に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1一般用医薬品に関係する緊急安全性情報が発出されたことはない。2独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下「総合機構」という。)による医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)は誰でも利用可能であり、最新の情報を入手することができる。3総合機構の「医薬品医療機器情報提供ホームページ」において、医療用医薬品及び医療機器のほか、要指導医薬品及び一般用医薬品についても添付文書情報を掲載している。4厚生労働省においては、医薬品(一般用医薬品を含む)、医療機器等による重要な副作用、不具合等に関する情報をとりまとめ、「医薬品・医療機器等安全性情報」として、広く医薬関係者向けに情報提供を行っている。ヒント表示 解説表示(第48問)副作用情報等の収集に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、医薬品の使用、販売等に携わり、副作用等が疑われる事例に直接対応する医薬関係者からの情報を広く収集することによって、医薬品の安全対策のより着実な実施を図ることを目的としている。2医師や薬剤師等の医薬関係者による副作用等の報告は義務化されたが、その医薬関係者に登録販売者は含まれていない。3製造販売業者等には、医薬品医療機器等法第68条の10第1項の規定に基づき、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、その副作用等によるものと疑われる健康被害の発生、その使用によるものと疑われる感染症の発生等を知ったときは、その旨を定められた期限までに厚生労働大臣に報告することが義務づけられている。4薬局開設者、医療施設の開設者、医薬品の販売業者又は医師、歯科医師、薬剤師その他の医薬関係者においては、医薬品医療機器等法第68条の2第2項により、製造販売業者等が行う情報収集に協力するよう努めなければならない。ヒント表示 解説表示(第49問)医薬品の副作用情報の評価及び措置に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。 医薬品医療機器等法第68条の10の規定に基づき、収集された副作用情報については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構において( a )の意見を聴きながら調査検討が行われ、その結果に基づき、厚生労働大臣は、( b )の意見を聴いて、使用上の注意の改訂の指示等を通じた注意喚起のための情報提供や、効能・効果や用法・用量の一部変更、調査・実験の実施の指示、製造・販売の中止、製品の回収等の安全対策上必要な行政措置を講じている。番号ab1専門委員日本製薬団体連合会2薬事・食品衛生審議会日本製薬団体連合会3日本製薬団体連合会薬事・食品衛生審議会4薬事・食品衛生審議会専門委員5専門委員薬事・食品衛生審議会ヒント表示 解説表示(第50問)医薬品による副作用等が疑われる場合の報告に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 報告の必要性を認めた場合においては、医薬品医療機器等法第68条の13第3項に基づき、情報を入手してから1週間以内に、郵送、ファクシミリ又は電子メールにより、報告書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下「総合機構」という。)に送付しなければならない。 b) 報告様式は、総合機構のホームページから入手できる。 c) 医薬品との因果関係が必ずしも明確でない場合であっても報告の対象となり得る。 d) 情報の正確性を確保するため、報告様式の記入欄すべてに記入しなければならない。番号解答1 ( a , c )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( b , d )ヒント表示 解説表示(第51問)医薬品副作用被害救済制度に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 給付の請求先は厚生労働省である。 b) 健康被害を受けた本人のみが給付請求できる。 c) 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第19条の規定に基づいて、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられるほか、事務費については、その2分の1相当額は国庫補助により賄われている。 d) 製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として1980年5月より運営が開始された。番号abcd1正正誤正2正誤誤誤3誤正正誤4誤誤正正5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第52問)医薬品副作用被害救済制度における給付の種類と請求の期限の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【給付種類】医療手当 【請求期限】請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内 (平成20年4月30日以前に行われた医療については2年以内) b) 【給付種類】遺族年金 【請求期限】請求期限なし c) 【給付種類】医療費 【請求期限】医療費の支給の対象となる費用の支払いが行われたときから5年以内 (平成20年4月30日以前に行われた費用の支払いについては2年以内) d) 【給付種類】障害年金 【請求期限】医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にあると診断を受けたときから5年以内 (平成20年4月30日以前に行われた費用の支払いについては2年以内)番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第53問)医薬品副作用被害救済制度に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1要指導医薬品又は一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者の作成した販売証明書等が必要となる。2医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度の健康被害は給付対象に含まれない。3いわゆる健康食品の使用による健康被害は給付対象に含まれない。4個人輸入により入手された医薬品の使用による健康被害は給付対象に含まれる。ヒント表示 解説表示(第54問)以下の一般用医薬品のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象となるものについて、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1殺鼠剤(人体に直接使用しないもの)2ワセリン3一般用検査薬4精製水5殺菌消毒剤(人体に直接使用するもの)ヒント表示 解説表示(第55問)医薬品PLセンターに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 日本製薬団体連合会において平成7年7月の製造物責任法(PL法)の施行と同時に開設された。 b) 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、「医薬品PLセンター」への相談が推奨される。 c) 消費者が製造販売元の企業と交渉するに当たって、公平・中立な立場で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらずに迅速な解決に導くことを目的としている。 d) 医薬品だけでなく、医療機器に関する苦情も受け付けている。番号abcd1正正正正2正正正誤3正誤誤誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第56問)一般用医薬品の安全対策に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。 解熱鎮痛成分としてアミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用(ショック)で、1959年から1965年までの間に計38名の死亡例が発生した。 アンプル剤は他の剤形に比べて吸収が( a )、血中濃度が( b )高値に達するため通常用量でも副作用を生じやすいことが確認されたことから、1965年、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。 また、一般用かぜ薬の使用によると疑われる( c )の発生事例が、2003年5月までに計26例報告されたため、厚生労働省は一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示した。番号abc1速く急速に間質性肺炎2遅く急速に間質性肺炎3速く急速に肝機能障害4遅く徐々に肝機能障害5速く徐々に間質性肺炎ヒント表示 解説表示(第57問)一般用医薬品の主な安全対策に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 ( a )は、鼻みず、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていた。しかし、2003年8月までに、( a )が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている高血圧症患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( b )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。番号ab1ジメモルファンリン酸塩プソイドエフェドリン塩酸塩2メチルエフェドリン塩酸塩プソイドエフェドリン塩酸塩3メチルエフェドリン塩酸塩ロペラミド塩酸塩4塩酸フェニルプロパノールアミンロペラミド塩酸塩5塩酸フェニルプロパノールアミンプソイドエフェドリン塩酸塩ヒント表示 解説表示(第58問)医薬品の適正使用及びその啓発活動に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 薬物乱用や薬物依存は、一般用医薬品によって生じるおそれはない。 b) 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。 c) 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。 d) 医薬品の適正使用の重要性等に関しては、認識や理解が必ずしも十分とはいえない小中学生には積極的に啓発すべきではない。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第59問)医薬品の成分と一般用医薬品の添付文書における「次の人は使用(服用)しないこと」の記述の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【医薬品成分】サリチル酸ナトリウム 【次の人は使用しないこと】「15歳未満の小児」 b) 【医薬品成分】タンニン酸アルブミン 【次の人は使用しないこと】「鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人」 c) 【医薬品成分】フェルビナク 【次の人は使用しないこと】「ぜんそくを起こしたことがある人」 d) 【医薬品成分】メキタジン 【次の人は使用しないこと】「牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」 番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第60問)以下の成分のうち、長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、一般用医薬品の添付文書中「次の人は使用(服用)しないこと」に「透析療法を受けている人」と記載されているものとして、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1スクラルファート2プソイドエフェドリン塩酸塩3グリチルリチン酸二カリウム4メチルエフェドリン塩酸塩5アセトアミノフェンヒント表示 解説表示(第61問)かぜ及びかぜ薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。 b) かぜとよく似た症状が現れる疾患に、喘息、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症等がある。 c) かぜの原因の約8割は、細菌の感染によるものである。 d) 15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは、サリチルアミド、エテンザミドが配合されたかぜ薬を使用することが適切である。番号abcd1正正正誤2正正誤正3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第62問)かぜ薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 解熱鎮痛成分として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、メキタジンがある。 b) 咳を抑える成分(鎮咳成分)として、コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩、ノスカピン、チペピジンヒベンズ酸塩がある。 c) 痰の切れを良くする成分(去痰成分)として、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩がある。 d) 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)として、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素がある。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第63問)かぜ薬の副作用及び相互作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) かぜ薬の重篤な副作用は、配合されている抗ヒスタミン成分によるものが多い。 b) まれに起きるかぜ薬の重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症がある。 c) かぜ薬には、通常、複数の有効成分が配合されているため、他のかぜ薬や解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、アレルギー用薬、鎮静薬、睡眠改善薬などが併用されると、同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強くなりすぎたり、副作用が起こりやすくなるおそれがある。 d) かぜ薬の副作用として、下痢が現れることがある主な成分には、コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩がある。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第64問)鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1芍薬甘草湯は、体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適する。2疎経活血湯は、体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適する。3釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適する。4呉茱萸湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適する。ヒント表示 解説表示(第65問)眠気を促す薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、慢性的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられる。 b) 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により、眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。 c) ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素は、反復して摂取すると依存を生じることがある。 d) ブロモバレリル尿素は、胎児に対する安全性が確立されているため、妊婦又は妊娠していると思われる女性でも使用が可能である。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第66問)カフェインに関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。2カフェインの作用として、腎臓におけるカリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。3カフェインには、作用は弱いながら反復摂取により依存を形成するという性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。4カフェインを過量に摂取すると、中枢神経系や循環器系への作用が強く現れるおそれがある。ヒント表示 解説表示(第67問)乗物酔い(動揺病)及び鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 乗物酔いは、主に胃が体の平衡を感知し、消化管の機能を低下させることにより、吐きけ、頭痛を引き起こすものである。 b) 抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分及び鎮静成分には、いずれも眠気を促す作用がある。 c) ジフェニドール塩酸塩は、副作用として、頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさ、口渇のほか、浮動感や不安定感が現れることがある。 d) メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が長い。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第68問)咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 鎮咳作用を期待して、ゴミシのような生薬成分が配合されている場合がある。 b) デキストロメトルファンフェノールフタリン塩は、主にトローチ剤・ドロップ剤に配合される。 c) メチルエフェドリン塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩等のアドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。 d) 痰の切れを良くする成分(去痰成分)として、気道粘膜からの粘液分泌を促進する目的で、カルボシステインが配合されている場合がある。番号abcd1正正正誤2正正誤正3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第69問)咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤及び生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、幅広く応用できる。気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適する。 b) 柴朴湯は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症に適すが、むくみの症状のある人等には不向きである。 c) キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す。 d) バクモンドウは、ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部を基原とする生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。番号abcd1正正正正2正正誤正3正誤正誤4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第70問)胃腸に作用する医薬品成分とその期待される作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【成分】スクラルファート 【作用】唾液や胃液の分泌を抑制する b) 【成分】オウバク 【作用】胃酸の働きを弱める c) 【成分】グリチルリチン酸二カリウム 【作用】胃粘膜の炎症を和らげる d) 【成分】ピレンゼピン塩酸塩 【作用】胃液の分泌を抑制する番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第71問)駆虫薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 駆虫薬は、腸管内の寄生虫に対して、これを駆除するために用いられる医薬品である。一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、( a )と( b )である。 いずれも手指や食物に付着した虫卵が口から入ることで感染するが、( a )では、孵化した幼虫が腸管壁から体組織に入り込んで体内を巡り、( c )に達した後に気道から再び消化管内に入って成虫となる。そのため腹痛や下痢、栄養障害等の消化器症状のほか、呼吸器等にも障害を引き起こすことがある。( b )は、肛門から這い出してその周囲に産卵するため、肛門部の痒みやそれに伴う不眠、神経症を引き起こすことがある。番号abc1回虫条虫肺2回虫蟯虫肺3蟯虫条虫鼻腔4条虫回虫鼻腔5条虫蟯虫肺ヒント表示 解説表示(第72問)胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分とその副作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【成分】ブチルスコポラミン臭化物 【副作用】散瞳 b) 【成分】パパベリン塩酸塩 【副作用】胃酸分泌抑制 c) 【成分】アミノ安息香酸エチル 【副作用】メトヘモグロビン血症 d) 【成分】ロートエキス 【副作用】下痢番号解答1 ( a , c )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( b , d )ヒント表示 解説表示(第73問)一般用医薬品の強心薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1強心薬は、生活習慣病による重度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。2強心薬は、骨格筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分(強心成分)を主体として配合される。3センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。4ゴオウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。ヒント表示 解説表示(第74問)コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) コレステロールは、細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質でもある等、生体に不可欠な物質である。 b) コレステロールの産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。 c) コレステロールは、水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。 d) 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として使用される医薬品である。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第75問)口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が胃から吸収されて効果を発揮するものであるため、噛み砕いて服用しても効果は得られる。 b) 含嗽薬は、口腔及び咽頭の殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去等を目的として、用時水に希釈又は溶解してうがいに用いる、又は患部に塗布した後、水でうがいする外用液剤である。 c) 含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすい。 d) 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。番号abcd1正正正正2正正誤誤3誤正正正4誤誤正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第76問)腸及び腸に作用する薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 水分の吸収は大半が大腸で行われ、腸内容物が糞便となる過程で適切な水分量に調整される。 b) 腸の働きは自律神経系により制御されており、異常を生じる要因は腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある。 c) 下痢が起こる主な要因としては、急性の下痢では、体の冷えや消化不良、細菌やウイルス等の消化器感染(食中毒など)、緊張等の精神的なストレスによるものがあり、慢性の下痢については、腸自体に病変を生じている可能性がある。 d) 瀉下薬(下剤)は、便秘症状及び便秘に伴う肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和、又は腸内容物の排除に用いられること(瀉下)を目的とする医薬品である。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤誤正4誤正正正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第77問)腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。 体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔の緩和に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、本剤を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避ける必要がある。番号解答1桂枝加芍薬湯2大黄甘草湯3大黄牡丹皮湯4麻子仁丸5牛車腎気丸ヒント表示 解説表示(第78問)循環器用薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) コウカには、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。 b) ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。 c) ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネートは、いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。 d) ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第79問)貧血及び貧血用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1貧血は、一般的な症状として、疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱、皮膚や粘膜の蒼白(青白くなること)、下半身のむくみ等が現れる。2貧血用薬の主な成分としては、フマル酸第一鉄、溶性ピロリン酸第二鉄、クエン酸鉄アンモニウムなどが用いられる。3貧血用薬には、ヘモグロビン産生に必要なビタミンAが配合されている場合がある。4貧血用薬の成分として用いられるビタミンC(アスコルビン酸)は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。ヒント表示 解説表示(第80問)一般用医薬品の浣腸薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品である。 b) 繰り返し使用することで、直腸の感受性が高まり、便秘の解消に有効である。 c) 便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として用いることは適当でない。 d) 乳幼児では、手軽に使用できる浣腸薬の使用が推奨されている。番号abcd1正正正正2正正誤正3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第81問)婦人薬とその適用対象となる体質・症状等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 更年期においては、月経周期が不規則になるほか、不定愁訴として血の道症の症状に加え、冷え症、腰痛等の症状が起こることがあり、こうした症候群を更年期障害という。 b) 月経の約10~3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、抑鬱などの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。 c) 月経の周期には、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、子宮で産生される女性ホルモンが関与している。 d) オウレンは鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して婦人薬に配合される。番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第82問)女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。 体力中等度で皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では胃部不快感、 下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。番号解答1五積散2四物湯3桂枝茯苓丸4温清飲5当帰芍薬散ヒント表示 解説表示(第83問)アレルギー用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。2ベラドンナはナス科の草本で、その葉や根に、交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。3プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。4クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分として用いられる。ヒント表示 解説表示(第84問)鼻の疾患に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 ( a )は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。 アレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉等の( b )に対する過敏反応によって引き起こされる鼻粘膜の症状である。 また、副鼻腔炎は、鼻粘膜の炎症が副鼻腔にも及んだものであり、慢性化したものは一般に( c )と呼ばれる。( c )は、一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対象ではない。番号abc1鼻茸アレルゲン蓄膿症2鼻茸アドレナリン蓄膿症3急性鼻炎アレルゲン蓄膿症4急性鼻炎アドレナリン鼻茸5急性鼻炎アレルゲン鼻茸ヒント表示 解説表示(第85問)鼻炎用点鼻薬に配合される成分に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。 交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。番号解答1ベンザルコニウム塩化物2ケトチフェン3ナファゾリン塩酸塩4リドカイン5セチルピリジニウム塩化物ヒント表示 解説表示(第86問)一般用医薬品を販売するときの登録販売者の対応に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1アレルギー症状が出やすい人に、アレルギー症状が現れる前から予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬を使用するよう勧めた。2一般用医薬品のアレルギー用薬を6日間使用しても鼻炎の改善がみられなかった人に対して、医師の診療を受けるよう勧めた。3抗ヒスタミン成分が配合された点眼薬と鼻炎用点鼻薬を併用した場合には、眠気が現れることがあるため、乗物や機械類の運転操作を避けるよう説明した。4点眼薬を点眼した後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を押さえるよう説明した。ヒント表示 解説表示(第87問)眼科用薬の配合成分とその作用及び副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 クロモグリク酸ナトリウムは、目の( a )の緩和を目的として点眼薬に配合される。まれに重篤な副作用として、( b )を生じることがある。 また、( c )と診断された人がアドレナリン作動成分を含む点眼薬を使用すると、眼圧の上昇をまねき、( c )を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。番号abc1疲れ劇症肝炎白内障2疲れアナフィラキシー様症状緑内障3アレルギー症状アナフィラキシー様症状緑内障4アレルギー症状劇症肝炎緑内障5アレルギー症状アナフィラキシー様症状白内障ヒント表示 解説表示(第88問)眼科用薬の配合成分とその目的とする作用に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【成分】プラノプロフェン 【作用】抗炎症作用 b) 【成分】硫酸亜鉛 【作用】抗菌作用 c) 【成分】パンテノール 【作用】目の調節機能回復促進作用 d) 【成分】スルファメトキサゾール 【作用】収斂作用 番号abcd1正誤正誤2正誤誤正3誤正正正4誤正誤誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第89問)殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) アクリノールは、黄色の色素で、真菌や結核菌に対して殺菌消毒作用を示す。 b) 消毒用エタノールは、皮膚刺激性が強いため、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避ける必要がある。 c) 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。 d) ヨードチンキは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、化膿している部位の消毒に用いる。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第90問)皮膚に用いる薬の成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対しては、冷感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適する。2アラントインは、損傷皮膚の組織の修復を促す作用を期待して、外皮用薬に配合されている場合がある。3ヘパリン類似物質には、血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人や出血が止まりにくい人では、使用を避ける必要がある。4温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、患部が温まっている入浴直後に貼付するのが効果的である。ヒント表示 解説表示(第91問)皮膚に生じる創傷や症状等への対応に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 一般的に、みずむしでじゅくじゅくと湿潤している患部には、液剤が適する。 b) 火傷(熱傷)の場合は、できるだけ早く、水道水などで熱傷部を冷やすことが重要である。 c) にきびは、ストレスや食生活の乱れによる肌の新陳代謝機能の低下などが原因となるので、規則正しい生活習慣を心がけることは、にきびができやすい体質の改善につながる。 d) ぜにたむしで患部が広範囲に及ぶ場合は、自己治療の範囲を超えており、医療機関(皮膚科)を受診するなどの対応が必要である。番号abcd1正正正正2正誤誤正3誤正正正4誤正誤誤5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第92問)頭皮・毛根に作用する医薬品成分に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。 末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。副作用として、局所又は全身性の発汗、それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがある。番号解答1エストラジオール安息香酸エステル2カシュウ3チクセツニンジン4カルプロニウム塩化物5ヒノキチオールヒント表示 解説表示(第93問)口中の疾患やそれに用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がると歯周炎(歯槽膿漏)となる。 b) 歯周病は、状態が軽いうちは自己治療が可能とされるが、日頃の十分な歯磨き等によって歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることが重要である。 c) 口内炎や舌炎の再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられるので、医療機関を受診するなどの対応が必要である。 d) 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)が配合される場合がある。番号abcd1正正正正2正正誤正3正誤正誤4誤正誤誤5誤誤正正ヒント表示 解説表示(第94問)禁煙と禁煙補助剤に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1禁煙に伴うイライラ感、集中困難、落ち着かないなどのニコチン離脱症状は、通常、禁煙開始から1~2週間の間に起きることが多い。2禁煙補助剤は長期間にわたって使用されるべきものでなく、添付文書で定められた期限を超える使用は避けるべきである。3口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは、咀嚼剤の禁煙補助剤の使用を避けることとされている。4非喫煙者では、一般にニコチンに対する耐性がないため、禁煙補助剤を使用しても、吐きけ、めまい、腹痛などの症状は現れにくい。ヒント表示 解説表示(第95問)以下のビタミンの働きに関する記述について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。 b) 体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。 c) 脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。番号abc1ビタミンB12ビタミンCビタミンB22ビタミンAビタミンEビタミンB23ビタミンAビタミンCビタミンB64ビタミンB12ビタミンCビタミンB65ビタミンB12ビタミンEビタミンB2ヒント表示 解説表示(第96問)生薬成分と主な作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 【成分】ブシ 【作用】鎮痛作用 b) 【成分】シコン 【作用】新陳代謝促進作用 c) 【成分】サイコ 【作用】利尿作用 d) 【成分】ヨクイニン 【作用】強心作用番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第97問)漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 清上防風湯は、体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。 b) 大柴胡湯は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 c) 黄連解毒湯は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適すとされる。 d) 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第98問)一般用医薬品の外用薬に配合されるステロイド性抗炎症成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1主なステロイド性抗炎症成分としては、デキサメタゾン、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ヒドロコルチゾンがある。2痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。3細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染や持続的な刺激感の副作用が現れることがある。4広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎が使用の対象となる。ヒント表示 解説表示(第99問)殺虫剤や忌避剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 殺虫剤の使用に当たっては、同じ殺虫成分を長期間連用することがより効果的である。 b) 高濃度の有機リン系殺虫成分に曝露した場合、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。 c) 忌避剤は、粘膜刺激性があるため、創傷面、目の周囲、粘膜等に薬剤が触れないようにする必要がある。 d) ディートは、外国において動物実験で神経毒性が示唆されているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)を6才未満の幼児に使用してはならない。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第100問)一般用検査薬及び検査項目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 体外診断用医薬品の多くは医療用検査薬であるが、一般用検査薬については店舗販売業において取り扱うことが認められている。 b) 尿中のタンパク値に異常を生じる要因については、尿路感染症、尿路結石、膀胱炎等がある。 c) 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモンの有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することができる。 d) 正しい方法で検体を採取し、一般用検査薬を正しく使用すれば、擬陰性・擬陽性を完全に排除することができる。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤誤正4誤正正正5誤誤正誤ヒント表示 解説表示(第101問)医薬品医療機器等法第1条に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び( a )の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による( b )上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( c )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び( a )の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、( b )の向上を図ることを目的とする。番号abc1再生医療等製品健康維持指定薬物2生物由来製品保健衛生麻薬及び向精神薬3再生医療等製品保健衛生指定薬物4生物由来製品健康維持麻薬及び向精神薬5再生医療等製品保健衛生麻薬及び向精神薬ヒント表示 解説表示(第102問)医薬品に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。番号解答1一般用医薬品及び要指導医薬品の効能効果の表現は、通常、診断疾患名(例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示されている。2医療用医薬品は、「医師若しくは歯科医師によって使用され又はこれらの者の処方箋若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品」である。3一般用医薬品及び要指導医薬品は、「薬剤師その他の医薬関係者の指示によって使用されることが目的とされているもの」と医薬品医療機器等法で規定されている。4厚生労働大臣は、要指導医薬品の指定に当たっては、医薬品医療機器等法の規定により独立行政法人医薬品医療機器総合機構の意見を聴いた上で行う。ヒント表示 解説表示(第103問)一般用医薬品のリスク区分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 第一類医薬品、第二類医薬品又は第三類医薬品への分類については、安全性に関する新たな知見や副作用の発生状況等を踏まえ、適宜見直しが図られている。 b) 第三類医薬品は、副作用等により身体の変調や不調が起こるおそれのない一般用医薬品である。 c) 厚生労働大臣は、第一類医薬品又は第二類医薬品の指定に資するよう医薬品に関する情報の収集に努めるとともに、必要に応じてこれらの指定を変更しなければならない。 d) 一般用医薬品の製造販売業者は、購入者がそのリスクの程度について判別しやすいよう、各製品の外部の容器又は被包に、当該医薬品が分類されたリスク区分ごとに定められた事項を記載するよう努めなければならない。番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第104問)毒薬及び劇薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。この場合、「安全な取扱いに不安のある者」とは、「睡眠薬の乱用」「不当使用」等が懸念される購入希望者等をさす。 b) 毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない。 c) 業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、特に毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。 d) 毒薬については、それを収める直接の容器又は被包(以下「容器等」という。)に、白地に黒枠、黒字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならず、劇薬については、容器等に白地に赤枠、赤字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。番号abcd1正正誤誤2正誤正正3正誤正誤4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第105問)以下のうち、医薬品の直接の容器又は被包へ記載すべき「法定表示事項」として、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 製造所の名称及び所在地 b) 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「2」の数字 c) 製造番号又は製造記号 d) 製造年月日(又は出荷年月日)番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第106問)医薬品の直接の容器又は被包(以下「容器等」という。)、外部の容器又は被包(以下「外箱等」という。)、添付文書等への記載事項に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1法定表示事項及び添付文書への記載については、邦文で記載されていなければならない。2医薬品の容器等が小売りのために包装されている場合、容器等への必要な事項の記載が外箱等を透かして容易に見ることができないときには、その外箱等にも法定表示事項が記載されていなければならない。3法定表示事項が記載されていない医薬品を販売した場合、製造販売業者の責任となるため、薬局及び医薬品の販売業において罰則が適用されることはない。4法定表示事項及び添付文書への記載については、一般の購入者が読みやすく理解しやすい用語による正確なものでなければならない。ヒント表示 解説表示(第107問)医薬部外品又は化粧品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 医薬部外品は、その効能効果があらかじめ定められた範囲内であって、成分や用法等に照らして人体に対する作用が緩和であることを要件として、医薬品的な効能効果を表示・標榜することが認められている。 b) 化粧品には、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことを目的とするものもある。 c) 化粧品を業として販売、授与又は販売若しくは授与の目的での貯蔵、若しくは陳列を行うには、化粧品の販売業の許可を受ける必要がある。 d) 薬用化粧品類、薬用石けん、薬用歯みがき類は、医薬部外品として承認されている。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第108問)保健機能食品に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。 ( a )は、身体の生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品であり、個別に生理機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性等に関する審査を受け、内閣総理大臣の許可等を取得したものである。 一方、( b )及び( c )は消費者庁長官の許可を要さないが、( c )は、その安全性及び機能性の根拠に関する情報などが販売される前に消費者庁長官へ届け出られたものである。番号abc1栄養機能食品特定保健用食品機能性表示食品2栄養機能食品機能性表示食品特定保健用食品3特定保健用食品機能性表示食品栄養機能食品4特定保健用食品栄養機能食品機能性表示食品5機能性表示食品栄養機能食品特定保健用食品ヒント表示 解説表示(第109問)以下のうち、「医薬品の範囲に関する基準」(昭和46年6月1日付け薬発第476号厚生省薬務局長通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」の別紙)で示されている「医薬品に該当する要素」として、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1服用時期、服用間隔、服用量等の医薬品的な用法用量の記載があること(調理のために使用方法、使用量等を定めている場合を除く。)2製品表示などに医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていること3成分本質(原材料)に、専ら医薬品として使用される成分本質を含むこと(食品添加物と認められる場合を除く。)4錠剤やカプセル剤のような医薬品的な形状であること(食品である旨が明示されている場合に限る。)ヒント表示 解説表示(第110問)医薬品の販売業に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 医薬品の販売業の許可は、医薬品医療機器等法第25条において店舗販売業の許可、配置販売業の許可及び卸売販売業の許可の3種類に分けられている。 b) 薬局における医薬品の販売行為は、薬局の業務に付随して行われる行為であるので、医薬品の販売業の許可は必要としない。 c) 店舗販売業の許可は、3年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。 d) 店舗販売業の許可があれば、露天販売や現金行商のような販売方法で医薬品を販売又は授与することができる。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤誤正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第111問)店舗販売業に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 店舗販売業の許可は、店舗ごとに、その店舗の所在地の都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)が与える。 b) 薬剤師が従事していても調剤を行うことはできず、要指導医薬品又は一般用医薬品以外の医薬品の販売は認められていない。 c) 店舗の管理者が薬剤師である場合、要指導医薬品及び第一類医薬品を登録販売者が販売又は授与することができる。 d) 登録販売者を店舗管理者とする場合、この登録販売者は、薬局、店舗販売業又は配置販売業において、過去5年間のうち、登録販売者として業務(店舗管理者又は区域管理者の業務を含む。)に従事した期間が連続して2年あることが必要である。番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第112問)配置販売業に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1配置販売業とは、一般用医薬品を配置により販売又は授与する業務であり、複数の県においてその業務を行う場合の業の許可は、いずれかの区域の都道府県知事が与える。2配置販売業は、購入者の居宅に医薬品をあらかじめ預けておき、購入者がこれを使用した後でなければ代金請求権を生じない(「先用後利」という)販売形態である。3薬剤師が配置販売に従事していない場合には、第一類医薬品の販売又は授与を行うことができない。4配置販売業では、医薬品を開封して分割販売することは禁止されている。ヒント表示 解説表示(第113問)要指導医薬品及び一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、薬剤師、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者、医師、歯科医師若しくは獣医師又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者に販売し、又は授与する場合は除きます。a) 薬局開設者又は店舗販売業者が要指導医薬品を販売する場合には、その薬局又は店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師に、対面により、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。 b) 薬局開設者又は店舗販売業者が第一類医薬品を販売する場合には、その薬局又は店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。 c) 薬局開設者又は店舗販売業者が指定第二類医薬品を販売する場合には、当該指定第二類医薬品を購入しようとする者が、禁忌事項を確認すること及び当該医薬品の使用について薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を確実に認識できるようにするために必要な措置を講じなければならない。 d) 薬局開設者又は店舗販売業者は、第一類医薬品に関する情報の提供を受けた者が情報提供の内容を理解したことを確認した後でなければ、当該第一類医薬品を販売してはならない。番号abcd1正正正正2正誤正正3正誤誤誤4誤正正誤5誤正誤正ヒント表示 解説表示(第114問)要指導医薬品及び一般用医薬品のリスク区分に応じた陳列方法に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 要指導医薬品を、購入しようとする者が直接手の触れられない陳列設備に陳列する。 b) 指定第二類医薬品を薬局等構造設備規則(昭和36年厚生省令第2号)に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列する。 c) 指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者が進入することができないよう必要な措置が取られている。 d) かぎをかけた陳列設備内で要指導医薬品及び第一類医薬品を混在しないように陳列する。番号abcd1正正正正2正正誤誤3正誤正正4誤正正誤5誤誤誤正ヒント表示 解説表示(第115問)薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者の遵守事項に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 薬局開設者又は店舗販売業者は、薬局又は店舗の管理及び運営に関する事項を、当該薬局又は店舗の見やすい位置に掲示板で掲示しなければならない。 b) 配置販売業者は、一般用医薬品の販売制度に関する事項を口頭で説明した上で医薬品を配置しなければならない。 c) 薬局又は店舗販売業において、医薬品を販売する店舗と同一店舗で併せて、医薬部外品の販売が行われる場合には、効能効果が類似した医薬品と区別せずに貯蔵又は陳列することができる。 d) 薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者は、薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に実務に従事するよう義務づけられている登録販売者の名札に「登録販売者(研修中)」などの容易に判別できるような表記をすることが必要である。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第116問)以下のうち、薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者が、濫用のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(平成26年厚生労働省告示第252号)を販売するときに薬剤師又は登録販売者に確認させなければならない事項として、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 購入者が若年者である場合は氏名及び住所 b) 購入者の職業 c) 他の店舗での当該医薬品の購入の状況 d) 適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入しようとする場合は、その理由番号解答1 ( a , b )2 ( a , c )3 ( b , d )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第117問)以下のうち、特定販売を行うことについて広告をするときに、インターネットを利用する場合はホームページに見やすく表示しなければならない情報として、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1一般用医薬品の陳列の状況を示す写真2現在勤務している薬剤師又は登録販売者の写真3開店時間と特定販売を行う時間が異なる場合にあっては、その開店時間及び特定販売を行う時間4特定販売を行う薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬を除く。)又は一般用医薬品の使用期限5薬局又は店舗の主要な外観の写真ヒント表示 解説表示(第118問)以下のうち、行政庁による薬局開設者又は医薬品の販売業者(配置販売業を除く。)に対する処分として、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1構造設備の改善命令2業務停止命令3薬剤師又は登録販売者の解雇命令4廃棄・回収命令5管理者の変更命令ヒント表示 解説表示(第119問)医薬品等適正広告基準に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。a) 漢方処方製剤においては、使用する人の体質等を限定した上で特定の症状等に対する改善を目的として、効能効果に付された一定の前提条件(いわゆる「しばり表現」)を省いて広告することは原則として認められていない。 b) 漢方処方製剤において、配合されている個々の生薬成分の作用を個別に挙げて説明することは不適当である。 c) チラシやパンフレット等の同一紙面に、医薬品と、医薬品ではない製品(食品、化粧品、雑貨類等)を併せて掲載することは認められていない。 d) 「天然成分を使用しているので副作用がない」という表現は、虚偽誇大な広告には該当しない。番号解答1 ( a , b )2 ( a , d )3 ( b , c )4 ( c , d )ヒント表示 解説表示(第120問)医薬品の販売広告に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。番号解答1未承認の医薬品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告は、許可を受けなければ行うことができない。2医薬品医療機器等法第66条(誇大広告等)及び第68条(承認前の医薬品、医療機器及び再生医療等製品の広告の禁止)は、広告の依頼主だけではなく、その広告に関与する全ての人が対象となる。3医薬品の販売広告には、薬局、店舗販売業又は配置販売業において販売促進のために用いられるチラシやダイレクトメール(電子メールを含む)、POP広告(小売店に設置されているポスター、ステッカー、ディスプレーなどによる店頭・店内広告を指す。)も含まれる。4医薬品の販売広告に該当するか否かの判断基準の一つとして、顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であるという要件がある。ヒント表示 解説表示 ×